不意志根曲(ぶいしねま)・仮面ライダークロノスたんoutervolume 〜 みんな愛のせいね 〜 起章・(一方的な)愛が生まれた日
全ての物語がそうであるように、この物語の“きっかけ”も、まぁ些細なことだった。
その日もまた『見たいアニメの時間に間に合わないから』と帰路を急ぐ黒野 スミレの姿が……
って、“その日もまた”って、進歩ないんかいキミは。(ツッコミ  ともあれそんな道すがら、

――“彼女”の姿を、捉えてしまった。

「はよ出すもん出せつっとるんじゃ、このガキッ! いい加減にせんと、いてまうぞワレェ!」
「ひゃぅっ!?」

人ごみの中、わざわざそこを避けるような通行人の流れ。その中央で、
不良に絡まれて怯えている少女の姿が、そこにあった――思わずげんなり、とした表情を浮かべるスミレ。

「ぅわぁ。いまどき書き手の引き出しのなさを実感するぐらいベタでステロ(タイプ)な、
 かつすごくどっかで見たような不良の描写だねぇ……セリフまで同じだし。」

……やかましいほっとけ。つか、第一声からそんなメタなコメントかい。
だが口ではそんなことを言いつつも、そんな状況を捨て置けないのが黒野 スミレという少女である。
イマジン・オリヴィエと邂逅し、絵美里という親友を得たときと同じパターン。
否、あの時と違い、自分には不良を追い払う力も、叩きのめす――のは、さすがに最後の手段だが――
力もある。スミレは、てちてちと不良たちと少女の方へ近づいていった。

「……あー、もしもし? ちょいとそこ行くおにーさん方、
 いまどきそんなテンプレ的ちんぴら君なんて、『金●番長』じゃ舎弟以下のヤラレ役だよ?」

いつもの調子でへらっと声をかけるスミレ。もちろんそんな言葉でたじろぐ不良などいない
……この時点では、まだ。

「――あァん?」
「…………え?」

一斉にスミレの方へ視線を向け、睨みつける不良たち。そしてとまどった視線をそちらに向ける少女。

「なんだぁ? このガキ下がって……             ……う゛っ!!?」

不良たちはスミレにもその手を伸ばしかけ――――突然、その動きがぴたりと止まった。
えもいわれぬ恐怖に、気圧(けお)されて。

スミレの瞳の、白い輝き。そして一房白く染まり、ポニーテールへと変化した髪。
それはイマジン・オリヴィエが憑依した証である。スミレに憑(つ)く3体のイマジンの中でも
もっとも戦闘的である彼女が、殺気をこめて――

「――失せろ。千切るぞ」【 BGM:「俺、参上!」 as 仮面ライダー電王 】

――睨みつけた。オリヴィエがクロノスたんとしてイマジンを相手取る、
そのときと同等の殺意すらこめた――少なくとも、そんなふうに思えるレベルの――鋭い視線で。
そこらのチンピラ程度が、そんな兇悪(きょうあく)な眼光に耐えられようはずもなく――!

「「「「…………っ、ひぃ!」」」」

……即効でヘタレた悲鳴を上げ、ずざっと後づさる。
この時点で勝負はついたも同然なわけだが、そこでさらに、唐突にスミレの雰囲気が一変する。
今度は髪の一房と瞳が青く輝く――イマジン・シャルの憑依であった。

「まぁまぁみなさん。その娘がどんな失礼ヤっちゃったのか知りませんが、
 ここは心の広いところを見せてくれるってことで。度量もアレも、大きな殿方って素敵です。

 ――『こっちが素直に頭を下げてるうちに』すっぱり許してあげてくださいな、このとぉり♪」

シャルの憑依による優しげな笑顔――少なくとも見た目はそうだ――を向ける。
そしてその言葉の通り、ぺこんと頭を下げるスミレ(inシャル)。
とりあえず体裁だけはこちらが折れた形にしたわけだ。そんなスミレに不良たちは、

「………………。し、しししし、仕方ねぇな――そこまで言うなら手前ぇ
 ……もとい、お嬢さん……に、免じて、こここ今回は見逃されてやろうじゃねぇか。」

そうして言葉だけ取り繕うと、ぞろぞろそそくさとその場を離れていく。まぁなんというか――
(中のイマジンは違うとはいえ)実にあざやかなムチ(殺意)とアメ(笑顔)のコンボだった。

(……お優(やさ)しすぎだな、シャル。あんな連中、遠慮なしに叩きのめしてやればいいだろうに)
(無理やり襲いかかるばかりが能じゃないんです。やはり基本は言葉巧みに篭絡※することですね。)
(…………シャルが言うと、ちがう意味にきこえるのですよ…………(汗 )

※篭絡(ろうらく)――うまく言いくるめて他人を自分の思う通りにすること。

脳内では、スミレに憑依する3体のイマジン――白鶴オリヴィエ、青き死神シャルに加え、
赤いおおかみさん・アリサ――がそんな会話を繰り広げている。そちらには意識を向けず
あるいはすっぱり無視し、スミレはにこにこと、その少女に声をかける。

「大丈夫だった? ……まったくもー、最近あーゆー手合いがまた増えてきて困ったもんだよ。
 いくら出番こんだけのやられ役とはいえ、もう少し書き手、個性づけ考えた方がいいよねー」

……まだそこにコダワリやがるんかい。(ツッコミ
それはともかく、スミレに助けられた少女は、少し伏目がちに、それでも深々と頭を下げた。

「あ、あの……その。ありがとう――ございました」
「あ、いやいや気にしない気にしない。おぢょーさんが悪いコトしたわけじゃないでしょ?」
「え、あ、はい。いきなり絡まれただけで…………あ、あの。その制服、緑ヶ丘学園ですね?」
「ん? あ、うん、そのとーり。そーゆーそっちは、慶泉学院(けいせんがくいん)だよね?」
(……って、オイこらスミレ、和んでいる場合じゃないぞ――――――!!)

和気藹々(わきあいあい)、助けた少女とたわいない会話に興じるスミレだったが、
そのオリヴィエの、せっぱ詰まった脳内の叫びに我に返る。そうだ、和んでる場合じゃない――――!!

「って、あ゙――――――――! だから早く早く帰らないと!!
『最強ロボダイ○ージャvs銀河烈風バ○シンガー・超爆末(ばくまつ)大決戦!!』※はじまっちゃう!!」

※時代劇に例えると『水戸黄門vs新撰組』みたいな話になります。いや、マジで……見てぇ。(ぉ

こんなスペシャルアニメ、この機会を逃すと再放送・DVD化はあったとしてもはるか先だろう。
スミレは「じ、じゃぁそういうことでっっ!」と、しゅたっと少女に向けて手を上げて、
「え? あ、あの……」と戸惑いまくる少女を残して、そのまま疾風のごとく家へと駆け出した。

「え……あ、あの、せめてお名前…………!?」
「あー、そんじゃま、もー、『名のるほどの者だが、わけあって(=急ぐから)名乗らない』ってことで!
 ちゃお、あるべでるちー!」 ※イタリア語で「さよなら、またね」の意。

そうしてあとは振り返りもせず、一目散に我が家へと疾走するスミレちゃんだった。
この後、もう一つトラブルに見舞われ、結果惜しくもOPだけ見逃してしまう事態になるのだが――――、
それは、まぁ、ひとまず別の話である。


そんなスミレの後姿を、

「/// ――――――――――――、……素敵 ///」

惚けた、夢見るような表情で見つめる少女。その少女の下に、

『――――叶えたい、想いがあるのね?』

虚空から、声が響く。びく、と身をちぢこませ、恐る恐るそれを見上げる少女。
果たしてそこにあったのは、砂――すなわち、イマジンの証――、では、なく。

ガラスのように割れ、よどんだオーロラ光を放つ空、
そしてそこから不気味に“生えている”、苔むした半漁人を思わせる雰囲気の、腕――――

その、不気味ですらある光景に、しかし少女はまるで魅入られたかのように。
ゆっくりと――手を、伸ばすのだった。


不意志根曲(ぶいしねま)・仮面ライダークロノスたんoutervolume 〜 みんな愛のせいね 〜
起章・(一方的な)愛が生まれた日



その、翌々日。緑ヶ丘学園・2年某組、スミレのクラス――

「ってなわけでここは緑ヶ丘学園。別名・グリーンウッド……ってそれは冗談だけど、
 同級生にクセモノぞろいってことを考えれば、あながち違和感なかったりするかもねぇ。(うんうん 」
「……あ、あの黒野さん? いきなり誰に一体何を――――(大汗 」
「(けろっと)あぁ、お約束のメタヲタ発言だから気にしなくていいよ、えみりー。
 それよか、『交換学生制度』で、今日からウチのクラスに来る転校生の話だけど。」
「……めっちゃ強引に本来の話題に戻したね……」

そう、このクラスに今日転校生――ではなく『交換学生』がくる手はずとなっていた。
『交換学生制度』とは。このあたりの学園の共同プロジェクトで――否、プロジェクトと言うほど
大仰なものでもないか。簡単に言ってしまえば各校の生徒数名を数週間交換し、
他校との交流の一環とする、という読んで字のごとくそのまんまの企画である。
もちろん、スミレのクラスからも一人、他所の学園に行っている生徒がいるわけだ。
……ただまぁ、その制度が決まったのが昨日だか一昨日だかいきなりの話で、
ものすごい唐突感があるのは否めないが。つーかよくまぁ各校、都合よく希望者募れたもんだ。

「……で、そのかわりにウチのクラスにも、ひとり来るんだねー、かわいい娘が。」
「かわいい娘? ……って、黒野さん何でそんなコトわかるの? すごく急な話だったせいで、
 ウチから行く人はともかく来る人の方の情報なんてまったく入ってないはずだけど」
「(ちっちっち)甘いね、えみりー。こういう物語の転校生なんだから、かわいいに決まってンじゃん。
 てかむしろ、かわいくない転校生に価値なんてないよ?」
「うぁ黒野さんそれってすごい暴言――――――――っっっ!!?」

……全世界の転校生のみなさんごめんなさい。(ぉ それはともかく。

「ほーら席に着けお前らー!」

「緑ヶ丘学園変な名前グランプリ」堂々の一位に輝いた――そしてその実行委員会に、怒涛のごとく
体罰を叩き込んだそうな――スミレたちの担任教師、愛子愛子(あやしあいこ)先生が入ってくる。
愛子先生ことあやしー先生は教壇に立ち、さっさとHR(ホームルーム)を開始した。

「えー。知っての通り、交換学生として慶泉学院に行った八兎(註・人名。くれぐれも仮名)の
 代わりに来た――、百合峰(ゆりみね)、自己紹介を。」
「――はい。」

呼ばれて、しずしずと教室に入ってくる少女。――果たして、その娘は
スミレの欲望(……)どおり、ちゃんとかわいい娘であった。さらに、

「――あれ。」

気づくスミレ。みどりの黒髪をお下げに編んで、眼鏡をかけた少女。スレンダーな体型ともあいまって、
やや地味な印象の――間違いない。一昨日、不良の魔の手から救いだしたあの娘である。

「百合峰 麻美(まみ)です。よろしくおねがいします」

名乗って、少女――麻美はおずおずと頭を下げる。それと、ほぼ同時。
スミレは「やほーぃ♪」とにこやかに麻美に手を振る。

「?ん、どうしたお前ら、知り合いか?」
「おととい、ちょっとねー」

もちろん「その娘が不良に絡まれてたのを助けた」なんて言っちゃうほどスミレも馬鹿ではない。
そして愛子先生もそこを問い詰めず、さらっと流して話を続ける。

「そうか、じゃあ、顔見知りのいる席の方がいいな。
 それじゃ百合峰。お前の席は見てのとおり一番後ろになる。あそこの――――」
「黒野さん――黒野 スミレさんの、隣ですね。」

そう言ってにこやかに微笑むと、自己紹介もそこそこに、麻美はスミレの席のほうへと歩を勧めた。
――そこで、ふとスミレの脳裏に疑問が浮かぶ。

(……って、あれ? アタシあの時名のったっけ……? 確か某黄金勇者が元ネタのセリフ吐いて、
 名のらずに立ち去ったような――センセも、まだ名前まで言ってなかったはずだし。)

……どうにも名のった覚えがないのだが、まぁあの時はこっちも急いでいたし、さらにその後の
トラブルもあったしで、単に覚えてないだけだろう。多分。とりあえずスミレはそう自分を納得させた。
そのうちに麻美はスミレのそばまでやって来て――そして、はにかむようにしつつゆっくりと口を開く。

「――黒野、さん」
「ん? なにかないきなし?」
「お――――」
「『お』? んー? まさかまさか、『「おねぇさま」って、呼ばせてください』とかー?」

にはは、と微笑みながら明らかに冗談の口調(ニュアンス)で言うスミレ。
その様子に前の席の絵美里は「……しかたないなぁ」とばかりに苦笑し、愛子先生はというと
「――黒野。 お前と言うヤツはまたそういうネタを……」と、苦虫を噛み潰したようにつぶやく。
だが――続く麻美のセリフそして行動は、その2人のみならずスミレの予想すら
大きく上回るものだった。すなわち、

「――『おねぇさま』って、呼ばせてくださいっっ!!」

……ド直球で、スミレの冗談めかしたセリフ、そっくりそのまんま。
しかもあまつさえ、そのままスミレに――がばぁっ! と真正面から抱きついたのだ――――!

意外な展開に、「……そういうネタを……って、……へ?(汗 」思わず我を忘れ、つぶやく愛子先生。
「――――――――。」呆然と、手にしたペンをぱたりと取り落とす絵美里。
(ぬぁに――――――っっ!!?)(はうあぅあう〜〜〜〜っっ!!)(あらあらまぁまぁ。)と
三者三様でスミレの脳内でその様子に戸惑いまくる、あるいは見守るイマジンレッツゴー三匹。
その他クラスメイトたちの驚愕の視線が、いっせいにスミレたちのほうに注がれる。
だが、少なくとも麻美には後悔するそぶりは微塵もなく、むしろ上気した表情で、
うるっとスミレを見つめている――やべェコイツ真剣(マジガチ)だ。そんな麻美の様子に、

「………………。ひゃい?(だーらだらだら 」

さすがのスミレも、硬直したまま大汗かきつつ、問い返すしか出来なかったのだった。

だが。これが始まりでしかないことを、程なくしてスミレはイヤというほど知ることになる――


不意志根曲(ぶいしねま)・仮面ライダークロノスたんoutervolume 〜 みんな愛のせいね 〜 続く


――Imagine“D” Side

「――オぉラオラオラオラオラオラオラオラオラオラ、オラぁぁッッ!! 下手な鉄砲数撃つカラスを、
 EastSideWestSide一切合財、ぶった斬りまくりに――もも(オレ)たち参上ッッ!!」
(も……モモタロス……(汗 それなんて“Double Action Climax-form”…………?)
「最初に言っておくです!! 無ぅ駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄、無駄ぁぁッッ!!」
(って、ばぁかデネブ、コイツ(=電王たん)のレベルに合わせなくてもいいのよっっ!!?)

「「「「「「「「って、うわ――――っ! やられた――――――――っっ!!?」」」」」」」」

ちゅどどどどどどどどーん。クロウイマジンたんの大群を、何の盛り上がりもなくあっさり全滅させる
電王たん(クライマックスフォーム)と、ゼロノスたん(ベガフォーム)。
……ちなみにこの展開自体は、今回の本編とは一切まったく全然カケラも関係ない。(ぉ

「なーんでぇ歯ごたえのねぇ。雑魚(ザコ)ならぬ雑なカラスが、雁首そろえてこの程度、かよ」
「……いや、あえて言うけどね電王たん。完全に弱いものいぢめの殲滅戦だったんだけど……」
「うるせぇオデブ。いーんだよ、どうせブッ倒さなきゃいけねー相手なんだから、全力でかかれば」
「お、オデブじゃなくてデネブだってば……(ぁぅぁぅ
 ああああ、良ちゃんにこのガラの悪さが移りませんように……黒神(かみ)さまおねがい。」
「余計なお世話だこのアマっ!?」

思わずツッコむ電王たん in モモタロス。――そして、はた、と気づいた。

「……って。そういやおまえ、もものことを“良ちゃん”って呼ぶのな。オレらの知る限り、
 ももをちゃんと名前で呼んでるのは、ねーちゃん(=翔)とその関係者連中だけだと思ってたが」
「え、ぁ、その……う、うん、まぁなんとなく……(あせっっ 」

慌ててごまかすように取り繕うゼロノスたん in デネブ。電王たんは「ふぅん?」と首をかしげるだけで
それ以上は聞かなかったが――そんな軽口を叩きつつ、その場を去っていくライダー少女たちだった。

――さて。クロウイマジンたんにはひとつ特異な能力があった。
“イマジンの気配を完全に隠す”という能力である……のだが、その能力をクロウイマジンたんたちが
自覚して有効利用するより早く電王たんたちに発見され、挙句あっさりへち倒されてしまったので
まったく意味がなかったわけだが(笑)。

だが。その特殊能力(ちから)自体はクロウイマジンたんたちが全滅した後もその場に残り続けており、
それゆえに――その場に存在するもう一体のイマジン(未契約状態)を、
電王たんとゼロノスたんの知覚能力から完全に隠すのに一役買っていた。

『……は、ハ、はははハ……(ガクガクブルブル
 あ、アタィってばマジであんな連中相手にしなきゃいけないのかしら……』

……そのイマジンは今の戦いの一部始終を見ており、そしてライダー少女たちの強さに戦慄した。
自分(たち)の目的は、契約者の記憶をたどり、過去の世界へと遡ること。
その意味ではライダー少女にケンカを売る必要など無い――要は見つからなければいいのである。
だが……もしもライダー少女に発見されてしまった場合、今の戦いを見る限り
正面からやり合っては勝ち目は100%なさげだった。そして、逃げおおせるのも難しそうだった。
今回、見つからずにやり過ごせたのが奇跡のような気がしてならなかったのだ。 ※その通りです。

だが、だからといって戦いを有利に進めるために人質をとって脅したりするようなやり方は
そのイマジンの主義に思いっきり反していた――「悪には、悪の義というものがある」、
少なくともそのイマジンはそう考える。

『どうしようかしらねー……』

しばし、首を捻る。だがいいアイデアなどこの場では出てこない。――結局、

『と、とりあえず、真ッ正面からケンカを売るのはよしましょう、うん。
 可能な限り戦闘は回避、できれば交渉ごとで済ませる方向で――(うんうん 』

そうして一人納得し、その場を離れるイマジン、仮称“D”。
……『可能な限り戦闘は回避、できれば交渉ごとで済ませる方向』自体はまぁいいとして、
そのための具体的な方策が思いついていない時点で、その納得にはまるで意味がない(……)わけだが、
そのことを自覚している様子はない――基本的に、頭のお弱い人(イマジン)のようだった。(ぉ
八兎ジャック
2008年12月26日(金) 00時19分46秒 公開
■この作品の著作権は八兎ジャックさんにあります。無断転載は禁止です。
■作者からのメッセージ
てなわけで、始まったはいいが無事に終わるかどうかは誰にもわからないこのシリーズ。ちなみに全4回予定。
スミレちゃんの受難と、それとは少なくとも現時点ではまったく関係のない謎のイマジン“D”の話が
並列して動いていきますので、それなり程度に乞うご期たひ。 ……あ、最初に言っておくですが、
この“D”が最終決戦でスミレに憑依して、不意志根曲(Vシネ)版限定
クロノスたん最強フォームになって――みたいな展開にはぜってぇなりませんので悪しからず。

なお今回の敵ですが、元ネタがわかる人には今回の描写だけでその名前までわかるようになってます。
わかった人は、個人的にめっさ褒めてあげよう、いや天晴あっぱれ♪
……さすがに「正解者先着一名にリクエスト権ぷれぜんつふぉーゆー!」とか、
昔みたいなこと言ってる余裕まではないんで。勘弁。(苦笑……昔はそういうこともやってた)


     ★


こっからは八兎さんではなく、代理投稿者の追記。
代理のPCからだとコメ欄のタグが上手く機能しないので、失礼ながら外させていただきました、ごめんなさい。
PASSは“90710108”、あなたの街の紅音也でございます。
……悪戯しないでね?(ぉ

この作品の感想をお寄せください。
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