Fate/stay night感想記・総論



全話見終えての感想。
出来具合で言うなら
50点


やっぱり、アニメ化するのは難しかったんだろうな、という感じ。
3つのルートがあって、全てクリアして全ての真相やらカラクリやら収拾がつく、という話なので、24話という限られた話の中で消化するのはさぞかし難しかったことだろう。
そして、できるだけ消化しよう、というつくりが裏目に出たのだろう。


序盤(5〜6話)、凛ルートの一部分(凛が士郎を襲撃)の入れ方は上手かった。
中盤(14話)、アーチャー対バーサーカー戦では盛り上がりがあった。


どこで失敗したか。
どこから面白くなくなったか。
私は、対キャスター戦(16話Bパート〜19話Aパート)を入れてしまったところからだと思える。
ひいては、最初のバーサーカー戦が終わった後の凛が帰り道で桜と会うシーン、つまり凛と桜が姉妹であるというところを完全に端折ってしまえば、と思ってしまった。


序盤の士郎の心情描写などはすごく丁寧だったと思う。
切嗣との過去の情景を多用しながら、正義の味方を志した士郎の内面がすごく丁寧に描かれている。
これを何度も何度も繰り返すから、Fateの物語…衛宮士郎とセイバーの物語は完成されるという一面があると思う。
ところが、終盤になると士郎の心情描写がおざなりになってくる。
終盤は、特にセイバーとの心の交流がクローズアップされてしかるべきなのに、適当なのだ。

互いが互いに抱く違和感があって、歯がゆい思いを抱えて、本音をぶつけあっても理解し合えない。
葛藤、反発、苛立ち。
そういったものが募る中での、地下聖堂での神父との対話(22話)ができあがる。
なのに、士郎の心情描写がないので、本筋としての22話が面白くない。
(個人的にランサーの見せ所だったので興奮して見ていましたが)

まあ、そんなところから強引に23・24話でFateルートの最終局面を成立させた力技には素直に敬服します。それも色々とツッコミ所はありますが。


偉そうに語りを入れていますが、私がキャスターというキャラクターに愛着がないから「あの話いらねー」的発言がきてしまうのもあると思います。
けれど、ランサーの最大の見せ場とも言えるUBWのアインツベルン城でのシーンが入ったことで中途半端なストーリー展開になったとしたら……やっぱり嫌でしょうね。
せっかく、序盤のFateルートへの忠実な展開があったのだから、衛宮士郎とセイバーの物語を最後まで見たかったと思います。



ストーリー総論。

中途半端
Fateルートでやろうとすればライダーの真名が出てこないのは仕方ないと納得できる。なのに、途中でいきなり路線変更。そしていきなりFateルートに戻る。
ワケわからん
Fateルートを完全に再現して、その補完としてUBWルートの場面を入れる(5話の士郎と凛のドンパチ、6話のライダー登場シーンのように)という形で見られたら面白かったかもしれない。


画像については文句はほとんどないです。月光の下でセイバーを見たら、一目ぼれするのが解ります(笑)。
ただ、対バーサーカー戦(16話)とギルガメッシュ登場回(19話)は画像の荒さ・画像演出の粗さが目立ったように思います。戦闘シーンが多い回なので、余計に。




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