仮面ライダーintertwine 第壱章過去ログ
※この作品は若干の加筆修正も加えてありますが、基本的な文章はそのままです。
前掲示板で最もヒートアップ(齟齬あり)したリレーをどうぞご覧ください。


第壱章 第一話 シグマ(執筆者:ユルカ)


施設の前に一台の車が止まる。ロールスロイスだ。

その車の中から2人の女性が降りてくる。


一人は朱色の髪をなびかせ、黒き姫のようにその場を歩いている…。

もう一人は紫のようにも見える茶系の髪で、なかなかの美人である…。

木場夕菜と、北崎沙耶…それがこの2人の名前だった。


「社長…! 突然来るとは…。」


キールは焦る。聞いてないよといった顔だ。


「私が協力しているのですから、私が見に来るのは当然ですわ。」


正論を返す夕菜。


「ごもっともですね。」


京も同意する。


「あら、京ちゃん。ごきげんよう。」

「は、はい…。」


京は夕菜のお気に入りだ。

この施設を援助するきっかけになったのも、実は京が理由だったりする。


「要望があるのですけど。聞いてもらえますか?」

「は、はいどうぞ。」

「じゃあ、社長さん。京ちゃんと遊んでて良い?」

「ダメです。あなたの遊びは遊びのレベルを超えていますから。」

「チェッ。」


同じく北崎のお気に入りでもある。

…彼女の場合は当然別の意味になるが。


「え…ボード学園の高等部に…?」

「そう。ずっと井の中の蛙ではいけないと思いまして。」

「でも…。」


私には学費とか出せないしと言おうとしたが、先に夕菜に言われた。


「学費などは私が出しますから。それにあの学園には大切な友達もいますしね。」

「わ、分かりました…。」


しぶしぶ了承する京。


「あそこにはかわいい子いっぱいだよ〜。」

「そんなことはともかく。」


北崎のあくどい野望を阻止しようとうまく立ち回る夕菜。


「では、行きましょうか。」

「え、これから行くんですか…?」

「当たり前です。顔合わせくらいはしなければ…。」


そう言って無理矢理、京をロールスロイスに乗せて、ボード学園へと走り出す。

数分後…


「着きましたわ…あら…?」

「え…?」


ガシャァァァァン!!!


ガラス戸を破って人が、3階から落ちてきた…!?


「(助けなきゃ…! でも間に合わない…!)」


―『変身』…そして『加速』…


「(え…!?)」


―お前の力だ…シグマ…


「(変身…!?)」


シュン!

次の瞬間、京の姿は異形の者へと変わっていた…。


「な…!?」

「え〜!? あのかわいい子、何!?」


北崎の台詞は無視するとして。

超高速で移動すると、その異形の存在は3階から落ちてきた少女を抱きかかえる。


「あ…あなたは…?」

「………。」


京だった異形のものは落ちてきた少女を地面に下ろすと、上を見上げる。

上から、紅い血の色の鎧を着た同じく異形の存在が現れる…。


「邪魔するな…!」


鎧を着た異形の存在は白い剣で攻撃を仕掛ける…。


「……ハッ!」


が、たじろぎもせず受け止める京だった異形の存在。


「な…!? 我の剣が…受け止められただと!?」

「…ミエル…!」


ドガッ!!

がら空きになった腹部を狙って攻撃を仕掛ける京だった異形の存在。


「この我が…仮面ライダーセイバーが攻撃を受けるだと…!?」



「え…!?」

「仮面ライダー…!?」



遠くで聞いていた夕菜と北崎はその耳を疑う。


「仕方ない…! ここは引く…! 貴様…名を名乗れ…!」

「…シグマ…。」

「シグマ! 覚えたぞその名! 次は覚えていろ…!」


セイバーが去ると同時に、シグマはその場に崩れ落ちるように倒れる…。


「ああっ!! 大丈夫ですか!?」


思わず駆け寄る、落ちてきた少女…。


「…ファントム…。」

「え…?」

「…セイバーと相反する…ライダー…。」

「な、何のことですか!?」

「…目覚め…なければ…狙われる…。」


それだけ言うと、シグマは気絶し、元の京の姿へと戻った…。

言われたことがさっぱり分かっていない、落ちてきた少女…

もとい、幻龍レンナがそこにいた…。



『…やっと、変身できるようになったか…。』


そして、それを見ていた怪しい少女…。

その声は京に変身できることを教えた声と同一のようだが…。

謎は蠢き、そして明かされていく…。

もちろんそれは、先の話だ…。



第壱章 第二話 怒りそして再び(執筆者:ウェイド)


次元の歪みが現われそしてやがてそれは人型となり……紅き鎧の戦士仮面ライダーセイバーとなる……

「く……主!ドクターセルファ様!!!」
声が響き渡る……そしてその10秒後白い服を着た女性が鉄の扉を開け現われる……
セルファ「どうしたのセイバー、ライダーどもは?」
「まだライダーがいた模様です…」
セルファ「何処まで私をコケにするのかしらライダーどもは」
しわが寄って来ているよほど怒っているようだ
セルファ「セイバー!コピーアンデットを使ってもいいわ!すぐにでも潰しなさい!!」
「仰せのままに」

地下にある大量のカードただすべて裏に何も書かれていないのだが……
「これと…これと…これでいいな……あくまで時間稼ぎだ9より上などいらんか」
セイバーは裏には何も書かれていないカードを10枚取り出し…
『WARP VENT』
再び仮面ライダーたちを破壊する為にボード学園に向かった…



第壱章 第三話 目覚めの時…戦いの時(執筆者:空豆兄)



「ひぃっく、うく……。」
何で起きたのか、よく分からない。

…兄の下へ案内してくれるはずだった女の子が、フードをかぶった男に外へ投げ飛ばされてしまったのだ。
あまりの非現実的な出来事に、風瀬 華枝は廊下に座り込んで泣いていた。

「うぇぇぇぇぇ……。怖い、怖いよぅ……。」
人目も気にせず泣きじゃくる。

投げ飛ばした男は、そんな彼女に目もくれず外へ飛び出していった。

ガラスが割れた音が、周りの生徒たちを呼び集める。
「うう、うう……。」
さすがに気になりだしたのか、華枝は泣きながら立ち上がり、その場を去る。

ほこりを払いながら、自分の教室へと戻っていく。
「おにぃちゃん、もう帰っちゃったのかな……。」
このとき外では3人の仮面ライダーたちが争っているのだが、彼女の興味はあくまで大好きな兄なのであった。


がららら……。

教室に戻るが、そこには既に誰もいなかった。
みんな外の騒ぎを聞きつけ、そこに集まっていたのだ。

「神歌ちゃんも、いないよぅ…。」
彼女の親友、英流 神歌(えいる みか)の姿もなかった。
「うぅ、一人はいやだけど……。」
窓を見る。
そこには、今まさに迫る夕暮れ。
「もう暗くなっちゃう…。急いで帰ろう。」
勉強道具を収めると、彼女は教室を後にする。


………。



かばんを手に、一人で家路を歩く。
彼女にとって、夜の闇は何よりの恐怖の対象だ。
早足で、暮れなずむ道を進む。

マンションまではあと少し。自然に歩も早まる。
…そんな時。
「なんか……背中が寒いよ。」
彼女は誰へともなくつぶやいた。

……ふと気がつけば、周りには誰もいない。
夜の帳がすぐそこに迫り、赤と黒が支配する空間に、彼女はたった一人残された気分になる。

「…………。」
息を呑む。
あまりの孤独感に、また涙がこぼれそうになるが、ぐっとこらえた。

たっ!

…彼女は走り出す。
部屋まであと少し。
部屋に戻れば、あふれるばかりの光と、優しい兄が待っている。
あと少し、あと少し……。

……それなのに。
『グゴルルルルルルル……。』

………あれは、なんなのか。

町の中にいるような動物ではないことは確かだ。
白い巨体に、口から漏れる冷気。
太い腕に鋭い爪。
そして、目の前の全てを殺戮せんと光る、鋭い眼光――!

「ああ、ああああ……………。」
白い怪物を前に、動くことが出来ない華枝。
周りを見ても、誰もいない。
叫んでも助けは来ない。
帰るべきマンションは目の前。なのに。なのに。

『グゴルルルルルウウ……!』

……その一歩はあまりにも重く、踏み出せない。



その時、ある別の場所では。


「セイバー…。困った人ねぇ…。コピーアンデッドの使用は許可したけど、
それを無差別にばら撒くんじゃ、騒ぎになってしょうがないじゃない…。」
白衣の女性は、町に放った超小型監視ロボットの画像を見ながらつぶやいた。
「ま、いいわ。私の目的が達せられるならそれで。」
「他の人間の命など、知ったことではない…。うふふふふ…アハハハハハハ…!!!」




ギンッ!!

その怪物の目が、彼女を捕らえた。
「ひっ!!」
あまりの恐怖に、腰を抜かし地面に座り込む。
目からは涙が流れ落ち、声も出ない。

『グゴアアアアアアアアアアアアアッ!!!!!!』

白い怪物は駆け出した!
その爪は、まっすぐに自分を狙っている!!

「ア…ア、…ああああ………。」

いやだよ。死にたくないよ。
おにぃちゃんとはなれたまま死ぬのはいや。
いや、いや、いや……!!!!

…そのとき、自分がごく最近、同じような思いをしたことを、彼女は思い出した。
こんなときに一体何を。
…だが、彼女はそれが気になって仕方がない。

なんだっけなぁ、ええと、ええと……。
不思議なことに、こうやって考え事をしてる間は、目の前に迫る怪物も怖くなかった。
いや、怖くないというより、だんだん…意識が、遠くなってきていた。

あれぇ…?なんか、眠いよ……。

こんな…ところでねたら…。

風邪…ひいちゃう…なぁ……。










ガシィィィィィンッ!!!!

『グゴ…ッ!!?』
彼女を引き裂くはずだったその爪は、他でもない彼女自身によって止められていた。
足を高く上げ、その腕を捕らえ止めるその姿は、先ほどまでの彼女ではなかった。

「夜が来てくれた…。私の、活動できる時間がね!!」
ふっ…と足を離すと、もう片方の足で、その怪物の顔を横から蹴り飛ばした!!

バキィィィィッ!!!

『グゴオオオオオオッ!!!!』
吹き飛び白い怪物。
「「奴ら」とは違うみたいだけど…。お前みたいな怪物、野放しにはさせて置けない!」

黒いスーツに身を包み、その背には四枚の昆虫のような小さな羽根。
黒い仮面、そこに輝く赤の目は、白い怪物を捕らえていた。



「私は、仮面ライダーゼベイルたん!夜を舞い、闇にてはびこる悪を討つ!!」

名乗りを上げるゼベイルたん。
再び立ち上がった白い怪物に向かって、その背の羽根を羽ばたかせた…!!




…そして、それを見守る3人の少女たち。

「現れたぜ。あれが、逃げ出した失敗作だとよ。」
「ふぅん…。あんなのをミクエイアは警戒しているの?あんな奴、ボクたちから見ればまさにただの蝿なのにさ。」

「彼女を見くびってはいけませんウルエイア。すでに何人もの我々の実験体を倒していると聞きます。」

「ガブエイアは心配しすぎだよ。ボク達4人が警戒するのは、もっと他の仮面ライダー達でしょ?」

「全くだ。とりあえずオレはあんな小物にゃ興味はねぇ。ここでフケさせてもらうぜ。」
「ボクも。いち抜けたーっと。」

二人の少女の姿が消える。

「もう…。ラフエイアのせいで、ウルエイアまで勝手な事をするように…。」
「でも、ミクエイア。あなたが最も敵視する彼女。本当に私たちの脅威となるのかしら…?」

ガブエイアと呼ばれた少女は、今はここにいないもう一人の仲間に向かって、言葉をつむいだ。



第壱章 第四話 牙鉄最強!?(執筆者:ウェイド)


「なんじゃこの化物どもは………」
レンナが忘れたお弁当を届けるだけなのじゃが……
アンデットA『ぐがぁ!!』

「おっと…」
お弁当が……やむえんの〜
「お前らを吹き飛ばしてレンナにお弁当を渡すか……それ!」
レンナのお弁当を上に放り投げ一気にコピーアンデットに向かう牙鉄

アンデットA『ぐが!?』
どうやら驚いたようで自分の武器を構えるアンデットだが……
「遅いの〜牙王拳!」
そのまま腹をぶん殴り空中に吹き飛ばす牙鉄………ありえん。
「レンナはあそこじゃな………」
ヒュルルルル……
「はて何かを忘れたような…」
グシャ
「あ……」
レンナの弁当が弁当箱と共に潰れた………

「まあよい!レンナ今行くぞ!!!」
それでいいのかと……

一方セイバーはというと
セイバー「どこだ……何処にいるシグマそしてレンナよ…俺をコケにした罰…死を持って償わせてもらう」
白い剣そしてもう片方に黒い剣が………



第壱章 第五話 動く暗殺者(執筆者:イシス)


黒衣の暗殺者は今、学園へと赴いていた。
普通なら誰の目にも留まるその暗殺者は、しかし気配を消していることで誰にも気づかれることは無かった。

暗殺者の目の前には、大量のガラスの破片と大勢の生徒達、そして学園の関係者ではない者達(木場たちのこと)であふれかえっていた。
生徒達は口々に今回の事の顛末の噂を話していたが、どれも信憑性に欠けるものばかりであった。
そんななか、普通なら聞き逃してしまいそうなほどの小さな会話を、暗殺者は聞いていた。
特に、彼女が興味を惹かれたのは、『仮面ライダー』という単語だった。


「どう思います?北崎さん。」
「ん〜。自分でそう言ったってことは、やっぱりそうなんじゃないのかな?」
「しかし、京さんにしろもう一人の方にしろ、私達の知っているライダーではないですね。」
「私達のような携帯型じゃあなかったしー…」
「一菜さん達のようなカード型でもありませんでした。」
「じゃあ、あれはなんだったんだろうね?」
「詳しく調査する必要がありますね……」


それだけ聞くと、暗殺者はその場を離れ、人目のつかない場所へと来た。
暗殺者は耳のピアスをはずす。
タイガーアイで出来たそのピアスを軽く指で押す。
すると、そのピアスがどこかと交信をしているような音を発する。
「仮面ライダーを確認。対象を周囲の状況から『志熊 京』と推測。これより対象に接触を試みる。」
それだけ告げて、暗殺者はピアス型の無線機を切り、その場から掻き消えた。



第壱章 第六話 引き離された兄妹(執筆者:空豆兄)



保健室に顔を出すが、そこには既に妹、華枝の姿はなかった。
あの騒ぎを聞いて、出て行ってしまったのだろうか…?

あの騒ぎ。
仮面ライダーと呼ばれるもの達がこの学園にきていて、ひとしきり争ったというその噂は、瞬く間に学園中に広まっていた。
でもオレが気になったのは、ひょっとしたら華枝はその人ごみにまぎれて泣いているかもしれない。
そんなことだった。
……我ながら妹バカだと思う。

しかし、あの騒ぎで集まる人ごみの中をオレは探してきたのだが、あいつの姿はなかった。

「華枝……。」
大事な妹の名をつぶやき、オレは意気消沈のまま下駄箱へ向かった。

…念のため確認するも、彼女の下駄箱に外履きはなくなっていた。
「もう、帰ってたのか。」
少し安心する。
「じゃ、俺も帰る…」

「れーつさんっ!!」
「わあっ!!?」

その下駄箱の影から、また神歌ちゃんが現れる。
メチャクチャびっくりした……。

「あれ?列さん、華枝の下駄箱なんか確認して、妹宛のラブレターとか心配してるんですか?」
意地悪な笑みを浮かべる神歌ちゃん。。
……でも、そんな小悪魔的なところが、ちょっと可愛い…と思う。

「な、なんだよそれ!……華枝が帰ったかどうか、確認しただけだよ。」
「へぇ…。で、どうだったんですか?」
「うん。もう帰ってるみたいだ。」
「そうですか。列さんはこれから?」
「うん。俺はこれから帰る。華枝は一人で帰ったみたいだし。」

「じゃあ、じゃあじゃあ、神歌と一緒に帰りませんか?」
「えぇ?」
思っても見ない申し出だった。
妹の友達の彼女が、俺と帰りたいなんて…。

「ねぇ。いいでしょう〜?ねぇねぇねぇ。」
擦り寄ってくる神歌ちゃん。
…幸い玄関には、俺達以外誰もいない。
みんな外の騒ぎに集まっているのだ。

「あ、わ、わかったよ。」
「本当ですか?やったぁ〜♪」
甘えてくる彼女にオレは降参する。
…兄貴体質というか、甘えられると弱い。
「じゃあ、俺高等部の玄関に行くから、校門で待ってて!」
「はい!列さん、ありがとうございます!」

オレは駆け足で玄関へ向かった。


「………。」
列が去るのを確認すると、彼女は隠していた一組の靴を取り出す。
それを華枝の下駄箱へと戻し、入っていた内履きは、別の生徒の下駄箱に戻す。
……見せかけていたのだ。既に帰ったように見えるように。

「さ、早く校門に行かなくっちゃ!」
彼女は暮れ始めた空の下へ駆け出した。



第壱章 第七話 Ω、Δ、そしてΣ(執筆者:ユルカ)



―シグマ…

―私の苗字…いや…

―あの…自分が変わった時の名前…?


頭の中で、自分とは別の声が響く…。


―「人ならぬ人を全て滅するですって!?」


キール…先生の声だ…。


―「そうよ。オルフェノク少女も、ライダー少女もね。」


誰の声…?


―「じゃあ、もし何かの脅威が出た時…どうするつもりですか!?」

―「ライダーは…私が創った者だけで良いのよ。」


そこまで聞いたとき、私は目覚めた。


「気がついたのですね。」

「あ…木場社長…。」

「だから、社長はいらないから。あなたは社員じゃないんだから、木場さんでいいんですよ。」

「はい…。」


…先ほどの事が頭に過ぎる。

…助け出そうと走り出した瞬間…

…助け出した記憶が私にはない…。


「あのっ! 落ちてきたあの子は無事だったんですか!?」

「えっ!? 覚えてないの!?」

「…説明の必要がありそうですね…。あなたは……。」


夕菜が話そうとしたとき、突然車が止まる。


「どうし……っ!?」

車の前にいるのは、ハチを基にしたアンデッド(コピー)。

クラブの2:ビーアンデッドである。


「…北崎さん。戦闘準備は?」

「整ってます。」


二人は車から降りると、ベルトを腰に巻きつける。


>


夕菜はベルトにセットされていた携帯電話に「000」のコードを打ち込む。


「変身!」


北崎は腰についてあったアタッチメントを耳に当て、「変身!」と叫ぶ。


>


二人がそれぞれ持っていたものをベルトにセットした時…


>>>


光に包まれ、二人の姿は別のものと変わる。


「あ…!」


車から出て、それを見る京…。


「行きますわよ。」

「あいあいさ〜。」


だが、戦おうとした二人を邪魔するものがいた…。


『邪魔だよ。』

「な!」

「くっ!?」


謎の人は二人を軽く弾き飛ばすと、今度は京の方に向き直る。


『さぁ。シグマ…。早く僕と戦ってよ…。』

「な、何…?」

「やめなさい! 京ちゃんに近づくのは許しません!」

『だから、邪魔だってば。』


また夕菜いや、オーガを弾き飛ばす謎の人。


「っ!」

「木場さん!」


帝王のベルトの力を簡単に弾き飛ばす謎の人。

恐怖を感じる京…。


「どうしよう…。」


―あの人が私を狙うせいで…

―木場さんも、北崎さんも…

―傷ついていく…。

―私は…私は…


「守る力が欲しい!」

『フフフ…。そうだよ…その力だよ。』


京は左手を腰に当て、右手でΣの文字を書くと、左手と重ねた。


「変身!!」


そして、右手を腰の右側に移動し、再び異形の者へと変わる。


「あ…!」


ビーアンデッドと戦っていた北崎もその手をつい止めてしまう。


「私は…仮面ライダー…シグマ!」

「仮面ライダー…シグマ…。」


夕菜は自分とは違うライダー少女の存在に、なぜか悲しみを覚えるのだった…。



第壱章 第八話 剣そして幻影(執筆者:ウェイド)



「……ファントム……幻影。」
さっきの人が言っていた。
セイバーって単語は恐らく夢に出てきた二刀流使いの人だと思うけど……あの時のセイバーって言っていた人は。
一つしか剣を持っていなかった。

あの後。
車に乗せてもらい家まで送ってもらう予定だったけど。蜂の形をした化物が現われて三人が姿が変わって戦っている……
僕も狙われている気がする、なんでだろう?
「もしかして……」
僕は牙鉄祖父さんから貰った、剣の形をしたブレスレットを鞄から出してみた……

「輝いてる……。」
そのブレスレットが黒く鮮やかに輝いていた……。
見とれていた……そして徐々に意識が消えてきた……
次元が歪んで仮面ライダーセイバーだっけ?が来ることすら分からなかった……。
セイバー『見つけたぞ、仮面ライダーシグマ!それに幻龍レン
ナ!!』
白と黒の剣そうか……夢はここから先の出来事なんだ……。

オーガたん「新手!?」
さっき姿が変わった人が大剣を構えた。

セイバー『邪魔だ!』
それでも…一振りで吹き飛ばされた……そうか……あれがあの紅い鎧を着た人の本気なんだ……。

オーガたん「レンナさん逃げて!!そいつは貴方が狙いよ!!」
一歩一歩と歩を進める仮面ライダーセイバー……仮面ライダーオーガって人が止めに入る、でまた吹き飛ばされていく……
もう駄目だ……意識が……消えて……いく…。



次に目が覚めたときには宙に浮かんでいた、周囲は青から赤へと色が変わったりしている……
???『目覚めよ……デュナミスト(適合者)よ……。』
「貴方は…それにここは何処?」
顔が逆光のせいで見えない……だけどなんだか懐かしい。

???『デュナミストよ……時は来た……剣と幻影……剣は目覚めたのだ。』
「デュナミストってなに!?それに幻影……あの時の京さんがいっていたことじゃない!?」
???『我名は無い……。我は適合者の成れの果て。』
「質問に答えてよ!」
それに適合者。それってさっきの仮面ライダーみたいな人?

少し間が空いた……

???『デュナミスト……目覚めなければ友を失う』
友………一奈さん!?
???『デュナミストよ叫ぶのだ。……覚…仮面…ダーファン…ム…と』
ボロボロと体が朽ち果てる……逆行も弱まってきている。
「どうしたの!!?」
???『我の…体も……限界のようだ……我のような…事にはならないでくれ…』
逆光が消えた瞬間一瞬だけ顔が見えた……

次の瞬間元いた場所に戻った………セイバーとオーガが戦っていた。
……なんで名前が分かるかは分からないけど。

ブレイドたん「てやぁ!」
青い姿の人が蜂の姿をした化物を倒した。
オーガ、ブレイド、セイバー。
夢が現実になる……そうだと僕は一度……

「死ぬんだよね?」



第壱章 第九話 幕間(執筆者:イシス)



京が仮面ライダーシグマを名乗り正体不明の人物と向かいあっている。
そのすぐ近くではブレイドとオーガがセイバーと戦闘を繰り広げていた。

そしてその戦いを見守る暗殺者。
相変わらず誰も彼女の存在を知る事はない。
暗殺者は片時も戦闘から目を離すことはなかった。
特に、暗殺者の視線の主な先にはオーガに変身した木場に注がれていた。
そして、落胆のため息を吐き出す。

−情けない。

心の中でそう呟いた。
木場は上級のオルフェノクではあり、その証拠に帝王のベルトを使いこなしている。
しかし、完全にその力が引き出せているかと言われると、否と言うほかあるまい。
完全に帝王のベルトの力を使いこなせるのならば、セイバーに遅れをとることなどなかろう。

暗殺者はその瞳に落胆の色を見せながらも、ピアス型の無線機を繋ぐ。
「…こちら≪暗殺者≫。≪人形使い≫、応答せよ。」
『こちら≪人形使い≫。どうしたんだい?』
「捕獲対象≪志熊 京≫を確認。対象は師父の仰られた通り、仮面ライダーに変身した。」
『あちゃー。やっぱりなったか……』
「さらに仮面ライダーセイバーが出現。こちらに関しては予定通りだ。」
『後はセイバーが上手く立ち回ってくれるかどうかか…OK。ありがとう。』
「こちらは引き続き対象の監視を行う。」
『ん…いつもお疲れさん。』
「ところで、≪槍使い≫と≪魔眼使い≫はどうした?」
『あー…あの二人の到着はもう少し後になると思うから、悪いけど一人でお願いできないかな?』
「構わん。私一人でも十分、任務は達成できる。…以上だ。」



第壱章 第十話 ゼベイルの戦い(執筆者:空豆兄)



バッ!!!

ゼベイルたんは飛び上がった。
その背の4枚の小さな羽根を羽ばたかせ、空中を静止する。

「早めに決着をつける…!!」
『グゴルルルル……。』
天と地で、睨むあう二者。

地にて白い巨体を誇るのは、コピーアンデッドの一体、ポーラーアンデッド。
仮面ライダーセイバーが、目標であるほかの仮面ライダーを探すために町中に放った狩猟犬だ。
コピーとはいえその能力は、仮面ライダーブレイドたんらが戦ったオリジナルと差異はない。
だが彼女はこれらのことを、何一つ知らなかった……。

「えいやああああああああああああああっ!!!!!」
空中で姿勢を変え、頭から急降下!
その瞳はまっすぐにアンデッドを捕らえる!

『グゴ……!』
……だがその動きは単純そのもの。
ただまっすぐ下りてくる目標を、白熊のアンデッドはその爪を構え、獲物がかかるのを待つ。

「………!!!」
『グガアアアアアアアアアッ!!!!!』

ビュムッ!!!

彼女が間合いに入ったその瞬間、その太い腕の爪が完全に彼女の胸を捉えて…!!!

………。

いなかった。
彼女はその場所に飛び込んでいない。
「こっちよっ!!」
『グガ!?』

ゴツッッ!!!

ポーラーアンデッドの脳天に、かかと落としを叩き込む!
『グ…ア…………。』

ズウゥゥ……ンッ!!

アンデッドは倒れ伏す。
あの瞬間ゼベイルたんは、アンデッドの間合いギリギリで急停止し、そこから上に飛び上がっていたのだ。
そして空中で一回転しかかとを落とした…。というわけだ。

着地するゼベイルたん。
「……さあ。まだ終わりじゃないでしょ?」

『グゴルルルルアアアアア……!!!』
その言葉通り、白い怪物は起き上がり、黒い仮面ライダー少女…ゼベイルたんを睨む。

「………。」
油断なく構える。

『グゴルル……。』
ポーラーアンデッドが先に動いた。
大きく息を吸い、その腹を膨らませる。
「…………!?」

『ブハアアアアアアアアアアアアアアッ!!!!』
「!!!!」
アンデッドはその口から猛烈な吹雪を吐き出した!!
…これがポーラーアンデッド固有の能力、「BLIZZARD」。
自らの体内で吹雪を作り出し、それを吐き出し攻撃に利用する…!!

「ううううううううううっ!!!!!!!」
そのあまりの風圧と冷気、雪のつぶてにゼベイルたんの動きが止まる!

その隙をポーラーアンデッドは逃がさない…!!!

ザギィィンッ!!!

「ぐうううっ!!!」
先ほどの借りを返すといわんばかり、その爪は彼女の胸を引き裂く!
その口は依然開き、吹雪を吐き出し続ける…。

(くうう…寒い…!!!!)
吹雪の噴射口が近づけば、その温度も下がる道理。
彼女の黒いスーツは、白く染まっていく…。
(でも、多分、あと少し……。)

ザギィィンッ!!!!

「あうあああっ!!!」
太い爪は容赦なく彼女を攻め立てる!

ドゴオオオンッ!!!

「ぐうううううううううううううううううッ!!!!!」
その巨体が、体当たりを放った!
彼女の細身と、その体格差は明らか。

ドガアアアアアアアアアアッ!!!

ゼベイルたんは大きく吹き飛ばされ、塀を破壊する。
「く、うううう……。」
その瓦礫の中からゆっくりと立ち上がるゼベイルたん。

吹雪を吐き出しながら、悠々と歩いてくるポーラーアンデッド。
(く……見込み違い…!?)

そしてその目の前に白い巨体が迫る。
大きく爪を振り上げ、そして…!!!

オオオオ…オ……。

『!!?』
その口からの吹雪が止まる。
「やっぱり、止まったあああっ!!!」

ドゴオオッ!!!!

『グルオオオオオオオオッ!!?』
とどめをさせると油断をしていたアンデッドに、腰の入った正拳突きを叩き込んだ!!
「いつまでも吹雪を吐き出せるわけじゃない…。ちょっと焦ったけど、狙い通りだったって訳。」
大きく後退する白い怪物。

「コレで…決め!」
彼女は低く構え、背中の羽根を展開させる。
「はぁぁぁぁぁぁぁ……。」

ダッ!!!

彼女はその背を羽ばたかせ、超低空を高速で駆ける!!!
「でやあああああああああああああああああっ!!!!!!」
そのまま脚を突き出し、ポーラーアンデッドに向かう!!
狙いは…吹雪を吐き出す口!!

『グルオオオオオオオッ!!!!?』

ドガアアアアアアアアッ!!!

その蹴りは見事ポーラーアンデッドに命中……。彼女の脚を口にくわえたまま、アンデッドは地に倒れ伏す。
「よし…勝った。」
その口から脚を引き抜く。

バシュアアアアアアアアアアア………。

「!!?」
その時、白い怪物は白い砂のようになって崩れて行き…。
……跡には破れたカードが一枚、残っていた。

「なんだろ、これ………。」
「うっ!!」
それを拾おうとしたとき、彼女に猛烈な眠気が襲い掛かった。

やば…、眠くなってきた…。
吹雪のダメージ、それに必殺技使ったもんだから、力使い果たしちゃったか…。

彼女はふらふらと歩きながら変身を解き、マンションを上がり始める。
そして……。部屋の前にたどり着いたとき、彼女は力尽きて倒れこんでしまった。


(さむい…。)
(はやくみつけて…。にいさん…。)



第壱章 第十一話 剣(ブレイド)対剣(セイバー)(執筆者:ウェイド)


ブレイドたん「はぁ!」
セイバー「ターゲット1剣崎一菜………丁度良い、ここでこいつを消すか……。」
ブレイドの剣を楽々と受け止め。冷静に判断するセイバー……。

ブレイドたん「効いてない……それなら!」
ブレイドたんは自分の剣……ブレイラウザーの柄の部分のトレイを開き二枚のカードを取り出した。
『サンダー』『キック』
   『ライトニングブラスト』
セイバーがその行動に気づき攻撃しようとするがデルティーとオーガたんに邪魔される。
ブレイドたん「ウェェェェイ!!」
ズガァァァァァン!!!

セイバー「っち……いでよダイヤ2のアンデットよ……」
その時……セイバーがカードをラウズした…事に気づいただろうか??
雷の力を借りたキックが地面ごとセイバーを貫く!
恐らくこれではセイバーも耐えられないであろう。
ただ……
セイバー「なかなかやるな……」
それが……
オーガたん「まさか……」
コピーアンデットだったが。
ブレイドたん「くっ!」
急いで別のカードを取り出そうとするブレイドたんだが……。
セイバー「させん!」
カキィン!
ブレイドたん「きゃぁ!」
自分の武器ブレイラウザーを吹き飛ばされるブレイドたん。
セイバー「これで終わりだ……」

デルティー「ルシファーズハンマー!!」
オーガたん「はぁ!」
デルティーがルシファーズハンマーでセイバーを蹴り飛ばし。オーガたんがオーガストランザーで追い討ち攻撃をかける!
ズバァァン!
近くにあった公園の遊具にめり込むセイバー。
セイバー「ぐぅ…」
ゆらりと起き上がる………顔が怒りに満ちている。
セイバー「クッ……邪魔をするな……と……言っているだろう!」
戦いが邪魔されるセイバーにとって一番ムカつく事だ。

その戦いを見ていたレンナ……
レンナ「行かなくちゃ……一度だけ死んでもいいから。」
車のドアを開き戦いの場に向かう。
剣のブレスレットを持って……。



第壱章 第十二話 真なる目的(執筆者:ユルカ)



「あなたはいったい何なんですか!」


京…いや、シグマたんは二刀流の異形のものに向かって叫ぶ。


「さっき会ったばかりだというのに…! なめているのか!」

「あなたなんて知りません!」


だって、さっきは無意識で戦っていたのだから。忘れていて当然。


「まぁいい。ターゲット1……丁度良い、ここでこいつを消すか…。」


二刀流の異形の存在、もといセイバーは当初の対象の一人である、ブレイドたんに襲い掛かった。


「危ない!」

『君の相手は僕だよ、シグマ!』


加勢しようと思った矢先に、謎の人に止められてしまう。


「…あなた…いったい誰なの?」

『…僕の名はエウリュディケ。君と対極の立場に立つものだよ。シグマ。』

「対極…!?」

『君はオーガたんの正体を知っていながら、守ろうとする。僕にとっては憎むべき存在なんだよ!』


オーガたん…木場夕菜の正体は、ホースオルフェノクたん。

実は京はその正体を知っていた。知りながらも彼女は夕菜に対し、人間として接していた。

人間でないから拒絶する理由なんてない。というのが、京の出した答えだった。


「私は…守るべきのもののために戦う! なら答えて! あなたは何のためにオルフェノク少女を消そうとするの!?」

『別に。それが僕の生まれてきた目的だからさ…。』

「まだあるわ! 何で私が変身できることを知っていたの!? それになんでその事実を私に教えたの!?」

『だって、単にオルフェノク少女を倒すだけじゃつまらないから。』

「なん…ですって…!?」


そんな理由のために私を変身させたの…!?

突きつけられたその台詞に京は怒りを隠せない。


『遊びなんだよ…。面白く敵を倒す爽快感を味わいたいから。』


…そんな理由で…?

そんな理由で木場さん達を消そうとするの…?

許せない! 許せない! 絶対に許せない!


「あなたを…許さない!」

『楽しみたいだけなんだよ!』


そう言うと、エウリュディケは長剣:サイコロジカルソードをシグマたんに対して振る!

が…!

ガキィン!!!


「どうやら…今の怒りで新しい力が目覚めたみたいね…!」


巨大な鋏型のアタッチメントでサイコロジカルソードを受け止める。

だけではなく、なんとその剣をねじ切ってしまった!


『何だと!? オリハルコンを3重に重ねたこのサイコロジカルソードが…!』

「はぁっ!!」


さらに大鋏で攻撃するシグマ。エウリュディケは左手で庇い、ダメージを何とか最小限にしようとした。


『くっ…。まあいいよ。今日は顔見せただけだから…。でも、今度は僕も本気だよ。』


そういうと、エウリュディケは去っていった。


「…そうだ。早く、木場さん達を援護しなきゃ!」


そういって、京は木場たちのもとへと走っていった…。



…ところでエウリュディケは…。



『…シグマの見張りを頼むよ。ソフォクレス。』

「リョーカイ。『無限』の力が目覚めないように見張っておきます。」


細目の少女…もといソフォクレスたんは淡々と答える。


『エウリピデスは、他のライダー少女を探してくれるかな。脅威になる可能性は高いからさ。』

「了解しました。大きな火事になる前に消させていただきます。」


メガネの少女…エウリピデスたんは冷静に答える。


『アイスキュロスは僕のガードだ。頼むよ。』

「は、はい…。わかりました。グスン。」


泣き虫少女…アイスキュロスたんは涙目でそう答える。


『じゃ、解散。』


そして…


「…まったく、人使い荒いんだから…。」


エウリピデスたんはライダー少女の反応を探しながら、歩いていた…。

そこに…。


「コレで…決め!」

「…ライダー少女…!」


その姿は黒く、赤く燃える様な(萌える様なじゃないよ)瞳をしていた…。


「でやあああああああああああああああああっ!!!!!!」


エウリピデスたんの見つけた黒いライダー少女は、白く巨大な怪物に猛然と立ち向かっていた。

そして、見事に倒す。


「コピーアンデッド…しかも属性付加のアンデッドを倒すとは…やりますね。」


が、彼女の見ている前で、黒いライダー少女はふらふらと歩いていく…。


「なるほど…。体力の消耗が激しいということは…相当強いか、もしくは変身し始めてから間もないか…。」


黒いライダー少女…いや、それだった少女がマンションの部屋の前で倒れた時、エウリピデスは…彼女に近づいた…。


「…さて…どうしたものやら…。」


エウリピデスは彼女を抱きかかえると、その体を温めるようになではじめた…。



第壱章 第十三話 幻影覚醒(執筆者:ウェイド)



セイバー「我の戦いを邪魔したことを地獄で後悔するが良い!!!」
デスリオルを上空に投げるセイバー。
ブレイドたん「なにをする気……?」

セイバー「黒き霧よ!辺りを闇に包めろ!!!」
黒い剣デスリオルが黒く発光。次の瞬間辺りが黒い霧に覆われた。
デルティー「ただたんに暗くなっただけじゃない!!」
それがどうしたとデルティーは言いたげである。
セイバー「白き光よ黒き霧と一つになり強大な力となれ!!」
白い光が現われ黒き霧を吸い込み………
オーガたん「いけない皆伏せて!」
セイバー「遅い!……滅べ!カオスデストラクション!」

キュィィィィン……。ズゴォォォォン!!!!

ブレイドたん「う…ぅぅ…」
大地が吹き飛びデルティーたちも吹き飛ばされた……だが……ブレイドたんは吹き飛ばされずにもろに爆撃を受けた……。

セイバー「……弱い……弱すぎる……ブレイドよ我を楽しませてくれ……。」
ブレイドたんに一歩一歩と近づくセイバー……。

オーガたん「こ…のぉ!」
オーガたんの懇親の一撃すらも………。
パキィン!
セイバー「邪魔だ………」
無意味であった……。
オーガたん「オーガストランザーが……」
デルティー「折れた!?」
オーガストランザー。それはまさに帝王が持つにふさわしい剣である、
それがいくらボロボロになったからといって簡単に折れることはまず無い。

セイバー「ふん!」
オーガたんをそのままデルティーに向かい投げすてるセイバー……。
ブレイドたんに目線を向け白い剣…ファルシオンを構えた。
セイバー「さらばだ……剣の称号を持つもう一人のライダーよ……。」

幸い攻撃届かなかったレンナは歩いていた……一人でつぶやきながら……。………。
レンナ「……いや……やめて……その人を殺さないで……」
なぜそんなことを言ったかレンナは分からなかった……。
一歩一歩とセイバーとブレイドたんのほうに向かうレンナ……。
セイバーの白い剣がブレイドたんを刺そうとした瞬間……。
レンナ『だめぇ!!』
人とは思えないスピードでブレイドたんとセイバーの間に入るレンナ……そして白い剣は……
ズグシュ……。
ブレイドたん「レン……ナ……」
レンナ「……いた……い……」
レンナの腹に深く刺さり……
白色の剣が……鮮やかな赤色の剣に変わった……。

意識が消えこのまま死ぬかと思った……だが……。
????『目覚めよ!叫ぶのだ!これが我に出来る最後の事だ!!」
頭の中で声が聞こえる……精神世界で喋っていた人と同じ声が……。
レンナ「覚醒………」

????『目覚めよ!!仮面ライダーファントム!!!」
レンナ「覚醒!!仮面ライダーファントムたん!!!」
セイバー「なに!?」
白い剣、ファルシオンが吹き飛ばされセイバーの元に戻り……。
レンナの体が黒く……いや青くとも言えような色に変わってきた……。

セイバー「面白い……行くぞ……」
ファントムたん「………」
デスリオンを投げ先ほどの技を使おうとする……だが。
ファントムたん「させません!」
セイバー「な……早い……」
本人はわずか一歩歩いただけだがそれは他の人から見ればありえないスピードなのだ。……牙鉄いわく修行の意味があっただそうだ。
ゴス!
セイバー「が…がは…」
そのまま膝蹴りを暗い地面に倒れるセイバー。

セイバー「お…おのれぇ……」
剣を構えるセイバーだが……。
セルファ『セイバー!コピーアンデットを放って逃げて!!』
セイバー「ち……主の命令ならば……」
自分が持っていた残りのコピーアンデットカードをばらまき消えるセイバー……。そしてコピーアンデットがレンナに襲い掛かる!!

ファントムたん「無駄!雷光拳!」
ズゴォン!
雷を帯びた拳で向かってきたアンデットを吹き飛ばす……。
ファントムたん「旋風斬!!」
ズバシュゥン!
風の力を帯びた踵落としでコピーアンデットを一撃で消し去る。

ファントムたん「……切りが無いですねそれならば!!」
高くジャンプをして狙いを定める……。
ファントムたん「撃鉄必中!!幻影神速蹴り!!!」
高速で一体のコピーアンデットに目掛けて落ちてくる…その技の感じはファイズィーのグリムゾンキックである。
ズシャァァァン!!!!
ファントムたん「邪気……滅消。」
6体のうち3体もコピーアンデットを葬るファントムたん……。
その力は一体?



第壱章 第十四話 騎士団(執筆者:イシス)


どことも知れぬ地下。
そこにはモニターを見ている一人の青年がいた。
髪は薄い青。
瞳は輝かんばかりのエメラルド。
顔立ちも見事なまでに整っている。
しかし、その表情は決して晴れやかなものではなかった。

「あー…完全に予想外の展開になっちゃったよー…」
青年は一人ごちていた。
「セイバーまでは予想の範疇だったのに…なんなんだあいつは。」

彼の言う“あいつ”とは、エウリュディケのことである。
「ライダーでもないのに帝王のベルトを軽くあしらうあの力……未知数だよ…」
「そして、そんな化け物を撃退する仮面ライダーシグマ、それに仮面ライダーファントム……あー!!問題多すぎだよーー!!」
頭を抱えわめき散らす青年。
しかも少し涙目だった。
「うー。団長、俺達なんか悪いことしました?」
天井を仰いで懇願しても、返事が返ってくるはずもなかった。

代わりに、二人分の足音が響いた。

一人は長身の女性。
長い髪をおさげ二つに分けている。
もう一人は小柄な少女。
両手にノートパソコンを大事そうに抱えていた。

「遅れてすまなかったわね、人形使い。」
「やっほー、元気だったー?」
青年の方は少し意外そうな顔で二人を見やる。
「槍使いに千里眼。もう着いたのかい?予定じゃもう少し後のほうになるって…」
「団長が気を利かせてくれてな。私達の任務は他の者達に任せてもらった。」
長身の女性は手近な椅子に座る。
それに習うように、少女も椅子に座る。
「そっか、まぁよかったよ。君達が来てくれれば、任務もやりやすくなるよ。」
「そのことだが……」
「ねぇー、お姉さまはー?」
長身の女性の台詞を遮って少女が人形使いと呼ばれた青年に身を乗り出す。
「あー…暗殺者は君達が来るのが遅いから、先に“志熊 京”のとこに向かってもらったよ。」
「えーー!!」
人形使いの返答に頬を膨らませる少女。
「なんで私達が来るまで待たせなかったのよー!!」
「ええ!?な、なんでって……」
少女のあまりの迫力に思わずたじろぐ。
「よせ。遅れてきた私達が悪い。」
「ぶー…」
女性の一言で窘められる少女。
人形使いは少しホッとした。
「それに、暗殺者は私達“騎士団”の中で一番強い。お前だって分かってるだろう?」
「うん……」

それから、三人は互いの情報交換をする。
全てを引き出した後、人形使いが立ち上がる。
「さて、では俺達もお仕事しますかね?」
続くように女性が立ち上がる。
「千里眼はサポートを頼む。」
「アイアイサ〜!」
元気よく返事する千里眼と呼ばれた少女。
そして、手に持ったノートパソコンを立ち上げる。
「んふふ…誰もあたしの“眼”からは逃れられないよーんだ。」
マウスにものすごい速さで打ち込んでいく。
そして、その画面にはブレイドたちの戦いの他、彼女達の暮らす街の様子がありありと映し出された。

「相変わらずお見事なもんだな。」
「そのおかげで、私達も動きやすくなるのだがな。」
苦笑する女性(槍使い)。
「じゃ、行くか。」
「あぁ……」
歩き出す二人。
目指す先は彼らの捕獲対象、“志熊 京”の元へ。



第壱章 第十五話 後悔と過去(執筆者:空豆兄)




あの後、俺と妹の友達の神歌ちゃんは一緒に下校した。
彼女は終始笑顔で、俺と帰れることを心から喜んでいるようだった。
俺としては、少し複雑な心境だったんだけど…。

俺達風瀬兄妹のマンションは、神歌ちゃんの家への帰り道の途中にある。

「お邪魔していいですか?」
そのマンションの前で、別れ際、彼女はそう提案してきた。

「え?本当?うん。華枝も喜ぶよ!」
「………。」
オレは、彼女が華枝と会ってくれるんだと思い、喜んで彼女を招待した。
うん。さっきはあんなふうに華枝を悪く言ってたけど、やっぱり二人は友達なんだ!



「ただいま〜。」
「………。」
「…あれ?」


…でも、華枝は部屋に帰っていなかった。
オレはすぐに心配になり、部屋を出ようとしたが……。

「待っていれば、すぐに帰ってきますよ。」
彼女に引き止められる。

オレは…。それに頷いてしまった。
毎日華枝に付きっ切りで、オレは安らぎを求めていたのかもしれない。

俺達はそれから、華枝が帰ってくるまで二人で過ごした。
夕食の時間になったとき、彼女は手料理をご馳走してくれた。

その美味しさに驚くと、
「列さんに、食べて欲しかったんですよ?」

その言葉に、胸がどきりとした。
なんでだろう。
何で彼女はオレに…。

そんなオレの思いを知ってか知らずか、彼女はそんなオレの顔を見て花のように笑うのだった。




「お邪魔しました〜♪」

神歌ちゃんを見送る。
…時間は、11時。
何でだ。何でまだ華枝は帰ってこない。

…そもそもおかしかったんだ。
夜をあんなに怖がる妹が、こんな時間まで帰ってこないはずがない。
こんな簡単なことに気がつかなかったのは、神歌ちゃんと過ごしたいというオレの気持ちがあったからだろう。

しかし、もう遅い…。
俺がこの事に気がついたとき、妹は、華枝は、もうオレの手の届かない場所にいたのだから。










……あたたかい。
兄さんが…横にいるのかな?
私は……部屋に迎え入れられたのかな?

今だまどろむ意識を奮い起こし、私は目を覚ます。


ばっ!!

目が覚めた場所は、温かなベッドの中だった。
…しかし、そこは自分の部屋ではない。
見たこともないその部屋は、無造作に積み上げられた本の山に、洋服ダンスが一つ。

小さな机には白熱灯の電気スタンドが置かれ、その上には、しおりが挟まれた読みかけの本が一冊。
見た事もない字で書かれており、私には読むことが出来なかった。

…かといって、謎の象形文字とか、古代言語とかで書かれているとかそういうことではなくて。
単に英語以外の外国語で書かれていただけの事なのだが。

「ここ…どこ!?」
…まさか私、さらわれちゃった?
ひょっとしたら外国人に!
それも読書家の外国人に!!

「中国人とかだったら…にいはお〜とか言えばいいのかな?」
…いや、それはないか。
もしそうだったら、せめて本には漢字が書かれてるよね。
「かりめ〜らって、どこの言葉だっけ……。」

……いやいや、そんなことより。
私には、何より大事なことがある。

しゃああっ!

すぐ近くにあったカーテンを開ける。
見上げる天には、煌々と輝く月が。

…まだ夜らしい。
それなら、「私」はまだ「私」でいられる。
それに変身も可能だ。
相手が人間なら、逃げ出すことが……。



「…残念。ちょっと人間じゃないのよね。」
「!!!」
窓から部屋のドアに目を移すと、そこには私よりもいくらか上…。高校生くらいの女性が、ドアの向こうの明かりを背に立っていた。
「楽しかったわよ。あなたの観察。大人びて見えるけど、色々楽しいこと考えるみたいね♪」

「……?」
彼女の言葉が、よくわからない。
その笑顔の意味も、楽しげな語り口も…。
「うんうん。分からないでしょうね。ちなみに、カリメーラはギリシャの挨拶よ。」
「!!!!」

「御察しのとおり。わたしね、ちょっと普通とは違うのよね。」
「人の心を読んだりする事も、少しならできるの。」
少し寂しげな顔で、その顔にかけたメガネを指で動かす。

「……私をさらって、どうするつもりなの。何で私をさらったの!」
「さてね。寝顔が可愛かった。って言うのはどう?」

「…ふざけるつもりなら。」
「……!!」

彼女のその言葉と共に、その身体に、夜の闇がまとわりつきはじめる。
「待った!」
…それを彼女は制した。

「短気ねぇ。それに、あなたが暴れたところで、ここを逃げ出すことは出来ないけど。」
「私がここに、いる限り………!」

「!!!!」
…それは、本能で感じた。
彼女の中に眠る、圧倒的な力を。
私じゃ、今の私じゃ勝てない……!

失敗作の、私じゃ……。



(失敗作のお前に、未来などないぞ。キヒヒヒヒヒ……!)




「………。」
それに伴って、いやな事を思い出した。

「あら?その声は…誰?」
当然、心を読めるという彼女も気がつく。
そして、それを思い出した私が、怒りに満ちていることも。

「やっぱり。ここを出て行く。」
「……なんですって?」
「私には戦う目的がある。伊達や酔狂でこんなことやってる、あんたなんかと違って!!」
私はベッドから跳ね起き、その女性をキッと睨んだ。

「…伊達や、酔狂、か。」
その言葉に思うところがあったのか、彼女は溜息を一つついた。
「あなたの戦う目的、今あなたが怒っている理由。それはさっき聞こえた声に関係あるみたいね。」

「それから、あなた……。心が二つ、あるのかしら。心の声が、時々ダブって…。」




(キヒヒヒヒヒヒ…。こ奴、恐怖から逃れるあまり、もう一人の人格を造りおった。)



……どこまで



(それも正義感あふれる強気な性格。本当の自分とは正反対。奇しくもおのれの理想を体現したというわけじゃ。キヒヒヒヒヒ。)




「どこまで人の心を辱めれば………気が済むんだアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアッ!!!!」
「えっ!!!!?」

…もう限界だった。
この怒り…治めることが出来ない!!
「変身!!!!!!!!」

「!!!!!」
もうこの女に構う理由はなかった。
私より強かろうと、そんな事は知らない!!

私の身体には夜の闇が纏い、私を夜を舞う人型の蝿の姿へと変えていく!!



(たかが蝿(ゼベイル)……。虫けら一匹逃がしたところで、どうとでもなるわ。)
(私の傑作、あの4姉妹さえいればのぅ。キヒヒヒヒヒヒヒヒヒ…!!)




「私は……虫けらじゃない!!!!」
「あなた!!?」


ガシャアアアンッ!!!

その窓をガラスを割って飛び出し、そこで背中の羽根を羽ばたかせる。

ブブブブブブブブ…

鈍い羽音を背中に聞き、私は彼女を赤い瞳で睨んだ。





「私は仮面ライダーゼベイルたん!!!夜を舞い、闇にてはびこる悪を討つ!!!!!」



第壱章 第十六話 黒き影(執筆者:ウェイド)


場所は戻り日本。

ファントムたん「このぉぉ!」
ズガン!
3体を楽々と撃破したファントムたんだったが。さすがに3体同時攻撃は防ぐのがやっとらしい。

ブレイドたん「ファントムさん!」
ブレイドたんは体がボロボロで動くことすら儘ならない。

シグマたん「くっ……」
シグマたんがファントムたんのとこに向かおうとするものの邪魔をされてしまう。
まるでファントムたんに近づけないようにしているようでもある。
ファントムたん「う…このままじゃ……」
どうやら変身を始めてしたから体力が消耗しすぎたようだ……。
徐々に意識が消えていくファントムたん……。


その戦いを上空で観察しているものがいた……。

??「………幻影が目覚めたか……。これでデュナミストライダーが全て目覚めた。」
後は……
??「始まりの星 ファルストルが来ればいいだけだ………。」
それまでは我は……
??「しばしどこかに向かうか……。」
そしてその影は人知れず消えていった………。



第壱章 第十七話 クロノス、推参(執筆者:イシス)


「まだ……終われない!!」
消えゆく意識を強引に引き戻すファントム。
しかし、体は思うようについていかなかった。
それでも必死に前へと進む。
そこに無常にも迫り来るアンデットの猛攻。

「!!」
「ファントムさーん!!」
やられる。
それは誰の目にも明らかなことに思えた。
が、

『グゴッ!?』

ファントムに終わりのときは訪れなかった。
代わりに、アンデットの体には至る場所にナイフが刺さっていた。
しかも、それは全て寸分たがわず急所に命中していた。
そしてそれはファントムに襲いかかろうとしていたアンデットだけではなく、シグマの邪魔をしていたアンデットも同様の末路を辿った。

崩れ落ちるアンデット達。
その体は消え、残ったのは三枚の破れたカードだけだった。

誰もがその眼を疑った。
誰一人ナイフの飛来してきた位置を特定することが出来なかったのだ。
その異常事態に全員、空気が冷たく感じたのは偶然ではないだろう。
「な、なにが……!」
そして木場は最後まで言葉を発することが出来なかった。
何時の間にか彼女達の前には黒衣の女性が立っていたからだ。
無論、誰もこの女性の気配に気づくことが出来なかった。

「な、なんですか…貴女は……」
なんとか言葉を搾り出すファントム。
他の者達も油断なく相手の出方を窺う。
「助けてもらっておいてそれはないだろう?」
黒衣の女性は少し肩をすくめる。
それでもこの場にいる全員、気を抜くことはなかった。
「…まぁ、いい。手短に用件だけを済ませる。」
女性はシグマの方を振り返る。
思わず一歩後ずさるシグマ。
そして、この女性から放たれた言葉は全員を驚愕させるには十分であった。



「仮面ライダーシグマよ。お前を確保する。」



「な!?」
全員に緊張が走る。
とても冗談とは思えない。
しかし、いくらなんでも突拍子なさすぎる。
「お前に拒絶の権利は無い。大人しくついて来てもらうぞ。」
シグマに近づく女性。
その眼は邪魔する者には容赦はしない、いや、最悪の場合は殺すという眼だった。
それに僅かにたじろぐも、木場たちはなんとか阻止せんと割って入ろうとする。
しかし、

「無駄だ。今のお前達には動けるだけの余力もあるまい。」

見抜かれた。
しかし、誰も反論することが出来ない。
事実、木場も北崎も剣崎もレンナも満身創痍だった。
未知の敵セイバーは彼女達に十分な損害を与えたのだ。
その事実に、悔しくて口を噤むしかなかった。
そして、今この状況で動ける者は……


「どうしてもと言うのなら、自分で抗って見せるのだな。」
「……!!」
謎の敵(エウリュディケ)と戦いながらも、比較的軽傷で済んでいるシグマだけだった。
その一言でシグマの決意が固まった。
「ワケもわからず連れてかれるなんて御免です!自分のことは自分で決めます!」
鋏型のアタッチメントを構える。
すでに戦闘態勢は整った。
「そちらがそう来るなら、私も少し本気を出さねばな……」


左手をかざす。
そこには黄金のリングがはめられてあった。
その先にはこの輝かしいリングとは対照的に、眼を背けたくなるほどの黒いクリスタルが繋がっていた。
「変身……」
クリスタルが黒い輝きを放つ。
その輝きは女性を包み、やがて中からは軽装の武具に身を包む異形の姿となった女性が現れた。




「仮面ライダークロノス……参る!!」



第壱章 第十八話 危機一髪…?(執筆者:ユルカ)




その頃、エウリュディケのいる場所では…


「…あらら…。」

『まずいな…。アイツももしかして、狙ってるのかな…。「無限」の力。』

「どうするんです?」


エウリュディケは答える代わりに、通信機を取り出した。


『…聞こえるか、ソフォクレス。シグマを援護するんだ。ああ、冗談じゃない。』

「良いんですか…? 助けちゃって…?」


肩をすくめてエウリュディケは言う。


『…シグマを倒すのは僕だ。他の誰にも…邪魔なんてさせない…。』



話は、こちらに繋がります。

シグマと…クロノスが対峙している…。



「そんな無骨な鋏などで…私に勝つことはできない。」

「やってみなきゃわかりません!」

「愚かな…。」


クロノスは素早くナイフを3本投げる。

だが、シグマは『加速』の能力を使って、3本のナイフを全てはじく。


「無駄です!」

「それが愚かなのだ…。」


驚いたことに、クロノスはシグマの後ろに移動していた。

暗殺者(アサシン)の名を持つ者ならでは素早さである…。

その手には鎌(ハルペー)が握られていた…。


「動くな。動けば血の雨を見ることになる。」

「っ…!!」


動けない…。

抵抗したいが…動けば深手を負うことになる…。


「さ、一緒に来てもらおうか。手荒な真似はしたくない。」


…既にしている気がする。

と、シグマは思ったが、言うと何されるかわからないので、やめた。


「…私が行けば、みんなに危害を加えることはしませんか?」

「約束しよう…。」

「だめですよ…。京ちゃん…。何をされるかわからないんですよ…!?」

「…逆らって、命を落としたり、みんなが危険な目にあったりするのは…嫌なんです…。」


パァン!!

一瞬の静寂、そして、銃声。

誰がそれを撃ったのか分からなかった。

だが、クロノスにはどこから撃ったのか見えた。


「そこか!」


ナイフを投げるクロノス。だが…


パァン!!

その銃声とともに、ナイフが弾かれる。


「無粋ですね…。名乗らない相手にナイフを投げるなんて。」


その人は姿を現した。

銃を持った細目の女性…高校生くらいだろうか?


「邪魔するなっ!」

「おっと、銃は一丁じゃないんですよ。」


バァン!!

その銃弾に不覚にも当たってしまうクロノス。


「な…に…!?」

「この銃は大気中の微細な電気を集めて、発射するものでね。当たったら、体痺れるから。」


よく聞くと、機械のフィルターを一度通したような声をしている…。


「あなたは一体…!?」

「豊桜 冥(ほうおう めい)。今はそう名乗っておくわ。」


「今は」のところを妙に強調して冥は言った。


「邪魔するなって言って…!」


最後まで言わさず、今度はバイクがクロノスの頭の上を通過していく。


「またなんか増えた…。」

『…なんかとは失礼な。』

「あなたは?」


聞いたのはクロノスではない。冥だ。


『悲しみの雨を止める者。仮面ライダーレイン!』

「また、ライダーが増えたか…。」

『私は正式なライダーじゃないけどね。』

「へ…?」


呆れたのは、シグマだ。(ややこしや)


『乗りなさい。ケイ。』

「その声…!?」

「逃がすかぁ!!」


クロノスが追いかけようとするが…。


「痺れて動き鈍くなっているんだからもう少し大人しくしといて。」


冥はまたもや、電気を集中して発射する銃でクロノスを痺れさせる。


「さ、早く逃げなさい。」

「あ、あの…。」

「縁があったらまた会いましょう。」

「は、はい!!」


と会話を交わした後、シグマを乗せたレインのバイクは走り去っていく。

夕菜や一菜、北崎やレンナもうまく逃げたようだ。


「さて、私もおさらばしますか。」

「待てぇ! この私を散々コケにするとは…!」

「言っとくけど。私が本気出したら…あなた…ただじゃすまないわよ。」

「ぐっ…!」


圧倒されているクロノス。先ほどとはえらい違いだ。


「じゃ、また会いましょうね。」

「…最後に一つ聞く。お前の本当の名は?」

「アラ…分かってたの。私の真の名はソフォクレス。エウリュディケの従者。」


そう言うと、ソフォクレスはクロノスの前から姿を消した。

…絶対の自信があったはずの、クロノスを残して…。



第壱章 第十九話 幕間 近づく心(執筆者:空豆兄)



……夜が明けてしまった。
警察に通報するかどうか、オレは悩み続けていたが、結局誰にも話さないままだった。
華枝がいない。……こんなことは初めてだった。

生まれた時から、オレはいつもそばにいた。
あいつも、いつもオレのそばから離れなかった。
泣き虫で、甘えんぼで、兄の俺がいないと生きていけないような、そんな弱くてはかない女の子。
今彼女は、何をしているのか…。
オレのいない世界で、彼女は生きていけるのか…。


誘拐。

それを想像して、さらに気が重くなる。
でもそれならば、犯人から何らかの要求があるはずだ。
だから、通報には踏み切れなかった。
出来れば、穏便に済ませれば…。そうおもう。




…オレは電話を手に取る。

「妹は、今日は…休みます。」
妹が風邪を引いた。
だから今日は学校にこれない。
そう嘘をついた。

「はぁ……。」
大きく溜息。

二人分のご飯を作り、台所に並べる。
華枝が、いつ帰ってきてもいいように。
「華枝……。」

ぴんぽーん……。

「!!!!」
華枝か!?
俺は矢の様に玄関へと向かった!

がちゃん!

俺はその興奮のあまり、乱暴にドアを開け放った!!
「華枝!!」

「あ………。」
「あ。」

……そこにいたのは、今一番会いたい女性ではなく。
「お、おはようございます。列さん。」
その友達の……神歌ちゃんだった。
「あの……。華枝は、まだ?」
おずおずと聞いてくる神歌ちゃん。

「ああ…。まだかえらないんだ…。」
その言葉を発したオレの顔が、そんなに苦しそうだったのか、神歌ちゃんは悲しそうな表情を見せた。
「列さん…。そんな顔しないでください。神歌も悲しくなります。」
「あ……ごめん。」
「ひょっとして…。神歌のせいなんでしょうか。」

「…え?」
思っても見なかった事を口にする。
「昨日神歌が、遅くまで列さんと一緒にいたから、華枝は帰って来辛かったんじゃ…。」
「そんな…そんなことないよ神歌ちゃん。」

「ううん、神歌のせいです。ゴメンナサイ列さん。神歌は……神歌は悪い子です!」

たっ!

制服姿を翻して、彼女はそこからが走り去ろうと…。
「待って!!」
オレはその腕を掴んだ。

「君は悪くない。……責任があるのは俺だ。兄の俺が、華枝をよく観ていなかったから……。」
「……。」

彼女は振り返った。
「列さんこそ、ちっとも悪くありません!」

ぎゅっ…。

神歌ちゃんの柔らかな手が、オレの手を掴む。
「神歌ちゃん……。」
「列さんは立派です。いつも華枝の世話をして、いつも華枝を守ってます。…自分を犠牲にしてまで。」

犠牲…。
自分を……か。

「オレは…。そんな風に思った事はないよ。だって、妹を守るのは兄の務めだ。」
俺がそういうと、彼女はふるふると首を振る。

「列さんは華枝の事をかばい続けてきました。私達が初めて会ったときから、そうやってずっと。」
「…神歌は、神歌はそんな列さんの支えになりたいんです。」

柔らかな手に力が篭もる。
オレのことを見上げ、まっすぐにオレの目を見つめる。
「神歌、ちゃん……。」

彼女のその熱の篭もった言葉に、オレは名前を呼ぶことしか出来ない。
その、なんていえばいいのか、分からない。

「列さんが華枝を守るなら、私は列さんが安らげる場所になりたいんです。……ダメ、ですか?」
ちょっと寂しそうな顔をして、上目使いをする神歌ちゃん。

……。


これって、なんなんだろう。
胸が…、ドキドキする。
手に汗がにじんで、頬が赤くなってる。
彼女から、オレは目が離せない。

何か、何か返事をしなくちゃ。

「あの、オレは……。」








「……無理しなくて、いいですよ。」

「え?」
彼女の手が、パッと離された。
緊張から解き放たれて、大きく息をついてしまう。

「列さん困ってるみたいだから、今はまだ、いいです。でも、いつか返事ください!」
神歌ちゃんは後ろで手を組み、にこりと笑った。

「さ、学校行きましょう!ちょっとお話しすぎたみたいです。遅刻しちゃう!」
「あ、ああ!」
オレは急いで部屋に戻り、かばんを持って外に出た。



「ねえ、神歌ちゃん。」
オレは走りながら、隣を走る彼女に話しかける。
「なんですか?」
「華枝の事は…。」
「はい、誰にも言いません。風邪で休んでる…そういうことですよね!」
「う、うん。」
「大丈夫!神歌は口が堅いんです!安心してください!」
「そ、そう。」
彼女のあまり元気のよさに、なんだか少し引いてしまう。
…さっきの事で、少し興奮してるのかな?

「列さん、今日も列さんの部屋に行っていいですか?」
「え!!?」

……あんなことがあった後だ。
今の今までオレは、彼女を妹の友達としてしか見ていなかったから。
さっきのことでオレは、彼女を女の子として見るようになりつつある……。
それで、オレの部屋に来るなんて、そんな…!!


「だ、ダメダメ!!今日は…放課後、華枝を捜しに行くんだから!」
「………華枝。そ、そうですよね。心配、ですもんね…。」

「うん……。」
彼女の表情が暗くなる。

うう……。でもここは、華枝の安否の方が心配だから…!
「…お昼、一緒に食べましょう?」
「え?」
「それくらいなら、いいでしょ?」
また彼女の、思いがけない提案。
これ以上断るのはどうかなぁ…。

……。

「う、うん。いいよ。」
「やったぁ!」

まるで子供のように喜ぶ神歌ちゃん。
彼女がまた笑ってくれたので、俺も釣られて嬉しくなった。


……でも彼女は、友達が行方不明だというのに、どうしてこんなに笑っていられるのかと、心の奥でそう思った。
そしてそれは、俺も。


「れーつさんっ!」
「ん?何?」

「神歌は…神歌は今、幸せです♪」



第壱章 第二十話 人形使い…槍使い(執筆者:イシス)


人のいない公園。
暗殺者はベンチに座りながら自分の手を握ったり、開いたりしていた。

(体の痺れはだいぶ取れたな……)

頭は勤めて冷静に考えようとはしているが、実際は心中穏やかではなかった。
ソフォクレスと名乗った者は自分にあれだけの目にあわせてまんまと消えていった。
これは彼女にとって屈辱以外の何者でもなかった。

(次はこうはいかない……!)

静かな闘志を燃やす暗殺者。
そこに近づく者が二人。しかし、暗殺者は気にする事も無く、逆にその二人に話しかけた。


「無様な姿を見せてしまったわね。」
軽く微笑む暗殺者。対して二人の内、青年の方は苦笑するほかなかった。
「驚いたよ。まさか君のあんな姿を見るとはね。」
次に長身の女性が暗殺者に歩み寄る。
「少し慢心が過ぎたか?」
女性の一言に肩をすくめる。
「そうかもしれないわね。次はこんな事は無いわ。」
立ち上がる暗殺者。そこで青年はある疑問を投げ抱える。
「なんで“ハルペー”の真の力を使わなかったのさ。あれならさっきの奴だって簡単に倒せただろうに。」
青年の疑問に薄い微笑を浮かべる。
「敵の手の内が分からないのに使うのは得策じゃないわ。それに、他の手段でも十分に打倒できる。」
「君が言うとホントにやってしまいそうだから恐いよ。」




夜の街を彷徨い、アジトへと帰還する三人。
その出迎えは賑やかなものだった。
「お姉さまーーーー!!」
暗殺者の胸に飛び込む千里眼。
顔は笑ってはいるが、その目に涙のあとがあったのを暗殺者は見逃さなかった。
「どうしたの?何を泣いてたの。」
「だってだって!あのソフォクレスとかいう奴に攻撃を受けた時、私、お姉さまがやられるんじゃないかって……それで…!」
暗殺者は背の低い千里眼の顔の前まで屈み、穏やかな笑顔を浮かべながら少女の頭を撫でやる。
「ごめんなさい、心配かけて。でも、次からはこんなことは無いから安心なさい。」
「ひく…うん……!」
それで少女は泣き止む。
暗殺者の後ろでは、やれやれといった表情で二人を見守る人形使いと、二人を微笑ましそうに見る槍使いがいた。




「なにか変わったことはあった?」
先程までとは表情も身に纏う空気すらも変えて、暗殺者は千里眼に尋ねる。
「うん。……これなんだけど。」
千里眼が見せた画像には夜の街が映し出されていた。
しかし、そこには一点だけ奇妙な部分があった。
それは……
「……人?」
「だけど、普通人は空なんて飛ばないでしょう?だから、不思議に思って……」
この空を浮かぶ人らしき者。
背中には羽がある。その目は赤。
まず間違いなく人間ではない。しかし、体はオルフェノクのように灰ではなく黒。
「…ライダーか?」
口を開いたのは人形使いだった。
「たぶん…」
「こいつも捕獲するのか?」
槍使いが暗殺者に問いかける。
「いいえ。こいつは特に我々には害は無いと思うわ。現段階でだけど、ね…」
少し含みのある言い方で返答する暗殺者。
「なら、こいつに関しては私が引き受けていいか?」
その言葉に、人形使いは顔を手で覆い、千里眼は呆れ返り、暗殺者は面白そうに、
「えぇ、構わないわ。貴女の好きなようになさい。」
そう言った。
その返答に満足したのか、槍使いは一人部屋を抜け出す。


「……いいのか?」
「なにが?」
人形使いは怪訝な表情で暗殺者に語りかける。
それを気にした様子もなく、むしろどこか楽しそうに質問で返す。
「槍使いがなんであの空飛ぶ奴の件を引き受けたか、気づいていてやらせただろう……」
「あら、そうなの?」
「まったく……」
いつもこの女性(ひと)は知っていながらも知らないふりをして、傍観に徹し物事を楽しもうとする。
この女性には色々な意味で勝てないなと人形使いは思う。
「それより、貴方にはやって貰いたいことがあるの。」
人形使いの貌が変わる。
仕事に徹する、言わばプロの貌だった。
「あなたは、ボード学園の高等部に入って欲しいの。」
「成程。内部調査ってことですか。」
「いくら魔眼使いの“眼”でも、校舎の内部までは見て取れない。だから…」
「俺の“人形”で調べて欲しい、と。」
「話が早くて助かるわ。」
「あそこにはブレイドを含め、多くのライダーがいるしな。それに、調べた結果どうもあのシグマもファントムもいるようだしな。」
人形使いは早速、懐から人形を取り出し、人形から出た糸の先に繋がれた輪に指を通す。
人差し指を動かすと、人形が首を上げる。
「貴方の能力は応用が利くから、万が一の事態にも対応できるし、偵察には一番向いているわ。」
人形を動かしつつ、青年は冷笑を浮かべる。


「まぁ、まかせな。俺は“道化”。そう易々とはやられないさ。」




槍使いは部屋に篭り、ある作業に埋没していた。
「これがいいかな?…それともこれかな?」
彼女の周りには、なぜか大量の服が散らばっていた。
しかも、それはメイド服や巫女装束、はてはゴスロリまであった。
「うぅーーー…悩むよーーーー……」


空を飛ぶ謎の物体。
槍使いにとって空を飛んでいることなど些細な事に過ぎない。
問題は、それがどう見ても“可愛い女の子”だったことにあるのだ。


そう、つまり槍使いは、北崎と同じ性癖の持ち主だった……



第壱章 最終話 始まりの星(執筆者:ウェイド)



飛んでいて丁度良い岩がありそこで休んでいる黒き戦士名を

???『ゼロよ……』
何処から声が聞こえる人とは思えない声が
ゼロ「創造者か……なに用だ?」
創造者『始まりの星がくるお前は……』
ゼロ「分かっているだが最後に………」
創造者『よかろう………ゆけ』

ゼロ「…………ん?」
この感じデュナミストではないが………。
ゼロ「ライダーそれに………。」
異形の存在?
ゼロ「いってみるか………。」
黒き羽が大きくなりゼロを包んだそして開いたときには。
消えたまるでいなかったかのように。

ゼロが消えた3分後…………。
???「誰かいた気がするんだけど、気のせいか。」
金髪の少女、彼女がこれからの戦いに加わるなど誰も予想できないだろう。

ゼロ「ここか……。」
次にゼロが現われたところは………。
一軒の家だっただが………。
ゼロ「我が先ほど感じた者、以外の気配がない。」
さしずめ、二人のうち誰かのだろう、ならば………

ゼロの右腕が徐々に光を帯びる。
ゼロ「壊しても構わんな。」
それは剣状になり………
ゼロ「はぁ!」
ズバァン!!!
家を叩ききった。

エウリピデスたん「え!?」
ゼベイルたん「!?」
二人の間に入る黒き戦士、無の称号を持つライダー
「仮面ライダーゼロ………貴様らに質問をしたい」



第壱章 エピローグ…レンナ編(執筆者:ウェイド)


レンナ「ただいま〜。」
今日はほんと疲れた………。
ツバキ「レンナ、遅かったわね〜。まあいいわ、あんた牙鉄お爺ちゃんしらない?」
レンナ「え?しらないよ?」


牙鉄はと言うと。
牙鉄「何処じゃここは。」
迷っていた。
それも、うちの方向とは逆のである。
牙鉄「誰かおらんのか〜?」
深夜だから誰もいないかと。


話を戻して。
レンナ「ふ〜、今日は色々あったな〜。」
剣のブレスレットをポッケから取り出す。
やはり夢では無い、剣のブレスレットの奥に幻影という文字が見えて、いる気がする。

レンナ「今日はもうねよ………?」
外をのぞいたときふとした星が見えた。
大きく赤い星、どこかで見たことがある星。

レンナ「なんだろう、あれ。」
が、やはり睡魔には勝てぬらしく、寝てしまった。

これから休息は無いと思われる戦いがあるともしらずに。


一方、牙鉄のほうでも
牙鉄「む、あれは……。」
そうかもう始まるか。
牙鉄「それに先ほどから後ろに亜種の血を感じるしな。」

牙鉄目を後ろに向けると目がぎらぎらと輝いている怪物が。
ガルルルルゥ……。
牙鉄を喰おうと言わんばかりに襲いいかかりそうだ。

牙鉄「良かろう死にたいやつからかかって来い。」
その目は昼のあのふ抜けた牙鉄とは思えなかった…。

すべて動く。
デュナミストライダー…バトル。
しかしまだ動かない。
まだ鍵が無いから。
鍵の名を、
始まりの星…ファルストル。



第壱章 エピローグ…騎士団編(執筆者:イシス)


テーブルを囲む暗殺者と人形使い。
互いに些細な雑談を交わし会話に華を咲かせる。
いくらかして会話の話題がなくなった時、人形使いが尋ねる。
「今回の件、どう考える?」
暗殺者は視線だけ人形使いに向ける。
そして静かに眼を閉じ、薄く笑いながら返答する。
「さすがにただ事ではないとは思うわ。誰が敵で誰が味方か分からなくなりそう。」
「はっ。俺達以外は“敵”、そう考えているくせに。」
鼻で笑いながら暗殺者の心中を看破しようと試みる。
が、
「あら、そんなことはないわ。少なくとも私、木場夕菜には期待しているのよ?」
人形使いの考えはあっさりと否定されてしまい、疑問符が頭に浮かんだような表情をする。
「意外だね。なんでそんな期待を抱いているんだい?」
「簡単よ。」
暗殺者はテーブルに置かれたグラスの中のワインを口に含む。
「彼女の理想は誰よりも輝いているからよ。人間とオルフェノクの共存のために自分の全てを賭ける。美しいと思わない?」
「輝いてる?美しい?………ははは!まさか君の口からそんな言葉が出るとは思わなかったよ!!」
暗殺者の言葉が悦に入ったのか、腹を抱えて笑う人形使い。
「まぁ、失礼ね。私だって人並みの感情ぐらいは持ち合わせているつもりよ?」
少しムッとした表情で怒る暗殺者。
その顔が余りにも可愛かったのだが、これ以上怒らせると殺されかねないので、ここら辺で切り上げる。
「いや、ごめんよ。…………まぁ、君が言うんだったら本当なんだろうね。」
「ところが、そうでもないのよ。」
今度は人形使いの顔が変わる。
先程まであれだけの世辞を並べておいて、“そうでもない”とはどういうことか。
「彼女、理想があっても実力が伴っていないのよ。それでは意味が無いでしょう?」
なるほど、それならば納得が出来なくもない。
しかし、一点だけ腑に落ちない点があった。
「………彼女は帝王のベルト、しかもオーガギアを使うんだよ?」
そう、彼女は帝王のベルトを使っている。
本来、あのベルトは上級オルフェノクしか使うことを許されない王の中の王のベルトだ。
それが使えるというのに、実力が無いというのか。
「あの娘、完全に力が引き出せないの。そうじゃなければ、セイバーにやられるなんて考えられないわ。」
それで合点がいく。
でなければ、あの時セイバーにオーガストランザーを折られるなんてことは無かったはずだ。
「大丈夫なのかい?そんな奴に人間とオルフェノクの共存なんて理想が叶うのかい?」
少し興味のなさそうな顔で尋ねる。
しかし、黒衣の女性はこの日、最高の笑みで答えた。
「大丈夫、彼女は強くなるわ。その時が今から楽しみだわ。」



第壱章 エピローグ 魔女編(執筆者:空豆兄)



ある町外れの古風な洋館。
森の中に立っているその古い建物では、蔦が朽ちかけた壁を侵し、ボロボロの屋根には不吉を告げるカラスが、啼き声を上げていた。
近くの住人もお化け屋敷と称して、誰も近づかないその館。

…その地下に、恐るべき実験を続ける一人の「魔女」がいることを、誰も知らなかった。

「ほうほうほう……。ゼベイルの奴が動き出したおったか。」
「キヒヒヒヒヒヒヒ……」

あやしげなツボや薬品棚、いかにも中世の魔女が使っていたようなそれらの器具と、
それらとはまるでかけ離れた科学的な施設。手術用のメス。計器、手術台。
…手術台の上には黒い布がかぶせられ、それはその下に何かが入っているかのように、膨らんでいた。

その部屋の主は、黒い法衣に身を包み、醜悪な顔を歪める。
…それが彼女、この館の主、ウィッチ…ビアンコ。


「それに、他にも私と同じように、ライダーを作った連中がいるようじゃが……。」
フンと鼻を鳴らす。
「勝手にやっておればよい…。わしの邪魔をするようなら、消すまでじゃ。」

「じゃが……。」
彼女が自分の椅子に座ると、周りから何台ものモニターが下りてくる。
映し出されたのは、ポーラーアンデッドと戦う黒い仮面ライダー少女の姿。

「ゼベイル……。奴を生かしておけば、わしの目的を妨害されかねん…。」

「帰っておるか!」
彼女が部屋の外に呼びかける。



「…あんだよババア。」
「ボク達に、何か御用ですか?」
二者二様の返事を返して姿を現す、二人の女の子。

「おぬしらに仕事じゃ。先日ここを逃げ出したゼベイル…。奴を始末せよ。」

「……?ボク達の仕事は、あの蝿の監視だったんじゃないんですか?」
首をかしげるボブカットの少女。大きな瞳に細い体、肩を出した服装に、ミニスカート。
「ウルエイア。事情が変わったのじゃ。奴はここ最近、わしの造り出したゴーレム…。
それに実験体達を次々破壊しておる。見逃しては置けん。」

「ババアの泥人形どもか?あんなのぶっ壊されたところで、別に構いやしねぇだろうが。」
ウルエイアとは対照的に、老婆に乱暴に言葉を投げかけるショートカットの少女。
長袖のシャツの上にタンクトップ、下には黒いスパッツと、活動しやすい服装。

「そうはいかんラフエイア。あれら一体一体にはそれぞれ意味がある。やすやすと壊されてたまるか。」
「ケッ……。人間の姿をした泥人形(ゴーレム)。そいつに町の人間を誘拐させ、ババアがそれを使って改造実験体を作る。」
「こんなことに、何の意味があるってんだよ。」

「お前たちの完成以来、わしの研究は遅々として進まぬ。もっと実験用の人間が必要なんじゃ。」
「何の研究だか……。」
「キヒヒヒヒ……。おぬしらが知る必要はない。」

しわがれた声で、細い肩をすくめ笑う老婆。
その姿に、二人は大きく息をついた。



「…では頼むぞ。それと、こいつを連れて行くがいい。」
ウィッチ…ビアンコは手術台の上にかぶされていた、黒い布を剥ぎ取った。
「完璧とは言えぬが…。ゼベイルに匹敵する戦闘力を持つじゃろう。こやつをうまく使って、あの女を始末してきておくれ。」


それは、黒い蜘蛛のような姿をした人間…。
片腕は蜘蛛の持つそれと同じ形をしており、その顔には赤い昆虫のような目が八個。
下半身は蜘蛛の腹のように大きくせり出し、胸からは人間の足が左右対称に6本生えていた。


「…悪趣味なもんこしらえやがって。」
「名は…そうじゃな。黒い蜘蛛、シュバルツェ…ウィドーとしよう。」
「では、頼んだぞ。私の可愛い娘たち…。」

「分かりました。おばあさま。」
ずっと話を聞いていたウルエイアが、ウィッチ…ビアンコに頭を下げる。

「キヒヒヒ…。そのように呼んでくれるのは、お前とガブエイアだけじゃぞ。それに引き換え…。」
「ばかばかしい。行くぜ。ウルエイア。」
機嫌が悪そうにきびすを返し、部屋を去るラフエイア。
それに、シュバルツェ…ウィドーがついていく。
「あ!ラフエイアっ!」

それについてウルエイアも去っていく。



「キヒヒヒヒヒ……。」
「ゼベイルよ。おぬしはすぐに知るじゃろう。」
「私の元から逃げ出したものの末路を、そのちっぽけな命と引き換えにな…。キヒヒヒヒヒヒヒヒヒヒヒ……。」



第壱章 エピローグ 京…エウリュディケ編(執筆者:ユルカ)



「先生がライダーだったなんて…。」

「正確な意味では違うけどね。」


シグマ=京を助けた仮面ライダーレイン。

その正体は時雨養護施設責任者:キールであった。


「でもどうして…?」

「あなたが変身した場合、補助ができるようにね。」

「え…? 知っていたんですか…?」

「まぁね。それで、スマート・ブレイン社のライオトルーパーとか言うライダー騎兵を基にして、
 通常の人間でも変身できるように改良を重ねた結果がレインというわけ。」


京は驚いていた。変身できることを知っていた…? なら…


「なら、どうして教えてくれなかったんですか!?」

「教えたら、あなたはどうしていたと言うの?」

「!!」

「そう、教えて…それで、あなたを失ったら、私はどうすればいいの?」

「先生…。」

「戦いに巻き込まれた以上、戦いをやめることはできない。なら、全力でサポートをしていくだけよ。」


キールが先程乗っていたバイクを見せる。


「スマートブレインにあったバイクを改造して作った『インジェノウス』よ。最高時速は400km。」

「…ひょっとして…。」

「そう、あなたのマシンよ。このマシンにはAIが組み込まれていて、自動であなたのところへ行くようになっているわ。」

「すごい…。」

「(…この子を戦わすべきではなかったのか…それは結果論…。だから…今はただこの流れを見守らなければ…。)」



一方、エウリュディケは…。


『手をわずわらしてしまったね、ソフォクレス。』

「別に。久しぶりに面白い奴と出会ったから。」

『あの、クロノスとか言う奴のことだね。』

「それで、次は?」

『ああ、ボード学園高等部に、君を転入させるよう手配しておいた。確実にシグマと一緒のクラスになれる状況でね。』


エウリュディケはとんでもないことを言い出す。


「…シグマを…どうするつもりで?」

『例のアレを使って、シグマの能力を開花させるんだ。もちろん君が襲われているといったシチュエーションでね。』

「…いやな役目ですね。」

『頼むよ。これも全て僕等、EASE(イーズ)の目的のためだろう?』

「無限の力を…我等が物とするため…。」

『じゃ、よ・ろ・し・く。』


通信を切ると、エウリュディケはひとりごちた。


『無限の力があれば…僕等の理想の世界が作れるんだ…。この世界を…再建…するために…。』
オリジナルライダー・リレー企画
http://yuruka0415.ameblo.jp/
2006年12月14日(木) 09時34分33秒 公開
■この作品の著作権はオリジナルライダー・リレー企画さんにあります。無断転載は禁止です。
■作者からのメッセージ
ワードで77ページにもなりました。
100ページ超えるねこれは…。
まぁ、コメントはあまり残さないのですが、
もっと読みたい人は何かいってください。
もういいって言う人は…いないよね?

この作品の感想をお寄せください。
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