仮面ライダーメイデン 二十二時間目「烈火の進化・ヴリトラフォーム」 |
この事件から3か月前。そう、歌と舞がまだ乱牙と甲鬼としてファウストと闘っていた頃になる。 喫茶店ソナタ。 歌と舞がいつものように特等席で紅茶とコーヒーを飲みながら話している頃、奥の席では一人の長身の青年が紅茶を飲んでいた。 時計を先ほどから落ち着きなく見ている。幾分か緊張しているのだろうか。 「いらっしゃいませ〜」 「すみません、待ち合わせなんですけど」 その声を聞いて、青年がカウンターに目を向けると表情を嬉しそうにして、手を振る。 「おい、千佳!こっち」 「あ、虹一。ごめんね、遅くなった」 そういって、右手を横に出し「悪い」といった姿勢でやってきていたのは紛れもなく、斉藤千佳=ライノセラスサイマであった。 彼女は虹一と呼ぶ青年と向かいの席に座って紅茶をオーダーすると、ようやく一息ついたかのように嘆息する。 虹一「ごめんな、急に呼び出しちまって!!お前も本屋のバイト切り上げ大変だったろ?」 千佳「謝る必要はない。虹一といるほうがバイトよりも大切。虹一のためならいつ、どこだって行く」 クールで涼しげな表情のまま、それでいて力強く伝える。僅かに頬を赤らめているが、照れている姿勢はおくびにも出さないようにしている。 そういった強がっている姿勢が可愛らしい。 千佳「・・・・ところで、話って何?」 虹一「おお!!それだそれ!!千佳、俺、今度部活で撮影している映画、アクションを撮るんだ!!それでさ!!都の国際高校映画芸術祭に出場資格が手に入ったんだ!!それに出場出来るんだぜ!!」 遠くのほうで大きい声で話す虹一の話をきいて、舞がヒュウと口笛を吹いた。 歌「何のことですか?」 舞「ときわ国際芸術コンクールのこと。優勝した学校からは超一流の俳優やアクションスター、女優が数多く生み出されたっていう、夢の祭典・・・です」 記述の通り、この芸術祭はただのコンクールなどではなく、世界的に有名な映画監督が数多く審査に立会い、優秀な役者や実力者を見つけてはプロの世界に進出させる、いわばメディアに夢を抱く若き少年少女たちにとってはまさしく夢をつかむチャンスだ。 千佳「・・・すごいじゃない。おめでとう」 虹一「ありがとっ!!今夜から合宿で泊まり込みで撮影なんだ!行く前に千佳には話しておきたくてさ!!」 虹一が顔をほころばせて赤くしながら熱弁すると、千佳も嬉しそうにほほ笑んだ。人間社会に紛れ込むために「斎藤千佳」と名乗り、本屋の店員として人間社会の勉強をしているときに偶然知り合った青年だった。抱えきれないほどの本を棚に入れようとして苦労していたとき、頼みもしないのに手伝いにきて、結果、崩れた本から自分を守って下敷きになるような大バカ者。それなのに、この快活さ、笑顔にはどうも惹かれてしまう。 それが恋心と知った時は、もうすでに虜になっていた。 映画が大好きで、アクションスターになることが夢で、バイトと学業、トレーニングで多忙な毎日を送りながらも、いつも笑顔で明るく生きている青年。 それが虹一という青年であった。 虹一「・・・へへ、それでさ、これ!」 そういって、虹一が照れくさそうに笑みを浮かべながら鞄からラッピングされた小さな箱を取り出す。 千佳「?」 箱を受け取り、包みを開くと、その中からは小さなシルバーの腕時計。ハートの針が特徴的の可愛らしいデザインだ。暗くなると天使の絵が浮かび上がるお洒落な逸品である。 千佳「・・・・あたしに、か?」 虹一「・・・・どうかな?」 千佳「・・・いいの?どうして・・・・あたし?だって・・・あたし・・・」 別にクールなわけではない。あまりの驚きで感情が追い付かず、放心状態になっているのだ。それに、自分は人間ではない。虹一もそれは知っているはずなのに。 虹一「・・・・好きな子にプレゼントってやっぱ照れるな〜。今まで一緒に遊びに行ったりはしてたけどさ、こういうのもいいかなって」 千佳「だから…その…虹一は・・・どうして・・・あたしを…選んで・・・くれるの?」 千佳の顔が赤らめながらしどろもどろに尋ねると、虹一も顔を真っ赤にしながら、それでもまっすぐに千佳を見ながら答える。 虹一「俺が・・・・千佳が好きだから。惚れちゃったから。答えにならないかもしれないけど、でも、上手く答えられないよ。だって、それしか思いつかないしよ!!…って、違うか?」 虹一も言い終わった後で恥ずかしそうに、頭をポリポリと掻いて尋ねる。 すると、千佳の表情はとてもうれしそうに、愛おしそうに時計をつけ、眺めていた。 そして、顔をあげて満面の笑みを浮かべて言った。 「ありがと、大好きだよ。虹一」 腕時計の目覚まし機能で千佳は目を覚ました。 今の、夢は―― もう二度と会うことはない、愛しい人との楽しかったひと時。 千佳「虹一・・・。あなたの敵は必ず討つ。残りは3人・・・」 茜「魅音、何だよ人が忙しい時に」 茜は公園の傍を流れる川の岸で、自分を呼び出した少女に声を掛けた。 川を見つめていた魅音が、ゆっくりと振り返り、呆れたような顔で茜を見る。 魅音「負けたらしいね、禍魔に。歌先輩も、舞も」 茜「お前、どうしてその事を?」 魅音「聞こえたのよ。白のサムライも黒のサムライも、だらしない奴だって声が」 茜「あん・・・?・・・ふん、テメェ、完全に禍魔に乗っ取られちまったか」 魅音「いいえ、あたしはね、戦いたいのよ。人類を守る為に、戦いたい」 茜「焦るんじゃねえ。あの禍魔は、今の私達が戦って、勝てる相手じゃない。藍と萌黄、碧で今作戦を練っている最中だ」 魅音「それで逃げるって?やっぱりあんたたち、ヘタレだね」 再び、呆れと侮りが混じった口調で、魅音が言う。 魅音「あたしは戦う。例え、この身が滅びて戦う時ことになろうとも」 茜「おい、トチ狂ってるんじゃねえ!!」 魅音「見学してなさいよ。あたしがその禍魔を倒してあげる」 茜の横を、魅音と、魅音の呟きが通り過ぎる。 魅音「そして、あたしが史上最強の仮面ライダーだってこと証明してあげる」 そして魅音は、河川敷の土手を駆け足で登って行った。 茜「くそっ、今は魅音にかまっているわけにゃいかねぇけど、そういうわけにはいかないか」 茜が携帯を取り出すと、連絡を入れる。 茜「萌黄、あたしだ。魅音がナイトに接近している。奴の後を追ってナイトとの接触を抑え、そして奴の行き先からナイトの居場所を調べるぞ!!その間、藍と碧は一連の事件の調査で大学の生き残りに話を聞いてくれ!!」 「らじゃ!!!」 茜が携帯を切ると、ナビックドライバーを取り出して魅音の居場所を察知すると、クリムゾンビートに接続させて河原を駆けあがった。 人気のない裏通り。 二人の若者が悲鳴を上げながら必死で逃げている。後ろからは重厚な足音を立てて、巨大な大槌を持ったライノセラスサイマが悠然と追っていた。 青山「た・・・・助けてくれええええええええええええええ!!」 黒田「何で!?何で、オレ、たち、がっ・・・・!!!?」 ライノセラスサイマ「分かっていたはずだ」 そういって、ライノセラスサイマが容赦なく大槌を振り上げると、大学生の一人がよけて、後ろにあった壁を思い切り叩きつけて粉々に打ち砕いた。 ライノセラスサイマ「お前たちが虹一を殺したことは・・・もうわかっているんだ」 大学内。 屋上の上では顔中腫れあがり、ボコボコにされた大学生の一人、緑川が正座をさせられて、頭をうなだれていた。 萌黄「みどりん、気が済んだ?」 碧「ええ。オルレンジャー詐欺の件では。ですが、一番許せないのは、この事件です」 碧が赤くにじんだ拳を撫でながら言った。 藍「茜、分ったよ。どうして、ナイトが大学生を襲っていたのか」 バイクの無線機から流れる声に茜が驚きの声を上げる。 茜「マジ!?」 藍「ああ、一番気の弱そうな奴を問い詰めてみたら、すべて話した。斎藤千佳のことも、彼女の恋人のことも」 緑川「許してください・・・俺たちが全部悪かったんです!!」 3ヶ月前のことだ。映画祭の出演が決まり、出場者の中から有名プロダクションからスカウトの期待の目が一色虹一に集められた。彼は昔から何度もオーディションを受け続けてきたが落選続きであったにもかかわらず、彼の成長ぶりとアクションに魅せられ、期待をしていたプロダクションの審査員たちがついに虹一の努力により開花させた才能に目を付けたのだ。 しかし、合宿初日。合宿所で火事騒ぎが起こったのだ。原因は煙草の消し忘れであった。桃井が気づいたときは、もはや合宿所全体に火が燃え広がっていて手遅れであった。黒田の手助けで5人は必死の思いで逃げ出したが、虹一は一人逃げ遅れてそのまま焼かれ死んでしまったのだという。 緑川「でも、本当は違ったんだ。合宿中に虹一が煙草を吸っていて消し忘れが原因だってことになったけど、本当は、あれ、黒田さんの仕業だったんだ!!虹一を脅かすために、赤間、青山、黄原、桃井、黒田さんと俺が寝ている間に合宿所に灯油をまいて、脅かす程度で済ませるはずが、火の回りが激しくて!!」 つまり、虹一は撮影の間に飲んだ飲み物の中に、黒田が仕込んだ睡眠薬で眠らされている間に殺されたのだ。そのことを知った千佳が復讐のために大学生たちを虹一同様火だるまにして殺していた・・・!! 藍「最悪だ・・・・」 碧「・・・・千佳さんは虹一さんのことを本気で愛していた。その人を殺したことで、一人の少女を殺人鬼に変えてしまった貴方方は許されません!!罪を自首して裁きを受けなさい!!」 碧が緑川の胸倉を掴んで怒鳴りつけると、緑川が力なくうなだれて座り込んでしまった。 千佳「酔っ払って話してるところ聞いた時は、その場で殺してやろうかと思ったよ。自分だけいい目に逢ってるから気に入らない・・・ねえ。人間ってつまらない理由で人を殺すんだね。よくわかったよ。人間ってやっぱり愚かな生き物だ。あたしも、それなら人間なんて皆殺してやるよっ!!あたしの大切な人を奪った奴らも、そんな欲望に踊らされてばかりのやつらもっ、皆みんな死ねばいいんだぁああああああああああ!!!」 千佳が再びライノセラスサイマとなり、大槌を振って、震え上がっている黒田を追いかけまわす。隣では青山の死体がある。頭部を大槌で砕かれ、血の海に沈んでいた。すっかり青ざめた顔つきで黒田は命乞いをしながら這いつくばるが、ライノセラスサイマは容赦なく大槌を振りおろしてくる。 茜と魅音がバイクを止めると、ライノセラスサイマは気怠げな笑みを浮かべた。 ライノセラスサイマ「ちっ、次から次へと」 魅音「ふふっ、行くわよ」 バイクを飛び降り、駆け出す魅音に茜が続く。 茜「待て、バカ!」 魅音「変身!!」茜「変身!!」 制止も聞かずに飛び掛るヴァンリーを、ライノセラスサイマは軽々と投げ飛ばした。 ヴァンリー「きゃぅ!」 セイバー「このっ!」 殴り掛かるセイバーもまた、回転する長柄槌に吹き飛ばされる。 ヴァンリー「くっ、りゃっ!」 立ち上がるヴァンリーの胸に、槌の一撃が炸裂する。 ライノセラスサイマ「死ね・・・死ね死ね死ね死ね死ね・・・シネシネシネシネシネ!!!!グオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオッ!!!ケキャキャキャキャキャキャキャキャキャキャ!!!!」 完全に人間の心を失ったか、怒りと狂気にみちた笑い声をあげてライノセラスサイマが襲いかかっていく。 ライノセラスサイマ「はっ! ふん!」 ヴァンリー「くっ!」 セイバー「あぅ!」 槌の一閃にベルトが外れ、二人の変身が解除される。 魅音「そ・・・そんな・・・!!!」 茜「マジで強い・・・!!!」 痛みに悶える茜と魅音を、ライノセラスサイマは恐ろしい眼差しで見下ろした。 茜「…でもさ…負けてられねえ…だって、今のあんた、悲しすぎる」 茜が立ち上がって、疲弊した体を引きずりながらも怒りと悲しみが入り混じった強い視線でライノセラスサイマを見据える。 茜「あたしにあんた止める資格はねぇ。でもな、このまま暴走させるわけにもいかねぇよ。誰よりも人間らしいあんたをここまで苦しめちまったことは、あたしだって許せない。でも、あんたがこうやって暴れまわって…本当に虹一さんが喜ぶと思っているのかよ?あんたのことを心から好きになってくれた虹一さんが暴れているあなたを見て、笑ってくれると思っているのか!!?」 ライノセラスサイマ「グオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオッ!!!!!」 もはや声さえも届かない。茜の頭上に大槌が振り下ろされる。茜がよけるが、もうその槌に迷いはない。今の彼女は完全に理性を失った獣だ。 茜(力が欲しい・・・!!こいつを止められるための力を・・・!!!) その時だった。 歌「茜くんっ!!」 そこには集中治療室で寝かされているはずの歌が頭に包帯を巻き、入院着の姿で手すりに両手で全身を抑えながら必死に立っていた。 茜「そ、歌のアネゴっ!!!!どうして、ここにっ!?」 歌「これを使いなさい・・・!!!」 歌が何かを放り投げる。それを受け取り、歌をみると、彼女は身を乗り出して叫んだ。 歌「それは、以前舞くんと僕で作った新兵器です!!」 茜「アネゴ達が!?」 箱を開けると、そこには新しいデザインの鍵があった。赤い炎を模った紋章がある金色のカギだ。それをバックルに差し込んだ。 「ヴリトラフォーム、シフトチェンジ!!!」 刹那、赤い猛火がセイバーを中心に弾けた。 セイバー「これは――っ!?」 その輝きが頂点に達した瞬間、光の中から黄金の翼を持ったクワガタムシとアゲハチョウが現れ、セイバーに向かって急降下して来た。 かつて封印したスタッグビートルサイマとスワローテイルサイマの化身である。そして、セイバーの胸へと吸い込まれた瞬間―― セイバーの背中に猛火とともに黄金の6枚の翼が顕現した。 セイバー「つ、翼?!」 畳まれる翼を背に、叫ぶセイバーの手に握られた長剣もまた輝き、その刀身を黄金の炎に染めて行く。 セイバー「良く解らないけど――もう終わらせる!」 烈火の超甲騎士・ヴリトラフォームの誕生であった。 セイバーは新しくなった武器、烈火剣ヴリトラソードを構えた。 セイバーVフォーム「ええい!」 ライノセラスサイマ「はっ!」 激突する剣と槌。 激しい音と共に砕け散ったのは――ライノセラスサイマの槌であった。 ライノセラスサイマ「な――」 セイバーVフォーム「えぇぃ!」 硬直するライノセラスサイマに、横薙ぎにヴリトラソードを叩き付ける。黄金色の鎧が裂かれる。 一度止まって、今度は逆回転。 ライノセラスサイマ「グオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオッ!!!!」 振り下ろされる腕を縦に切り払い、ライノセラスサイマの手甲を裂く。 セイバー「うおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおお!」 輝く紅蓮の双翼が広がり、セイバーは地面を蹴った。 その身は背中の双翼によって、蒼空を舞う。 セイバー「うおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおお!!!」 ライノセラスサイマの真横を滑空したセイバーは空へと舞い上がり、猛火の剣を掲げた。 セイバー「えぇえええええぃぃ!」 ライノセラスサイマ「グアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアッ!!!!」 巨岩に勝る拳は、輝く一閃に両断された。 ライノセラスサイマ「グオオ・・・アア・・・」 ライノセラスサイマの鎧が裂かれ、大爆発を起こした。 その猛火の中、セイバーが見た。 猛火の中立ち尽くしていた、頭から血を流している千佳。こっちを見ている。 やがて、その瞳から涙を一筋流した。 そして、天を仰ぎながらつぶやいた。腕を伸ばすと、まるで何かを掴んで、それを胸に引き寄せている。茜には見えた。 見たことのない青年が千佳を優しく抱きしめ、悲しそうに涙を流していたのを。 そして、千佳が涙を流し、それでも愛おしそうにつぶやいていたのを。 「虹一・・・ずっとずっと一緒だよ・・・・これで・・・・やっと会えた。もう・・置いていかないで・・・・・・虹一・・・・・愛してる・・・・・」 そして、猛火の中崩れ落ち、その姿が見えなくなり、やがて火の中から一枚のカードが飛び込んできた。サイの紋章が刻まれたカードであった。茜の姿に戻り、そのカードに茜の頬からこぼれおちた涙がぽたり、ぽたりと落ちた。 茜「本当に、これしか、こんな結末しかなかったのかよ・・・・」 茜がカードを抱きしめて、蹲って泣いていた・・・・。 続く |
ロジャー
2009年01月09日(金) 11時51分15秒 公開 ■この作品の著作権はロジャーさんにあります。無断転載は禁止です。 |
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3j5ZDZ Wow, great article. Much obliged. | -20点 | Cheap Seo Services | ■2012-08-08 19:46:39 | 91.201.64.7 |
いつもながら、遅ればせながら参上仕りました。今回は人間の嫉妬の恐ろしさを 垣間見た回でした。七つの大罪のうち、嫉妬は純粋な第三者の存在から生まれる 感情だと思います。千佳ちゃんが怒るのも当然です。それも愛した人の夢が一切の 穢れのない真っ直ぐで純粋なものなら、なお更です。 今回登場したヴリトラフォーム、新フォームが出るのはライダーの醍醐味ですが、 展開がブレイドのオマージュ同然で、オリジナリティが欠けるなのは正直減点です。 おかげで千佳ちゃんが天に召させるシーンの感動が大きく削がれてしまってます。 |
50点 | イタリアーノリク | ■2009-01-13 09:48:09 | op03d-337.cc.hamamatsu-u.ac.jp |
合計 | 30点 |