仮面ライダーバルキリーたん 第42話 「The tragedy and unhappiness are the back matches.」
第42話 「The tragedy and unhappiness are the back matches.」

1632年10月18日。

トパーズ「・・・参ったな」
真姫「・・・うん。参ったね」

そうつぶやいたのは、バルキリーイマジンズきってのポーカーフェイスにして頭いいのか悪いのか分からないクーデレ系音楽家のトパーズと、チェックメイト・フォーきってのアニメ・ゲーム・特撮オタクにしてメイド大好き無表情ポーカーフェイスのダメダメ美少女のクイーンこと真姫の二人。

ここはというと・・・。
本能に従うままの雄たけびを上げながら、ただ目に合った獲物を照準に己の渇望を満たすがまま襲い掛かってくるファンガイアだの、イマジンだのが群がる暗く深い山奥の洞窟・・・。

トパーズ「多いな・・・」
真姫「多いね・・・」
トパーズ「よし、ここはひとまず・・・」
真姫「ひとまず・・・」

「「あんた(お前)にかまわず逃げるから、あとは任せる」」

真姫「・・・息ぴったり」
トパーズ「・・・ふむ、この状況でもボケをかますほどの余裕ぶりか。まずまずだな」
真姫「さってと、正直どうする?追っかけてきたから逃げてきたけど、次から次へと仲間増やしちゃってさ、厄介よね」
トパーズ「まあ、仲間倒されたら、腹立つであろうな・・・」

つくづく冷静さを失わないというかマイペースな二人である・・・。
というか、まあ、自分の仲間や主君が危機に晒されても顔色一つ変えずに「まあまあ」と済ませてしまうあたりが恐ろしいのだが。

トパーズ「しかし、この洞窟、何かありそうではないか」
真姫「根拠は?」
トパーズ「超小型カメラで内部を撮影したのだが、このいかにもといった洞窟内にはふさわしくないものがあるようだ。そして、中にあった資料の一部に、レジェンドルガに関する情報があったのだよ」
真姫「なるへそね・・・ここまで来たのもそういうことか」
トパーズ「まあ、おまけ付きだがね」

トパーズと真姫がバックルを巻きつける。背中合わせに構え立ち、勇敢に敵の大群を見据える。

真姫「ま、やるっきゃないか」
トパーズ「かったるいことこの上ないがな」

同時に変身装置を開放する!!

「「変身!!」」

そして、金色の光を放ちながら仮面ライダーバルキリー・アックスフォームに変身し、飛び出したと同時に超重量級の斧を振り回し、敵を次々と切り倒す!!
さらに後ろからは正確無比な射撃で仮面ライダーワイバーン・クイーンフォームが攻め込み、少し退いたのを確認すると、クイーンフォームが岩壁を打ちまくり、岩がなだれのように敵陣に降り注ぎ、一気に押しつぶす!!

Qワイバーン「これでいいの?」
Aバルキリー「ああ、あとは洞窟内を探索すればいいのだ」

そういって、二人が山奥の洞窟の中に流れ込む。

Qワイバーン「これで追っ手の心配はないよね」
Aバルキリー「前と後ろ、両方から攻め込まれては叶わんからな」
Qワイバーン「そういうことっ!」
Aバルキリー「私たちをルーベットたちのような馬鹿と・・・」
Qワイバーン「キングやルークのような単細胞と・・・・」

「「一緒にされては困るのだよ!!」」

つくづく、イイ性格してるわ、コイツら。

洞窟内を駆けながら、アックスフォームが通信機を開き、ナビシステムを作動させると、通信機から赤い光線が放たれ、洞窟内の奥深くまで発射されると、次々と洞窟内の地形、道のりなどが映し出される。莫大な情報をトパーズの頭脳で分析し、的確な判断を生み出し、同時に行動に移す。画面を見ながら洞窟の道のりを迷わずに全力疾走する。いかなる時でも自分を見失わない、強靭でクール、冷静な倫理観を持つ彼女ならでは、だ。慧に関しては別だけど。

Aバルキリー「この先左に道がある!!最深部にあるあれを突き止めなければ帰れまい」
Qワイバーン「まあね」

二人が洞窟奥にあるもの。
巨大な体躯を持つかろうじて、人型ともいえるような狭い洞窟内に押し込められたような無数のパイプや拘束具に縛られているもの・・・まぎれもなく「ヒュプノス」であった。



一方・・・。
時空間を駆け抜けるキバライナー内では・・・。

「「ハックシュンッッ!!」」

晶「・・・風邪かな?」(←意外と単細胞)
ルーク「何だろうな?」(←思い込んだら全力投球の熱血馬鹿)


サファイア「しかし、残りのメンバーはどこにいるのだろうね?」
晶「慧・・・クイーン・・・」
レーク「お前たちのところに、もし、ヒルデたちが操られて戦いを挑んでいたら・・・その時は・・・俺が責任を持って・・」

サファイア「責任を感じることはないよ。悪いのはあいつらだし。それに、君たちが何か調べている最中に智に襲われたって聞いているけど、それについて、詳しく聞きたいな」
レーク「俺たちが調べていたことだと・・・?」
サファイア「もしかしたら、今回の事件の解決の糸口につながるかもしれないからさ。じゃなきゃ、智が差し向けるというよりも、目をつけてあたしたち同士でつぶしあうなんて考えないでしょう?」

アメジスト「サファイアにしては珍しく正論ね・・・本音は?」
サファイア「レークちゃんの爆乳ぼいんぼいんおっぱいのさわり心地―♪わきわき〜♪わきわき〜♪」

ゴンゴンゴンッ!!!!!(晶が拳骨でサファイアの脳天をかち割っている音)

晶「詳しく聞かせてほしいんだけど、いいかな?ふふっ♪」

さわやか可愛い笑顔でいいながらレークに尋ねる彼の顔には返り血が飛び散り、拳は血に染まっていた。そして、血まみれで動かなくなったサファイアにコブラツイストを決めながら関節をみしみし言わせて尋ねられては、もはや変な受け答えは出来ない。血管を浮かべながらも笑顔でサファイアを痛めつける姿は・・・あんたすごいわ。

レーク「・・・・そ、そいつ、大丈夫なの?」
サファイア「げふっ・・・ああ・・・お花畑が・・・・」
晶「大丈夫♪大丈夫♪うふふっ、もし死んじゃっても、慧には貞操を襲われたって言えば分かってくれるから♪」

バキボキバキボキッ!!!!!(満面の笑顔で関節を締め付けている)

ルーク「・・・・あれ、痛いよな」
ビショップ「キング、私たちがいくらギブアップしてもやめませんしねぇ・・・」

過去に何度かキングの制裁(主に関節技)を受けた経験がある二人はそのときのことを思い出し、目の前で泡を口からブクブク吐き、白目をむいて痙攣を起こして血の海に沈みもがいているサファイアの姿を見て、心底お悔やみを申し上げた。

琥珀「・・・お前らも相当苦労してるな」
ビショップ「・・・王としては優秀なのですがねぇ・・・」
ルーク「一般男子というか、常識人としては色々と欠落してるからなぁ・・・」

何せ。
見た目は美少女と見まごうほどの可愛らしい可憐なルックスの美少年なのに・・・。
趣味は女装やら乙女趣味丸出しだし。
笑顔で部下や友人にサブミッションの拷問をかますし。
一度怒ったら制御不能だし。

なるほど、普通の一般男子としては残念すぎる。
唯一制御できるのが慧だけだし。

晶「知っている限りでいいんだよっ♪(みしみし)教えてほしいなあ(バキボキ)、うふふっ、晶、レークさんと仲良くやっていきたいなっ♪(ボッキボキボキ!!!)」


ビショップ「・・・要約すると、さっさと情報洗いざらい吐かないとブチ殺すよ」
ルーク「こいつみたいになりたくなけりゃ、色々と教えてねってとこだろ」
琥珀「・・・お前ら、主君のドSぶりに泣きたくなるほどつらいなら、解読するなよ」

晶が琥珀の脳内で、ドSな上にダメ人間の部類にカテゴライズされた。
琥珀がトホホと嘆きながらも、一人、レーダーで残りのメンバーの探索に取り掛かる。

琥珀「慧、無事でいてくれよ。あんたが今度の戦いの要なんだからな・・・」

つか、まともなヤツがお前やルークくらいしかいないんだ。
そういう思いを必死で抑えて琥珀は慧の無事を、いや、この雰囲気を取り仕切れる頼れる存在を求めずにはいられない琥珀だった。ルークでは晶を止めるなど無理だろうし。


マモン「・・・相当苦労してやがるな、あの蜘蛛女。しかし、智の野郎が何を考えているのかわからない限り、こっちも手当たりしだいに情報調べるしかねぇのか・・・」

両腕を組みながら眼鏡をかけなおし、一人離れたラウンジで相変わらず誰とも話さずパソコンで情報収集をするマモン。彼女はこういった技術が生まれるずっと前に死んでいるにもかかわらず、その怜悧な頭脳と一度聞いたらすぐに物事を覚えて習得する応用力の早さには長けているため、パソコンを用いての情報収集、そして、ターミナルのメインホストコンピューターへのハッキングもなかなかのものだった。たった2日でここまでの技術を初心者の状態から覚えたのだからやはり頭は切れる。

マモン「レベルをさらに厳重管理レベルが高いもの・・・つまり・・・禁断ともいえるデータを・・・見てみるか・・・・何度も俺のハッキングを邪魔してくれやがるが・・・俺は生憎しつけぇんだよっ」

キーボードの上をせわしなく、マモンの指が踊りだし、無数の文章と数字が画面に流れ出し、次々と画面に「危険」「警告」と表示されるが、すぐさま「解除」と出て、次々とホストコンピューターの絶対強固なガードの壁をすり抜けて、見事奥へ奥へと侵入していく。

マモン「・・・俺だって・・・俺だって戦うぜ・・・・このままナメられてたまるかよ!!」

画面に映る、死んでいった仲間たちの顔。
その無念を晴らすのは、慧たちを倒すことではない。
自分たちを利用してよからぬ悪だくらみを考えていたあのチビガキをぶち殺す。
妹分たちは確かに馬鹿だったさ。足し算も出来ないし、漢字も読めないしな。
でもな、テメェなんかに馬鹿にされるほど落ちぶれちゃいねぇ。
レヴィもベルゼも、サタンもベルフェも・・・俺にとっては大切な・・・可愛い妹分だったんだ。最後まで自分の意思を持って戦って、死んでいったあいつらを馬鹿にした、嘲り笑った、殺す理由なんてそれだけでいい。

マモン「セブンズヘブンをナメたらどうなるのかたっぷりと教えてやるぜ・・・!!」

その時だった。
サファイア「あれ?通信機にSOS信号が!!」

サファイアが持っていた通信機にこの近くの時代からのSOS信号、すなわち仲間からの信号が探知されたのか、ランプが音とともに流れて点滅している。その音を聞いて、マモンも運転席にやってくる。

琥珀「このランプは・・・慧のヤツだっ!!」
サファイア「慧のっ!?」
マモン「何かあったようだな」

マモンが運転席にやってきた。眼鏡を外し、髪をほどき、青いロングヘアが風になびき、妖艶な雰囲気の美少女の姿に全員が一瞬目を見開き動きが止まる。
さらに・・・彼女の服装は胸元を大きくはだけたYシャツにGパン(慧のものだが)といったラフかつ扇情的な姿だ。

サファイア「ぶふぅ・・・!!わ、Yシャツ一枚のみ・・・萌え・・・(鼻血噴出)」

通信機をビショップが借り、冷静な口調で対応する。

ビショップ「・・・こちら・・・ビショップ・・・こちら・・・ビショップ・・・慧ちゃんなのですか?」

数秒後・・・・。

「・・・神代先生?神代先生ですか?あたしです、天童慧です」

慧の声が返ってきた。彼女の声を聞いて、思わず熱い感情が高ぶり、涙が零れ落ちる。しかしあくまで冷静さを装って通信に支障がきたさないように振舞う。

ビショップ「慧ちゃん・・・無事だったんですね・・」
慧「・・・怪我はないです。パール、エメラルド、ムーン、ガーネット、アクアマリンさん、ダイヤさん、そしてマラカイトも一緒だったから。ただ・・・」
ビショップ「・・・ただ・・・どうかしたのですか?」
慧「先生、実はあたし、この時代でVライナーから投げ出されて、探し回っていたんですけど、その列車が・・・エラいところにあって・・・」
ビショップ「・・・エラいところ?」

慧の疲弊しきっている声を聞く限り、ろくな場所を思いつかない。

ルーク「火山の中とか?」
サファイア「慧の不運じゃそのくらい朝飯前でしょう?海底に沈んじゃったとか」
レーク「朝飯前でマグマの中や海底だとっ?!どんだけついてないんだ!?」
サファイア「だってさ、修学旅行とかハイキングとか、必ずはぐれて道に迷っては自殺の名所とか言われている森の奥深くだの秘境だのあるたんびに迷い込んで、小学校時代、中学校時代と集合写真に別枠で必ずといっていいほど写真撮影する羽目になっているような子だよ?挙句の果てに小学校時代には救助隊をようやく捜し当てたとき、ボロボロの恰好だったからって幽霊扱いされて救助ヘリに逃げられて、3日間樹海をサバイバルしたことがあるとかさぁ・・・すんごい子なんだから、慧は」

慧「うっさい!!!そんな過去の話ししないでよっ!!!!それに、3日どころか1週間樹海でサバイバルする羽目になったわっ!!つーか、そんな小学校4年生の話なんて、イタすぎるだけでしょうがっ!!」

マモン「10歳で樹海に置き去り・・・それも救急隊員に・・・・」

どこまで不幸なのか、この娘は。


晶「・・・もう、そんな過去の話なんてどうでもいいのっ!それより、慧、今どこにいるの?」
慧「えっ、今、あたしの悩みとか過去とかどうでもいいって言われた?」
晶「そういうことじゃなくってさ!!」
慧「・・つか、晶ああああああああああっ!!なんで、ここにいるのっ!?」
晶「説明はあとでちゃんとするからっ!!それより、今、どこにいるのっ!?」
慧「・・・とりあえずあとでね!今、船の積み荷のコンテナの中っ!!」

はい・・・?

船の積み荷のコンテナの中・・・・ですと?

サファイア「・・・ねえ、何だってそんなところに?」
ルーク「コンテナって・・・・あれだよな」
ビショップ「・・詳しく聞かせて下さい」

慧「・・・話せば長くなるし、思い出すだけでも泣きたくなるんだけど・・・」
晶「・・・かいつまんで言うと?」
慧「Vライナーが・・・ファンガイアの海賊集団に持っていかれて、取り戻すために奴らのアジトの監獄船とやらに乗り込んでいるってこと」

ちょっと待て・・・・。

海賊?Vライナーを持っていかれた?監獄船?

ルーク「・・・おいおいおいおいっ、どういうことだよっ!?」
ビショップ「わ、分りませんよっ!!」
サファイア「ごめん、今回ばかりの不幸は予測不可能の最悪レベルだ・・・」
晶「・・・慧・・・・どこまで運がないの・・・」
琥珀「・・・ファンガイアだってよく分かったな。それに監獄船って・・・」

慧「船に乗り込む時、エメラルドが作った盗聴器とかで確認できたの。Vライナーから投げ出された場所が海の上でさ、見つけたから取りに行こうとしてたんだけど、運悪くサメに見つかって、ずっと追いかけまわされてようやく崖にしがみついている間に持っていかれて・・・」

琥珀「・・・サメに追いかけられたのか」
晶「慧が泳ぐと、水難事故のオンパレードだもんね・・・何が起きても不思議じゃないもん」
足がつって溺れることなど日常茶飯事、救命胴衣を着れば後ろにある監視台にひっかけて飛び込み、監視台もろとも水の底に沈むといった一風変わった身投げはするわ、ボートに乗れば必ず穴が突然開いて何度も転覆するわ、船着き場の別の船に乗りあげて、湖や池にダイブするわ・・・。それがもはやいつものことと最近諦めつつある彼女の感覚に不安を感じずにはいられない。

マモン「監獄船・・・ファンガイア・・・ノーチラスのことか」

晶「ラピス、ノーチラスって?」

マモン「渡りに船だ。おそらく、俺の記憶が正しければ・・・そいつには智が絡んでやがるな。智がヒュプノスの研究をするための研究施設に向かう際、軍艦をいくつもつなぎ合わせて作った巨大な船を防衛手段として使っているものがあるって聞いたことがある。ヤツはカオスライナーのパスを持っているから、時間のそこら中に研究施設をおいているが、そこが、ヒュプノスの研究について調べているところのはずだ」

琥珀「パスはどうやって・・・」
アメジスト「おそらく、所有者から奪い取ったものでしょう?時の列車のパスを実験かなにかの関係で手に入れて、こんなバカなことやらかしてくれているってとこ」
マモン「ああ、ご名答だ」

マモンが煙草を取り出し、くわえると金の鷲の紋章が施されたお洒落なデザインのオイルライターに火をつけて吸い出す。

マモン「監獄船ノーチラス。監獄船は流刑のために植民地に囚人を送る船がルーツだが、ファンガイアのアクアクラスの一部で占領した監獄船が自分たちに歯向かうヤツらを収監し、他の一族の見せしめとして使われているのがノーチラスだ。武装は、強力な威力を持つ20基(60門)の主砲と、多数の小型連装砲。これによる一斉射撃はいかなる軍艦をも沈めてきた。そいつを利用して智が手に入れ、ファンガイア共を従わせているってことだ」

琥珀「そのどこかに研究施設があるってことか?」
アメジスト「もしくは研究施設につながっているってことよね」
マモン「ヤンデレ正解。その研究施設のどこかに智の研究所につくための装置がある。それは、小型の潜水艦だ。ドッグに置いてあるそれは、船の外に出るんじゃなくて、研究施設がある場所までいける・・・他に行く方法はなさそうだぜ」

アメジスト→「ヤンデレ」。
まあ、呼び名は当たっているといえば当たっている。

慧「・・・・そう・・・・・・・・あれ・・・今・・・・・会話にセブンズヘブンの眼鏡の女の子の会話が交じっていたような・・・気するんだけど・・・」

晶(ギクッッ!!!!!あ、慧にはまだ話してなかった・・・)
ルーベット(この際話してはいかがでは?)

その直後だった。

「それってぇ、あたしとか?」
慧「死ねぇえええええええええええぇえぇええぇぇぇぇ!!!!!!」
「ぶぎゃあああああああああっ!!」

ゴシャッ!!!!!
ドガバキゴシャッッ!!!!!

いきなり甘ったるい女の声がしたかと思いきや、慧のマジ切れというか悲鳴というか絶叫が響き渡り、蹴りや拳が次々とぶち込まれ、吹き飛ばされるような音がした・・・。


マモン「・・・あの声は・・・アスモだな」
ルーベット「アスモデウスとは、あの・・・!!」
サファイア「慧を狙っているやたらエロい和服美人のお姉様のことだなっ!!」
晶「・・・・あの・・・・メス犬・・・・・・かぁ・・・くくくっ・・・名前聞くのも不愉快なのにね・・・・ふふ・・・殺してやりたくなっちゃうじゃない・・・・慧に手ェ出すなんてさぁあ・・・・・・」

一転晶の表情に狂気があらわになり、冷たくゆがんだ笑みが浮かぶ。
ビショップ「・・・とにかく、慧ちゃんの貞操が危機にさらされている!!!」
晶「・・・・その時代特定したら、突っ込むよ・・・・」
ルーベット「おうよ!!」

晶、ビショップ、ルーベット、そしてサファイアが視線と視線でサインをかわし、全員運転席に乗り出した。ハンドルを最大出力にして、エンジンを全力全開、出せるだけのスピードを全部出し切ってぶっちぎる。

そして弾丸特急と化したキバライナーがものすごい速さ(規定速度ブッチギリ無視)でカオスゲートを走り抜ける!!

「慧いいいいいいいいいいいいいっ!!今行くからねぇえええええええええっ!!」
「慧殿の・・・!!」
「慧の・・・!!」
「慧ちゃんの・・・!!」

「「「「相手は自分だあああああああああああああああああっ!!!!」」」」


覇気迫る必死の形相で運転席で暴走する4人。
そして、置いてけぼりされ、さらに突然の加速で投げ出されて、部屋の隅に放り出されたレーク、ルーク、琥珀、アメジスト、マモンが一まとめにくちゃくちゃになった状態でその様子を・・・どこか遠いものを見るような目で見ていた。

マモン「こいつら・・・バカ揃いかよ・・・!?」
ルーク「・・・・・いうまでもなく、あいつらもキングも大概バカだ・・・」
琥珀「それよか心配なのは、キレた慧が暴走しないほうが心配だ・・・・」
アメジスト「やれやれね・・・」
レーク「・・・愛・・・・お前の娘は俺が守る・・・・敵からも・・・このバカ共からも」

敵よりも厄介なのは、味方というとんでもない状況下・・・慧のとことん不幸な人間関係に嘆息をつかずにはいられない。


慧「ザケんじゃねえええええええええええええ!!!」
ゴスバキドガバキグシャッ!!!!

慧がアスモデウスの胸倉をつかみ、ズタボロに殴られたアスモデウスを持ち上げ、顔を近づける。その顔はもはや般若のごとく、鬼ババのごとく、見たものを震わせるにゃ十分すぎる怖い顔。
それが着物を胸元を大きくはだけすぎた美女をつかみ上げている姿はどっからどう見ても慧のほうが悪役だ。

慧「テメェ・・!!こんな危機的状況で人がピリピリしてっときに、出てきやがってぇ〜!!!しかもあたしのブラ何すれ違いざまにスリとってくれやがるんだぁ〜!!?テメェ、いっぺん鮫のエサにでもしたろか」
アスモデウス「あはははは・・・慧ちゃん・・・いきなり熱いヴェーゼをどうも・・・」
慧「気持ち悪いこと言うんじゃねえ!!!ブラ返せ!!スースーして気持ち悪いんだよっ!!」
アスモデウス「そ、そんなぁ!!!!何てこと言うのよ!!!これは・・・これは・・・慧ちゃんのその豊満でナイスなお胸とずっと一緒にいた下着ちゃん・・・これをくんかくんか、はぁはぁさせないなんて、あんたは鬼かっ!!!」

慧「テメェが鬼だろがあああああああああああああああっ!!!!!!」

サファイア「慧のブラだとぉおおおおおおおおおおおおおお!!!冗談じゃないね、それは、あたしのだっ!!!」
ルーベット「私のだ!!」
ビショップ「私も欲しいッッ!!!!」
晶「死ね(ゴシャアッ!!)。・・・ねえ、ご挨拶ということで、全砲門全開で火の海なんて面白そうだよね・・・くくく」

レーク「・・・あいつらはいったい何を考えているんだ」
琥珀「あいつら、セブンズヘブンよりもタチ悪いぞ・・・」
マモン「信じられないまでにバカだな・・・」
アメジスト「・・・こんなヤツらに託されてるの、時間の危機」

本当に大丈夫か、これ。


更に・・・。

数分後。

「敵だあああああああああ!!」
「侵入者だあああああああああああああああ!!」
「監獄船に乗り込んだバカがいるぞおおおおおおおおお!!」
「侵入者同士勝手に喧嘩して、居場所バラしているバカがいるぞぉおお!!」

無数のファンガイアの海賊集団が一気に倉庫に押し寄せ・・・。
慧「ドチクショオオオオオオオオッ!!!!!あたしのバカあああああああああっ!!」
アスモデウス「きゃん、いやん、慧ちゃん。お姫様抱っこなんて、す・て・き」
慧「黙れや、このカラ頭!!!!マジ縛って海に捨てるぞ!!!!」
裸同然の若い美人をお姫様抱っこしながら海賊たちをぶっ飛ばし、泣きながら爆走する慧。
古びた監獄船を舞台に、とんでもないコンビを結成する羽目になった不幸娘の戦いが始まろうとしていた。

続く(慧の不幸も)
2010年02月09日(火) 06時39分40秒 公開
■この作品の著作権は鴎さんにあります。無断転載は禁止です。
■作者からのメッセージ
こんにちは!!
今回ついに上がりました第42話!!
敵の本拠地(過去)に突き止めたトパーズとクイーン、そして、Vライナーを奪われ取り戻すために忍び込んだはいいけど、アスモデウスも同じ時代に流れ着いており、早速見つかるわ、助けに向かっている仲間はかなりのバカ全開だわ、もうどうにかしてほしい状況。
こんな仮面ライダーですが、応援よろしくお願いいたします!!

>@PF様
>そこに集っていた彼女達の“魂”がどうしてルーベットに話しかけることが出来たのかがマジで気になります

ルシファーが蘇るときに智が与えた宝石はもともと同じ魔法によって作られた宝石だったので、意思を通い合わせることも可能なのです。そして、意思を伝えたくてルシファーの宝石に4人の意思が宿っているため、それに触れたルーベットの意思体に潜入できたのです。


>あ、今ココで書いて良い事なのか判りませんが、此方のお話…特に番外篇の茶夜関連でその内セブンズヘブンをお借りする事の可否を問わせて戴くかも知れません。
世界観設定に所々整合不能なズレがある為、並行世界の同一人物的扱いに成るとは思いますが…。
クウガとアギトの世界の八代さんみたいな感じで。
いつになるかは判りませんが(一年以上先かも知れない)心に留めておいてくださると有り難いです。

是非お願いいたします!!
必要な資料がありましたら、そのつど送らせていただきます。

>烈様

>ところで、いくら“ルシファー”の首に埋め込まれている“金の宝石”に頭が触れたからといって、そこに集っていた彼女達の“魂”がどうしてルーベットに話しかけることが出来たのかがマジで気になります…。

ルシファーの宝石はもともと同じ魔法によって作られた宝石をルシファーが七つに分けたものだったので、元は同じひとつのものなので、意思を通い合わせることも可能なのです。そして、意思を伝えたくてルシファーの宝石に4人の意思が宿っているため、それに触れたルーベットの意思体に潜入できたのです。

>本当に琥珀さん、お疲れです

書いているたびにどんどんカオスな状況となっていく仲間たちを必死でサポートし、軌道修正かける琥珀にこのような励ましのメッセージをいただけるなんて感激です。ありがとうございます。

>マモン”ことラピスさん…。彼女の場合は今後、どのような風に晶達との触れ合いの中で学んでいくのでしょうか?その辺りのことも気になってきます。

見事バカに巻き込まれています。
これまでにはなかった新しい体験が彼女の今後の未来を変えていくと思っていただけると幸いです。

琥珀さん、マジでファイト!!絶対に近いうちにいいことがあるさ!!
それと少し気になったのですが、晶君の台詞で“「・・・慧・・・・・ご愁傷様・・・・です」”とあったのですが、これって正確には“「・・・琥珀さん・・・・・ご愁傷様・・・・です」”というのが正確なものではないのですか?

まさしくそのとおりでした。
しかし、晶の基本的に興味を示しているのは慧のみなので・・・こんな連中に囲まれているし、琥珀さんは琥珀さんで不幸だし、慧いつもこんな連中に囲まれて悲惨だなと思って呟いた・・・というような内容でもOKです。

レーク
>レークは洗脳がとけ、仲間たちとともに行動してます。そして次回からは慧たちと、トパーズたちに残りのバルキリーイマジンズが襲い掛かります!!

乞うご期待くださいませ!!

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