仮面ライダーマジュナ 13 |
13 ---------------------------------------------------------------------- ついに始まったMISTの侵攻。わたし達は6人であの巨大な聖域<サンクチュアリ>を相手に戦わなくてはならない・・・。正直、不安だけどやるしかない・・・多分、わたし達にしかできないことだから・・・。 公園の高台から見たゆず達の小学校は、やはり黒い特殊スーツの兵隊とゴーレムの混合部隊が約20くらいいでエレベーター付近にはドラゴンタイプやベヒーモスタイプが何体かいる。6人で戦えばなんとかなると思うんだけど・・・。 「エレベーターまでの道はわたしがつくってあげる!1対多数はわたしの得意とするトコだからね!!」 桜が両手を腰にあてながら言う。 「え・・・何言ってんの?みんなで戦えば・・・。」 1人であの数は無謀としか思えない・・・。 「樹奈・・・いい加減甘えないでよ!仲間意識もいいけど仲良くあの数と戦い勝ってもボロボロになっちゃ意味無いのよ!この戦い・・・たとえ誰かが命を落としても勝たなきゃいけないの!」 わたしの肩をつかみ一気にまくしたてる桜。命を落としても勝たなきゃいけない・・・。わかってはいたけど・・・わかりたくない事実を告げられ言葉がでない。 「だからって犠牲になる気はない!信じなさいよ・・・わたしを!。」 真剣な目・・・信じる・・・仲間を! 「うん・・・信じる・・・信じるよ。」 決意を固める。信じようみんなを・・・そして誰一人としてかけないことを・・・。 作戦は単純なものとなった。まず、桜が陽動として正面から突っ込む。わたし達はその隙にエレベーターから内部に侵入し動力炉を破壊、そして社長である遠見総一郎を倒す・・・である。今、わたし達は桜が陽動をかけるのを待っている状態である。 「・・・樹奈さん。桜さんは強い人です・・・信じてあげてください。」 礼さんが笑いかけてくれる。そんな時だった。紫電が走りぬけ爆発が起こる・・・桜が動いたんだ。兵士達は桜の方へ動く。 「ほらほら!かかってきなさいよ!!この、鶴ヶ舞桜様が相手になってあげる!!」 あいかわらず派手だ・・・とか言ってる場合じゃない!わたし達も動かないと・・・。 「行こう!みんなっ!!」 一斉に飛び出す。こっちに気づいた敵は叩きのめして進みエレベーターへと乗り込む。案外簡単に行った・・・。エレベーターが動き出す・・・。 「・・・・え・・・・・。」 なにかを感じた瞬間、わたしは別の空間にいた。空間と呼んでいいのかよくわからない・・・無重力とゆうのか体がフワフワ浮いている感覚。そして、わたしは1人になっていた。 無重力空間にいつの間にかいたわたしはまわりを見回す。みんなはどこ、ここはどこ・・・。 「樹奈・・・。」 声のする方を向く・・・とゆうか向いた気がする。そこには・・・わたし?5歳くらいのわたしがいた。 「なんで・・・わたし?」 「ごめんなさい・・・あなたの姿を借りて・・・。わたしはあなた達がエーテルと呼ぶものです。」 エーテル!? 「わたしはこの宇宙を渡ってこの星にきました。そして人間に出会った。」 話を遥訳するとこの星、つまり地球にやってきて生物の進化を見守ってきた。そして人間の誕生とエーテルの発見。 「人類はわたしを利用しライダーシステム、ミストラル、ファントムを造りだし戦いを広げました。」 それが悲しいと言った。・・・確かに悲しいことだと思う。今、ミストラルはこの地球の支配者として立とうとしている。それを許せないとわたし達が立ち上がった。エーテルを戦いの道具にしていることはたしかである。 「そうかもしれないけど・・・今は・・・・。」 エーテルが必要なんだ・・・。 「樹奈・・・あなたにはわたしの代弁者をしてもらいます。」 代弁者・・・。 「今から言うことをこの愚かな戦いをしている者に伝えてください。」 「・・・・ちょっと待って・・・みんなは?どうなってるの・・・。」 わたしの理解を超えようとしている話よりみんなが心配だ・・・。 「・・・・。」 エーテルは手を動かす。すると何もなかった空間にみんなの映像が映し出される。わたしがいなくなって心配してる雅ちゃん達と1人奮闘している桜だ・・・。 「桜!」 桜の映像を見る。さすがに数が多いのかあちこちに傷が見える。それでも相手の数は半分以下になっている。 「はあっ・・・はあっ・・・一騎当千て大変ねっ!・・・でも!!」 紫電を纏うハンマーを振りゴーレムをエーテル粒子と化す。さらにプレートをセットする。「サークル」と電子音声が鳴り桜を中心に魔力の輪が広がる。 「サークルサンダーッ!!」 叫びハンマーを天に掲げると輪の中の桜を中心に稲妻が走りその範囲にいた敵をエーテル粒子、または灰へとかえていく。そこに、ベヒーモスが突進してくる。 「くっ・・・。」 横っ飛びでかわす桜。敵の数はほとんど残っていないがベヒーモス1体だけでもやっかいなはず。 「はあっ、はあっ・・・・。」 肩でいきをしながらプレートをセット。「マジックバースト」の電子音声が鳴り肩アーマーのビットが飛び出し超巨大なハンマーを形成する。 「いっけぇぇぇぇっ!トールハンマーッ!!」 超巨大ハンマーを振り下ろす。ベヒーモスとまわりにいたファントムをエーテル粒子と化す。・・・すごい、1撃であの数を・・・。 「はあっ、はあっ・・・・やったの?・・・・きゃああっ!!」 桜の背中に黒い球状のものが当たり爆発。桜は吹き飛ばされゴロゴロと地面を転がりなんとか立ち上がる。 「な、なに・・・。」 桜が黒い球が飛んできた方を見ると黒い服を着た男が立っていた。大石に似ている気がする。 「ちっ・・・たった1人に黒の部隊が全滅とは・・・使えない奴らだ。」 舌打ちして憎々しげに地面を蹴る。そして桜を見据え手をかざす。 「オレは黒の部隊隊長の柿沢耕太(かきさわこうた)。貴様を殺す男だ・・・覚えておけ!」 セリフと同時に黒い球を打ち出す。桜はそれをハンマーで叩き落すと立ち上がり叫ぶ。 「・・・わたしは鶴ヶ舞桜!あんたみたいな凡人に興味ないわっ!!」 ビシッと相手を指差す。目は自身に満ちているが辛そうではある。 「死にぞこないが言うね〜。まあ、いいや・・・死ねよ。ダークネスレイン!!」 叫ぶと同時、桜の上から黒い雨が降り注ぐ。それは針の様に桜の体を貫く。アーマーの部分も細かくひびが入っている。 「ぐっ・・・・くううう・・・。」 「はっはあっ!!」 柿沢は一瞬で間合いを詰め黒いオーラを纏った拳を桜に叩きつける。 「うああああああっ!」 ピンポイントで桜の右腕を狙った。ハンマーを落として腕をおさえる桜。腕に黒いあざが浮かんでいる。 「おらあっ!!」 桜の右頭部に蹴りが入る。数メートルは吹き飛ばされてうつ伏せに倒れる。右頭部からは血が流れ落ちダメージの大きさをうかがわせる。 「桜っ!!ここからだして!桜を助けないと・・・。」 わたしは叫んだ。このままでは殺される・・・桜に怒られるだろうが助けに行きたい・・・。 「今はまだ・・・樹奈を返すわけにはいきません。」 そんなやりとりをしている間に桜は立ち上がり構える。ハンマーは近くになく素手で構えていた。あちこちの傷から出血し今にも倒れそうだ。もうやめて・・・もうやめて・・・。 「はあっ・・・はあっ・・・まだまだ・・・負けられない・・・。」 桜は相手を睨みつける。柿沢はニヤニヤと笑う。 「いい加減飽きたぜ。次で殺す!!」 「そうは・・・いかないんだなぁ・・・これがっ!!」 桜はベルトのスイッチを押しひっくりかえったバックルにプレートをセットする。「リニア」と電子音声がなり桜の体を紫電が覆う。戦いの前雅ちゃんに渡されたプレートだ。たしか・・・。 「手加減できないからねっ!!」 そう言った瞬間に柿沢の体は宙に浮いていた。速い・・・。紫電が走ったと思うと柿沢の体はまるで不恰好な操り人形の様に踊る。 「な、なんだ・・・このスピードは?」 焦る柿沢。だが防御も間に合わずただやられるがままだ。 「これで決める!!」 桜はプレートを左腕のスロットに差し込む。「マジックバースト」と電子音声が鳴り桜の右腕に紫電が集まり発光する。 「いくわよ!超必殺・・・・・・雷打(らいだ)っ!!」 紫電を纏い高速で接近し柿沢に紫電を纏った拳を叩きつける。 「ぎゃああああああっ!!」 柿沢は吹き飛びエレベーターに叩きつけられ灰となる。それと同時に桜の紫電も消える。リニアフォーム・・・1分の間だけ紫電を纏い高速移動を可能とする。超伝導の原理らしいです。 「・・・やった・・・はあっ・・・はあっ・・・いかなきゃ・・・樹奈達のところ・・・へ・・・。」 そのままばたりと倒れる桜。気を失ったのかそれとも・・・・。そして、桜の映像が消える。 「桜っ!!なんで、消えたの?」 「・・・あの場所のエーテルが少なくなったからです。」 そんな・・・桜はどうなったの・・・・わたしはどうすればいいの・・・エーテルの意志の空間でわたしは・・・・。 To Be Continued・・・・・ ---------------------------------------------------------------------- 次回予告 樹奈「桜が・・・・そんな・・・。」 桜「ちょっとかっこ悪いわね!」 樹奈「あれ、無事だったの?」 桜「さあ、どうかしらね〜。幽霊だったりして。」 樹奈「いやあああああああああっ!!」 桜「逃げるの早っ!?」 ゆず「なにやってんだか・・・。」 美羽「樹奈さん・・・・。」 礼「楽しそうですね〜。」 雅「・・・・次回もよろしく。」 ---------------------------------------------------------------------- |
ジェミナス
http://geminass01.hp.infoseek.co.jp/index.html 2006年08月15日(火) 10時13分25秒 公開 ■この作品の著作権はジェミナスさんにあります。無断転載は禁止です。 |
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AnHlXI Fantastic post.Really looking forward to read more. | 50点 | Cheap Seo Services | ■2012-08-07 02:28:23 | 91.201.64.7 |
QFLk1e Looking forward to reading more. Great blog.Really thank you! Much obliged. | 30点 | Cheap Seo Services | ■2012-07-14 03:38:08 | 192.162.19.21 |
-20点 | arialnormalw | ■2009-12-24 14:17:39 | 67.228.59.218 | |
桜ちゃん、大奮闘!!そして、どうなってしまったのか・・・・ 樹奈ちゃんはエーテルに導かれ、不思議な世界にいるみたいですし。 しかも、いきなり代弁者に指名。この先どうなるのでしょう・・・・ 流石に桜ちゃんでも、あれだけ大勢を相手にするのはやはりキツイですね。 ボロボロになって大ピンチ。しかし、逆転の新フォーム「リニアフォーム」!! アクセルフォームみたいな感じでしょうか?格好良いですw はたして、桜ちゃんはどうなってしまったのか?それと、樹奈ちゃん達はどうなって しまうのか?ますます目が離せない展開に期待が膨らみますw それと、最後に出たばっかですぐに退場した柿沢君、ご愁傷様・・・・ |
50点 | イシス | ■2006-08-15 14:42:52 | softbank218180135046.bbtec.net |
HICKYです。 またやって来ました。 沙菜:「来ました〜らいだぁすらっしゅ!」 わっぷ!?いきなり何!? 沙菜:「いや、やっとこうかなって」 何故に!? で、では、感想さんです。 >エーテルさん 来ましたエーテルさん。 沙菜:「エーテルさん?」 そう。エーテルさん。 沙菜:「擬人化?」 何故そういう考えが・・・でも、エーテルさんは使われる身ながら何かと握ってそう・・・ 沙菜:「どんなの?」 さぁ・・・? 沙菜:「なぁ〜んだ・・・らいだぁす」 真剣白刃取り! 沙菜:「っ!?・・・らっしゅ!」 強引に来たかぁぁ・・・っっ(吐血 >2代目黒い人とリニアフォーム 2代目来ました。 沙菜:「1話で即死かよ」 それ言っちゃダメ。 そして桜ちゃんにも新フォームがあったんですねぇ〜〜w 沙菜:「でも桜ちゃんが・・・」 そう・・・あのあと桜ちゃんは・・・まさかってことは 沙菜:「あっても困るもん!らいだぁ・・・」 もう効かんわ! 沙菜:「ぱんち!」 ぐはっ!?そうきたか・・・! >ぴぴるぴるぴるぴぴるぴ〜 実は沙菜ちゃんの元ネタだったりする罠。 沙菜:「そうなんだ?」 『髪を軽く横で縛ってる』のと、『元気っ娘』はドク○ちゃんがモデル。 沙菜:「じゃあ、トゲ付き棍棒であんたを殴ればいいの?」 それはやめて!あんたじゃぴぴる(以下略)で元に戻せないから!! では次回に期待しまして・・・ 沙菜:「みんながんばれ〜〜!ダメなら棍棒でぶったたいちゃうからぁ!ねっ♡」 いや冗談に聞こえないからやめて・・・ では、HICKYでした。 |
50点 | HICKY | ■2006-08-15 12:35:46 | 220-152-66-128.rev.home.ne.jp |
どうも、超絶煙男レブナントです。 久遠「度々失礼する。」 しかし大変なことになってきました。 大いなる存在とコンタクトすることになった樹奈ちゃん。 久遠「こういうのはお前の分野だろ、蒼崎。」 蒼崎「…内臓を反転させてもだえ殺すというのは趣味が悪いしな…。」 久遠「…まだ考えてたのか…。」 というか!!桜ちゃんピンチ!! 久遠「いざとなったら蒼崎が助けに行くだろ。」 蒼崎「…翼を千切って飛べなくしてから…。」 久遠「いや、いい加減にしろよ。」 >かわいいのか? 久遠「毎回恐竜が相手だからな。」 …恐竜とドラゴンは別物だと思うけど。 蒼崎「いや、似たようなもんだよ。」 …アカシックレコードめ…。 >ライダー同士で戦っちゃ 浅倉「こういうもんなんだろ?ライダーってのは。」 久遠「帰れ!!」 終始ウザいレブナントでしたが、そろそろ去ります。 では、レブナントでした。 |
50点 | 超絶煙男レブナント | ■2006-08-14 22:01:09 | 81tt139.omn.ne.jp |
合計 | 210点 |