仮面ライダーセレナ第壱拾五話・zwei「小さな私/フリスビーは周りの迷惑にならない所で投げましょう」プチ修正BAN
 前回の仮面ライダーセレナは

 目が覚めたら白い天井だった。
 何か体が縮んでいた。
 どうしよう…。



***





「何がだ何でだどーしてだ!
 原因と理由と過程と仕組みを分かり易く百文字以内で説明しろ!!」

 “ガンッ!”と、私はタワシとスーパーボールを手に足下のヘルメットを踏みつける。
 そのヘルメットからは白衣を着たややヒョロッとした体躯が生えていて、その白衣は全体的にボロボロに成っていた。
 何度かヘルメットを踏みつけると、そこからくぐもった声が漏れ出し、側面のディスプレイに絵文字が表示される。

「『暴力反対』ううぅ…ま、まだハッキリとした原因は「良いから話せ」わ、分かった!
 分かったからもうタワシとスーパーボールは勘弁してくれぇ!!」

 私に踏みつけられているこのヘルメット男は要健一郎、言わずと知れた(?)要研究所の所長だ。
 ちなみにコイツの白衣がボロボロなのは、私が両手に持つタワシとスーパーボールで取りお仕置きしたからだ。
 何をどうやったかのはヒ・ミ・ツ(はぁと)。
 理由は今の私を見て「ロリ音」なんぞと訳の分からないあだ名を付けようとしたから。
 同罪が一人いたけど、そいつにもお仕置きしたら、現在精神崩壊し掛かっている。
 ちょっとやり過ぎた、反省。

「まあまあ、幾らお父さんをいたぶった所で状況は好転しませんよ。
 それで好転するんでしたら幾らでもお手伝いしますけど」
「『Σ (;Д;)』お手伝いって僕をいたぶるのをか!?
 ひでぇよ、僕の味方は居ないのか!」
「知るか!」


 少し経過


「えーとハフハフ…つまりあの戦いで私の体内のナノマシンが壊れすぎたのとモグモグ…生身の細胞が死にすぎたせいであむあむ…肉体の再生もナノマシンの補充も上手く出来なくなった私の体がもきもき…“現在”のナノマシンと細胞の量で生命を維持出来る状態かむかむ…に私を再構成したむにむに…。
 要は私が小さいのはむしむし…“減った”からって事?プハー!」

 数分後、私は寝起きでお腹が減っているだろうと巻奈さんがパパッと作ってくれた雑炊(数日ぶりの食事という事で私の胃腸を気遣っての選択らしい)を食べながら、幾つかの質疑応答を交えつつ所長ことアホメットの話を聞いていた。
 因みに私が三日も寝ていたらしい事を知った時には、夏休みを無駄に消費してしまった事実に声が出そうになった。

「『(^▽^)』おお、理解が早くて助かるわ、ホント。
 つーか食うか喋るかどっちかにしてくれ」
「“カラン”う〜む?筋が通っているようで、所々無理矢理な感じがするけど…。
 大体減ったから縮むって…スライムじゃ有るまいし」

 答えながらからになった器(小鍋)を巻奈さんに返却する。
 そして巻奈さんは洗い物をしてくると行って部屋から出て行った。

「『不明』そこら辺は生命の神秘って事で。
 ナノマシンの働きに関しては未だ分かってない部分も多いからね。
 ま、ナノマシンは三割、肉体に至っては五割近くの部分が使い物にならなくなってたからねぇ、あの時点で死ななかった方が凄いって感じ?」

 縁起でもねぇ…。
 体の半分近くが死んでたとか冗談じゃない。

「……戻る見込みは?」
「『(´・ω・`)』分かんない」
「てめっ……!」
「はいはい落ち着いて。
 最初は小学校入りたてくらいの背丈でしたけど、今は一廻り以上成長しています。
 しばらくすれば戻りますよ、きっと」
「巻奈さん…」

 激昂しかけた私をいつの間にか戻って来た巻奈さんが押しとどめる。
 まぁ、その内戻れるってんなら落ち着こう。
 確かにさっき見せて貰った三日前の私の写真は、幼稚園からようやくピカピカの一年生に成ったよって位の大きさで、今現在の私よりも小さかった。
 まぁ、今の私も背の低めな中学生って感じの背丈で、下手したら背の高い小学六年生よりも低いかも知れない、最近のガキ共は妙に発育良いし…(背も、“胸”も)。
 ふと思ったけど、私が起きた時の全身の痛みは急激な成長が関係する物だったのかも知れないなぁ。

「で、元に戻るのどれくらい掛かりそうなの?」
「『( ̄ε ̄ )』今までのペースなら早ければ4、5日位かな、遅ければ……分からないけど。
 僕の作った機能補助シールを貼っていれば少しは早くなると思うけどね」
「機能補助シール?」
「鷹音ちゃんの中のナノマシンの中枢ユニットの機能を限定的に補うシールですよ。
 起きた時おでこに貼って有りませんでしたか?」
「…おでこの?…これかな」

 思い当たる事があったので、ポケット手を突っ込んでみた。
 そして取り出したのは今朝方額から剥がしたよく分からないシール。
 微妙に蒸れて不快だったので、剥がした後丸めてポケットに突っ込んだのだ。

「『(*゚∀゚)』おお、ソレソレ、取り敢えず返してくれ」
「このシールが?」

 広げてみると、薄い半透明のシートの中に金色の線が何本か埋め込まれていて、何となく電子回路がイメージされる。
 持っててもしょうがないのでアホメットに手渡しておく。

「『(* ̄ー ̄)v』確かに。
 あと話す事は……あ、セレナを少しバージョンアップしておいた。
 それに新モードの追加と、装着時の身体データの許容誤差もかなり広げておいたから、今の状態でもちゃんと変身出来るよ」
「へぇ…」

 説明を聞きながら、横の机に置いてある白い携帯ゲームモドキ――変身ユニット“セレナコア”を見てみる。

『…ブツブツ………マヨ…白い…黄ばんで…ベトベト…。
 ………や、止めて!私の中に入ってこないでぇ!!
 ア゙ッ―――――!!!「てい!“ガスッ”」ハッ!?…』

 あ、殴ったら気がついた

『わ、私は何を…?』
「……」
「……」
「『……』……」

 重い沈黙。
 うーむ、やり過ぎただろうか。さっきお仕置きをしてから殴るまでずっとこんな状態だった。
 ブツブツ呟いたかと思ったら突然錯乱したように叫び出す、この繰り返し。


「もしもし?」
『あー酷い目に遭った』
「大丈夫?」
『加害者がそれ言いますか…』

 確かに自分でやって置いてなんだけど、まさかAIの癖に精神崩壊起こすなんて思わなんだ。
 何でも学習によって精神構造が人間に近付いてきた弊害だとか。
 トラウマとか出来ちゃうのかなぁ…。

『酷いですよマスター!貴女があそこまで心ない仕打ちを行うなんて思いませんでした』
「あっはっは、まぁ立ち直ったんだから良かったじゃない、ね?」
『ヒトに精神ブッ壊れるくらいの拷問しておいてその態度は無いんじゃないですか?』
「まさかマヨネーズ如きであそこまでおかしくなるなんて予想外だったんだって。
 大体セレナはヒトじゃなくて機械でしょうに」
「『(´C_` )』作った僕が言うのもなんだけど、何故かセレナって自分に不純物が付くと錆びるって先入観持ってるんだよなぁ…。
 ちゃんと防水、防錆、耐圧処理を施してあるって言い聞かせても直らないし」
『頭では分かっていても、恐い物は恐いんですよ!』

 情けない事を声高に主張するその姿に、私は思わず思った事をそのまま口にしてしまった。

「ヒーローの変身アイテムとしてその発言はダメっぽいと思う…」
「私もそう思います」
「『同意』僕も」
『………』

 黙りこくったセレナ。
 表情とか分からないけど、落ち込んでるんだろうか。

「『THE・END』ま、取り敢えず話す事はコレで終わり、ホレ」
「あわわ、おっと!」

 いきなり放り投げられたセレナを慌てて受け取る。
 何かその様子を見た巻奈さんが何故かアホメットを睨んでた。

「じゃあ、もう帰って良いの?」
「『 OK 』ああ、構わないよ。
 仕様の変更点は後でセレナに聞いといてくれ」
「りょーかいっと」

 もう用はなくなった私は、何故か用意されていた今の私にフィットしたサイズの服を巻奈さんから手渡された後、部屋から出て行った。


***


「『(´-`)y-~~』うーん、思ったよりも簡単に行ったなぁ、もうちょっと不審がると思ったんだけど」
「感づかれていないならそれに越した事はありませんよ。
 それより暴走時の記憶が無いらしい事が分かっただけでも良しとしましょう。
 洗脳も“今の”鷹音ちゃんには影響が無いようですし」
「『(´・_・`)』まぁ、そうなんだけどね……」
「何か気になる事でも?」
「『(・´з`・)』…いや、ヤッパリいつかは知らないと行けないのかなぁ…ってね」
「……」
「『(-_-)』それを知った時、あの子がどうなるのか…いや、どう言う状況で知る事になるのか、かな」
「……その時、私達はどうするべきなんでしょうか」
「『@ @』ま、言い出しといてなんだけど、成るようにしかならんさ、きっとね」
「そう……ですね」


***


 取り敢えず家に戻り、私の部屋の様子を確かめておく。

「うん、別に変わりはないか」

 終業式の時に持って行っていた鞄は、机の上に置いてあって、中身も大体記憶通りだった。
 変身した時に何処に置いておいたのかイマイチ記憶が無いのだが、巻奈さんが持っていてくれてたらしい。
 後でお礼言わないと。
 制服が一着無くなっていたのが気になるが、あの日私が着ていたのはどうなったんだろうか…。

「ねぇセレナ、戦ってた時に着てた私の制服どうなったか知らない?」
『私はダメなんかじゃない』
「………」

 いかん、さっきとは違うベクトルでおかしくなってる。
 つーか何だか妙に打たれ弱くなってないか?

「ねぇ私の制服って…」
『…前回の戦闘時、私は最後に破損してしまいました。
 そのせいで服の復元に失敗しています』

 えーと、つまり?

「私の制服、なくなっちゃったって事?」
『ええ、まあ』
「ふぅむ…」

 まぁポケットとかに入っていた学生証やら財布やら携帯電話やらは、以前の教訓から変身前に抜いておいてあったからそこまで問題じゃない。
 制服自体も予備があと二着有るし、まぁいいかという結論に達する。
 念のためその内補充しておいた方が良いかもだけどね。

「ま、いっか」

 押し入れから座布団を取り出して座り、携帯を操作してメールをチェックしてみる。

(柚乃っちからのが二件、獅堂君からのが一件、マッ○とミス○のメルマガが一件ずつ、架空請求が一件か…)

 柚乃っちからのの内の一件と獅堂君からのは、私の安否を気遣う物、そして柚乃っちからのもう一件は、夏休みに何処か行こうと言うお誘いだ。
 メルマガに特に変わった所はなく、最後の架空請求に関しては、少し送り主に同情した。
 私の携帯にはあの所長が暇つぶしに作った“迷惑メール対策システム”が組み込まれていて、迷惑メールや架空請求・ウイルスが来ると、自動でメールを識別・無力化した上で送り主の素性を人員構成・本名・住所・家族構成・アドレス等まで調べ上げ、研究所のコンピューターに転送される様に成っている。
 どう言う仕組みだか、串だとかダミーだとかネカフェを使用しての隠蔽だとかも突破し確実に送り主を探知してしまうと言うから恐ろしい。
 因みにこのシステムはアングラでネット販売されていて、研究所の収入源の一つになっているのだとか。
 その内プライバシー関係で捕まるんじゃ無いかしらん、あの金魚鉢頭。

(そんな事はどうでも良いね)

 益体もない思考を中断し架空請求を消去、柚乃っちと獅堂君にそれぞれお返しのメールを送っておく。
 そして座布団を枕にして寝っ転がると、今日の予定を立ててみる事にした。
 現在朝の九時、結構日差しは強そうで、窓から見える青空には雲がポツリポツリと漂っている。
 只でさえ夏休みを三日も無駄にしているのだ、我慢はしたくない。

「取り敢えず出掛けてみようかな…。
 ねぇセレナ、何処が良いかな?」
『いや私に振られても…というか今の状態で外に出て大丈夫なんですか?
 知り合いに出合ったりでもしたら…』
「……えーと?」
『いや、今のマスター縮んでますよね?』
「?………………あ」
『「あ」ってアンタ…。
 マスターの頭髪と瞳は目立ちますからね、知っている人には縮んでいても関連を疑われるでしょう』
「う…うん」

 確かに銀髪銀眼なんて結構珍しい。
 髪だけならまだしも、銀色の瞳何て私以外に見た事も聞いた事もない。

『そんな時どう説明するのですか?』
「え、えーと……親戚…とか?」

 本人だ、と主張するのも手かも知れないけれど、それで事情を説明したらその場で、黄色い救急車を呼ばれるかも知れない。
 どうも私のような症状は前例がないらしいし。

『マスターの髪と眼の色は遺伝情報とは殆ど関係有りません』
「え、そうなの?」
『(気付いてなかったのですか…)とにかく血縁だからと言って同じになる訳じゃありませんよ。
 特にその瞳は他に無い不思議な色合いですし。
 まぁ、そんな事知らない人なら信じるかも知れませんけど』
「むう…」

 ならどうしよう、良い天気なのに閉じこもってるのもアレだし。
 ……そうだ。

「ねぇ、髪だけならそれなりに珍しいで済むんだよね?」
『え?ええ、そうですね、それはそうかも知れません』
「ならさ、カラコン入れてけばどうかな?」
『ふむ、悪くないかも知れません』
「だよね!なら早速巻奈さん達に相談を…」
『少し待って下さい、何色を借りるつもりですか?』
「? 普通に黒だけど」
『マスターは結構色白ですし、髪もその色ですから、色素が薄いって事にして白っぽい色を選んだ方が良いと思います』
「う〜ん、成る程ね、あんまり変わらない気もするけど、その方向で」
『(カラーコンタクトを持っているか、と言う懸念は無いのですね)』

 する事も決まったので一度研究所に戻る事にする。
 そうして立ち上がった所で待ったを掛けるようにセレナが声を掛けてきた。

『あ、私も連れて行って下さい』
「え〜」
『「え〜」って、何か問題でも?』
「いや、外でセレナと話してたら私怪しい人じゃん。
 大体何で連れてかなきゃ行けないのさ」
『良いですか?
 もし、今の状態でキメラが出現してしまったら、その足で現場に向かうしか有りません』
「え、でも……」

 この前みたいに巻奈さんにマシンアクセラー持ってきて貰えば、と言おうとしてはたと気付いた。

「あー今の体格じゃアクセラー乗れないわ、私」

 体格が変われば乗り心地や操作感も変わる。
 ようやく慣れてきたばかりの私じゃ、その変化に対応出来ずに事故る事請け合いだ。
 大体今の外見でバイクに乗れば、初めて乗った時以上に痛い視線を集めてしまうに違いない。

『ええ、その通りです。
 でも直ぐに変身出来れば移動力も上がりますし、ストレイトモードならアクセラー並みの速度が出せます』
「はぁ、そうだねぇ」
『会話に関しては出来るだけ控えますし、用事があれば携帯を通して伝えますから』
「……分ぁかった」

 学校に行く訳でも無し、そこまで拒否する理由もないので、私は持ち物にセレナを加える事にして、お出かけ用の鞄に持ち物を入れ始めたのだった


***


「トゥばさ〜を〜広げて〜トゥ〜び〜たトゥんだぁ〜トゥメはきぃっトゥー現実(かな)〜うぅん〜だ〜♪」

 現在午前11時13分、所長に借りた眼に優しい赤いカラーコンタクトを装着した私は、普段は歌わないような歌を口ずさみつつ歩いていた。
 何だか体が軽くて気分が良いせいでテンションが上がってしまっているのだ。
 夏休みだというのも手伝っているのかも知れない。

「諦めない力を〜トゥ〜ば〜さに〜変えてぇ〜今羽ばたこぉ〜ドゥリ〜ム・トゥ…ん?」

 ふとうっすらとホットケーキに似た甘いにおいを感じた。
 前方に看板を掲げたワゴン車が見えたので、歌を中断してよく見てみると、どうやら移動式のクレープ屋さんらしい。
 これはうら若き乙女として突撃しない訳には行くまいて!

「すっいませーん!くっださーいな!」

 叫びながらワゴン車にダッシュし、直前で急ブレーキを掛けつつ鞄の中からお財布を取り出した。
 その無駄のない流れに、我ながら惚れ惚れする。

「っ…はい、どれに致しましょうか?」

 店員のお姉さんは私を見て僅かに動揺しながらも、直ぐに営業スマイルを再構築して対応してきた。
 お姉さんを驚かせてしまったようだ、反省。
 そんな謙虚な気持ちになりながらメニューを見る。

「えーと……」

 メニューにはフルーツミックス、マンゴー、ストロベリー、ピーチ、プリン、マロン、ケーキやアイスなんてものある。
 チキンとかサラダなんていうデザートとは言い切れなさそうなのも。
 でも私的にクレープの定番は…

「チョコバナナ下さい、トッピングはストロベリーアイスで!」
「ハイ、少しお待ち下さいね」

 と

“毎日毎日ボクらは鉄板の、上で焼かれて、イヤんなっちゃうよ”
「ん?」

 お姉さんがクレープを作り始めた直後に鞄から鳴り響く歌。
 こんな歌は電話にもメールにも設定していないので、恐らくセレナからの着信だと思うが、それにしては音の選択が大人しすぎる気がする。
 イヤ、十分変だけどね。
 取り敢えず携帯を取り出してチェックすると、案の定メールが届いていた。


From:セレナ
件名:少し黙れ
天下の往来で大きな声でアホな歌を歌わないで下さい。
恥ずかしすぎます。
歌わないで下さい、むしろ喋らないで下さい、出来れば息もしないでください。


「………」

 無言で返信のメールを送った。
 文面は――

「[うるせぇ、またマヨに漬けるぞ] 送信…と」
『ッ!?』

 送った瞬間、鞄の中からセレナが小さく呻いたのが聞こえた気がした。

「お待たせしました、チョコバナナですよ」
「あ、ありがとうございます!」

 一矢報いた事にほくそ笑んでいた私は、店員のお姉さんの声で我に返る。

「440円になります」
「えーと、これで」
「丁度お預かりします、零さないように気を付けてね」
「はい!」

 私は少し背伸びをしながらお金を払い、お姉さんからクレープとレシートとウェットティッシュを受け取った。
 さりげなく子供扱いされた気がするが、外見が外見なので文句は言わない。

「う〜ん、美味しそう!て言うかクレープ食べるの久しぶりだなぁ」

 包装紙越しに伝わるほんのりした温かさ、バナナやチョコの甘い匂い、焼き立ての生地の香ばしい香りが食欲をそそる。

「と言う訳でいざ!はむっ…ちべたっ!」

 思い切りかぶりついたらトッピングのストロベリーアイスに逆襲された…

(侮り難し、ストロベリーアイス…っ!)

 そうして私は駅前商店街に向かって歩きながら、クレープを食べ始めた。


***


「ふ〜おいしかった♪」

 数分後、私は近くに有った公園のベンチに座っていた。
 クレープはもう完全に食べきり、零れて手に付いた溶けたアイスやチョコレート、生クリームまで舐め取って、最後にウェットティッシュで手を拭いている所だ。
 まぁ、後で公園の水道で改めて手を洗うんだけれども。

「良い天気だなぁ…」

 ふとベンチに座りながら呟いた。
 明日からしばらく雨だって予報で言ってたけど、陽光が照りつける空は青く、白い雲がぽつぽつ浮かんで居るのみで、そんな気配は微塵も感じられない。

「………」

 そんな私の前方では、今の私よりも更に小さな子供達が遊具で遊んでいるのが見える。
 小学校も夏休みなんだろうか。
 だったら、あの子達はどうやって夏休みを満喫するのかな。
 分からない、私には小さい頃の思い出なんて無い。
 今の私は何歳くらいの私の姿なんだろうか…?

(私にも…あんな時代があったのかなぁ…」

 と、途中から声に出していた事に気付いて思わず口に触れてしまう。
 おかしいな、ついこの間まで自分の過去を気にした事なんて無かったのに、最近は少しだけ自分の過去を気にしてしまう様に成った気がする。
 そう、丁度セレナで変身しはじめた辺りからだ。
 今の私がおかしいのか、今までの私がおかしかったのか…。

「う〜ん…うん?」

 悩み初めた私の目の前の遊具では、小さな女の子と、その子によく似た女の子が一緒に遊んでいた。

(姉妹かな?)

 その姉妹っぽい子達は、とても仲が良さそうに見える。
 妹らしき子が姉らしき子について行き、姉もそれに応えて、二人とも楽しそうだ。

(微笑ましい……あれ、私…何で)

 気がつくと、知らず知らずの内に胸が苦しくなって、目頭も熱くなってきていた。

「〜〜〜〜〜〜っ」

 涙が零れそうになるのを誤魔化す様に目をぐしぐしと擦っていると、少しずつだが治まってくる。

「っふぃ〜…一体何だったんだ、今の…?」

 遊んでいる子供たちを見ていたら、急に胸が締め付けられて泣きたくなってきた。
 あの妬ましい様な胸に穴が開いてしまったかのような感情は……寂しい?
 ……………。
 いや、でも私は自分で言うのもなんだけど、それなりに満たされた生活を送っている筈だ。
 巻奈さんを初めとして皆優しいし、最近は苛めも無ければ陰口も聞かない。
 じゃあ無くした記憶関係かとも思えるけど、目覚めてからこの二年程、何を見ても記憶が刺激される事なんて無かった。
 それが急に気になりだすなんて、やっぱり私はどこか変わってきているのかもしれない。

 どうせ答えてもらえないだろうと思いつつセレナに聞いてみようとしたその時――

「ねぇ、セレn「あ、危ない!!」へ?…“バキィ”ごはぁ!!?」

 声に反応して顔を上げた瞬間、視界がクリアブルーに埋め尽くされ、直後に眉間に何か硬い物がぶち当たったのだった。

(ほ、星が…)

 だが、悲劇はそこで終わらない。

「ワンッ!」
「うく? ひ…わぎゃああぁぁぁっ!!“ゴツッ”ぴっ!?」

 仰け反りから何とか復帰したと思ったら、今度は犬が私目掛けて突っ込んできた。
 膝と顔面と頭を踏みつけられ、肌に浅く食い込んだ爪と、たまたま踏みつけられた目の痛みに思わず悲鳴を上げる私。
 おまけに髪を乱された上に砂が掛かって、止めとばかりに犬の重みで下がった頭がベンチの背もたれにぶつかった。

「う…ううぅぅぅー……目が、目がぁ…」


 何で私がこんな目に…と、頭を抱えながら涙目で唸っていたら、飼い主らしき女の子がこっちに向かって走ってきた。

「そこの白い子、大丈夫!?ああこら、チャッピー!」
「ワン!」

 その子の足元に、クリアブルーのフリスビーを加えた中型犬がじゃれついている。

「だ、大丈夫ですぅ…」
「あ、良かっ…ってボロボロじゃないの!ちっとも大丈夫そうに見えないよ!?」
「ハッハッハ、ワォン!」

 女の子はホッと息をついたと思ったら、私の姿を見てまた慌て出した。
 むぅ、そんなに酷い有様なんだろうか?
 そして犬は相変わらず褒めて褒めてと言わんばかりに、尻尾を振ってじゃれ付いている。
 この駄犬め…っ!

「あー、良いです、確かに少し痛いけど、それを除けば少し汚れただけですから」

 そう言って立ち上がり、バッグを持って公衆トイレ(“便所”という単語を使うのは抵抗があった、乙女的に)に向う。

「あ、待って、何かお詫びを…」

 後から女の子が何か言ってきた気がしたが、私は気にせずトイレに駆け込んだ。

***

――シャァァァァァァァ…

(はぁ…酷い目に遭ったぁ…)

 あの飼い主に悪気があった訳じゃ無いんだろうけど、他に人が居る公園でフリスビーのコントロールを見すらないで欲しいモンだ。

「ん〜おでこは…だいじょぶか」

 鏡を見ておでこをチェックする。
 流石改造人間だけ有って、フリスビーが直撃しても傷もなければ赤くなっても居ない。
 髪が滅茶苦茶に成っているだけだ。
 まぁ、たかが女の子の投げたプラスチックの円盤如きで、そこまで酷い事に成るはずもないか。
 後頭部もコブは出来ていないようだった。

 水に濡らした手で軽く髪を整えつつ、顔に傷がないかまじまじと見てみる。
 あちこち汚れて、少しだけ血の跡も付いているけど、今は傷もない。
 取り敢えず鞄からタオルを出して、それを濡らして顔を拭く事にした。

「ん…しょっ……む……っふぅー、コレで良いかな?」

 再度鏡チェック。
 うん、自分で言うのも何だけど綺麗になった。
 流石に髪は適当に梳いただけじゃ完璧とは言い難いけど、別にそこまで気合いを入れておめかししてる訳じゃ無いし及第点かな。

――シャァァァァァァァ…

(あ、水出しっぱなし)

 気付いて蛇口を閉めようとした時、ふと鏡の中の私の顔が眼に入った。

「……」

――シャァァァァ……――ァァァ…――………









 ふと、水の音が聞こえなくなった。
 視界も、鏡に映った私の顔以外、何も分からなくなる。


「…………」

 私の、顔

 正確には(多分)過去の私の、顔

 過去の私

 知らない私

 無くした私

 知っていた筈の私

 この顔(過去)を持っていた時、私はどんな―――

「……!…うぁ!?」









――シャァァァァァァァ…


 音が戻る。
 ボンヤリと何かが浮かんできそうだった所で、一瞬だけ私と同じ顔――でも黒い瞳を持った――の女の子のイメージが浮かんで、何かに弾かれるように私の思考は中断された。

「く、うぅぅ…うぷっ!」

 いきなり頭を叩き直されたショックか、どうにも気持ちが悪い。
 体験した事はないけど、二日酔いってこんな感じなんだろうか。
 だがそんな事より気になる事がある。

「い、今のは…?」

 危うくへたり込みそうになった足に活を送りながら、今の現象について考え

“ピリリリリリリッ!”
「うぇ!?」

――ようとした所で鞄の中から味気ない着信音が鳴り響いた。

“ピリリリリリリッ!ピリリリリリリッ!”
「は、はわわわわ!」

 慌てて鞄から携帯を取り出して、電話に出る。

「はい、もしもし?」
『マスター、キメラが出ました』
「はい?」
『場所は携帯にメールで送ったので、それを参照して下さい』
「あ?ちょ“プツッ”…おい」

 話すだけ話して一方的に切りおった。

「ええい、もう!」

 色々言いたい事は有るけど、今はそんな場合じゃ無い。
 文句を堪えて新着メールに添付してある地図を開く。

「えーと…げ、港側か…少し遠いな」

 場所は中心街の中の港寄り位置で、普通に行ったら三十分近く掛かりそうだ。
 徒歩五分位が理想だったんだけどな…。

「ああ〜折角の夏休みだってのにぃ!!」
『はっはっは、きっとマスターはそんな星の下に生まれたんですよ』
「畜生め!!」

 私は毒づいて、トイレの入ってきた反対側から駆けだしながら鞄から取り出したセレナを巻いて、中心のリングをオレンジ色の部分が上に来るように回した。


「変身!!」
『マテリアライズ』


 そう叫び、バックルの装飾をスライドさせると、中心の珠からオレンジの光りが溢れ出し、周りの空気を吸い込み始める。

『ストレイトモード』

 光が弾けた時には、私はいつもの白いアーマーじゃなくて所々にオレンジのラインの入った何処か騎士を思わせる“仮面ライダーセレナ・ストレイトモード”の装甲を装着していた。

「セレナ!」
『ルートを表示します。後は好きにして下さい』
「ありがと!じゃ、飛ばすよ!!」

 そうして一頻り気合いを入れると、バイザーにルートの載った地図が表示されるのを確認、私は脚部ローラーをフル回転させて公園の裏から飛び出した。



***

 そして――


「……あ…あの人…」


 仮面ライダーセレナが公園から出て行った直ぐ後、彼女を追う様に公園から出て行った人物がいた事に、当然ながら彼女達は気付いていなかった。


To be continued…
@PF
2009年09月20日(日) 14時36分03秒 公開
■この作品の著作権は@PFさんにあります。無断転載は禁止です。
■作者からのメッセージ
えー一ヶ月以上ぶりの投稿です。
生きてます、死んでません。
まぁ遅れた理由の三分の一くらいは、「ガン×ソード」に嵌っていたからですがw
あの伏線のちりばめ方と、回収の仕方には、身を見張る物が有ります。

いつの間にやらディケイドが終わって、Wが始まりました。
時が経つのは早いなぁ…。
まぁディケイドの評価は、完結編次第ですね。

次回は戦闘なので、少しは書きやすいかな
最初期は、この位の長さを2,3日で書いてたんだけどなぁ…

あと、他の人の作品にレスを書いたりしたいのですが、何しろクロス元を殆ど読んでなかったりして、下手に書くとKYに成りそうだった故に自粛してました
申し訳ない


何か卑屈っぽくなってしまいましたが、レス返しです。
失礼ですが、今回は少し短めに

>YPさん

>やっぱそんなオチですよネー、HAHAHAHA。
>あれ、目から変な汁が……?
ええと、コレはこう言う話だと思って、涙を堪えて貰うしか…。

>やっぱし和解はムリかぁ。
実は自分的にも難しい所です。
表と裏の鷹音の正体は、それぞれ決まっていますが、その結末は結構悩んでます。
どうやっても微妙にご都合主義が入りそうで…(汗

>ネタキャラ
やっぱり、強いのに小物だったり、奇行を繰り返したりするからじゃないでしょうかね?w

>冷静に考えると、前々回からまるで解決してないっていうw
>ロリ音ちゃんがセレナに変身したら、ロリセレナになるんだろうか?
もうしばらく解決しません(爆


>ぴあのさん

>蟹
いや、おもしろがって貰えて何よりですw
書いた甲斐がありました。

>まぁ確かにその若さで隊長なんて役を務めにゃならんので、ナメられんようにもキャラを作っとく必要も在りますよね。納得。
因みに彼、部下からは割とサディスト扱いさてれてますw


えーと、気に入らない所があったら、見放すのではなく“そんな書き方、修正してやる!”位に意見して貰いたいです。
無視されるのは…辛いよぅ


ではこの辺で


PS:うぎゃぁぁぁぁ――――ー!!?
予備が私服に成ってたぁ!!
こ、この誤字は洒落になんねぇ…。
恥ずかしすぎるぅ!
YPさんに言われて初めて気付いたよ(涙)
たぶんseifukuって入力したつもりがeが抜けてsifukuに成ってたんだな。
修正しておきました。

えーと、誤解無き様補足しておきますと(と言うかミスのフォロー)、鷹音は私服は普通に何着も持ってます。
とはいえ、バリエーションはかなり少なめで、夏服冬服合わせて10着ちょいって程ですが。
つーかマジ恥ずかすぃ…。

ああ、誤字って一目で分かる誤字はまだマシだって分かった今日この頃。
作者以外には誤字と分からず、読者に意味が変わって伝わる誤字の方が本当に恐ろしいのだな。

この作品の感想をお寄せください。
drug test ecstasy [url= https://forums.dieviete.lv/profils/127605/forum/ ] https://forums.dieviete.lv/profils/127605/forum/ [/url] herbal remedies constipation 10 BrandonFet ■2024-04-20 23:07:18 ns3004244.ip-176-31-115.eu
I have an existential map; it has 'you are here' written all over it.
Click!! cheap viagra in uk Click!! generic cheap cialis Click!! viagra best buy Click!! in fast money's june 6 web extra Click!! cash advance Click!! money gram payday loans Click!! cash fast loan money now online Click!! online pharmacies selling viagra in the uk Click!! small money Click!! viagra online kaufen Click!! cialis bestellen Click!! get fast cash loans Click!! cialis bestellen online Click!! i need a motorcycle loan Click!! cialis + cheap
50 Marguarite Ross ■2013-02-25 10:49:12 host25.canaca.com
So I rang up a local building firm, I said 'I want a skip outside my house.' He said 'I'm not stopping you.'
Click!! loans till payday Click!! viagra online pharmacy cheap Click!! buy eriacta at low cost Click!! can you buy cialis over the counter in mexico Click!! no teletrack payday loans Click!! online cash advance Click!! cheapest generic cialis Click!! Where to purchase plavix? Click!! need the money Click!! to find counterfeit money Click!! cheap order prescription cialis Click!! fast rs money Click!! lowest price cialis internet drug store Click!! i need money asap
50 Maximino Trudeau ■2013-02-21 06:43:54 host25.canaca.com
Good information. Wish there was more content like this easily available.
Click!! viagra online prescripition in Charlotte NC 28214 North Carolina Click!! cheap drugs at best cialis pills parmacy in Alcove NY 12007 New York (Fishers Is) Click!! faxing payday no fax loans Click!! where my money i need i need cash Click!! cialis online online in Abilene TX 79605 Texas (Austin) Click!! What is the legal place to get amoxil in Munith MI 49259 Michigan? Click!! purchase viagra in uk in Rector PA 15677 Pennsylvania Click!! borrow cash fast loan money now online payday Click!! fastest shipping proscar in Sanger CA 93657 California Click!! paydayloans online
50 Etta Crowl ■2013-01-30 18:11:21 host25.canaca.com
Once is happenstance. Twice is coincidence. Three times is enemy action.
Click!! quick loan companies Click!! bad credit car loans guelph Click!! What is the safest way to buy viagra in Cornish NH 03745 New Hampshire? Click!! cheapest place to purchase vigora in Akron OH 44301 Ohio Click!! purchase strattera cheap in Lincoln NE 68527 Nebraska Click!! fast loan loan payday Click!! loans to borrow Click!! emergency quick loans online Click!! fastest bridging loans Click!! buy pharmaceutical viagra in Raritan NJ 08869 New Jersey Click!! Where to order zovirax in Houston TX 77084 Texas (Austin)?
50 Arnold Kyler ■2013-01-07 04:45:45 host25.canaca.com
Violence is the last refuge of the incompetent.
Click!! faxing payday loans Click!! discount cialis united kingdom Click!! buy cialis online in uk buy cialis online in uk Click!! cialis generika online Click!! get generic cialis online Click!! find viagra supplier order information Click!! order viagra overnight Click!! cheapest cialis in uk cheap cialis cialis Click!! buying cialis in uk Click!! work like you don t need the money dance like Click!! lowest price cialis Click!! check cashing payday loans Click!! loan till payday Click!! buying cialis online uk
50 Jana Halsted ■2012-12-12 00:13:35 h58.n183.cust.dataforce.net
Most people would sooner die than think; in fact, they do so.
Click!! no faxing payday loans fast Click!! fast loand Click!! What is the legal place to order cipro? Click!! 1000 loan payday Click!! cialis online uk Click!! cheap generic viagra in usa Click!! What is the legal way to purchase proscar? Click!! cash faxless loan payday Click!! pay day loan instant Click!! badcredit payday loans Click!! buy generic cialis usa at cialisforsale Click!! discount cialis tm Click!! need a car loan Click!! cheapest generic cialis india
50 Alfredo Pilgrim ■2012-09-07 05:50:55 interesno.com
Richard Nixon is a no good, lying bastard. He can lie out of both sides of his mouth at the same time, and if he ever caught himself telling the truth, he'd lie just to keep his hand in.
Click!! vigora market price Click!! loan no credit needed Click!! purchase nolvadex no prescription Click!! small firms loan garentee Click!! where can i get viagra without prescription Click!! buy real cialis online Click!! levitra shop Click!! faxless bad credit payday loan Click!! safest way to buy xenical Click!! fast vigora delivery Click!! borrow money without a credit check Click!! order priligy no prescription Click!! short term loans appleton wi Click!! need some quick cash
50 Kevin Finkill ■2012-08-24 04:55:30 interesno.com
RaD16C Great, thanks for sharing this blog.Really looking forward to read more. Awesome. -20 Article submission ■2012-08-09 01:59:35 91.201.64.7
うぇあー!?
ディケイドの投げっ放し過ぎジャーマンな最終回に茫然自失してる内に尋常じゃないレベルで出遅れちまいましたすみません!

>スーパーボールとタワシ
一体どんな拷問が行われていたっていうんだ……!?

>マヨ
ぶっちゃけた話、個人的には、自分だけは安全圏に退避してクールにツッコミを飛ばしまくる厨臭いキャラって見ててちょっとイラっとするので、こういった弱点があるセレナさんは好感が持てます。きちんと鷹音ちゃんと対等って感じがするので。……いやまぁだから何だって話ですけど。

>ロリ
なんかロリ音ちゃんのロリ度がとんでもない事に。
特に物食ってる時とか。

>Fromセレナ
>件名:少し黙れ
なんかもう、この二人(?のやりとりがツボになってきた今日この頃w
50 ぴあの ■2009-10-13 14:14:57 p7101-ipbffx02sasajima.aichi.ocn.ne.jp
どうも、最近は読み専のYPです。
これも全部、ポ○モソのせいなんだ……。
エンペルトは俺の嫁、ハッサムは俺の婿!

>マヨネーズはらめぇぇぇえ!!
頭ではわかってても怖いものは怖いって、君はホントに人間くさいな……。
つーか『不純物がつく』=『汚れる』なんだから、変身ベルトにはとことん向いてない性癖の持ち主だ。
平成ライダーじゃ泥だらけの怪人にベルト引っぺがされるなんて日常茶飯事なんだぞ!

>私服の予備が二着
なん……だと……!?
わぴたんは詳しく知りませんが、女子高生ってけっこうオシャレしますよねー?
私服が残り二着しかないってのはどうなのよ?w

>クレープ
身体に引っぱられてるのか、いつになく鷹音ちゃんがロリっぽい……。
セレナの毒舌はマヨネーズという切り札を得たロリ音ちゃんによって封印されちゃうのかなぁ。
MOTTAINAIMOTTAINAI!

>ストーカー(違
新キャラ追加?

でわー、今回はー、この辺でー。
50 YP(ポ○モソ廃人) ■2009-09-20 12:44:48 proxy20008.docomo.ne.jp
通りすがりの幽霊作家だ、覚えて(すいません忘れて結構です;

うぅ、感想入れるの初めてですね
ここ最近ちょっと時間があったので今更ながら追い付いた感じだったりです
(結構なハイペースだったのであちこち読み飛ばしてるかもしれませんが(汗

>鷹音ちゃん/ロリ音ちゃん(笑)
元気な子を見てると何かいいなー、素直だし
多分、鷹音ちゃんは和み担当なんだなと勝手に認定
シリアスな問題にもくじけずガンバってもらいたいです

>セレナさん
濁った液体調味料でその内部を汚染されたディバイス・・・・じゅるり(←やめれ
毒を塗りたくった日本刀のような切れ味を持つツッコミに定評のある彼女(?)が弄られてるのは・・・・イエスだねっ!(ぉ

>銃×剣
あれは面白カッコイイですよねー
やはり痛快活劇ってのはいいものです
ええ、好きですとも痛快活劇

とりあえず感想の初回はこんなもので
次回からもちょくちょくお邪魔しますw
50 青嵐昇華〜幽霊楽団〜 ■2009-09-11 23:14:32 proxyc143.docomo.ne.jp
こんにちは!!
遅れてしまいましたが、感想を投稿させていただきます!!
セレナ面白いですね。いつも読ませていただいております。
私にとってお気に入りの作品です!!

>セレナコアさん
マヨネーズ地獄・・・あれって確かに効きそうですよね。
地味だけど何だか精神的にききそう。
色々な意味で大事な何かが破壊寸前までイッてしまいかけた彼女に合掌。

>メール
From:セレナ
件名:少し黙れ
天下の往来で大きな声でアホな歌を歌わないで下さい。
恥ずかしすぎます。
歌わないで下さい、むしろ喋らないで下さい、出来れば息もしないでください。

キツすぎるというか、セレナコアさん復活万歳。
でもって、すぐさま玉砕・・・。
本当機械でここまで場を盛り上げてくれるって素敵過ぎる存在ですね。
そしてそんな彼女をかるーくあしらってしまう鷹音ちゃんナイス。
息がぴったりのコンビですね。

アメジスト「パートナーというより・・・漫才コンビに近いような気がしないでもないですが」

>だが、悲劇はそこで終わらない
おおうぅ・・笑いの女神の光臨ですか?(待て)
しかしこうしてなつかれているということは鷹音ちゃんって結構動物や子供に好かれやすい体質なのでしょうか?あの性格なら納得ですね。なんていうか、彼女は改造人間であり、自分自身の色々な悩みを抱えながらも何とか試行錯誤しながら前へ前へ歩いていく前向きな姿勢がすごく好きです。

今後も応援してます!!次回も楽しみにしております!!
50 ■2009-09-10 21:28:17 st0416.nas931.ichikawa.nttpc.ne.jp
合計 540
お名前(必須) E-Mail(任意)
メッセージ


<<戻る
感想記事削除PASSWORD
PASSWORD 編集 削除