仮面ライダーバルキリーたん 第40話「Deep attachment to the life」
第40話「Deep attachment to the life」

1786年4月16日

深い深い山奥・・・。
朝日がこじんまりとした小さな廃寺に差し込み、ルーベットとルーク、アメジストはそれで目を覚ました。この時代に流れ着き、まずは拠点を決めての探索活動を行おうとアメジストの意見があって見つけた廃寺で一夜を明かしたのだ。

アメジスト(ルーベットの体力の消費も激しかったし、この二人、壮絶的に方向オンチな上にバカだから、勝手に暴走して何か事が起こってからじゃ遅いしね)

ルーク「・・・朝か」
ルーベット「うむ・・・体力は完全回復してるようですな」
アメジスト「このあたりは山間部に位置する小さな村のようね。ただし、さっき調べてみたけど、このあたりの村にはもう人はいないようね」

ルーク「そりゃ、どういうことだい」
アメジスト「あれよ、あれ」

アメジストが戸の隙間から指差す。どうも警戒しているらしい。二人が隙間から外を見ると、山間部の小高い丘の上にある大きな屋敷には御旗がいくつも掲げられており、鎧姿の武者らしき人物がみずぼらしい着物をきた老人や女・子供までも無理矢理屋敷の中へと引っ張っているように怒号を飛ばしている。それに呼応するかのように、顔から血の気が失せた村人が屋敷の中へと連れていかれている。

ルークの顔色が変わった。
ルーク「あいつら、全員、ファンガイアだ・・・」
ルーベット「ええっ!?つまりここはファンガイアの村だったのですか?」
アメジスト「そのようね」

ルーク「戦でも・・・やろうってのかい」
アメジスト「それにしては老人や女子供までも駆り出すなんて余程のことじゃない?いくらファンガイアとは言ってもね」
ルーク「ああ、これだけのことならルークとか動かないはずがないのに、この世界のチェックメイト・フォーは何やってやがるんだ?ファンガイア一族の繁栄の邪魔となる存在を叩き潰すことで、一族の平和を守るのがルークの務めなのに!」

ルークが憮然とした様子で言う。

ルーベット「ルークとは・・・そういったポジションだったのですか?」
ルーク「ファンガイア一族にとって脅威となりうる存在の排除ってのもあるけど、ルークはあたしにとって誇りみたいなものさ。だから、ルークはファンガイア一族を守るためならどんなヤツが相手でも挑んでいくことがモットーだと思ってる。少なくとも、あんな女子供、老人を盾にするような戦なんか絶対にしない」
アメジスト「女子供にまで武器を持たせているあたり・・・もはやなりふり構わずといった様子ね。敵としては相当恐れている相手なのでしょうね」

アメジストが「ま、興味ないけど」と相変わらず冷淡でクールな態度で呟く。

アメジスト「セブンズヘブンのルシファーが乗り込んでくるとなると、やはりこうなるのかしらね」

ルーベットとルークがぎょっとして振り返る。

ルーベット「ルシファーですとっ!?」
ルーク「あの男みたいに言葉使いが悪い、慧ちゃんとガチでやり合った女みたいな野郎のことかっ!?」
アメジスト「・・・性別的にどっちを選んだらいいのか分からなくなるほど混乱する気持ちは分かるけど、一応あいつは男よ。それと、ルシファーといってもあたしたちが合ったことがあるルシファーじゃなくて、過去のルシファーよ」

冷静に突っ込みを入れるアメジスト。そして、屋敷に忍び込んで城主たちが慌てふためいて話している内容をルーベットたちに話し出す。

アメジスト「正直ルシファーと接触を図らないうちに、この戦に巻き込まれないうちに逃げるのが得策よ。今からでも遅くはないわ。キバライナーが流れ着いたポイントに向かって急いで移動するわよ」
ルーク「ちょっと待てよ!!出城に捕まっちまったあいつらはどうすんだよっ!!ルシファーがやってきたら、あいつら全員皆殺しにされちまう!!」
アメジスト「ルーク、感情に流されないで。あの人たちを助けに向かったとして、それでルシファーと出くわしたらどうするつもり?満身創痍で乗り切れる相手じゃないわ。それに、ここであたしたちはくたばるわけにはいかないの。分かるでしょう?今、ルシファーがあの出城に向かって単身乗り込んでいる間に、逃げた方がいいわ。ここで、もし同じように流れ着いたセブンズヘブンの連中と、これからここで騒ぎを起こすであろうルシファー、双方を相手にするなんて無謀もいいところよ」
ルーク「じゃあ、お前はあいつらを見殺しにするつもりなのか!?」
アメジスト「青臭いこと言わないで。今は一時の感情に流されて行動するほど余裕はあたしたちにはないはずよ」

アメジストも苦渋の決断で選んだのだろう。悔しさが顔じゅうににじみ出ており、歯を必死で食いしばって怒りをこらえている。しかしルークもブルブル拳を握りしめ、高ぶる感情ややり場のない情動を必死で抑えようとしている。

ルーベット「・・・・待て、そうか、戦いに巻き込まれなければいいのですな?ふむ、それでかつ人質を取り戻して安全な場所に避難させ、城主たちがルシファーとやりあっている間に脱走を図ると・・・うむ、もしかしたら上手くいくかもしれませんぞ」

アメジスト「ルーベット・・・だから、そんな暇ないって」
ルーベット「それは決して本心ではないでしょう。アメジスト殿の顔を見ればわかりますぞ。ここで己の利得のためだけに動くような利己的な輩はそんな眼はしない。慧殿や琥珀殿が心配で心配で仕方ないのでしょう?ですが・・・ここにもし慧殿や琥珀殿がいたら、何と申されるでしょうな」

その言葉にアメジストがはっと気づく。
もし慧や琥珀なら何が何でも助けに行こうとするだろう。
そういう所が好きで、尊敬して、一緒についていこうと決意したのだから、察しが付くが、自分の胸の内を明かされたようでアメジストが顔を赤らめて俯く。

ルーク「ルーベット!!何か、策があるのかっ!?」
ルーベット「・・・上手くいくかどうかは運次第でありますけどな」
アメジスト「このお人好しどもは・・・はあ・・・頭痛い」

まあ、見殺しにするのも後味悪いし、もうどうにでもなれやといったようにアメジストがやれやれと首を振る。

ルーベット「あの出城は小高い丘の上に建てられ、なおかつ内堀や柵など、いわゆる籠城としては最適な環境下にある。つまり、防衛面においては万全で、これで兵士たちが戦場の最前線で敵たちを迎え撃てば迎撃できるし、丘の上からの大砲による援護射撃によって非常に戦利的には恵まれている環境ですな。しかし今回敵が7人のみの人材的には少ないにもかかわらずこれだけの戦の準備をするあたり、城主は相当気が小さいと見た。兵士が多ければ多いほどルシファーを圧倒させる人海戦術で挑むあたりからも頷けるが、人材の他に戦に置いて必要なものは・・・・ルーク殿、何だと思います」
ルーク「ええ?えーっと、変身アイテムとか、武器とか」
ルーベット「・・・まあ、武器や火薬の手配はもちろんですが、肝心要のものが抜けておりますぞ。それを利用すれば上手く忍び込み、それでかつ城主たちに気づかれることなく人質を助け出す方法が出来ますぞ」
アメジスト「兵糧か。それを運ぶ兵士に憑依して、中に忍び込めば・・・あとは人質を助ければいいってこと?」
ルーベット「正解ですぞ。さらに城主に憑依すれば中を自由自在に散策することが出来る。幸い、イマジンは二人、万が一、ルーク殿が変装して潜り込むことを考えても・・・これは一番安全ですぞ」

ルーク「しかしよぉ・・・気になるのは、どうしてあいつらがそこまでセブンズヘブンに警戒してるっていうんだ?城を捨てて逃げたほうが得策だと思うけど」
アメジスト「そりゃそうでしょ。実の妹分の仇を討つんだから。あの単細胞の性格からして地獄の果てまでも追いかけて殺しに行くでしょうしね。それなら・・・死なばもろともって完全に冷静さを失っているわ。人質を盾に逃げることが目的で村人を無理やり拉致した可能性もあるでしょうしね」

アメジストの説明にルークとルーベットがぎょっと目を見開き顔を向ける。

ルーベット「・・・何ですとっ!?」
ルーク「セブンズヘブンの妹分って・・・誰だよっ!?」
アメジスト「さっき城主が話していたのを聞いて、その情報を聞いて調べてみたんだけど、セブンズヘブンの6人・・・ルシファーを除いて全員、昨日捕まって打ち首にされたんですって。それで、河原でさらし首だって。ま、悪党の最後って感じなんだけど、討ち取ったのがあの城の侍大将だったレジェンドルガだったんだけど、そいつをはじめ、あの城の兵士たちは全員ルシファーに殺されたらしいわよ。それで、ルシファーの怒りを買ったんですって。今のルシファーが村人と城主たちの区別なんてつけられないわね。あいつが乗り込む前にケリつけるわよ」

ルーク「そうか、そうだよな。あいつが攻め込む前に・・・急いで村人を助けないと」

ルークとアメジストが話している間、ルーベットは言葉を失っていた。

ルーベットの胸が熱く痛むような感覚がする。

脳裏にベルフェゴールの最後まで兄貴分を慕って流した涙が忘れられないのだ。
最後の最後まで信義を貫き、全うして散っていったベルフェゴール。
倒さなければ、応えなければいけなかった。
そう決意し戦ったはずなのに。

ルーベット「・・・少し、様子を見てまいりますぞ」

そういって、ルーベットが山寺を飛び出していった。

ルーク「ちょっと、ルーベットちゃん!?」
アメジスト「・・・・あの顔は・・・ちっ・・・ルーベットの悪い癖か」


ルーベットが急いで川原にたどり着くと、そこには腐った肉の匂いが立ち込め、朝焼けが差し込みきらきら光り輝く穏やかな川原の風景には似つかわしくないものがあった。
そこには、腐った木の台に置かれているもの・・・。

ルーベット「・・・・ぐっ・・・・・!!」

ルーベットが顔をしかめ、目に映る地獄のような光景に歯を食い縛って手放してしまいそうな意識を必死で保つ。
そこにあったのは・・・。
自分たちを今、亡霊として苦しめてきた敵の無残な亡骸。
カラスに肉をついばまれたのか、しゃれこうべが6つ綺麗に並べられ、近くには大量の赤黒い液体がぶちまけられて川原を染め上げている。

「おい、あれがセブンズヘブンの成れの果てだとよ・・・」
「へっ、レジェンドルガ最強の戦士もああなっちまったら惨めなモンだよな」
「あいつら調子に乗りすぎたんだよ」
「女のくせによぉ」
「強すぎるから、だまし討ちにあうんだよな」
「だまし討ち?」
「ああ、あいつらがこの間引き受けた依頼な、あれ、レジェンドルガの上位クラスがセブンズヘブンを処刑するために仕組んだ罠だってんだよ」
「マジかよ」
「ああ、戦の依頼をした同族がまさか、ファンガイアやウルフェン、フランケンにマーマンと手を組んで集団で襲い掛かるなんて予想だにしていなかっただろうよ」
「それで、捕まって首はねられたって?」
「ああ、あんな女誰も相手に出来ないだろ?だから、首領と引き離して、6人だけなら始末出来たって話だってよ。それで、残りはたった一人の首領なんて、あれだけの集団で攻め込めばおしまいってヤツだ」
「なるほどな」
「まあ、あいつらが強すぎたのがいけないんだよな」
「みじめだよなぁ。最後はあんなマヌケ顔さらしてカラスのエサだもんな!!ははっ!」

後ろから聞こえてくるのは城のファンガイアの兵士たちの声だった。
そして侮蔑の言葉と共に石を投げつけ、それがしゃれこうべに当たり、乾いた音が響き渡る。その音に再び下卑た笑い声を上げる。

ルーベットの中で何かが「切れた」音がした。

ルーベット(・・・面白半分に王族を襲って死んだのではなくて・・・むしろ自分勝手な理由で・・・あの7人を・・・殺した・・・・だと・・・?あの7人を押さえつけられるものなど、よほどの実力がなければ無理だろう。それを・・・勝手な言い分で利用して・・・最後には裏切って・・・死んでなお・・見せしめだと・・・見せしめだと・・・!?)

拳が血がにじむほど震えて握り締める。
体中が熱くなる。
流れている血がすべて逆流しそうだ。


ルーベット「・・・・許さん・・・・!!」

ルーベットが石を投げつけたファンガイアたちに向かってゆっくりと顔を上げる。
その顔は・・・今まで見たことのないまでに激しい怒りと憎悪が表れていた。鬼のように目は釣りあがり、歯を食いしばり荒い息が漏れる。

「ああ?何だあれ、イマジンか?」
「何睨み付けてるんだ?たかがイマジンごときが・・・」


ルーベット「・・・・謝れ」

ルーベットが槍を取り出し、静かに歩きながら、低い声で言う。

「ああん?」
「何だこいつ?」

ルーベット「あの者たちを侮辱したこと・・・謝れ。そして・・・消えろ」

確固たる信念を持って戦う者。
己が信じるもののために命をかけて信義を貫き戦う者。
その者たちを侮辱したことがルーベットには許せない行為であった。

ルーベット「セブンズヘブンは・・・戦ったことがある・・・・誰もがみな・・・己の信じる兄貴分のために・・・戦って死んでいった・・・。己の命をかけて・・・信念を貫き通して死んだ。利己的な生き方が出来ない連中だとしても・・・それでも・・・信じるもののために真っ直ぐ戦ってきた者たちを侮辱する資格など・・・お前たちにはないっ!!」

それだけは譲れない。
「誇り」を誰よりも重んじて生きる自分だから。
「誇り」を貫いて死んだ者を嘲り笑うなど許せない。

「こいつっ!!」
「ヤっちまえっ!!」

ルーベット「閻魔に代わって・・・貴様らをブッた斬る!!!!」

そういって、手を上げると橋の両端を取り囲むように無数の兵士たちが武器を構えて飛び出してきた。そして顔にステンドグラスの紋章が浮かび上がると全員がファンガイアとなり、ルーベットを取り囲んだ。


アメジスト「・・・やらかしちゃったわ、あのバカ」
ルーク「どうすんだよっ!?助けないと!」
アメジスト「・・・知ったこっちゃないわ。それより、今なら警備がさらに手薄よ。今のうちに人質を助けるわよ。じゃないと、ルシファーが乗り込んできたら人質の生存率は絶望的よ」
ルーク「・・・・!!チックショウ!!」

冷徹かもしれないが、アメジストの意見も最もだった。
ルークが歯をぎりりと食いしばり、城のほうへと向かって走っていった。

ルーク「ルーベットちゃん・・・すまねぇっ!!」
アメジスト「あのバカがくたばるわけないでしょ・・・そこだけは信じていきましょ」


アメジストが光の玉と化して城内を歩いている城主に飛び込んでいくのを確認すると、ルークがルークハンマーを構えてブンブン振り回すと、紫色の光が宿り、思い切りハンマーを地面にたたきつける!!
すると、すさまじい振動と共に、地中を紫色の光が波打ちながら突き進み、固い岩盤を掘り進み、やがてそれはトンネルのようになって地中に穴を開けていった。
大地の力を操るルークならではの能力だった。

ルーク「穴掘りだけじゃねえかっ、ルークに与えられた任務よぉおおおおお!!アメジストっ、お前、ちょっと、人あたり冷たすぎっ、つーか、気遣いゼロっ!?」

一応作戦を立てた上での指揮なのだが、やはり、アメジストも性格に難があるようだ。
「興味を抱いている対象以外はどうでもいい」といい徹底的無関心主義。

アメジスト「上手くやってくれているかしら?」

ちょんまげを結わえた50代半ばの初老の筋骨隆々とした男性に憑依するというのも不本意だが、紫色のメッシュを編みこんだヒゲ面のオッサンが紫色に光る目を光らせて城内を歩き回るというのは・・・不気味な光景であろう。

アメジスト「さてと、指示出しておかないとね」

アメジストが城内に集めた兵士たちが中庭に向かう。
アメジストの作戦だと、まず、兵士たちを全員総動員で出動させ、ルシファーと遣り合っているうちに、人質をルークが掘ったトンネルで脱出させ、バックれるといった作戦だ。城主に憑依したのはリスクが高すぎるが、今は時間が惜しい。

アメジスト「いい?皆のもの、余から命令を言い渡す!!今からセブンズヘブンのルシファーを迎え撃つべく外堀に第一部隊、城の周りを取り囲むように第二部隊と第三部隊で取り囲んで迎え撃て」

そう告げようと中庭に入ったとたん、アメジストの動きが止まった。

そこには。
城の兵士たちだったものが、無残に横たわり、壁にたたきつけられ、見るも無残な姿となって中庭を血に染め上げていた。そしてその中心には、銀髪を風になびかせ、狂気をはらんだ笑みを浮かべて兵士の亡骸をつかみあげている小柄な少年がいた。

ルシファー「誰を迎え撃つってぇ?」

アメジスト「・・・はえーよ、くるの」

数秒後・・・。

フルダッシュ!!!!!!!(アメジストが脱走した音)

ルシファー「待てよおい、逃げられるとでも思ってやがるのか?」

ルシファーが城主(すでに憑依やめた後)を槍で切り殺した後なのか、血まみれになって廊下をものすごい勢いで走って追いかけてきた!!

アメジスト「あたしは何も関係ございません!!」
ルシファー「はぁ?寝ぼけてやがんのか。今、さっき殺したチョンマゲオヤジから飛び出してきやがっただろうが。テメェが何者かなんかなんてどうだっていいぜ。今はもう、誰でも構わずブチ殺してやりてぇ気分なんでな・・・まあ往生しやがれっ!!」
アメジスト「そんなメチャクチャな理由で殺されて往生も成仏もあったもんじゃないでしょ。それに、あたし、死ぬときは琥珀と一緒に裸と裸で抱き合って腹上死か睡眠薬を飲んで夢を見ながら死ぬって決めているから。琥珀を無理矢理巻き込んで。ふふっ、心中バンザイ、イエーイ」

いや、あんたの願望もある意味、琥珀にとっては往生もへったくれもない死に方だし。
つか、冗談じゃないし!!

ルシファー「さっきからゴチャゴチャうるせぇんだよ、オラアアアアアアアアッ!!」
アメジスト「・・・はずれ引いたわね。ちっ、ルークにでも押し付けて、殺しあっているうちに逃げようとしていたのに計画が狂ったわ」

人格を疑いたくなるような発言をクールにかましながら、アメジストがカードを取り出し、振り向きざまに一気に飛ばすとカードが煙幕となってルシファーの視界を一瞬隠す。

アメジスト「変身」

「phantom form」

紫色の光が飛び出し、竜をイメージした戦士・ファントムフォームへと変身するとハルバードを構えたとたん煙の中から槍が鋭いきらめきと共に飛び出し、ハルバードの刃に当たり、火花が飛び散る!!

そして煙の中から出てきたのはルシファーの真の姿であるフレスベルグレジェンドルガの姿に変わっており、すばやく振るう槍の猛攻をハルバートで防ぐが、一撃一撃があまりに重く腕から全身をしびれさせ、力を失わせていく。

Pバルキリー「くっ・・・!」
ルシファー「オラオラオラオラアアアアアッ!!!!」

作戦は失敗・・・!?
アメジストはきっと神経を引き締めると、ハルバートを構えなおし、戦闘体勢に入った。


一方・・・・。
「ぐわああああああああっ!!」

槍で吹き飛ばしたのはこれで最後だった。
ファンガイアの無残な姿(死んではいないが)が川原に死屍累々と横たわり、その中心で槍を構えてルーベットが荒く肩で息をする。

ルーベット「はぁっ・・・はぁっ・・・はぁっ・・・」

ルーベットがよろよろと歩き出し、しゃれこうべを布に包み込むと、そのまま6つ抱えて歩き出す。

ルーベット「・・・はぁっ・・・はぁっ・・・ベルフェゴール殿・・・・貴女の信念は・・・知っているゆえ・・・こんなところにさらし首になど許せん・・・・あの涙に私は応えられなかった・・・・せめてもの・・・償い・・・・」

そういって、ゆっくりと歩き出すが足元がおぼつかない。
それでもしゃれこうべを抱えて、ルーベットは槍を杖代わりに歩き出す。

ルーベット「ベルフェゴール殿・・・・私は貴方たちをただの外道としか思っていなかった。でも、本当はそうではなかったのでしたなぁ・・・。でも、それでも、戦わなければ、いけないのでしょうか・・・?」

自分は間違っているのかもしれない。
また自分のテンションに身を任せて暴走しているだけなのかもしれない。
そうだとしても、それでも、動かずにはいられない。

ルーベット「はぁ・・はぁ・・・・」
ルーベットもさすがに数十人の兵士たちを吹き飛ばした疲労がピークを迎えたのか、前のめりに倒れかけた。

その時だった。

ルーベットが前のめりに倒れこみ気を失う。
そのルーベットを抱きとめたのは、銀色のショートカットを風になびかせている、赤い瞳をした美少女−いや、美少年。

ルシファー「・・・こいつ・・・・どうして・・・」

そこにいたのは。
カオスゲートによって流れ着いたルシファーだった。
一部始終を見ていたルシファーは、なぜルーベットが自分の妹分のために戦い、傷ついたのかが理解できなかった。

ルシファー「・・・敵なんだろ?なのに、何でだよ。どうして、俺の妹分たちを・・・?」
ルーベット「・・・・ベルフェ・・・ゴール殿・・・・」

そういって、ルーベットの頭がルシファーの喉に埋め込まれている金色の宝石に触れる。次の瞬間、ルーベットの意識がどこかに吸い込まれるような感覚がした・・・。



ルーベット「・・・うむ?うむむ?ここは、どこですぞっ!?」
ルーベットが目を覚ますと、そこは先ほどの川原ではなく、綺麗な花が咲き乱れ、きらきら光り輝く綺麗な川が流れている穏やかな風が流れる光景であった。

ルーベット「・・・綺麗な川原ですなぁ・・・」
しばらく惚けているが、はっと気づく。

ルーベット「はて、私は・・・そうだった!!アメジスト殿とルーク殿に無理言って城の人質を救出しようとしていて・・!!」
そういって、飛び出そうとするが、後ろに立っていた人物にぶつかってのけぞる。

ルーベット「痛っ!!」
「ぎゃんっ!!」

ルーベット「ああっ、申し訳ない。急いでいたもので・・・!!」
「きひひ・・・急がなくても大丈夫だよ。ここはあんたの精神の中の世界。あんたが死なない限り、必ず出られる。でもその前に時間をちょっと頂戴・・・」

そういったのは、黒いローブで全身をまとった髑髏の仮面をつけた少女だった。
いや・・・というかそういう格好はまさしく。

ルーベット「・・・・・・(血の気が引いている)」
「きひひ、どうしたの?」
ルーベット「・・・・し・・・・」
ルーベットが顔を青ざめて一気に叫んだ。

「死神ーーーーーーーーーーーーーーーーーーっ!!!」

絶叫し、一気に走り出した。
「だ、誰が死神じゃああああああああっ!!あ、あたしのこと、バカにしたなぁ。ぐすっ、許せないっ、あたしの毒でぶっ殺してやる!!」

ルーベット「申し訳ごじゃりませぬうううううううっ!!もう二度とトパーズ殿の隠していたクッキーつまみ食いなどしませんから許してくだされえええええええええっ!!」

ドンッ!!

「・・・大丈夫」

ルーベットが顔を上げるとそこにいたのは、褐色肌をした長身の女性だった。頬には紋章が入った刺青をいれ、背中には巨大な大剣を背負っている。

ルーベット「ふ・・・ふ・・・」
「・・・何がおかしいこと、あったか」
ルーベット「フランケンシュタインですぞぉおおおおおおおおおおおお!!」
「!!(ズガーン)」

ルーベットが絶叫し、涙を流しながら大爆走。

「・・・フランケン・・・・フランケン・・・・そりゃ・・・大きいけど・・・」
「ベルゼっ、ショックでひざ抱えて座り込まないで落ち込まないで!!それよりもそいつ捕まえてっ、そいつ、殺せない!!」
「レヴィみたいなちっちゃくて可愛い子には分からない・・・デカい女・・・悩みいっぱい」
「だああああああああああっ!!誰の胸が小さいだっ、誰の身長が小さいだっ、誰の顔が醜い不細工顔だああああああああああっ!!あああああああっ、嫉妬するぅ!!」

言い争っている二人をおいて、争いごとの元凶は泣き叫びながら爆走、とにかく暴走。

ルーベット「ああもう、誰でもいいから、助けて下され〜!!!!私、お化けだけはダメでございますぞぉおおおおおおおおおおおおお!!!もうエメラルド殿の秘蔵ビデオ、間違えて将棋番組録画してアニメ消さないから許して下され!!!!」

そう、ルーベットはお化けだけは大の苦手なのだ。


ルーベット「だぁぁあああずぅぅげぇぇぇでぇぇえええ!!(絶叫)」

そこへ二人の人物が立ちはだかる。
もはやなりふり構ってなどいられない。

ルーベット「お化け嫌だぁあああああああああああああああ!!!(号泣)」
一気に飛び上がり・・・。
右足を突き出し、一気に急加速!!!
そして、後は目標を・・・仕留めるべし!!!!

ルーベット「うわあああああああああああああああん!!(大絶叫)」
「えっ、ちょっと、待ってください、きゃああああああああああああっ!!」

ドッガアアアアアアアアアアアアアアン!!!!(顔面直撃)

やってもうた。

「まさか、死んだ後も、死んだときに食らった必殺技を再び食らうとは・・・思ってませんでした(吐血)」
「べ、ベルフェェエエエエエエエエエっ!!」

涙を流しながら顔面を蹴り飛ばされ、死んだはずのベルフェゴールが思い切り吹っ飛ばされた。いや、ベルフェゴールだけではなく、死んだはずのサタン、レヴィアタン、ベルゼブルがなぜかいたのだ。

ルーベットの精神世界の中に・・・。

ルーベット「閻魔様、助けて下されぇえええええええええええええええ!!!!」

しかしそのことに気づくのは・・・少し時間がかかりそうであった。

続く
2010年01月19日(火) 02時50分07秒 公開
■この作品の著作権は鴎さんにあります。無断転載は禁止です。
■作者からのメッセージ
こんにちは!
新作遅れて申し訳ございません!!
今回はセブンズヘブンが戦う真の理由を明らかにいたします。そして、ルーベットがセブンズヘブンとの戦いを通して今後の戦いに何を見出すのか、本当の強さとは何なのかを考えてまいります。そして、真実を知るために、次回、一度死んだセブンズヘブンのレヴィアタン・ベルゼブル・サタン・ベルフェゴールがルーベットの意識に話しかけるべく登場します。

感想をお返しいたします!!
烈様
>それにしても、相変わらずの“百合な変態的行為”をしようとするあたりは相変わらずやな、サファイアは。それと晶君、何で変身しようとしていた琥珀さんを『キバライナー・セイリュウ』で撥ねてしまったんだ〜〜!?っっていうか、彼女の姿が見えていなかったの〜〜〜〜!?

これがバルキリーではもはやお約束といいますか、当たり前といいますか、こうしないと物語が進まないといいますか・・・・まあ、ご愛嬌ですね。ちなみに、晶くん、琥珀をキバライナーで吹っ飛ばしてしまった理由をどうぞ。

晶「すみません・・・全く存在に気づかなかったです!!」
琥珀「ズガーン・・・」

ということですな。

>『ワイバーン・アルティメットフォーム』の鎧の色が黄金なのは、『黄龍』をモチーフにしたからですか?

そうですね。青龍(キング)、朱雀(クイーン)、玄武(ルーク)、白虎(ビショップ)ときましたので、黄龍が最強形態にふさわしいと思ってデザインとして使わせていただきました。

……ところで、レークの身体から“あまりにも禍々しく邪悪な瘴気にまみれているようなものであり、髑髏のような黒いもやの呪い”ですが、これってどのような具合で生み出されたものなのですか?

智「ああ、あれ?相手を操るとき、ボクの呪術で相手の意思を奪い意のままに操り、もし解かれたら植えつけた対象を殺すように作り出した・・・まあ魔法の薬品を調合し呪いをかけることで生み出すガス状の生命体といったほうがいいかなぁ。形状は自由自在、サタンを切り殺したように鋭い刃のような物質化することも出来るよ」

何気に“サタン”を切り殺している辺りが気になってくる……。それとサファイアと琥珀さんと一緒に“サタン”と戦っていたはずの“ビショップ”はどうしたのですか?何気にこの話では登場していませんでしたけど……。

申し訳ございません。実は琥珀と一緒に吹き飛ばされ、サタンに吹き飛ばされ、気を失ったまま放置プレイしてしまいました。

さて次回は!
セブンズヘブンが戦う真の理由と、戦いにおいて自分が「何のために戦う」のか今一度ルーベットが再認識するといった重要なお話になります。
智に付き従う理由は生き返らせられただけではない、ルシファーの真の目的が明らかになります。

この作品の感想をお寄せください。
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50 Odette Tincher ■2012-12-15 18:24:08 h58.n183.cust.dataforce.net
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50 Krissy Goudie ■2012-09-16 07:21:42 interesno.com
すみません!m(_ _)m
点数をつけ間違いました!!
30 ■2010-01-20 22:22:32 i121-118-213-228.s10.a044.ap.plala.or.jp
どうも、こんばんわ。『烈』です。いつもながら私の長ったらしい感想文に対する部分返信をしていただいてありがとう御座います。m(_ _)m
それでは、昨日辺りに新しく更新されていた【仮面ライダーバルキリーたん 第40話「Deep attachment to the life」 】に関しての感想を書かせていただきます。

今回の話はルーベット、アメジスト、ルークの三人が迷い込んでしまった過去の“世界”の“時代”がメインであり、『セブンへブン』のメンバーが死ぬ原因となったことの話だったと感じています……。そして“過去”の“ルシファー”とルーベット達がいた“時代”で出会った“ルシファー”が同じ“時代”にいるという感じの状況という者になってしまいましたが、この場合はどういう結果を生むのかが気になってきます。……ところで、ルーベット達がいる“時代”で彼女達と戦うことになってしまう“先代『バルキリーイマジンズ』”は誰になるのですか?何気にそこらへんがきになって気ます……。それと、どうしてアメジストがルーベットとルークの二人と同じ“時代”に飛ばされたのですか?
……それにしても、いくら強すぎるからといって、“ルシファー”を抜かせば女性陣であった『セブンへブン』のメンバーをしゃれこうべになるまで見せしめにしているというのはどうかと思います。私としても、“ルシファー”が全ての人を殺そうとする怒りを感じてしまうのも無理は無いと思いますし、その一人である“ベルフェゴール”ことカサンドラさんと戦ったことがあるルーベットもまた、彼女達の“誇り”を侮辱した態度で彼女達の死をあざ笑った“ファンガイア”の兵達に怒りを感じてしまうのも無理は無いと思います……。

……なお、アメジストさん…。自分の都合が行くように物事が進む者ではないのは分かっていたけど、“過去”の“ルシファー”から逃げようとしたのはいいけどすぐに追いかけられている際に、何琥珀さんにはいい迷惑とも言うべきことを言いまくっているのですか!!?…まあ、少しは自業自得と思って全力全開で生き延びるために、逃げとけ!!(ところで、脱出ルートを作るために穴を掘っていたルークは無事に人質を助けられたのですか?

……色々と、大変な状況になっていたアメジストの方とは別に、『セブンへブン』のメンバー六人の死について、馬鹿な発言をした“ファンガイア”の兵達を全員ぶっ飛ばしたルーベットは見せしめになっていた彼女達のしゃれこうべをいつの間にか持っていた布で包みルークとアメジストの下に向かおうとするが、数十人の兵達をぶっ飛ばした疲れがピークだったため前のめりで倒れてしまいかけたがそんな彼女を受け止めたのは、いつの間にか“カオスゲート”を通ってそこにいたルーベット達の“時代”の“ルシファー”だった!自分にとって大切な妹分達の死を侮辱した数十人の“ファンガイア”の兵隊達をぶっ飛ばし、彼女達のしゃれこうべを布に包んで持っていこうする敵であるはずのルーベットのそんな行動や姿を見て戸惑いを覚えてしまう“ルシファー”…。彼がルーベットを受け止めると同時に、偶然なのか彼の首に埋め込まれた“金色の宝石”にルーベットの頭が触れてしまった時に、不意に彼女の意識が遠のいてしまい、次に彼女が目覚めた場所は“綺麗な花が咲き乱れ、きらきら光り輝く綺麗な川が流れている穏やかな風が流れる光景”という感じの彼女の“精神世界”!しかも何故かそこにいたのは死んだはずの“レヴィアタン”、“ベルゼブル”、“ベルフェゴール”ことカサンドラさん、そして“サタン”の4人が何故かそこにいた。……だが前者二人があまりにも“お化け”を髣髴させる格好だったため、お化け嫌いのルーベットは半狂乱の状態になるほど怖がってしまい、どうして己の“精神世界”に彼女達がいるのかという疑問を聞けずじまい……;…ついでに半狂乱状態で怖がっている際になにやら余計なことを口走っていましたね?;……そこにトパーズとエメラルドの二人がいなくてよかったね;……それにしても、折角カサンドラさんに対する謝罪ともいえることを行なったというのに、そんな彼女に気づかずに彼女を倒した際と同じ技を彼女にぶつけてしまうとは、あんまりな気がするぞ、ルーベット;……とりあえず、落ち着いた後でルーベットがかなり落ち込んでしまうのが目に見えてくる気がします;…なんにしてもカサンドラさん、ご愁傷様です;

次回辺りで『セブンへブン』のメンバーがどうして戦うのかという理由と、ルーベットが「何のために戦う」のかということを再認識するといった重要な話になるらしいけど、いったいどうなるのですか?

とりあえず、以上のことを今回は感想と質問として書かせていただきます。今後もどうか頑張って下さい。応援しています。
10 ■2010-01-20 22:18:53 i121-118-213-228.s10.a044.ap.plala.or.jp
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