Fate/Zero むちゃくちゃ感想記4


●例の如く腐女子視点です。
●例の如くネタバレいっぱいです。
●例の如く独断と偏見に満ち溢れています。
●例の如く嗜好丸出しです。

………というワケで、覚悟の上でお願いします。


さて、いよいよ最終巻です。
やはり気になるのは、バーサーカーとライダーがどのようにして脱落するかというコトですね。
そして、エピローグ。staynightやhollow ataraxiaに続く様々な伏線かな(笑)。
 
 
と、思いきや。
いきなりケリィの前半生。
……アルトリアと同じすぎる。
鞘がなくても、切嗣が召喚したのはアルトリアだった気がする。
父親を殺して人間としての自分に終止符を打ち、ナタリアを殺して「理想」である正義の味方に終止符を打ち……その上、あとからもう一度正義の味方に対する夢までも木端微塵にされる、と。
ついでに、彼が育てた子供まで同じような道を辿るワケだから……相当ヘヴィだ。
 
や、それにしてもこのダメ男ぶり。
だめんずたちがいなければアンタ立ち上がれなかとですか(笑)。
つか、ダメ男が多い気がするです第4次は…じゃなくて、第4次のマスター連中は。

この辺り、書き手さんの熱の入り方なのかなー、と思ったりも。
虚淵さんは人物を描くことよりもストーリーとかバイクとか銃器を描くことがお好き。
だから、ストーリー展開は面白いと思えるけど、キャラクターの印象がかーなーりー薄い。
(ヴェドゴニアはまだしも、サヤウタとかは全く……)
ストーリーは覚えていても、キャラクター名が思いだせないもの。印象薄くて。
Zeroもそれが顕著に出ている感じがする。
反対に菌糸類さんはキャラクターに対する愛情とか愛情とか愛情とかがてんこもり。
出番の多少に関係なく、キャラクターという名前のオートマタを作って、自由に動かしている。
キャラクター一つで話の見方が大きく変わるし、大きく見える…そんな印象。
まあ、だからゲーム形式とかイラストがないと読み難いように感じるワケですが。

ま、何が言いたかったかというと。
ダメ男にしか見えないのは、ストーリーを中心にして進めていったからキャラクターの密度が低くなったからなのかしらー、
と思ったからでしたはい。

 
 
一番ぐっときたのはライダーvsアーチャー、イスカンダルvsギルガメッシュでしたね。
ライダーの情報が少しずつ小出しにされてきて、少しずつウェイバーがそれに影響される。
プチ慎二かと思っていたウェイバーでしたが、ロード・エルメロイU世に成っていく一瞬一瞬に、ものすごく心ときめかされました。
そして、ギルガメッシュとイスカンダルの遣り取りもものすごくよかった!
ギルガメッシュが友(エンキドゥ)に向ける純真すぎる思いの重さをどこかイスカンダルは感じ取っていて、決してカタチとしては手に入らないイスカンダルの覇道への思いの重さもまたギルガメッシュが感じ取っている。ギルが最後にイスカのことを「そなた」と呼んだのが一番印象的でした。
 
それにしても。
イスカを偲んで取り出したゲーム機のおかげであんなコトになるなんて……(爆)。
キャラマテに描かれている「大戦略」Tシャツ&ランニング姿に爆笑するばかりです。
なにやら、マッケンジー夫妻とのやりとりも続いているらしいですね。(CDドラマでそんな遣り取りがあったとか?)
人間として魔術師として大きく成長させたのが、征服王と過ごした僅かな時間という辺り、
別れが人を成長させるという昔の言葉に大きく頷かされるものです。

 
あとは言峰綺礼。
……この神父に「かわゆす」以外の何の言葉が似合うというのでしょうか(反語)。
エピローグのあれ、何?
staynight・セイバールートの一幕を想像すると、萌えまくる。
あああ、きっと綺礼たんはあの一瞬のためだけに凛の側にいたんだろうと、ものすっごい萌えた。
初期のバゼットが綺礼たんの玩具だったんだろうコトも萌えたし、5次が始まった時点でランサーが一番の玩具なのがよくわかった。
だって、綺礼たんは相手が綺麗であればあるほど穢したくなるワケで……あああああ、何神父槍? これって神父槍への伏線!?
ぎゃー! してやられたー!!


最後に、セイバー。
永遠に苦しみ続けなくてはいけない「王」という生き物に成りそこなった少女。
ごめんなさい、と何度呟いたのだろうか。
そう思うと、staynight・セイバールートの最後で夢見るように眠った彼女の姿が、とても幸せそうに見えてなりませんでした。
 
 
結論から言うと。
またstaynightやりたくなった……これに尽きた4冊でした。




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