不意志根曲(ぶいしねま)・仮面ライダークロノスたんoutervolume 〜 みんな愛のせいね 〜 結章・(一方的な)愛は勝つ
不意志根曲(ぶいしねま)・仮面ライダークロノスたんoutervolume 〜 みんな愛のせいね 〜
結章・(一方的な)愛は勝つ



“D”……いや、ドルフィンイマジンたんがその姿をあらわし、クロノスたんに――ではなく
その敵・ガランへと攻撃を仕掛けた。風すら斬るようなフックで吹っ飛ばされたガランは、

「――な!? ちょ、ちょっと待て貴様! 何故――イマジンが私の邪魔をする!!?」
「決まってんでしょ! あんたのやり方が気にくわないから。
 それにそんなのを抜きにしても、この娘はアタィ達が過去へ行くための大切な扉(ゲート)だもの。
 その扉を壊すだなんて――たとえライダー少女が許してもこのアタィが……、
 ドルフィンイマジンたんが許さない!」

狼狽しつつ食ってかかって行く。そんなガランに対しドルフィンたんは、ビシッとグローブをつきつけて
特撮番組のヒーロー張りのポーズを決め、高らかに叫び返した。……自己陶酔してやがる、このアマ。(ぉ

「――そう、アタィこそは正道(せいどう)たりし悪、リーガルイービル!! 少女の心を
 踏みにじり立つような誇りなき悪は、すなわち醜悪な笑いモノでしかない、と知りなさい!
 嗚呼(あぁ)、美しさはその素顔にサディスティックを隠して、悪の華を匂わせて戦いに挑むもので――――」
「――――――てりゃ。(ぼわっっ! 」
「…………おぶぅっあぢぢぢぢぢっっ!!?」

……(口上に)つきあってらんねぇ、とばかりにいきなしガランの吹いた炎にまかれ、
一気に炎上するドルフィンたん。慌てて「おわ――――――っっ!?」と叫びつつ転がりまわり、
火を消し止めるのだった。そして、いきなりがばぁっ!と立ち上がって怒鳴る!!

「……って、こらぁぁぁぁっっ!!? 最後まで言わせなさいよこのKY(空気読めねぇヤツ)っ!!」
「ホントだよ! こないだ(※ごれんじゃい)のパペットイマジンたんもそうだったけど、
 口上の間に攻撃だなんてまったく最近の悪役はマナーがなってないんだから!!」
「いやそのこっちが悪いんかいっっ!?」

ドルフィンたん自身のみならずスミレにまで責められ、思わず叫ぶガラン。
どうにか気を取り直し、

「ふ、ふん。まぁいいわ――確かに予想外の展開ではあったけど、
 いまだにこの麻美って娘はあたしと同調している。つまりあたしに手を出せば、
 この娘の体も傷つくって状況は変わらないわけで、」
「――ふぅん?」

小馬鹿にしたようなそのガランの言葉を、からかうような口調でドルフィンたんはあっさりと流す。

「……なによその態度は。」
「やれやれ――これだからただの悪党はしょせんただの悪党だって言うのよ。(※意味不明)
 さっき自分がどんな手段で吹っ飛ばされたか覚えてないの?」
「……どんな手段で……? って……………………、あ゙!?」

気づく。ガランが受けたダメージは全て麻美にフィードバックされるはず――されていた、のだ。
少なくともドルフィンたんが現れる前までは。だがそのドルフィンたんに、ガランは吹き飛ばされた。
――顔面を、思いっきり『殴られて』。ならば当然麻美も無事ではすまないはずだが、

「――マミりんっっ!?」

半ば悲鳴のような声を上げつつ、麻美に駆け寄り助け起こすスミレ。だが悪い予想に反して、
麻美は、意識を失ったままそれ以上のダメージを一切受けている様子がなかった――つまり、
この事実はガランと麻美のリンクが切れていることを意味する。
ふふん、と口元だけで微笑むドルフィンたん。そんな余裕げな様子が、さらにガランの神経を逆なでした。

「馬鹿なっっ!?……き、――貴様一体何をしたァっ!?」
「『何をした』? ……見てのとおりよ。その娘と『契約した』、ただそれだけ。」

びしっ、と再度ガランにグローブを突きつけるドルフィンたん。

「……人間の精神力なんて、弱いものよ。普通の人間の精神の力
 ――イマジネーション、とでも言いましょうか――じゃあ、
 別の精神存在を複数宿(やど)すことに耐えられない――これがまず、条件の一つよ」
「――あぁ、なるほどねー。アタシもオリヴィエたちに連続して憑依されてブッ倒れたことあるし。」

以前、そういう経験(※「ロックマンロックマン普及委員会」参照)のあるスミレはその言葉に納得する。
ドルフィンたんはひとつうなづいて、さらに言葉を紡いだ。

「そんな人間の脆弱(ヨワ)い精神で複数契約結ぼうと思えば、精神力を削られて消耗するか、
 あるいはどっちかの契約が弾かれるのが必然――みたいな状況で、契約者・この百合峰ちゃんにとって
“おねえさまを殺そうとしてる”あんたの契約と“助けようとしてる”アタィの契約、どっちが
 優先されるかなんて……言わなくてもわかるでしょ?
 つまり、あんたの契約主とのリンクは、すでに弾かれ切れている――!!」
「な――――――――!!」

その事実に、驚愕し絶句するガラン。そんなガランに向けドルフィンたんは苦笑にも似た表情を浮かべる。

「ま、もっとも正直、さっきも言ったけどこの娘の精神そのものがつぶれる可能性だってあったのよね。
 それでも、百合峰ちゃんはアタィと契約するのをためらわなかった……甘く見たのよ、あんたは。
 人間の心情(こころ)の強さと、精神(こころ)の弱さをね――――」
「…………そ、んな、馬鹿な――――」

なおも現実を認めようとしないガラン。ドルフィンたんはいったんそちらを無視し、
スミレたちの方へ向き直る。

「そこのライダー少女。えぇと――クロノスたん? 今の状況は見たわね?」
「え? あ、うん。もちろん一部始終見てた…………けど。」
「アタィは、いわばその娘の命の恩人で、かつ結果論ではあるけれどあんたを助けたわけ、よね?
 そういう意味で、あんたはアタィに借りができた――ここまでは、いいわね?」
「…………そうなるな。めちゃめちゃ不本意だが」

かなり偶然、ただのラッキーみたいな状況だったが、そこはまぁ認めざるをえない。

「で、よ。その借りを返して欲しい、とか言っちゃうわけよ、アタィ。」
「……借りを、返す?」
「そう。……って言っても、難しいことを要求したいわけじゃない。 
 アタィはあんたを助けてあのおさかなさんを倒す……で、それをもって契約を完了させて
 過去に渡るつもりなわけだけど――それを邪魔せずに、見逃してくれるだけでいいわ。」

――最初に見たライダー少女たちの戦闘能力から判断して、直接戦闘は不利と結論せざるをえない。
だからライダー少女との戦闘は回避しよう……ドルフィンたんは最初からそのつもりだったが、
しかしそのための交渉材料はなにもなかった――今このときまでは。その交渉材料が
(繰り返すが、ほとんど偶然ではあるものの)手に入り、なおかつ、スミレ=ライダー少女を助けることで、
以前別のライダー少女に見逃された“借り”を返すことにもなる。まさに一石二鳥であった。

だが。

「――あの、いいですか?
 そういう交渉って、この状況に持ち込む前にやらないと、ほとんど意味ないですよ??」
「……え゙?(汗 」

その提案は呆れ顔のシャルにあっさり一蹴された……当たり前である。
ドルフィンたんはガランと麻美のリンクを断ち切った――それはまぁ、いい。
だが、断ち切ってしまうということは、イコール「麻美を助けるため」という交渉材料を失うと言うことだ。
材料が使われたあとの交渉など、持ちかけられた側はそんなもん無視すりゃいいだけの話なわけで。
この場合スミレたちに首を縦に振らせるには――実際そんな交渉に乗るかはまた別の問題として――
最低限、リンクを断ち切る前に今の交渉を持ち出さなければならなかったのだ。

…… 一気に余裕が吹き込んで、あたふたと言葉を重ねていくドルフィンたん――そこへ。

「……………………(汗 。い、いやいやそこはそのほらえーとその、仁義の問題と言うか
 アタィがいなけりゃこの状況は作れなったわけで、そこはそれその分を恩に着て欲しいというか、」
「――いいぞ。」
「いやその、『いいぞ。』とかそんなこと言わないでここは許し……………………、は?(汗 」

今、あの白いイマジン……オリヴィエは「いいぞ。」と言った……ような気がした。
半信半疑でそのことを確かめるべくドルフィンたんが口を開くより早く、さらに言葉を続けるオリヴィエ。

「『いいぞ』、と言ったんだ。お前の言うとおり、形はどうあれ助けてもらった。
 だからまぁ――せめてもの、だけど――借りは返す。目の前のサカナを倒したあと、
 過去に遡るお前を、私は絶対に追わない……これで、いいか?」
「………………。アンタ(オリヴィエ)は追わないけど、残りのイマジン二体と
 ライダー少女(=クロノスたん)本体が追っていくとか?」
「ンな一休さんのトンチみたいな真似をするかっっ!?」
「――あぁ、もちろん『他所からライダー少女を連れてきて追わせる』みたいなオチでもないですよ?」
「…………そ、だね。うん――それはまぁ、約束する。」

シャルとスミレがその言葉を補足し、追随(ついずい)し、保証する。

「って……マ!? ホントに!? シンケン!!? リアリィ?!? ぱーどぉんっっっ!!??

 …………ありがとうッッッッ!!! あんたら1人と3匹、見かけよりずっといいヤツらなのねっっっ!!!」
「〜〜〜〜〜〜〜〜。返しがめっちゃお約束だねぇ。」
「(――――ぴき。)」
「(――――むか。)」
「(――――にこ。)」(註:殺ス笑顔)

……率直に過ぎるドルフィンたんの言葉にあきれかえるスミレと、3者3様に怒りの表情を浮かべる
オリヴィエたち。だが、事ここに至ってもただそれだけだ。そんな失礼きわまる言葉を前にしても
『借りを返す』という言葉を撤回するでもなく、怒りに任せて襲い掛かりもしない。
殺伐かつ和やか(……)なその状況――気絶している麻美はともかく
そばで意外な展開に呆然としているガランまですっぱり無視していた。そのガランが、気を取り直す。

「……って、こっち無視して和むなァァぁぁぁぁぁぁぁっっっっ!!!!
 人質なんかなくたって、あたしのパワーと装甲の前には――――」
「――!? あまいっっ! ……ハリケーン・ボルトぉっ!」

いきなり一気に飛びかかってくるガラン。ドルフィンたんは持ち前の跳躍力で、 ※イルカだからねw(ぉ
そのガランよりさらに高く跳びあがり、そこからの急降下パンチでガランを撃墜、地面に改めて叩き落す。
さらに、

「続けて――スペシャルローリングサンダー!!!!! あーんど……ジェットアッパ――――ッッ!」
「どぉっっっ!? ……げはげはげはげはげはっっっ!!? ……えひゃいっっっ!!!?」

急所狙いの五連撃、トドメにアッパー!! 怒涛のインファイトを炸裂させるドルフィンたん。

「――よし、スミレこっちも行くぞ! あのサカナ、私のランスで吊るし干しにしてやる――――!」
「いえ、ここはもう一度ワタクシに。ウロコをひん剥いて、三枚におろして差し上げましょう――――!」
「……あー、そこで『美味しい魚の調理法』語ってるあんたらには悪いけど。殴った感じ、
 ウロコの硬さはかなりのモンよ。アタィみたいに打撃で衝撃を叩き込む闘(や)り方ならまだしも、
 切り刻むタイプの攻撃にはすっごい強いんじゃないかと思う。」
「……なるほど。確かに先ほどのワタクシの責めも、ほとんど打撃分しかダメージがなかったようでしね」
「アドヴァイスあんがと、ドルフィンたん! だったらここは――アリサっ!」
「おっけーなのです! 紅激気(こうげき)、ボク流、我が意を尽くすのですよ〜!!」

……どこのゲキバ●オレットだ。そんなツッコミをものともせず、変身ベルトにかざされた
ライダーパスの力に応えるように、アリサがスミレの体へと吸い込まれていく。

≪――Gun Form――≫

――紅に染まる、髪の一房そしてその瞳。そして、そのコスチュームも赤い犬耳メイド服へと変化していく。
すなわち、仮面ライダークロノスたん・ガンフォーム!! クロノガッシャーをすばやく組み上げ
びっ、とポーズを決めるクロノスたん(GF)。その彼女が口を開くよりも早く、ガランは
「――しゃらくさいぃぃぃぃっっ!!!」っと叫びつつ、さきほどドルフィンたんに放ったのと同じく
火炎放射を仕掛けてくる……こっちが口上言う前に攻撃とは、ホントにKYだなこのガラン。(ぉ

「――――――――っ、甘いのです!」

――だがその飛び来る火炎に対し、クロノスたん(GF)はすさっ、とその身を炎の下に潜(くぐ)らせ、
華麗に――避けた!!※ そしてその体勢から銃弾を撃ち放ち、見事ガランの顔面に光弾を命中させる――
「――グァアアアアアワァァァッッ!!」と絶叫し、顔を抑えひるむガラン!!

※逃げるのが上手いだけなんじゃねーの、というツッコミは、多方面から入っておりますのでご遠慮ください。(ぉ

「――その攻撃はさっきドルフィンたんに放った技なので、読めてるのです!
 このボクに一度見せた技は二度通用しないのですよ〜!!」
「聖●士気取りかこの“おおかみさん”。……ウルフ星座ってのは、青銅二軍だったけどな。」
(エプシロン星アリオトのフェンリルも強くなかったよね。中の人は某セキトシヒコさんなのに)
「オリヴィエもスミレもうるさいのです〜〜〜〜〜〜っ!?」
「って、あのー。今ならガラン、致命的に体勢崩してますが。
 肝心なときに動けないマグロってのは、不感症と取られてもしかたありませんよ?」

……脳内のヲタッキーな会話はさておき、確かに今こそチャンスである。
クロノスたん(GF)は「……それじゃ、決めるのです――!」と叫びうなづく。
ライダーパスをベルトにかざし、同時にダッ! と駆け出して――そしていま、必殺の――――!

「《Full Charge――――!!》 ……一気に冥途に送りまくってあげるのですよ――――――!!
 グランド・アディション・ワイルド・ショット――――――――――――っっっ!!!」

身を伏せた姿勢で疾(と)くガラン目がけ走り、ガランにタックルをかます! いかに腕力に乏しい
アリサといえどその勢いと体重を乗せた一撃は、体勢を崩したガランを地面に押し倒すには十分だ。
「……ぐゃはッ!」と叩きつけられるガラン。その胸部にクロノガッシャーガンの銃口を押し当て――
トリガーを、引いた!! ――放たれた光弾は、普通に放てばその衝撃で敵の体ごと吹き飛ばすほどの
勢いを持つ。それほどの衝撃を、地面に押し倒された状態で受けたガランは
モロにその体に叩き込まれたのだ――あまりの衝撃に一瞬“ズィンッッ!”と揺れる地面。
そして――アディション・ワイルド・ショットの真の威力(ちから)は、
そこからさらに炸裂する光の散弾にこそある。

「……とぉっ!」

それが炸裂する寸前、かけ声とともに急ぎジャンプしてガランから距離を獲るクロノスたん(GF)。
次の瞬間、――ザバシャァァァァァァァッッッッッッ!! 荒れ狂う砂塵と化した無数の光弾。
その破壊の光の中に、ダメージと、地面に叩きつけられた衝撃によって身動きすらとれぬガランは
呑(の)みこまれ――

「――ガギャァァァァァァァァッッッッッッ!!!!」

――悲鳴、そしてズドォォォォォン!!という爆発音。なすすべなく爆燦(ばくさん)し、
消えていくガランだった……卑劣な敵が消滅していくのを見つめつつ、

「――ふっ。根性の醜い悪ってのは、断末魔の悲鳴にまで品がないわね。」
「……あぅ。さっき炎にまかれたときの『おぶぅっあぢぢぢぢぢっっ』ってのも相当下品だったと思うのですよ。」
「やかましいっ!? てか、人がカッコつけて決めてる間くらい余計な茶々入れずに黙っときなさいよ!」

控えめなクロノスたん(GF)のツッコミに返しを入れて、気を取り直すようにこほん、と
ひとつ咳払いをするドルフィンたん。そしてあらためて、麻美の方へと歩み寄り、
ゆさゆさ、と優しくゆすって麻美の意識を取り戻させる。

「…………あ…………」
「……さてそれじゃ、百合峰ちゃん、だっけ? “おねーさまを助けて”という契約は
 これを持って成(な)った。――契約、完了ってことで、過去への扉を開かせてもらうわ。」
「…………は、い――――」

まだ少し朦朧(もうろう)とはしているようだが、一応現状を認識することはできたらしい。
それが証拠に麻美の体が正中からくぱぁ、と開き、そこにオーロラ上の空間が現れる。
これこそがイマジンが通る時遡(ときさか)の道。ドルフィンたんはそこに足を踏み入れようとして、
唐突にばっ、と振り返った。クロノスたんが――さっきは「手出ししない」とか言ったものの――
その約束を破って攻撃してくる可能性を危惧したのである。

だがその心配は杞憂だった。
クロノスたん――プラットフォームの姿に戻っている――と3体のイマジンたちは、やや距離を
置いたところに立っている。その様子はまるで、ドルフィンたんを見送ろうとしているかのようだった。

「――じゃあ、な。
 正直、他のイマジンにこんなことを言う日が来るとは思わなかったが……
 お前さんにゃ、感謝する。そして――少しだけ、謝っとく」
「あの炎攻撃をあっさり見切れたのは、ドルフィンたんのおかげだったのですよ……経過はともかく。」
「――お疲れさま、でした。」

口々に。だがあくまでも好意的な……否、同情的とも取れるニュアンスでドルフィンたんに
声をかけていく、オリヴィエ・アリサ・シャル。その様子に「…………?」と疑問な表情を
浮かべるものの、その意味まではさすがにわからない。間違いないのは、
攻撃してくる様子は――約束通り、と言えばそうだが――まったく見られないことだけだった。
ドルフィンたんは安堵して門をくぐろうとする、……その、直前。「おい。」とオリヴィエが呼び止める。

「……何?」
「――やっぱり追う、とかはしないから聞くだけ聞かせろ。
 過去を、破壊する。…………それを、やめるつもりはないんだな?」
「当然よ。それがイマジンの存在意義でしょ? ……まぁ、あんたたちは必ずしも
 そう思わない立場みたいだから、そうだと認めろ、とまでは言わないけど」

そう応えるドルフィンたんの言葉には、淀(よど)みがない。オリヴィエは「……ならいい。」と
それだけ答える――それが、決別の言葉となった。

「――じゃあね。」

場違いなほど気さくな様子で手を……グローブを振って、麻美の中へずぶずぶ、と
挿入(はい)って行くドルフィンたん。程なくしてその体は完全に麻美の中へと潜りこみ――
そして彼女は、過去へと飛んだ。その様子を見送るスミレたち。追うそぶりはおろか、
倒れた麻美を助け起こしこそするものの、その彼女にライダーチケットをかざして
ドルフィンたんがどの時間に飛んだかを確認する様子すら見せない。

「……あいつ、さ。麻美ってやつを助けたとき、『(麻美が)過去への扉だから』ってのより先に、
『(ガランの)やり方が気にくわない』っつったんだよな……」
「あの性格の人(イマジン)だと、駆け引きとかじゃなくて本気で言ってるんだと判断できますね……」

しみじみと、ドルフィンたんのセリフをかみしめるオリヴィエたち。つまりそれはドルフィンたんが
過去に渡って使命を果たすことを優先したとはいえ、本質的には非道な手段を好まないことの
証であると――基本的にイマジンを敵視するオリヴィエをして、そう認めざるをえなかった。
そして、そのシャルたちの言葉を受けて、

「……さすがに、ちょっとかわいそうだったかもねぇ」

スミレはつぶやき、ドルフィンたんの消えていった虚空へ向かって小さくキリスト教流の十字を切った。
そしてしばし目を閉じる――その仕草は、まるで死者を悼み黙祷(もくとう)しているようにも
見えたのだった――
               ★
――そして。麻美を門として、ドルフィンイマジンたんは過去へ姿をあらわした。

麻美の体から吹きだす大量の砂。だが、なぜか麻美はわが身に起こったそんな奇妙な現象に
気づいた様子もなく、ふらふらと夢遊病者のように歩いて、その場を離れていく。

「……?」

――様子がおかしい。その状況を微妙な表情で見つめてしまうドルフィンたん。
ふと、何かに気がついて虚空(そら)を見上げ……そこに、ドルフィンたんは驚くべきものを見た。

「!? ……あ、アレって……!」

空中に穴が開いている。ガラスのように割れ、よどんだオーロラ光を放つその穴の向こうに
確かに見えたのは――ガラン、と呼ばれていたあの敵の姿だ。
もっともその穴は閉じかけており、またガラン自身も穴に背を向けているようで、ドルフィンたんの
姿にはまったく気づいていないらしい。だがこの状況は、というかこの時間は――――

「…………。えーとつまり、
 この時間って、まさか、百合峰ちゃんがガランってヤツと“契約”した直後?」

つまり、麻美の記憶の中でもっとも印象的であったのは、ほんの数日前の、この時ということだ。
スミレに慕情を覚え、そして――ガランにたきつけられて、ではあるが――、想いを伝えることを
決意したその瞬間。それはすなわちスミレに対する想いそのものは真摯なものである証ではあるのだが。

「って、それじゃ遡(さかのぼ)った時間って、せいぜい数日程度っっ!?」

おそらく、イマジンの時間遡行の中では最短記録に違いあるまい。ちょっぴり形而上(うわぁ)的な
気分になるドルフィンたんだったが、少なくとも前向きなのは彼女の美点である。
「ま、まぁいいか……」と、なかば無理やりに気を取り直した。

具現化したドルフィンたんは、早速この場で破壊活動にいそしもうとして――――その動きを、止める。
……今この場で暴れれば、麻美を絶対に巻き込んでしまう。そんなことを、思ってしまった。
簡単に言えば、麻美に情がうつったのだ。

この世界の破壊は、する。だが、別にその破壊に必ず契約者を巻き込まなければならないとか
そんな決まりはないので、少し距離を離してから破壊活動を始めても何の問題もあるまい。
そうしてドルフィンたんは去ろうとし……その直前、一度だけ振り向いた。

「悪いわね、百合峰ちゃん。見捨てるような形になっちゃったけど、
 でも、大丈夫。もう数日すれば、あんたはアタィ――いや、“おねぇさま”が助けてくれる。
 だから、ここは…………、ごめんね。」

――結局、彼女はイマジンなのだ。それも、
世界を破壊するために存在するという意味においては、オリヴィエたちよりよっぽど「まとも」な。
そもそもそのために彼女は時を遡ったのだし、ここでは麻美――これから不幸に見舞われることが
確定している少女――を見捨てる選択をした。そのことに迷いがまったくないわけではなかったが、
それでもそれを仕方のないこととむりやり割り切る。助けるもの、として自分の名前を挙げず
クロノスたんの存在のみをつぶやくと、あとは振り向きもせず……いや、あえて振り向かず
その場を離れたのだった。
               ★
……えーと。
もうオチが見えたような気もしますが、とりあえずその続き。

「ネオ・バイブルっっ! コーザ・ノストラ! デビルプロポーズスコルピオンクラッシュッッ!!」

ガンガンガンガン!!! 若い命を真っ赤に燃やすかのように放たれた、嵐のような必殺パンチ。
このパンチ自体は、いわば試し打ちだ。周囲をそれなりに破壊はしているものの
少なくとも今のところは、生物はなにひとつ巻き込んでいない。ひととおり慣らしを終えて、
ドルフィンたんはおもむろにぐるり、と肩をひと回しした。

「さーて、それじゃ改めてこの世界の破壊を「って、邪魔――――――――っっ!!(どぐしっ! 」
 ……ぐほぁっっっ!!?」

……その直後いきなり背後から何者かに追突されて、顔面から地面に突っ込むドルフィンたん。
もっとも突っ込んできた方もその相手がイマジンでは無事で立ってられるはずもなく、
後ろに盛大に跳ね転んでぱんつが見えかけたりもしているが。その、突っ込んできた少女は
「あ゙……だたたぁ、」と言いつつ後転の要領でごろん、と転がり立ち上がる――
その少女を見て、ドルフィンたんは戦慄し驚愕し思わず叫んだ――――!

「! !! !!? っあ、ああああアンタ、さっきの……、く、くクくく、クロノスたんッッ!?」

――そう。その少女は。誰あろう、スペシャルアニメを見るべく
裏道をショートカットして家に帰る途中の、黒野 スミレその人である――だが。

「『さっき』ってナニっ!? どこの怪人少女か知らないけれど、初対面でしょーがっ!」
「へ!? ぇ……あ、ぃや、えとその……そ、そうなんだけど――――」

そう。この時点……過去の時点のスミレは、まだドルフィンたんと出会っていない――――!!

(離れろスミレ! イマジン感覚(センシズ)に感知あり! 間違いない、コイツ、新手のイマジンだ!!)
(はうあうあぅ〜っっ! しかもコイツ『クロノスたん』って、ボクたちのことモロに知ってるのですよ〜!?)
(ストーキング済み、ですか……相手がイマジンでさえなければバッチこい望むところなんですが。
 状況からして、破壊活動を始めたばかり――ってところですね。)

そんなドルフィンたんの戸惑いなど知る由もなく、オリヴィエ、アリサ、シャル――スミレに憑く
イマジン3体ともが、臨戦の覚悟を完了(きめ)る。そして、スミレもまた。

「あ゙ーーーーっ、もーーーーーーーーっっっ!!? さっきのベタな不良といいアンタといい、
 人がアニメ見ようって急いでるとき見計らって邪魔をしに、しかもわざわざ裏道にまで出てくるんだからっ!」
「いやそういう問題じゃなくてっっ!?」

思わずツッコミを入れてしまうドルフィンたん。その言葉を華麗にスルーしつつ、
スミレはおもむろにベルトを取り出した。

「さっさと終わらせるよ――――オリヴィエ!!」
「――応(おう)! まかせてもらおう!!」

オリヴィエの憑依により白に染まる髪の一房、そして瞳。そのままベルトを巻きつけ、ライダーパスをかざす。

「……変身ッッ!!」  ≪――Lance Form――≫

――そして現れる、羽吹雪をまといし純白の騎士。
仮面ライダークロノスたん・ランスフォームの現臨であった――――!!

そのクロノスたん(LF)は、めずらしいことに登場するや否や一切の無駄な動きを挟むことなく、
素早くクロノガッシャーを組み立て、彼女の武器たるランスを作り、構える。
――それほどまでに急いでいる、ということだろう。

――今ならわかる。あの同情的な視線の意味が。過去へ渡る自分をあっさり見逃してくれた理由が。
あの時点でクロノスたんは、ドルフィンイマジンたんを――自分を、倒して終えているのだ。
いままさに、このときに。それがわかっているからこそ、クロノスたんは自分をあぁもあっさり見逃したのだ……!!

「ちょ、ちょちょちょちょ、あんたっっ!? そ、そんな理不尽な話があるかぁぁぁぁぁぁぁっっっ!!?
 せ、せっかく未来で助けてあげたのにっっ!?」
「『助けてあげた』だと? ふざけるな、イマジンに恩を売られた覚えなんて無い!!」

それは、事実だ。数日後ならいざ知らず、少なくともこの時点では。なのでオリヴィエは躊躇なく、
目の前で「見え透いた嘘」を吐くイマジンに向けて武器を構える。

「せっかくのスペシャルアニメ、……正直今からじゃオープニングに間に合うかどうかすら微妙だが、
 せめて本編は見逃すわけにはいかないからな――速攻で、終わらせるッッ!!」

結局、OPだけ見逃してしまう運命がすでに確定はしているわけだが、 ※起章参照のこと
それでもクロノスたんは急ぐ。 ≪ Full charge――――!! ≫ デンガッシャー・ランスに
集中するフリーエネルギー。そして一目散にドルフィンの方へと駆け、

「さっさと覚悟を決めろ、このノーテンイルカァァァァァァァッッッッ!!」
「決められるかぁぁぁぁっっ!!? てか、こんだけ大仰に出といてコレで終わりなんてアタィの立場って、」
――返事は――

もはやみなまで言うのを待たず、振るわれるデンガッシャー・ランスの切っ先――そして、

イエスでいいッッッ!!! エクストリームスラッシュ・アウターボリュームバージョン!!!」
「ゔわぁ―――――――んっっ!? 真っ白に燃え尽きてそーれではみなさん、ぁさーようーなーらーっっ!!?」

ちゅどーん。いつものキメ台詞と共に放たれた必殺の一撃が叩き込まれ――
ドルフィンイマジンたんは、あっさり砂へと還されるのであった。

……いや、マジで合掌――(ちーん/☆) 【BGM:あしたのジョーのテーマ】
               ★

エピローグ 〜 (一方的な)愛・おぼえていますか


こうして、異空からの侵略者・ガラン、そしてドルフィンイマジンたんは倒れた。その翌日。

「ふぃー。今回はイロイロたいへんだったよまったく。
 やっぱ人間、ストレスたまるような状況にあっちゃいけないねぇ、うんうん♪」

登校時。スミレは心底解放感にあふれた表情を浮かべ、嬉しそうにつぶやきながら歩いていた。
そこまで嬉しいんかい……って、まぁ、嬉しいんだろうな、うん。

「あのガランって謎の敵も倒して“ギアス”も消えたはずだから、
 今日からマミりんに言い寄られることもない平穏な生活が戻ってくるねぇ。
 ドルフィンたんも……まぁ、ちょっと気の毒なことをしたけど、撃破自体はしてるから
 後の憂いもなんにもないし。……っと、今日の放課後どうしよ。
 ヒマだし、ストレス解消に八神市にオモチャいぢり※に行こうか、」 ※おいw
「おねーさまーっっ♪(抱きつきっ 」
「――のひょえぇぇぇぇぇっっっっ!!?」

……のー天気に外道な言葉をのたまった、その天罰であるかのように。
いきなり出てきた百合峰 麻美に背中から抱きつかれ、不覚にも悲鳴をあげるスミレだった。

「……な、なななな、なんでマミりんここにいんのっっ!?」

……いや、「なんでいんの」もなにも、いて当たり前である。
確かにガランは倒れ、麻美もその魔の手から解放された。
だがそれは、「今までにあったことが、まったくなかったことになる」と言う意味では断じてない。
スミレが麻美を助けた事実は変わらない。そして――麻美とガランの能力で設定された――
交換学生制度の期間は数週間、それがまだ10日ほど経過した程度。
つまり、まだ当分麻美はこの学校に通うことになっているのだ……とはいえ、

「……だ、だいたいさ! おねーさまおねーさま言ってっけど、
 マミりん……あ、その、麻美……さん、アタシより年上だったじゃんっ!?」

――実はそうだった。
学年で言えば一年上なのを、ガランの能力で「書類上の手違い」という扱いになり、
むりやり同学年に編入していたことが明らかになっていた。事件がすべてカタがついてから発覚する、
衝撃の、ただし物語的にはまったく意味のない(……)事実であった。
まぁ、もちろん今日登校すると(当然だが)麻美は三年生のクラスに移動させられているため、
授業中にスミレが好き好きらぶらぶ攻撃を受けることはなくなるわけだが。

ともあれ、そんな指摘にも麻美はまったくめげることなく必要以上に力強く言い放つ。

「カップリングでは、受けに回る方が攻めに回る方を“お姉さま”って呼ぶのはじょーしきですっ!」
「いやそれは知ってるけどっ!?」

……このカップリングだと、どう見てもあんた(麻美)の方が攻めじゃねーの?
みたいなツッコミはさておいて。

「えぇ、スミレおねーさまのためなら、学年だって年齢だってレベルだって下げてみせますっっ!」
「下がるかぁぁぁぁぁぁっっっっ!!!? てか、レベルって何っっっ!!?」
「きゃ☆ さすがおねーさま、鋭いツッコミ♪(抱きっっ 」
「/// な〜〜〜〜〜〜っっ!? や、やみれ〜〜〜〜〜〜〜〜ぃっっっ!!? ///」

――さわさわだきだき。文字通り「揉みくちゃ」にされるスミレの悲鳴が、

「た、……たぁぁぁぁぁぁすけてぇぇぇぇぇぇぇぇいいぃぃっっっっっ!!!!!?」

緑ヶ丘学園の登校路――いつのまにやらもうすぐ校門――に響き渡る。
そんなガチレズく見える2人を、わざわざそこを避けるように他の生徒たちは流れていく。
誰も、助けてくれない。(おおわらい) ……否、こちらへ注意を向けてきているのが約4名。

「わー、黒野あいかわらずお盛んー。」「ん、そういうオジさんくさいセリフはどうかと思うな、羽美ちゃん」
「いや生原さんも風谷さんも、止めなくていいわけ……?(汗 」「――――――――。」

いつもの4人組、生原 羽美・風谷 真魚・広瀬 栞・そして三上 了子――ではなく、剣崎 一菜。

「あ゙あぁぁぁ!? み、みんな、助け――――「さーそれじゃみんな、もうすぐ予鈴だから急ぎましょうか♪」

哀願(……そこまでかい。)するスミレ。だがその言葉を、笑顔でさっくりさえぎったのは一菜だった。

「って、一菜ちゃぁぁぁぁぁぁぁぁんっっっ!!? そ、そんなこと言わないでへるぷみーぷりーづ……っ、」
「さー、『ナカヨキコトハウツクシキカナ(仲良きことは美しきかな)』って言うし、
 邪魔しちゃ悪いから急いで行こうねみんな♪」
「……! み、見える――剣崎さんの背後に復讐の女神(ネメシス)の姿が……っっ!?」

あくまで笑顔の一菜。その裏にコワいものを感じた栞が、思わずずざっと後づさる。そして、

「さーそれじゃ邪魔しちゃ悪いから行きましょうか♪」
「そだねー。あとは若い人たちにまかせてー。」(←何をだ。)
「ちょ、ちょちょっと、みんな……本当に、いいわけ!?」

……明らかに状況を面白がっている真魚と、スキンシップになんら異常性を感じていない羽美に
背中を押されながら、その場から離されていく栞(=怒りモードの一菜を除けば唯一の常識人)。
てなわけであとに残されるのは麻美とスミレ、そして

「お――――ねぃ〜〜〜〜さまぁっ♪」
「い゛…………、ゐ〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜やぁぁぁぁぁぁぁぁぁっっっっっ!!!!??」

……やや貞操の危機をはらんだようなマジ絶叫。スミレは必死で麻美を振りほどき、ただひたすらに
逃げていくのだった……って、おーい。せめて学校の中に逃げないと、もうすぐ予鈴だぞーい。(ぉ
               ★
「――絵に描いたような、因果応報(いんがおうほう)だなおい。」
「身から出た鯖(さば)、……じゃない、錆(さび)なのですよ〜。」
「自縄自縛(じじょうじばく)、とも言いますね。」

スミレの部屋で、そんなスミレの様子の一部始終をモニタリングしながら、オリヴィエはぽそりとつぶやいた。
ガランの脅威が去った今スミレの行動を逐一把握しておく必要はすでにないのだが、
やはり「憑依そのものを封じられた」あの出来事がオリヴィエたちの不安をあおったのも確かで――
なんとなく、スミレの行動を見るとはなしに見ていたのだった。そんな中、

「……………………。」

妙に考え込んだ表情のオリヴィエ――珍しいことだった。シャルをして、思わず声をかけてしまう程度には。

「? どーしたんですか、似合いもしないのに難しい顔をして。」
「……張り倒していいか貴様。」
「遠慮します。あいにく叩かれて悦(よろ)こぶようなハシタナイ女ではありませんので。
 ……というか、『張り倒していいか』なんて聞き返す時点で、貴女(じぶん)らしくないと思いませんか?」
「やかましい。」
「…………気にしてるのですか? ドルフィンたん倒しちゃったこと。」

アリサも会話に割り込んでくる。その言葉に一瞬、鼻白んだ表情を浮かべるオリヴィエだったが
そんな気分を振り払うようにふんぞり返って言葉を返した。

「――――ンなわけあるか、アレは敵だったろう……第一、私がそんな優しい女に見えるとでも?」
「見えるわけないじゃないですか」「見えるわけないのですよ〜」
「……………………。」

2人して即答だった。……まぁ『見えます』と言われても困るが、そこまできっぱし言い切られると
それはそれで少しめちゃくちゃむかつく(※どっちやねん)、微妙な漢女(をとめ)ゴコロだった。

「けれど、オリヴィエさん。貴女は、例えば誰かに借りを作ったとして、
 例え嫌いな相手から受けたものであっても、それを踏み倒せるような性格じゃないでしょう?
 知らなかったとはいえ、ドルフィンたんに作った借り――百合峰さんを助ける代わりに
 過去を破壊するのを見逃すと約束した――を、あっさり潰してしまったのを気にしてるんじゃないかな、と」

そんなシャルの問いかけに、一瞬考え込むそぶりを見せ――言葉を選びながら、オリヴィエは答える。

「――さすがに、そこまでじゃないがな。
 あいつは『過去を破壊する』と言い切ってたし、実際、破壊活動を始めてた。
 というか、もし最初に倒してるのを知らなかったら、あんな交渉には乗らなかっただろうしな。
 だから、倒してしまったことに後悔はない。ない、が…………

 あの麻美って女に対する態度から考えても、話す余地のある相手だったことは認めてる。
 もし別の出会い方があったら、どうなってたか――くらいには確かに思ってる、か。」

ようやく自分の気持ちを確かめたかのように、オリヴィエはつぶやいた。
言葉にすることで彼女なりに心の整理がついたのか、その表情もいつもの自身ありげなものに戻り、
シャルも何も言わずに「――――。」とひとつ頷いてこの話を終える。そしてアリサは、

「なんというか、……意外と、律儀でかわいいところがあるのです、オリヴィエにも」

――――ぴきこんッッ。

…………ずぶぶぶぶぶぶぶぶぶぶぶゥゥゥゥ…………
ものすごい地雷を踏んだ音、続いて、沼を渡るためにパンを踏んで地獄に堕ちる時のような音が、
なぜか、した。【BGM:パンを踏んだ娘】

「――――――――。犬。」
「ひゃぅ!?」

犬呼ばわり。普段のアリサなら「はぅあぅあぅ〜っ! ボクは犬じゃなくて狼なのです〜!」とか
何とか言って怒るところだろうが、オリヴィエの雰囲気に気圧されて、即座に黙る。

「……かわいい、か。貴様に言われる貶(けな)し言葉としては、最大級だありがとう。」
「け、けけけけケナしたわけじゃないので…………」 
「黙れ。お前にそのつもりがあろうがなかろうが、一度口から出た言葉は消せない。」

……「かわいい」なんてガラではないが、ゆえに無邪気に「かわいい」とか言われると
テレ隠しの意味も含めてめっちゃ腹立つ、困った漢女(をとめ)ゴコロだった。
ゆらぁ、と。幽霊のようにゆっくりとしたしぐさでアリサのほうへ向き直り、攻撃態勢をとるオリヴィエ。

「はーはーはー、……覚えておけ犬っころ、これが! これがッ!! これがッッ!!
 因果応報の実例というヤツだ――――!! デンライダァ――――きりもみシュート・ぷちぃぃッッ!!」
「はぅあぅあぅ〜〜〜〜〜〜〜〜っっ!!? どう考えてもこれって人災……というか
 イマジン災なのです――――っ!? きゃいんきゃい〜〜〜〜〜〜ん!?」

そして始まる怒涛の連続攻撃(イジメ)。
泣きながら必死で逃げるアリサを、鬼の形相で追うオリヴィエ。2人とも周囲の被害を考えずに突っ走って――
あ。スミレが棚が並べてた食玩・HGオルレンジャーフィギュア、まとめて倒れた。DVDは散らかる、
マンガ本の位置は動く、おいおいCDのケースの上を走るな割れるぞ、やめろそれは石○賢のサイン本だ……
なんというか、コレってスミレが帰ってきたら珍しく大激怒するんじゃなかろーか、と思えるほどに
三次、もとい惨事は拡大の一途をたどっていた。

「……………………。ま、この件に冠してはワタクシなにも責任ないですし。」

……酷い事実をさらっとのたまって、シャルはそぅっ、と部屋から出る。
背中から聞こえてくるのは、スミレの部屋に破壊と破壊と破壊をまき散らすオリヴィエとシャルの鬼ごっこ。
そしてふとスミレのほうに意識を向ければ、予鈴の鐘の音をBGMに、麻美に追われる鬼ごっこ。

「……『鬼さんこちら 手の鳴るほうへ どんなに逃げても 捕まえてあげる♪』
 イメージシチュエーションとしては、追いかけて襲い掛かるのってたしかに燃えますけどねー。」

無責任な――いやまぁ自分でも言ってる通り、シャルには別に責任はないが――歌を歌いつつ。
“時”を巡る戦い――その次の戦いも間近に迫ってはいるのだろうが、ひとつの戦いの終わりを
ゆっくりと噛み締めながら、一人紅茶など飲みつつくつろぐシャル。

『いゃは―――――――っっ!? たぁすけてぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇいっっっ!!?』
「はぅあぅあぅ〜〜〜〜っっ!? へるぷみ―――――――――――――っっ!!?」

意識を外に向ければ、スミレとアリサの悲鳴が重なって聞こえるステレオドルビーサラウンドの世界。
……BGM(それ)がやかましいにも程があるのが、その休息にとってもの凄く玉に瑕(キズ)だった。(ぉ


―― 仮面ライダークロノスたんoutervolume 〜 みんな愛のせいね 〜 了 ――


Include――


――時は、少し戻る。クロノスたん(ガンフォーム)とガランの戦いから数時間後。
今回の事件に絡むすべての敵は倒された。当然、クロノスたんもとうの昔に撤収している
……その場所で、うぞぞぞ、と動く影があった。

「う……あ゛――――」

古魚を思わせるシルエット。言うまでもあるまい、それはクロノスたんに倒されたはずの
ガラン、だった……徐々にではあるが、再生しているのだ。

「ば……かな、まさか、これほどの力、とは――――」
「だーから、言ったのに。時期的にもまだ慎重にやるべきだってねー」
「――――――――!」

空中からの声に驚き、顔を上げる――いや、その力すらなく視線のみを上に向ける、ガラン。
果たしてそこにいたのは、サイケデリックな服装に身を包んだ、
ガラン言うところの「“あの方”の腰巾着」の少女――――、

「あ、あんた――――、」
「……せっかくのちゅーこく(忠告)も無駄になったというかーっ、あっさりへち倒されちゃったねー」
「――――――――っ!?」

呆れたように言う、“少女”。ガランはその言葉に激昂しかけるが、実際へち倒されている以上、
あまり大きいことも言えない。どうにか気を取り直してつとめて平静に、ガランは自らの敗北を認めた。

「……そうね。残念ながら今回ばかりはあんたの言うとおりだったわ。
 反省して、しばらくおとなしくしてる。そして、次はこんな無様なことには――――」
「あ、いーのいーの気にしないきにしないーっ……『次』なんて、ないから。」
「――――――――え?」
「――さまからの、伝言。
『人の命令を無視し、あまつさえロクな結果すら残せぬ愚物などいらぬ。この妾(わらわ)を
 馬鹿呼ばわりした挙句この程度かこの腐れスケトウダラ』だってさ。てなわけでーっ、」

――ジャコン、と。無慈悲な響きが、ガランの言葉を遮(さえぎ)る。
そして“少女”の肢体に内蔵された火器が、一斉にガラン目がけブローアップした。
瞳がスコープ状に輝き、指先からはロケット弾、ついでにその角も浮き上がり、
発射前のミサイルのような体裁をとる。……それらが全て射撃兵器として使われるというなら、
それほどの大火力を前にもはや息も絶え絶えのガランが生き残れる可能性は、ない。
「…………っひぃ!」と悲鳴をあげ、逃げようと身をよじる――その程度すらも、できない。

「ッ!!? ちょ、ちょっと待て、冗談でしょアンタ……!」
「あー、悪いけどー。じょーだん(冗談)とカマキリ※は嫌いだからーっ」 ※イモムシだからねw(ぉ

――みょんみょんみょん、と。
ロケット弾の周囲から、炎光が発射のときを待ちわびるようにその明るさを増していく――

「――や!? や、やめてやめてやめて――――!! もう二度としません、心を入れ替えます、
“あのお方”の命令を無視したあたしが悪かったです、だから助けて、バキ――――」
「そーれ、板野サーカス※♪ しゅばばぢゅばどぅばちゅどどんぱっぱ――――っっ♪♪」

※板野サーカス……板野一郎監督演出による、超高速立体的戦闘演出のこと。
 「マクロスシリーズ」「ウルトラマンネクサス(以降)の防衛隊戦闘シーン」が好例。

ガランの命乞いを完璧無比に無視し――
“少女”の体中から放たれるロケット弾が炸裂し、上げる悲鳴すらもその爆音に飲み込まれていく。
追い討ちをかけるように、“少女”はその手のひらから火炎をも放つ――その熱、実に7万度。
無論そんなものに、弱りきったガランが耐えられるはずもない。とはいえ、その弱った相手に
とどめを刺すにしては明らかにやりすぎだったが――どちらにせよ、それでガランは完全に……
灰すらも残さず、焼滅した。

「ふーっ♪ スっとした♪ やっぱり人間、ストレスためちゃだめだよねーっ」

……お前人間じゃないだろ、とツッコむものは、幸いここにはいない。
そして、これをするためにわざわざガランを止めずに野放しにしたのか、と問うものもまた、いない。

“少女”はやりとげた漢(おとこ)の表情で――いやれっきとした女の子だが――満足げに微笑み、
振り返る。するとそこにはひび割れオーロラ光を放つ虚空、そしてそこから姿をのぞかせる……

幾人もの、少女たちの、姿。
ある者は蛾(が)を思わせる紋様のケープを身にまとい、ある者は全身から刃のようなものを伸ばした
鎧のようなものを身にまとい、ある者はサボテンの着ぐるみをまとったような姿をしている
……およそ統一感のみられない格好(いでたち)の中で、共通しているのは――愉悦を浮かべた、その表情。
同属の間の抜けた滅びに、カケラほども哀れみや同情を含まぬ笑顔が、並んでいた。
そんな彼女たちに向け、“少女”はことさらににこやかに話しかける。

「みんなも、見たよねーっ? これが裏切り者の末路。もっとも、“あの方”の命令に背く
 お馬鹿な娘がもういるとは思ってないけどーっ…………っと、あと、それから。」

そして、“少女”はもう一度振り向いた――こちらへ、向けて

「――あなたたちも、見てたよね? 今回のばかさかな(馬鹿魚)のやられっぷり。
 けど、わたしたち――“異次元の悪魔”の真価がこんな程度だなんて、思って、欲しくないかなーっ」

にまり、と蟲のように微笑む。言葉だけ聞けばどこへ出しても恥ずかしい負け惜しみのセリフだが、
――背後の大軍勢と、そしてなにより“少女”が笑顔の裏に潜ませた『何か』は、その言葉をして
ただの捨て台詞と馬鹿にできないほどの兇気(きょうき)を湛(たた)えていた。かくて少女は
「こちら」に背を向けその空間の穴へと飛び込んで、自分の領域(テリトリー)へと帰っていくのだった。

あとに残るは、ふしゅるぅぅぅぅぅぅ――と、音すら聞こえそうなほど
強烈な熱気と炸裂した火薬の臭(にお)いのみ。
それもほどなく風に流れ……やがて、それがあった痕跡すらも、消えうせた。


――Include out
八兎ジャック
2009年03月08日(日) 22時44分16秒 公開
■この作品の著作権は八兎ジャックさんにあります。無断転載は禁止です。
■作者からのメッセージ
この物語は、フィクションです。
 実在の人物・団体・懐かしのスーパーロボットアニメ・
 仮面ライダークロノスたんとは一切関係ないってことにしといた方がいいような気がします。
 なお、登場“人物”の年齢は、全員16歳以上です。
(ケータイ空間倫理委員会受審済)」

エリカ(契約済・未完了のまま実体化しているスワローイマジンas幸福の王子。キンタロス並みの感激屋)
   「あ、えと、はじめまして。こっちの解説はわたしたちでするように、と言いつけられてきました」
勝壬(苗字は「本条」、つまり彼女本人。未来人装備(やや戦隊系)と、リハビリ中の空手技で戦う)
  「……一応、YPさんとは顔見知りだってことで。」
冥(メイ)(未来人。電王たんの戦闘スタイルに近い。ツンツン系だが、実はめっちゃおっちょこちょい)
 「わたしとは、一面識もない馬鹿の他人だけど。メイン3人ってコトで呼ばれただけで。」
勝壬「……時村(=冥)。」
冥「なに?」
勝壬「『馬鹿の他人』じゃなくて、『赤の他人』だから。少なくとも正しい日本語では。」
冥「!!? ……う、うるさいうるさい! たかが“あ”と“ば”の違いじゃない!
  ローマ字にすれば、最初に“B”がつくかどうかだけの差! こちとら現代語に慣れてないのに、
  その程度の細かい間違い聞き流してくれてもいいでしょどちくしょーーーーーーーっっっ!?」
勝壬「……いや、字面(じづら)からすれば、とても流せる内容(コト)じゃないんだけど……(汗 」
エリカ「あ、あ、時村さん時村さん、落ち着いて落ち着いて――(あせあせ 」

(……何事もなかったかのように、仕切りなおし。)

冥「(こほん)それでまぁ、内容自体は『いつものように馬鹿話』なわけだけど。」
勝壬「……容赦ないわね、あんた……」(←でも否定しないヤツ)
エリカ「魔美さん、助かってよかったですね……(ハンカチでさめざめと涙をぬぐいながら)」
勝壬「……あのねエリカ。なんというか、そこ感動するところじゃないから。
   あと、“魔美”の字が違うし」
エリカ「? え、でも。書き手の人のメモには『スミレとくれば魔美だろぉっ!?』とか書いてるけど」
冥「まぁ、アレはね。藤子F先生の大ファン(ド○えもんだけは除く)だしあれでも。
  さすがに“魔美”だとあからさま過ぎるからって“麻美”にしたみたいだけど。」
勝壬「で、その上で今回の話のコンセプトは『スミレちゃんを悲惨な状況に陥らせやう(よう)』。
   …………。コンセプトだけでYPさんに殴られてもおかしくない話なわけだけど……」
冥「それ以前の問題でしょう。だいたい、うちの書き手が主役に据(す)えた時点で、
  悲惨な運命は確定してる。そのコンセプトは、無意味だわ」
エリカ「…………なんてかわいそうな黒野さんっっ(よよよよ 」
勝壬「……あー、エリカ。こんなことでマジ共感して泣かなくていいから。(呆 」
冥「てゆーか、この娘の場合、まず自分がこっちの物語の主役に据えられてることを嘆くべきね」

(エリカが泣き止むまで、しばらくお待ちください)

エリカ「(泣き止んだ)――で、今回の敵・ガランさんですが、」
勝壬「エリカ、敵に『さん』とかつけなくていーから。」
冥「……正直、YPさんの書く本編もいづれは『黒幕』の連中が出張っては来るんだろうけれど。
  いまのところ、本編にさきがけて初めて直接にその『黒幕』連中を敵に回したことになるわね」
エリカ「あ、でも。本文中でガランさん『以前にも同調者がいた』みたいなことも言ってるけど、
   その以前の同調者ってどうなったか、本条さん、知らない?」
勝壬「えーと、ちょっと待って……(database access)……、あ、当時の“姉妹”の人にガランが
   倒されたとき、なんら省みられることなく一緒に死んでる……まぁ、そのときの『同調者』は
   ガチストーカーみたいなヤツだったみたいだけど。だからエリカ、同情しなくていいから。」
エリカ「(あっさり)ん。敵は殲滅してもいいものだもんね。」※
勝壬「…… 一瞬の躊躇(ちゅうちょ)もなく割り切ったわね、あんた……」

※典型的な「いったん敵と認めた瞬間に容赦しなくなるタイプ」だもんでねー。

勝壬「(気を取り直して)……で、もう一人の敵キャラというか味方キャラというか、
   ある意味もう一人の、そして悲劇の主人公ドルフィンイマジンたんだけど」
エリカ「特撮番組の十八番、敵か味方か謎の戦士、ってヤツですよね!」
   (註:こういう書き方する場合十中八九味方)
冥「いや、イマジンって時点で、――少なくとも、あなたたちにとっては――きっぱり敵だから。
  まぁ今回は確かにガランを倒す切り札的ポジションではあったんだけど。ちなみに、
  キャラクターコンセプトは『味方にすると頼りないが、敵に回すと面白い』だそうよ。」
勝壬「……なにそれ。(汗 まぁ確かにそんな感じだけど。」
エリカ「ちなみに、CVつけるなら小島“三下”めぐみさん希望、と書き手のひと言ってた」
勝壬「…………。マニアックなところついてくるわよね、書き手……」※

※それがマニアックだとわかるあんたも同類です。

冥「まぁ今回、アレの存在価値の最たるものは
 『イマジンという存在が、こと契約者を守るためなら味方にもなりうる』ってことね。
  なんせ連中、契約者がいないと過去に渡れないんだから。
  過去への扉を開くために契約者を上手に利用しなきゃいけない反面、
 (最低過去に渡るまでは)契約者の意識と生命を守らなくてはならない制約もまぁ、あるわけで。」
エリカ「契約者の意識がないから過去に渡れない、ってのはわたしのケースですよね。
    もっとも、いまさら過去に行く気なんてないけど――

   (ぼそっっ)……だから、はやく目を覚まさないかなぁ、理架※……」

※御簾 理架。エリカの契約者。現在絶賛昏睡中。(ぉ

                ☆

エリカ「――――。(いきなり息を吸い込む)」
勝壬「? なにやってんのエリカ?」
エリカ「(大声で)『それはともかくクロノスたん本編、しばらく見ないうちにアリサちゃん
    めっちゃ弱体化してないかこの野郎、ヘタレわんこってレベルじゃねーぞ!!』


    ……って読めって、この書き手のメモに書いてある」
勝壬「(耳を押さえながら)……捨てときなさいそんなメモっっ!?」
冥「(耳を押さえながら)……まぁ『なごさん』読んだ後で、今回ガランにトドメさす描写考えると、
 『原作無視か貴様』って言われても仕方ないくらい激強く見えるわよね、あのわんこ――――」
勝壬「メイン形態ってことでオリヴィエはオリヴィエでフィニッシュ(とどめ)役とってるし、
   ワリをくったのはシャル一人、か……ってもまぁ、これはアイデア出した時期の関係上仕方ないけど。(苦笑)
   ラストのシメをシャルがやってるのは、実はそれが理由(フォロー)だったりね」

エリカ「で、それで! 第2話でわたしたちもちょっとだけ出番ありましたね♪」
冥「青嵐さんのときみたいにあとがきは先代チーム※に任せてもよかったというか、
  本来ウチの書き手、あとがきに出る人間が本編にも出るってのは嫌うんだけど、
  ま、今回だけは特別にね……特にわたしは、実質アレが初登場だし。」(←微妙にうれしそう)
勝壬「………………。」(←出番が無かった人)
エリカ「あ、でも。これで『祓霊獣』のときみたく設定の大間違いとかあってver.2.0とかできたら、
    今度はあとがきにサツカ※※や奈菜さんとかも出て来れますよね!♪」
勝壬&冥「「無邪気に不吉なことを言うなあんたわっっっ!!?」」

※「祓霊獣〜」で解説を勤めた&超個人的おまけでちょっとだけ登場した、
 梓菜・エル・紗綾香(他)の、通称「デュエルたんチーム」のこと。詳しくはそちら参照。
※※神楽 札華。エリカの居候先の孫娘。浅草土着のヤク……もとい、土建会社・神楽組の組ちょ
  ……もとい、社長代理。奈菜さん=御子神 奈菜はそこの組いん……もとい、札華の付き人(同い年)。

エリカ「――なお、交換学生制度についてですが。ガランさんの能力で発動したことではあるものの
    本文中にもある通りあくまでも扱いは正式なものであり、だからこのケースだけじゃなくて
    他の学校同士でも同時期、同様のことは行われている、という設定です……
    本文中でも、他にボード学園での様子が描写されてますが」
勝壬「……大方の予想通り、某キャラが気絶しまくる展開にしかならなかったけどね……(汗 」
冥「で、そのボード学園行きの三上 了子のかわりに、まさかのブレイドたん……剣崎 一菜登場、と。
  サプライズとしては十分ね――サプライズ以上の意味はないっていうか、せっかく出した
  サプライズに意味を持たせるために、わざわざガランのたくらみを暴くきっかけ役になったんだけど。」
エリカ「――それと、百合峰さんの今後ですが、慶泉学院に戻った後、
   『KRG』=『慶泉学院(K)ライダー少女(R)グルーピーズ(G)』って情報収集組織を
    復活※させて、その会長に納まる予定だそうです……あぁ、もちろん黒野さんの正体を
    バラしたり記録に残したり、なんて馬鹿なまねはしないですよ?」

※復活、というからには「過去そういうものがあって、しかし現時点では潰れていた」という意味に
 なるわけですが、そのあたりの詳しい経緯については割愛。旧来のメンバーもほとんど「いない」ので、
 ここでは「名前だけ借りて、新しく始める」くらいの意味だと思ってもらってかまいません。

冥「『情報収集組織』って……しょせん女子校生の道楽というか、素人のやることでしょ?
  ミーハーな追っかけ以上の意味ってないんじゃないの?」
勝壬「普通はそう思うでしょうけどね。ほら、うちの学院(ガッコ)って、良家の子女とか
   スポーツ特待生とか入れまくってるじゃない? そういう財力や能力のある人たちが、その能力を
   フルに使って趣味に走る(……)のよ? これがなかなか情報収集能力あなどれなかったりすんのよ」
エリカ「その情報で、黒野さんに協力したりするんですね!♪」
冥「(ぼそっっ)……多分、そのクロノスたんの方がめっちゃ協力して欲しくないだろうけどね……」


3人「「「まぁなんにしろ、YPさん、ネタがこんなの&長いことかかって失礼いたしました。」」」
(3人、揃って頭を下げる)

冥「あんまし麻美ってキャラがヤンデレた感じにならなかったあたりが、つまり書き手が
 『ヤンデレについてピンと来てない』証拠ではあるけど、そこだけはまぁ、大目に見てあげて欲しい」
エリカ「はー、でも、よかった。」
勝壬「? なにがよエリカ。また、あの麻美さんが助かったって話?」
エリカ「そっちはもちろんだけど。ほら、今回タイトルに不意志根曲(ぶいしねま=Vシネマ)とか
    ついてるじゃない。だからひょっとしたらえっちな展開になるかも、とか
    ちょっと思ってたから――」
冥「…………あーゆう『お姉さま〜』みたいなネタがえっちでないとでも?」
エリカ「んー、思ったほどじゃなかったというか、“えっち”より“こめでぃ”みたいな展開だったし」
冥「あぁ、ここの書き手何書いてもかわんないから、そのノリ。(あっさり たとええっち系でもこんなもん。」
勝壬「まぁそこは否定しないけど。(←おい)」

                ☆

(エリカは、先に帰らせた)

勝壬「ところで、わざわざ起承転結4話分もの長編で
   手間ひまかけて黒野さんに失礼かました、うちの書き手への制裁だけど」
冥「あぁ、そっちは心配無用だわ。もうやってる――彼女本人がね。」

 そうして、そちらのほうへ目を向ける2人。
 クロノスたん・ランスフォームことオリヴィエが、本編で微妙に活躍の薄かった恨みを
 晴らすかのように、怒涛の連撃を書き手に叩き込んでいた――――!! ……なぐるけるどつくっっ。

 クロノスLF「この、この、この、この――――! 貴様のせいで、貴様のせいで、貴様のせいで!!
       貴様があんな展開用意するから―――――――!!!(ごすがすどかばきっっ 」

勝壬「……容赦ないわねー、いいけど。」
冥「わたしたちのする手間が省けるから、ほっときましょう。」(※鬼かお前ら)

 クロノスLF「……貴様が、私たちの目の前にドルフィンイマジンたん登場させる展開になんてするから、
      『最強ロボダ○オージャvs銀河烈風バクシ○ガー・超爆末(ばくまつ)大決戦!!』の
       OP、見逃してしまったんだぞこの野郎!!」

勝壬&冥「「……怒ってる理由、そっちかいっっ!!?」」(思わず、声をそろえてツッコむ――――)


     ★


ここからは代理投稿者。
PASSWORDは以前と同じです。
……イタズラしないでね?(ぉ

この作品の感想をお寄せください。
gwNAWC Thanks so much for the article.Really thank you! Great. 50 seo service ■2013-05-27 20:32:11 46.161.41.7
Dk9bLg Thanks so much for the blog post. Really Great. 50 best compact digital cameras ■2013-05-14 16:33:35 46.161.41.7
JRZ1K7 Hey, thanks for the article.Thanks Again. Fantastic. 30 amazing services ■2012-08-07 05:15:09 91.201.64.7
……あ、そうか。
今回YPさんに代理投稿ってもらってっから、(自分の)パスじゃ
一致するわけないんだわあっはっは。

……間抜けだなぁ、自分。(涙
YPさん、お騒がせしてすんません。。。
10 八兎ジャック ■2009-03-15 00:40:20 35.234.210.220.megaegg.ne.jp
……はーはーはー、パス一致しねぇやorz
てなわけでこっちでレス返し。

>YPさん
>長きに渡って続いてきた(?)「クロノスたんあうたーぼsちゅーむ/りとぅんばいやとじゃっく」はこれにてしゅーりょー。
いやぁ、ホントに長かったねぇ……(苦笑)。まぁ、無事終わらせたって事で勘弁してつかぁさい。

>>ドルフィンイマジンたん
>カワイソウナコダナー。(棒読み
今回、間違いなく不幸大将だったわけですが、こいつについてはまた後でまとめて。


>こんなにヤの字陣営増やしてどうするつもりなんですか、あーた俺に過労死しろとでもっっ!!?(滝汗
よっしイヤガラセ大成こ…………(ドスッッちゅどんッッザックリ)…………ほぶッッ!?
(クロノスたん3形態の連続攻撃を喰らって死亡)
……まぁ、ヤの陣営増やしたのは話のノリの産物で、で申しわけありませんでした。(陳謝
ただ言い訳るなら、十把一絡げでクロノスたんに蹴散らされる役としても使えるんで、
「ふふふ、この強力な超獣少女に勝てるかなうわーやられたー!!」要員として(ぉ くらいで
済ませるってコトで……あ、だめっすかやっぱり?(汗

>繰言(くりごと)になりますが、ウチの子たちを書いていただいてありがとです。
どーいたしまして。……次は5月(予定)の“アレ”で、表で彼ら
(……もとい、“彼女ら”って言わないとまた「私、主役なのに……」って落ち込まれるな……)
彼女らが戦ってる最中、“あの娘”らと一緒に裏方として真犯人探しに奔走してもらう予定。


>@PFさん
>しばらくネットに繋げずにいたらこのBBSでの名前を忘れてしまった。
はい、それじゃとりあえずはじめまして、ということで。
……基本自分、褒められると照れる人なので、どうも過分なお褒めの言葉、ありがとうでした!

>し〜ん〜じ〜る〜こ〜と〜さ〜、か〜な〜ら〜ず〜最後に愛は勝つ〜
はい。てなわけで、エピローグも含めて今回のサブタイトルは全部“愛”で始まる歌謡曲の
タイトルで統一してあります。いずれ劣らぬ名曲揃い!
……「愛の言霊」(サザン)は、どっかで使いたかったなぁ。(ぉ

>きっと金剛○長を読んでたと思う。
はいド正解。今サンデーで「絶チル」「神知る」「ハヤテ」と並ぶ四天王の一角ですねー♪
(註:個人的意見)
……今回、イモムシの人は卑怯番長的立ち回りだったと無理のある説明をしてみますが。(ぇ

>イマジンの能力と契約者の相関関係に対する考察
おー、詳細分析。面白く読ませていただきました。とりあえず「頭の中身が普通じゃ無い」が
特殊なイマジンを生み出す条件だというなら、……強くなりたいイマジンはオレんトコへこい、
きっと凄い特殊能力が手に入るぞ!(←ぉぃw)


>DarkMoonNightさん
はじめまして、ですー。
執筆速度ものすごいなぁ……正直に言いますが、自分結構レアキャラであんまし出没して来れないため
まだフィーネ最新話まで追いついてないのですが、こちらも楽しく読ませていただいてます♪

>わんこが、わんこがかっこいいっっ!!やるときゃやるんだなわんこ!!
……正直「なごさん」見てると、やるときゃやりすぎたような気がせんでもないですが(苦笑)。

>……あれ?かわいいって禁句!?
あ、これはどっちかというと、「『わんこに』可愛いとか言われたのが屈辱」みたいなイメージです。
仮に「かわいい」っつーのを言ったのがスミレちゃんだったりしたら、ここまでは怒らんだろうし。


>まぃでぃさいぷる・勇者鈍行青嵐昇華さん
じゃ、オイラは太陽の勇者で。(何がだ……ちなみに勇者シリーズではアレが一番好き。)

>“D”可哀相な子ww
……なんつーかねー、“D”については、実はイイヤツにしすぎたと反省しているのですよ。
「クロノスたんに味方するイマジン」という設定は確定だったんで、味方化しても不自然でない程度の
性格にはするつもりだった&必要もあったんですが、もーちっと憎めるようなところも用意しとく
べきだったと。あの倒され方が我ながらちょっと不憫で。(苦笑) てなわけで、
>今回もたっぷり勉強させて頂きました!
ってのは、今回ひとつ挙げるのは「キャラの性格の振り方の塩梅(あんばい)をまちがえないように」
とゆーことで(再度苦笑)。

>全員のフォームに出番は十分振り分けられてるのがいいなぁと
>スミレちゃんは・・・・サンドバック?(コラ
やー、今回は「スミレちゃんを不幸に陥らせる話」だったしー。
【 だからあんたが主役にすえた時点で不幸確定だと何度も 】
てなわけで、次は絢斗くんを主役に、ゴゴゴゴゴゴゴゴ……)、あんぎゃ――――――――ッッ!!?
(以下、何者かに灰も残らんほど燃やされたとか)

エリカ「おっ、落ち込まないでください遼那さん!? 他の誰かも言ってましたけど
    空気ってのは必要なものなんですからっ!!」
冥「(ぼそっっ)……まぁ、“空気”って“馬鹿”の隠語でもあるけどねー。(ごすっっ)……ほぐっ!?」
勝壬「(わりと容赦なく殴った)こっ、こんなシャレにならないタイミングで
   トリビア系まめちしき披露してんじゃないわよ―――――――っっ!?
   こっちにまでとばっちりが来る前に撤退、てったーいっっっ!!(エリカをつれて逃げる 」

……えぇと、遼那ちゃんいつも(※いつかの『ガンバの冒険』とか)ごめん。
てなわけで、ではまたー。
10 八兎ジャック ■2009-03-15 00:36:44 35.234.210.220.megaegg.ne.jp
勇者鈍行青嵐昇華、定刻遅れてただ今到着!!(ぉ
転結編楽しみにしておりましたー!

>イルカボクサー
借りがあるとはいえオリヴィエさんがあっさり侵略OKしちゃったときはかなり驚きましたが・・・・“D”可哀相な子ww
時間を司る電王たん勢だからこそ出来るお話ですがまさかこんなオチが来るとは・・・やっぱりお師匠さまの作品を見ると『ほぇ〜』となんか自然に漏れてきます
今回もたっぷり勉強させて頂きました!

>クロノスたん組
全員のフォームに出番は十分振り分けられてるのがいいなぁと
キメるのはやはりオリヴィエさんですね
シャルさんはェ□くふとましく
アリサちゃんも頑張ってましたし
スミレちゃんは・・・・サンドバック?(コラ


投稿出来るようになってなによりです!
お体を壊さぬよう頑張ってください(ちなみに私はモロ風邪っぴきですw)
それでは、今回はこの辺で
50 青嵐昇華 ■2009-03-13 00:47:18 proxy3162.docomo.ne.jp
八兎さんとは初めてですね。DarkMoonNightと申します。いつも楽しく読ませていただいてます。

>わんこ(エ?
おおう、わんこが、わんこがかっこいいっっ!!やるときゃやるんだなわんこ!!へたれっぷりは本家のYPさんが書いてくださるので(マテそっちもたのしみなんだがな!!

>オリヴィエさん
・・・・・・あれ?かわいいって禁句!?・・・・・・だけど、時折見せる一面がかわいいのは事実なんだよなぁ・・・・・・

>シャルさん
まぁ、今回はしょうがないってことで

>麻美ちゃん
スミレちゃん・・・・・・ガンバっ!!きっといいことあるよ

>一菜ちゃん
あれですよ。本編でも暴走したときは怖かったし、普段優しい人が怒るととても怖いっていう奴の見本・・・・・・でも、何気にお気に入りの一人だったりします。

ではでは、今回はこの辺で・・・・・・
50 DarkMoonNight ■2009-03-09 09:06:14 p3238-ipad02yosemiya.okinawa.ocn.ne.jp
し〜ん〜じ〜る〜こ〜と〜さ〜、か〜な〜ら〜ず〜最後に愛は勝つ〜
相手も愛故の行動だったらどっちが勝つんだろうか・・・ハッ、これが矛盾?
ん〜む、しばらくネットに繋げずにいたらこのBBSでの名前を忘れてしまった。
ので@PFと名乗る事にした者です。
しばらく見ない内に色々増えて把握し切れてません(汗
取り敢えず一番上に有ったこの作品を読んで書き込んでみた次第。
いいのかな、拙者みたいな一般ピープルは場違いじゃないかな・・・
えーい、男は度胸、何でもやってみるモンさ

さて、ワタシはこのBBSではクロノスたんと八兎さんがトップクラスに大好きなモンで、ようやくネット解禁となってここを覗いてみたら一番上にこの作品が上がっていた時は何のご褒美かと思いましたとも!
>シャルさん=クロノスたんシックルフォーム
まぁ、そのせいでシックルフォームを最初に見たのがココな物で、第一印象は・・・その・・・ねえ?
ちゃ、ちゃんと書き込む前に前のクロノスたんに目は通しましたから大丈夫ですよ、大丈夫だったら!(汗
え、えーと、緊縛技?

>Dことドルフィンイマジンたん
良い奴だったなぁ。
まっすぐな悪(バカ)って何か良いですよね。
かなり良い役割してましたし、実体化しての登場シーンもおいしかったと思う。
実力を発揮するまでが色々大変でしたけどw
でもこういうタイプは口で話しても分かり合えない気がする。
夕暮れの河原でお互いに立てなくなるまで殴り合いをして「やるじゃねぇか」「へっ、お前もな」なんて遣り取りをして初めて分かり合える気がします。
アタイったらさいきょーね!

>ガランさん
きっと金剛○長を読んでたと思う。
きっと時間があれば力を溜めてアラクレ(漢字忘れた)形態になったりしたのかも知れない
只の偶然の一致だったら恥ずかしすぎますがw(ワタシが)

>麻美さん
イケイケどんどん何処までも
でもたまには相手の気持ちも考えようNE!
一足飛びに恋仲になろうとするからいけないんだ。
まず仮初めの友情を育んで、そこから様々なイベントを通じて染め上げていくんだよ!

>スミレさん
強く生きろ、スミレちゃん。
百合の向こう側には案外素晴らしい世界が待ってるかも知れないぞw(無責任)
まぁ、その上でもし好きな男とか出来てもイザとなったら3ぴ(グシャ

ココから少しスペースを拝借
>イマジンの能力と契約者の相関関係
もう今更ですが、大分前から契約者が特異な存在だった場合、イマジンも特異な能力を手に入れるのではないか、と言う仮説が出てらした訳ですが、あえてその仮説に一石投じてみようかと。
原作電王において分裂以外に、特異な能力を持ったイマジンが居なかったか考えてみたら、4体居ました。
登場順にリュウタ、ジーク、オクトパスイマジン、デスイマジン(?)。
最後のは微妙ですが、強力な衝撃波や竜巻、空間転移、設定では念動力を使えるとか言われてたので入れました。
リュウタは多分カイの能力を分けられて、ジークは契約者そのものよりその状況が原因だったと思うので敢えて除外。
残る、「切り離した触手を介してが機械やゼロガッシャー、さらには死してなお時の線路を操った」オクトパス、「何か色々使えるっぽい」デスの二体。
この二体の契約者の共通点とは。
まずカイはイマジンの親玉で価値観や常識がかなり変、おまけに記憶が加速度的に崩壊していく病(?)に侵されていました。
続いてオクトの契約者翔子ちゃんは一見普通ですが、イマジンを初見で驚きもせず半ばガン無視、おまけにその状況で何故か会話してるし、この時点で何か変です。
まぁ、ココまではギリギリ一般人の範疇ですが、彼女はかつて辛い闘病生活を経験し、なおかつその過程で非常に独特な人生観を手に入れていました。
要は平たく言えばこの二人の共通点は「頭の中身が普通じゃ無い」って事ですかね。
結論だけだと1、2行で済みますね。
この考えで行くと、普通でない存在は当然頭の中身も常人と比べて普通じゃあいません。
ワームだってオルフェノクだってファンガイアだって鬼だって、どんなに外見が人間にそっくりでも、頭の中身は何処かで一般人のそれとはかけ離れて居る筈です。
思考回路、イメージパターン、そして記憶。
それらが特殊なら、それに影響を受けるイマジンもやっぱり特殊になるんじゃないかと。
逆にかなり特殊な経験をしたなら純正の一般人からも特殊なイマジンが生まれる可能性もあると言う事に。
なんか長くて、生意気でおまけにココに書く事じゃない気がしますが、飽くまで個人的な一意見ですので反応するなりスルーするなり好きにしていただければ幸いです。
え?ジェリーの液化能力?
・・・恋人を失った心の深い欠落とかそんなんじゃないかな(投げ槍)
50 @PF ■2009-03-09 04:48:48 i60-46-207-22.s11.a021.ap.plala.or.jp
というわけで、長きに渡って続いてきた(?)「クロノスたんあうたーぼsちゅーむ/りとぅんばいやとじゃっく」はこれにてしゅーりょー。
同じキャラを書いてるのに、というか同じキャラを書いてるから【こそ】八兎さんと
オイラの【文章力・構想力・その他もろもろ】の圧倒的かつ決定的な差が浮き彫りになるわけで……!(嫉妬妬み嫉み羨望などなどネガティブな視線
いやまぢで、読んだだけでここまで敗北感を植えつけられるお話もそうそうありません。
ワピタンノゴミニモオトルプライドハボドボドダァ!!?

>アリサがシャルさん呼ぶときの名称は「シャル」(呼び捨て)で
いいっすか?
設定ぺーじ(ざんてい)では「下の名前+ちゃんorくん」とか書いてますが、ぶっちゃけコレってば「対外的な呼称」だったりします。
アリサ的にはスミレ+オリ・シャルは完全に「身内」あつかいなので、これで問題ないっすー。

>結局は顔見知りフラグ立った状態だと思っていただいて結構。
>あ、ただし名前は名乗らない方向で。
らぢゃー。

>あっさり正解当てやがったよこの人w
つまり八兎さんとオイラの思考レベルは同程度という解釈でいいのかな?
……って、何故かケイジバンの著名な方々から新人さんまでがぞろぞろとわぴたんの元へやってきてウワオマエラナニスルヤメr……!?

>ドルフィンイマジンたん
カワイソウナコダナー。(棒読み

>「YPさんが『ろっくおん』放置して『朱凰外伝』やってた頃で、
シックルフォームの基本情報がなかった」
ほっ、放置とか人聞きの悪いことゆーなよぅっっ!!?
……いやまぁね、コレに関しては申し開きのしようもないワケで……常識的に考えて『ろっくおん』だけでも終われせてから書くべきでしたよねぇ『らいは』。
まぁ今となっては過ぎたことだし、反省はしたが後悔はしてないからいーけど。
それに、そのおかげで珍しくカマセなシャルが見れたのでいーじゃんいーじゃんスゲーじゃん。

>……およそ統一感のみられない格好(いでたち)の中で、共通しているのは――愉悦を浮かべた、その表情。
今回の話で【最大級に問題なくだり】だったり。
こんなにヤの字陣営増やしてどうするつもりなんですか、あーた俺に過労死しろとでもっっ!!?(滝汗
……まぁ、グチっても仕方がない、彼女らをできるだけ生かせる方向に検討してみるかー。
【 註:修正しろとか言ってるわけぢゃありません 】

>「――あなたたちも、見てたよね?」
ふぅぅぅ……(深呼吸)……どこのホラー映画ぢゃ――――――――――っっ!!? ぢゃ―――――…… ぢゃ―――――……(エコー
とまぁ雑談は置いといて、このバキさんがあっしの理想とするバキさんに現状ではイチバン近かったり。
お気に入りなんで今後も活躍する予定だし、射撃方面でチートキャラと化す予定ですが。
ガディバさんもチート化するしなぁ、主にイカレた方面で。(ぇ
問題はベロやん、どうしたもんか……?

でわ。
繰言(くりごと)になりますが、ウチの子たちを書いていただいてありがとです。
やっぱコメディと熱血を両立させる八兎さんの手腕にゃまだまだ一億年と二千年ぐらいはかなわねぇなぁと実感します。
あぁ、そのセンスがにくい……!
50 YP ■2009-03-09 00:17:35 i121-118-1-40.s11.a028.ap.plala.or.jp
合計 350
お名前(必須) E-Mail(任意)
メッセージ


<<戻る
感想記事削除PASSWORD
PASSWORD 編集 削除