仮面ライダーバルキリーたん&仮面ライダーイグナイト!!「ミッドナイトカーニバル」@ |
「序章」 20××年―。 天明市。 最近、荒魔と呼ばれる異形の怪物たちによる襲撃を受け、壊滅的な危機を迎えた。 五荒星冥獄陣と呼ばれる儀式の発動によって倒壊したビルの修復、さらにこの戦いで犠牲になった人々は数知れない。 しかし、1000年前より、荒魔の王たる殲鬼姫と因縁の確執を持ち、この街の平和を守るために5人の封魔師たちの子孫たちによって封印、ようやく街に平和が戻って1週間経とうとしていた。 しかし、この時、歴史では語られないもう一つの戦いがあった・・・。 それは、時の運行を守る戦乙女と封魔師たちとの、3日間の戦い―。 「第一章」 祥子「こんなことが・・・こんなことがあるなんて・・・!!」 彩乃「ですが、この気配は間違いなく・・・!!」 5人は自転車を全速力で走らせていた。息も切れ切れで今にも止まりそうになりながら、それでもペダルを漕ぐ力は決して緩めようとしなかった。まるで強い力に引き寄せられているようにも見える。それぞれの表情に信じられないといったような動揺が走っている。 春姫「皆さん、気を付けてください〜!!」 眞子「了解です!!今度こそ決着つけてあげますよっ!!」 奈々美「眞子、あまり張り切りすぎないようにね」 眞子「気合よ、気合!!正義のヒロインたるもの、迫りくる悪を前に正義の心熱く燃え上がらせるときには気合いが一番!!」 祥子「眞子!!おしゃべりはその辺までにしておきなさい!!」 5人が駆け付けた先は、植物園の廃墟。 かつて、ローズスペクターなる薔薇の異形なるものを倒した因縁めいた場所だった。 祥子がそのことを思い出したのか歯を食いしばり苦い表情をする、しかしすぐさま気を引き締めるように顔をあげて4人に言う。 祥子「皆、気をつけて。この気配は・・・間違いなくスペクターよ・・・・どうして蘇ったのかは知らないけど、よみがえった以上私たちがやるべきことはただ一つ、この街の人々の平和と笑顔を守るために気配の元凶の正体をつかみ、撃退すること。それぞれ、慎重かつ迅速な行動を行うわよ」 彩乃「はい!」 春姫「皆さん、行きましょう〜!!」 祥子と春姫の指揮に彩乃達が頷き、植物園の中へと入り込んでいく。 すると、何か音が聞こえてきた。 何やら刃と刃が激しくぶつかり合うような轟音と爆発する音。 それは、ジャングルドームと呼ばれる建物の中から聞こえてきた。 祥子たちが建物の中を陰から伺うと、中の光景に思わず目を見開く。 祥子「・・・・え?!」 彩乃「・・・・何ですか、あれ?」 春姫「・・・仮面ライダー・・・・?」 その先にいるのは・・・。 青い竜を模した仮面を装着し、荘厳な鎧に身を包み三叉槍を構えて、かつて倒したはずの異形ローズスペクターと向かい合い、激戦を繰り広げている戦士の姿があった。 そして、その戦士と戦っている異形の姿に、祥子たちの目が見開かれ、驚きがあらわになる。 彩乃「赤薔薇・・・!!?」 眞子「でも、あいつは、祥子さんたちが倒したはずじゃ・・・!!」 祥子「・・・どうして・・・・どうして・・・あいつが!?」 春姫「祥子ちゃん、落ち着いてください〜!!気持ちはわかりますが、今は混乱している時ではありません〜!!まずは今どうするか考えるほうが賢明です〜!!」 祥子「・・・そ・・・そうよね」 眞子「つか、あの仮面ライダー、誰なんですか!?」 奈々美「あたしたち以外にもライダーがいたの・・・?」 一方。 「はあっ!!やあっ!!」 「ふっ!!」 槍となった鞭と三叉槍が激しくぶつかり合い、激戦が繰り広げられる。 ローズスペクター「なるほど、さすがはチェックメイトフォーのキング。お噂どおりの強さですね。しかし感情に振り回されて本来の強さを引き出せないあたり・・・まだまだ未熟ですね」 Kワイバーン「黙れ、俺はお前に一つだけしか質問に答える以外の発言権は与えてない。慧を・・・どこにやった!!」 憎悪と怒りを剝き出しにして槍を振り回し、雷を全身から発射する。ローズスペクターに対抗するが、赤い薔薇の花吹雪に阻まれて雷が弾かれる。それでも怯まずに槍を振るうが、ローズスペクターの華麗な槍さばきにはじかれ、思うように攻撃が当たらない。 Kワイバーン「慧をどうするつもりだ、答えろっ!!!」 ローズスペクター「王の座に位置する者がそのような狂気と憎悪にまみれているとは・・・実に愚かだ」 Kワイバーン「黙れと言っている・・・・殺すぞ」 ローズスペクター「・・・貴方は私の舞台にはふさわしくない。これなら、あの姫君の方がまだ舞台を引き立てるには似合っているというもの。分不相応な輩は・・・退場願おう」 鞭を仮面ライダーワイバーン・キングフォームのほうへ向けると、怪人を包み込んでいた薔薇の吹雪は、キングフォームのほうへ飛び掛ってきた。 Kワイバーン「虫けらがぁ・・・!!消し炭にしてやる!!!」 槍に青い電流が宿り、一気にほとばしると構えて一気に突き進む!!そして、稲光が次々と花吹雪を焼き去っていくが、あまりの数の多さにもはや槍から放つ電流だけでは限界だった。薔薇の吹雪は、キングフォームの重装甲に易々と切り傷をつけ、大爆発を起こした。 Kワイバーン「うわあああああああああああっ!!」 大爆発を起こし、地面を転がりながら変身が解除される。 晶「まだだ・・・まだ・・・」 ドスンという鈍い音を立てながら、槍を杖代わりにしてキングフォームから解除された緑色のショートカットの美少女…にしか見えない美少年、大友晶は憎悪に満ちた瞳を向けたまま、ヨロヨロと立ち上がり、口からほとばしる血を乱暴にぬぐって何とか立ち向かおうとするが足に力が入らない。 ローズスペクター「・・・・それでは・・・幕を下ろすとしましょう」 そういって、鞭と化した槍を振り上げたその時だった。 「クリムゾンバースト!!」 「サンダースパーク!!」 迸る電流と灼熱の火炎弾が威勢のいい掛け声とともに発射され、ローズスペクターと晶の間をすり抜け、ローズスペクターが後ろに飛び退くと、晶の前に5人の戦士たちが立ちはだかった。 リクォール「だ、大丈夫ですか〜!?酷い怪我です〜!!」 晶「・・・・え・・・・・仮面・・・・ライダー・・・・?」 マータ「祥子さん!!この人、早く手当てしないと・・!!」 ヴォルグ「ええ、分かっているわ。春姫と奈々美はこの人を安全な場所まで避難させて。ここは、あたしと眞子、彩乃で迎え撃つ!!」 イグナイト「はいっ!!」 ヴァーユ「しかしまあ、性懲りもなくよく蘇ったわね、この偽ベル○ラ男!!」 ローズスペクター「・・・ふふふ、お久しぶりですね」 ヴォルグ「まさか蘇るなんて思いもしなかったけど・・・・いいわ・・・こうして荒魔が出る限り、私たちは私たちのやるべきことをやる、ただそれだけよ!!今度こそ倒す!!」 イグナイト「そうですっ!!あたしたちは・・・この町を守る封魔師なんですから!!」 ヴァーユ「取り戻した平和と笑顔、守ってみせるわ!!」 ローズスペクター「ふむ・・・かつての憎悪にまみれた目ではない。信念と決意に満ち溢れた揺るぎなき強さ・・・なるほど、どうやら今の貴方がたなら私の舞台を大いに盛り上げてくれることでしょう、ですが、その前にもう一人、舞台に上がっていただきましょうか」 そういうと、赤薔薇が赤い光となって突然飛び出す。 ヴォルグ「逃げる気!?」 イグナイト「・・・・誰かいる!!」 そして、赤い光が飛び込んだ先には、一人の少女が歩いて来ていた。 黒いロングヘアをポニーテールに縛り上げ、紫、赤、白、青、黄色の5本のメッシュが入り、混沌に満ちた金色の瞳を輝かせて、その少女は不敵に笑みを浮かべる。 腰にベルトを巻きつけると、手に持っている黒いパスを通した。 晶「・・・・慧!?」 慧「・・・・変身・・・・・!!」 「Ouga Form」 オーガフォーム。 そう無機質な電子音が鳴り響くと、無数の黒き邪悪な光が彼女を取り囲み、左肩に薔薇をあしらえた黄金のプレート、右肩に鮫をあしらえたプレート、そして、左脚にハリネズミをあしらえたプレート、右脚に白鳥をあしらえたプレート、頭部には黄金の3本の角を持つカブトムシのような仮面が装着される。 重々しい空気を纏い、静かに歩いてくる。 その視線には明らかに殺意とどす黒い感情があふれ出ている。 Oバルキリー「深き闇の底より・・・我・・・目覚めたり」 ヴォルグ「・・・あれは・・・何!?」 イグナイト「仮面ライダー・・・・!?」 晶「慧・・・・慧だ。俺の・・・親友・・・・あいつらに捕まってるんだ・・・」 ヴァーユ「何ですって!?」 Oバルキリー「ふふ、相変わらず踏みつぶしたくなるほどに、下賤かつ下等な存在ですね。いつぞや味わった屈辱、ここで倍にしてお返しして差し上げましょう」 マータ「その声は・・・!!」 ヴァーユ「黒棘・・・!?」 Oバルキリー「あははははははははははははははははははははははは!!!驚いてる、驚いてるぅ!!」 イグナイト「青鰭・・・!!」 ヴォルグ「どうして・・・どうして蘇ったのよ!?」 Oバルキリー「それを話す必要なんてないわ・・・なぜならお前たちはここで死ぬのだから」 ヴァーユ「偽化粧女まで・・・!!」 Oバルキリー「我らが主、尊き殲鬼姫様を封印したその大罪、貴様たちの命を持って償ってもらうぞ!!」 そして手に現れたクインガッシャーを組み立てると、シュバイツァー(大剣)型に変えて、一気に振り上げながら襲いかかる!! その様子を遠くからポテトチップスを食べて面白そうに見ている一人の少女がいた。 智・・・スフィンクスレジェンドルガなる呪術と悪意に満ちた知略に長けている存在は、にやにやと楽しそうに笑って大剣を振り上げて襲いかかる黒き戦士と対抗している5人の戦士たちの光景を見ている。 智「面白くなってきたじゃん。この時代にイマジン追いかけてきたバルキリーを捕まえて、この町の到る所に宿っていた邪悪な念を儀式をもって蘇らせて慧に憑依させてみれば・・・まさかここまで面白いゲームになろうとはね・・・」 ただ面白そうだから。 それだけの理由で荒魔を蘇らせ、慧に憑依させて今再びこの地に災いを呼び起さんとするあまりにも利己的かつ自己中心的な思考。 智「さてと、楽しませてちょうだいよね、封魔師さんたち?ゲームは盛り上がれば盛り上がるほど面白いからね・・・・キャハハハハハハハハハハ」 Oバルキリー「ふん!!」 大剣を振り上げ、イグナイトとヴォルグの剣と斧を弾き飛ばし、猛然と襲いかかる!! イグナイト「バーニングライダーパンチ!!」 ヴァーユ「サイクロンスナイプ!!!」 リクォール「スプラッシュアロー!!」 激流が、疾風の矢が、炎を纏った拳が同時に発射され、炸裂するも黒き戦士はものともせず、大剣を分解し二本一組の剣(セイヴァー)に変えると、高笑いをしながら物凄い速さで突き進んでくる!! Oバルキリー「あはははははははははははははははははははははははははっ!!!切り刻んであげる!!!」 ヴォルグ「ライトニングトマホーク!!」 マータ「ロックバレット!!」 稲光と岩盤の容赦なき攻撃にも怯むことなくオーガフォームは剣を構えて一気に間合いを詰め、襲いかかる!! Oバルキリー「あはははははははははははははははっ!!! マータ「きゃあああああああっ!!」 ヴォルグ「ぐっ・・・!!」 イグナイト「祥子さん!!奈々美!!」 ヴァーユ「やってくれるわね!!」 リクォール「祥子ちゃん〜!!」 その時だった。 「どりゃあああああああああああああああああっ!!!!」 容赦なく二人を攻め立てるオーガフォームに向かって突き進んでくる赤い光。 そしてそれは、手に構えている槍を一気に突き出してオーガフォームを弾き飛ばす!! ヴォルグ「え・・・・!?」 マータ「あ・・・・」 「大丈夫ですか、お二人とも!!」 そう声をかけたのは、赤いタカを模した仮面とアーマーに身を包んでいる仮面ライダー。 凛凛しき真っすぐな信念と強い意志を秘めているその瞳は悪人のそれではない。 そして、タカのライダー、仮面ライダーバルキリー・ランスフォームが槍を構えて立ちはだかる。 Lバルキリー「閻魔に代わり、貴様を斬る!!」 Oバルキリー「あははははははははははははっ!懲りないねえ、あんたたち。いいのぉ?この身体、貴方達が大好きな天童慧ちゅわんの身体なんだよぉ?傷つけたりでもしたら大変だよぉ?あはははははははははははははははははは!!」 「だが、こうでもしない限りお前たちが大人しく出ていくということはなかろう」 「そうだそうだ!!それにな、お姉ちゃんはダンプカーにはねられたって擦り傷程度で済んじゃうほどありえないまでの頑丈な身体のつくりをしてるんだから!!」 「それは、肯定していいところか?」 「細かいことはもう気にしない方がいいわよ」 「そうだね、それでは、返してもらうよ。あたしたちの大切な仲間を!」 そういって、次々と現れたのは金色のフクロウを模した重厚な戦士。肩に斧を担いでいる。 Aバルキリー「チェックメイト。待ったはなしだ」 そして、剣を構えている緑色のハトを模した戦士。 Sバルキリー「あたしのビートでシビれさせてあげる!!」 そして、オレンジ色の蜘蛛をあしらえ、両手にそれぞれクナイとハンドアックスを構えている戦士。 ASバルキリー「蜘蛛の巣の処刑場に・・・ようこそ!」 そして、ハルバートを構えた紫色のトカゲを模した戦士。 Pバルキリー「貴方、私の闇に染まってみる?」 そして、銃を構えた青い白鳥を模した戦士。 Gバルキリー「君のハートに・・・ロックオン」 こうして6人の戦士が一度に彩乃たちの前に躍り出た。 Oバルキリー「・・・青鰭、ここはいったん引きましょう。分が悪い」 (黒棘の分際で何命令してるのぉ?!あはははははははははははははははははははは!!あんまりふざけたこと言ってるとあんたから殺しちゃうよぉ!?) (青鰭、黒棘の言い分も一理ある。もうすぐ朔の夜、我らの力が増す時を見計らって月無き漆黒の闇が支配する夜の舞台で葬り去るも一興) (あー、もう、うっさい!!分かったわよ、あーあ、やる気なくなっちゃった) オーガフォームが指をパチリと鳴らすと、突如纏っていた闇から無数のダンデライオンスペクター、サンフラワースペクター、そして鳳仙花に憑依したバルサムスペクターが現れて6人を取り囲んだ。 Oバルキリー「今日はこの辺で引き上げるとしましょうか。12対1では分が悪いのでね」 そういって、扉を開くと、そこには外の風景ではなく暗く深い闇の空間が広がっている。そしてそこを線路がかかり、ドクロをあしらえた不気味な黒い電車「カオスライナー」が走ってきた。それに乗り込むとオーガフォームは姿を消した。 Sバルキリー「おいちょっと、待てよ!!」 ASバルキリー「待て、今はこいつら片づけた方が先だ!」 Gバルキリー「まずはこっちも仕切り直しだね」 Aバルキリー「ああ、それに、彼女たちにも聞きたいことがあるしな。相手が相手だけに、情報がなさすぎる」 Lバルキリー「それでは・・・・行きましょう!!」 Pバルキリー「そうね」 6体を取り囲んでいた無数のスペクターたちが一斉に凶暴な牙をむいて襲いかかる!! ヴォルグ「私たちもいくわよ!!」 イグナイト「はい!!」 ヴァーユ「了解!!」 マータ「行きます!!」 ヴォルグ「春姫はその子のこと、お願い!!」 リクォール「は、はい〜!!」 リクォールが傷ついた晶を抱きかかえると、その場から離れる。 Lバルキリー「おりゃあああああああああああああああっ!!!」 槍を振り回し、一度に多数の敵をなぎ倒し、怒涛の勢いで攻めるランスフォーム。 そして、ランスフォームの上空から飛び交ってきたダンデライオンスペクターが武器を振り下ろしかけたその時、飛んできた火の玉がダンデライオンスペクターを焼き尽くす!! イグナイト「応戦します!!」 Lバルキリー「おお、ありがたい!!感謝いたしますぞ!!」 Aバルキリー「全く群れをなせば勝てるとでも?烏合の衆もいいところだ」 襲い来るダンデライオンスペクター、サンフラワースペクターたちを冷静に無駄のない動きで斧で真っ二つに切り裂いていくアックスフォーム。そして、無数の集団に向かって弾丸のごとく駆け抜けるソードフォームがすれ違いざまに次々と敵を切り刻んでいく! Sバルキリー「でもさ、数多すぎない!?油断してっと危ないよ!!」 Aバルキリー「まあ、そうだろうな」 Sバルキリー「おりゃあああああああああああっ!!」 ソードフォームが敵の頭に飛び移り、両手をつくと、そのまま身体をひねって回転し、次々と渾身の蹴りを炸裂させる!!両足から繰り出す破壊力抜群の蹴りは骨をも砕き、粉砕する!! しかし上空から飛び交ってきたサンフラワースペクターやバルサムスペクターの襲撃に対しては無防備となっていた!! ヴァーユ「サイクロンスナイプ!!」 飛んできた風の矢が一度に多数の敵を仕留めていく!! Sバルキリー「おおっ、お前、すげえな!!」 Aバルキリー「ふむ、命中率や射撃能力は頼りになるな」 ヴァーユ「このくらい、お茶の子さいさいでしょっ!」 一方。 ヴォルグの周りをサンフラワースペクターやダンデライオンスペクターの集団がとりかこみ一斉に躍り出る!! しかし、その直後黒い影が飛び出し、過ぎ去った瞬間、空を飛び出していたはずの敵がその場からまるで時が止まったかのように浮かんだまま動かなくなる。 見ると、蜘蛛の巣のように張り巡らされたワイヤーにからめとられているのだ。 そして、ヴォルグの後ろについたアサシンフォームがそれを仕掛けたことを確認する。 ASバルキリー「助太刀、感謝する。今はこいつら仕留めないと作戦も立てられねえからな」 ヴォルグ「なるほど、その考えは賛成ね。今は状況の整理及び対策を早急に打つことが先決だわ!!」 そして、ワイヤーに沿ってクナイを投げ放つとヴォルグが電流を放って蜘蛛の巣にからめとられた敵が一斉に電流で黒焦げになり、クナイで切り刻まれて果てる。 Pバルキリー「行くわよ・・・」 無数のカードを一気に投げ放ち、敵に突き刺さると同時に大爆発を起こす。 Gバルキリー「おやおや、今回はやる気まんまんだねぇ?」 軽口を言いながらも、銃を撃ち、正確無比な射撃で敵を討ち倒していくガンフォーム。 すると、ファントムフォームの表情に影が射しこんだ。 Pバルキリー「・・・・琥珀・・・・あの緑色の女の子と・・・浮気した」 Gバルキリー「・・・はい?」 Pバルキリー「あとで家族会議・・・・うふふ・・・・家族会議・・・・浮気は許しません」 無表情でブツブツつぶやきながらハルバートを振り回すファントムフォームにどす黒い邪悪なオーラが宿っているようにも見えた。アサシンフォームの命の蝋燭は確実に終末へと向かっているようだ。勝っても負けても生き残れるという選択肢はもはやなくなった。 Gバルキリー「ご愁傷様・・・琥珀。迷わず成仏してね」 こうなってはもはや来世での幸せを祈るだけしか出来ない。 マータ「ロックバレット!!」 そして、近くで戦っていた黄色の戦士マータを見ると、ガンフォームの動きが止まった。 Gバルキリー「EROレーダー発動・・!!ふむふむ・・・76:54:74・・・・だとっ!?大人しく気の小さい・・・可愛らしい子犬系・・・・だとっ!?」 一目見ただけで3サイズや性格が分かるとは・・・・サファイアのEROレーダー恐るべし!!そんな少女に多数のダンデライオンスペクターが襲いかかったその時!! Gバルキリー「EROパワー、発動!!!!」 一気に走りだし、銃を撃ちまくって敵を仕留めると、すぐさまマータを背に守るようにして無数の銃弾を乱射する!! そして、敵が一斉に蜂の巣になって打ち倒されると、マータに振り向いた。 Gバルキリー「大丈夫かい?怪我はない?」 マータ「は、はい、ありがとうございます」 Gバルキリー(はぁん・・・ヤバい・・・ストライクゾーン入りまくり・・・かぁいい・・・かぁいい・・・・これは・・・絶対・・・・お持ち帰り確定じゃあああああああっ!!) マータ「あ・・・あの・・・?」 Gバルキリー「ふっ、ここで出会ったも何かの縁、一緒に戦ってまずはここを出よう。お手伝いできることはあるかな、お姫様・・・?」 気障な仕草とともにパチリとウインクする。マータは一気に顔を赤くしてあたふたし出す。 こうなってはもはや変態青玉白鳥のリードが有利であった。 ヴァーユ「あいつ!?何、奈々美に手を出してるのよっ!!!」 Aバルキリー「あのバカ、またナンパしてるのか・・・」 Sバルキリー「救いようないよね、可愛い女の子がいたらどんな時でもナンパに走るしね」 ヴァーユ「あいつ〜!!!!!奈々美に手ェ出したらどうなるのか、教えてあげる必要がありそうねっ!!」 Sバルキリー「おおっ、般若の如く怒りだ」 Aバルキリー「やれ、私が許す。事故ということにでもしておけば、情状酌量の猶予はある」 ヴァーユ「そうね・・・流れ弾なんていうことにでもしておけばいいですよね」 Sバルキリー「その通りその通り!!」 Aバルキリー「どうせなら私たちも手伝おうか?無垢な少女に手を出す色情魔を抹殺することは社会的正義だしな」 どうやら命の蝋燭が消えかかっているのはもう一人いたようだ。 あらかた倒し終えると、ランスフォームが近くにいたアサシンフォームに話しかける。 Lバルキリー「琥珀殿!今何時ですか!?」 ASバルキリー「11時10分!!そろそろ時間だぜ!!」 Gバルキリー「さてとまずはいったん引き揚げるか!」 そういって、マータをお姫様だっこの要領で抱きかかえると一気に走りだす! マータ「ひゃん!!」 Gバルキリー「ちょっとだけ我慢してね、今から愛の蜜月を語り合うにはふさわしい二人だけの楽園へとご案内するよ、ハニー・・・」 Aバルキリー「お前一人だけ地獄に行ってしまえ」 Lバルキリー「いったん走りますぞ!!」 そういって、イグナイト、ヴァーユ、ヴォルグ、そしてリクォールを先導して鍵を開けて扉を開ける・・・!! そこに広がる風景は決して外の植物園ではない。 イグナイト「・・・・え?」 ヴォルグ「・・・嘘」 リクォール「・・・・まあまあ」 ヴァーユ「はいいいいいいいいいいいっ!?」 マータ「ふわ・・・・・」 どこまでも続く果てしない砂漠。 そして、そこにあるのは線路。線路に停車している6両の銀色の美しい曲線型のフォルムの新幹線のような電車・・・。 何もかもが幻想的な風景であった。 Lバルキリー「ようこそ、時の列車、Vライナーへ・・!」 「第二章」 Vライナー・ラウンジ 高級ホテルを思わせるような豪華な作りのラウンジに変身を解いた彩乃たちはもはや言葉も出ない。ラウンジは天井と壁が風景が見渡せるガラス張りとなっており、華々しい装飾に革張りのソファ、大型テーブル、そしてティータイムセット一式や様々な種類の紅茶のティーパックが置かれている。そして、慧の趣味でもあるジャズやロックのCD、洋書や様々なジャンルの本が入っている本棚、大型テレビなどが置かれている。 眞子「ここ、本当に列車なの・・・?」 祥子「時の列車って言っていたけど・・・・」 春姫「あらあらまあまあ〜、すごいですねぇ〜」 ルーベット「お待たせしましたぞ」 そういって、お茶を入れたカップを乗せたトレーをもってきたのはホークイマジンことルーベットだ。続いてオウルイマジンのトパーズ、ピジョンイマジンのエメラルド、そしてサンゲイザーイマジンのアメジストがやってくる。 そして。 サファイア「お・・・お待たせ・・・ハニー・・・」 琥珀「・・・・待たせて・・・・悪かったな・・・・ゴフッ」 なぜか満身創痍でズタボロ状態のスワンイマジンことサファイア、そしてスパイダーイマジンの琥珀がやってきた。 トパーズ「琥珀・・・・よく生きてたな、あの折檻地獄で」 琥珀「・・・・まあな・・・・あと一歩で三途の川渡りかけたよ・・・」 エメラルド「パロ・スペシャル炸裂したからね―。泡吹いて気絶した時はどうなるかと思ったよ」 彩乃「あ・・・あの・・・大丈夫ですか?」 トパーズ「ああ、いつものことだしな。それに、琥珀が怪我したり死にかけたりすることなんてもはや日常茶飯事、蘇生に関しては常に最速かつ確実な方法をもって対応すれば問題はない」 琥珀「あたしにしてみれば問題ありまくりだよっ!?」 トパーズ「安心しろ、冗談だ。2割がたな」 琥珀「残り8割は本気かよっ!?」 それならいっそ最初から本気と言ってくれる方がマシである。 琥珀「・・・全く・・・浮気以前に付き合ってすらねぇだろってのに・・・話も聞かないで関節技炸裂させるわ・・・ハルバートで殴りつけるわ・・拷問器具使うわ・・・身体がいくつあっても足りない・・・」 彩乃「・・・大変ですね」 奈々美「・・・あの、元気出してください」 眞子「生きていればいつかはいいことありますから!!」 エメラルド「それじゃあさ、早速作戦会議やろうぜ!!」 トパーズ「そうだな」 そういって、全員が座るとエメラルドがモニターを取り出してスイッチを押すと天明の映像が浮き上がる。 トパーズ「現在確認出来るだけでも、天明の5つのエリアになぜか限定されているが、先ほどの荒魔と呼ばれる存在が現れて大暴れをしている。なぜかその地区から外に出ないで襲撃をしているかは疑問だがな」 そういって、5つの光が5つの地点で光り輝く。しかしその光をたどっていくと、見覚えのある紋章が浮かび上がる。 エメラルド「五芒星・・・だねえ」 春姫「五荒星冥獄陣・・・!!」 トパーズ「おそらくそうだろうな。5つの封印が敷かれている地区にそれぞれ5体の荒魔と呼ばれる存在がその場を拠点に人間を襲っている」 祥子「どうして蘇ったの・・・?」 サファイア「実はさ、心当たりあるんだわ。そういう趣味が悪すぎることをゲーム感覚でやってのける大バカが一人ね」 ルーベット「スフィンクスレジェンドルガ・・・智ですな」 アメジスト「ここに来た時、そいつがいて、そいつが指揮してあの5人が動いていたあたり、もはや間違いないでしょうね」 彩乃「・・・何があったのか、説明お願いできませんか?」 トパーズ「私たちは・・・この時の列車を使って過去と未来を行き来して、世界における時の運行を乱す侵略者「イマジン」を倒し、時の運行を守るために戦っている」 エメラルド「イマジンは自分たちにとって時間を都合のいいように作り替えるために契約した人間の最も強い過去にタイムスリップして過去を滅茶苦茶にしちゃうんだ」 サファイア「それを取り締まっているのが、あたしたちで、あたしたちと契約した特異点・・・その時代のものが破壊されても、彼女がいれば時間が再生されて元通りになるという能力を持っているのが・・・さっき、赤薔薇とかいう似非貴族が憑依した慧っていう女の子なわけ」 ルーベット「昨日、私たちはいつものようにイマジンを追いかけて過去のこの時代にやってきたのですが、イマジンを倒したはいいのですが、突然現れた荒魔たちに囲まれましてな、いきなり襲いかかられたのです」 琥珀「イマジンとの戦闘で手こずったせいか、体力も精神力も疲労しているところにきたからな。大分手間取ったんだ。その時だ。あの高笑いしているサメの怪物に襲われたんだ」 サファイア「顔も良かったし、引き締まったいいお尻してたなー、あの子・・・・ああいう危険なヤンギレ系をデレさせてこそ王子の本懐ってものだよねー」 トパーズ「バカ、殺されかけたんだぞ。私たちは!」 エメラルド「変態以前に馬鹿だよね」 回想 慧「かはっ・・・・!!」 変身が解除され、憑依していたイマジンたちも出て行き、慧の姿に戻った状態になってもシャークスペクター・青鰭の猛攻は止まらない。 しかし、慧も持ち前の運動神経と戦闘能力を発揮し、鉈の攻撃を避けながらキックとパンチで応戦する。 慧「一体何よ・・・いきなりどういうこと!?あたしに何の用!?」 シャークスペクター「あははははははははははははははははははははっ!!大人しくしなさいよぉ!!本当なら腕の一本でもぶったぎって泣き崩れるところみたいけど、我慢して5体満足で拉致しなきゃいけないんだからさあ!!」 慧「こっちが妥協しなきゃいけないところ、一個もないわね!!」 そういって、渾身のハイキックを顔面に炸裂、さらに回し蹴りを炸裂させてシャークスペクターがよろめき、とどめと言わんばかりに顔面に膝蹴りを炸裂させる!! 恐ろしいまでの瞬発力と脚力を持つ慧の蹴りにシャークスペクターも思わず意識を手放しかけた。人間とは思えないほどのバカ力だからだ。 慧「今は逃げる・・・!!」 そういって、逃げだした第一歩で―。 踏み出した足が地面をぶち破り―。 一気に彼女の身体が宙に浮かびあがったようになり―。 一気に落下した―。 「床工事中 絶対入るな」という倒れて見えなかった看板のある床に思い切り足を踏み入れ、床をぶち抜き、落下し見事に頭を撃って気絶していた・・・。 智「言ったでしょ、相当の不幸っぷりだから自爆するって」 シャークスペクター「本当だねぇ〜!さてと、まずはこの身体に憑依すればいいのよねぇ?」 智「そうそう、それでボクが作ったこのベルトで変身すれば、今まで以上の力が発揮することができるよ」 シャークスペクター「あはははははははははははははははははははっ!!何であたしたちを蘇らせたのかは知らないけど、このままじゃ死んでも死にきれないしね、こうなったら封魔師たちも、この世界の人間も一人残らず殺しちゃうんだから!!!!あはははははははははははははははははは!!」 琥珀「・・・慧が意識を失っている間に憑依されて、あたしたちが追い出されてな」 トパーズ「途方に暮れていたのだが、あいつらを倒せば慧を取り戻せると思って探しまわっていたんだ」 彩乃「そうだったんですか・・・・」 春姫「そう考えると、荒魔が封印の場所で大暴れしている所を見ると、間違いなく目的は五荒魔冥獄陣・・・・・!!」 琥珀「間違いないな」 晶「それも・・・手順を踏まない・・・・最悪の形でね・・・・」 ヨロヨロと晶が満身創痍の姿でやってきた。 祥子「大友君、今動いちゃ危険よ!」 晶「ありがと・・・でも・・・・晶が知っている限りの情報を伝えるよ・・・」 晶が息も荒くソファに座り込むと、苦しそうに話し出す。 晶「今回の事態・・・・下手したら五荒魔冥獄陣どころの被害じゃない・・・・智のヤツは・・・・この時代の荒魔たちの事件を知って、さらにとんでもない事態を引き起こそうとして、まず、あの5人を蘇らせた・・・」 ルーベット「私たちを追い出した輩ですな!!」 晶「そう・・・そして、肉体が滅んだ5人を慧に憑依させて・・・・かりそめの肉体と仮面ライダーに変身する力を与えて・・・再び五荒魔冥獄陣を仕掛けて、荒魔たちが支配する世界を生み出すつもりだ・・・・智の策略にも気がつかないでね」 祥子「策略って・・・?」 晶「調べてみたんだ・・・そしたら・・・今度の儀式は・・・5つの封印に仕掛けられている智の罠が作動するように仕掛けられている・・・それは・・・・荒魔を召還し世界中を負の気で満ち溢れさせるだけのものなんかじゃなくて・・・この地に封印されている様々な負の気を悪霊のような存在として呼び出して、町はおろか世界中をそんな化け物たちで埋め尽くそうとしているの・・・。その中には荒魔だけじゃない・・・・。レジェンドルガ・・・イマジン・・・・これまで強い恨みを残して死んでいった異形がいっせいに蘇って本能のままに暴れ狂う地獄絵図に変えるつもりだ・・・・」 彩乃「でも、そんなことしたらあいつらにとっても都合が悪すぎる話じゃないんですか?」 琥珀「そうでもない。あんたたちが言っていた荒魔のボス・・・殲鬼姫っていったか?もしあいつを蘇らせることに成功でもしちまったらその力を持ってすべての異形たちを支配して、人類はおろか、そういった化け物たちにとっても支配者となりうるわけだ。リスクは高いが・・・うまくいけば千年王国どころか未来永劫この世もあの世もあいつらが支配する世界になっちまうってことだろ、晶」 晶「・・・・うん・・・智はそれを・・・バトルゲームとかいって楽しむだけのためにやらかしたんだ・・・!」 ルーベット「正気の沙汰ではありませんぞ・・!!」 眞子「何てヤツなの!?」 晶「・・・・でも、止める方法はひとつだけある。同じように招霊の儀式を行おうとして、対策を打つための方法が・・・封印の儀式のやり方がある」 晶がそういって、一枚の古びた紙を取り出す。 眞子「なんて書いてあるんですか?」 春姫「・・ええと・・・・朔の夜・・・・かまの蓋開きし時・・・・黄泉と現世・・・愛しくも憎き光求めて鬼蘇らん・・・・関のお山の・・・守り人・・・・鬼を封じ・・・正しき冥府への道を・・・切り開かん・・・・」 晶「そいつは・・・野辺送りのひとつだ」 眞子「野辺送り・・・・って?」 奈々美「眞子・・・この間古典の授業でやってたよ」 彩乃「・・・何だったっけ?」 ルーベット「生きている者が死者を弔うために歌った歌のひとつですな」 眞子「・・ああ、そう、それそれ!」 彩乃「そうそう!!」 晶「・・・要約すると・・・・次の新月の夜・・・・あいつらが儀式を行ったら、死んだスペクターたちが蘇って・・・この世界に侵略を仕掛ける・・・・それを防ぐための歌が・・・関のお山・・・・つまり・・・あいつらを封印している楔があるエリア・・・・その領域内で・・あいつらを倒して・・・その魂を生贄にささげることで・・・・無理矢理呼び出されていたスペクターたちを封印することができるってこと」 祥子「領域って・・・?」 晶「昨日からルーベットたちがその5体と出会って戦った場所・・・共通点があったの」 ルーベット「私が会ったのは屈強そうなカブトムシの怪人でしたぞ。確か・・・風土記の丘といわれる場所でしたな」 トパーズ「私はやたら高笑いがうるさいアホみたいな女だ。廃墟の水族館だったぞ」 エメラルド「あたしは白髪のいやらしい感じの兄ちゃん、森林公園の広場だったよ」 琥珀「共通しているのは、このエリアから出られないってこと。封印が影響しているんだろうな。そして、鍵がかかっているってこと。さっきの植物園もそうだったしな。これは、関の守り・・・関所と同じ役割を果たしているってこと。悪しき物を払い、流れるものを流れる正しき流れをつかさどるってことだろ?」 晶「そう、つまりこのままじゃその流れがあふれて、本来あの世に行くはずの霊をもスペクターになって、この町がスペクターであふれかえっちゃう・・・・!!」 アメジスト「慧を利用したのはゲームを盛り上げるためと・・・明らかに妨害のための戦略よね」 晶「・・・間違いない・・・・」 ルーベット「新月の夜まで・・・あと2日しかありませんぞ!!」 祥子「・・・みんな、よく聞いて。今回の作戦は時間がないわ。つまり、短時間内での集中力と迅速な行動力が全てのカギとなるわ。5つのエリアにいる荒魔たちを倒し、スペクターたちを封印する。そして、スペクターに囚われている天童さんを救出する。この二つの作戦を同時進行するわ!!」 琥珀「あいつらを倒しても、あのベルトがある限り、あいつらは慧に憑依して逃げられる。あのベルトの破壊も考えたほうがいいな・・・」 祥子「一人は大友君の看護および中央からの司令塔、状況を分析し正確に伝達する役目。そして、二人一組5組作って、5つのエリアに向かって撃退するわ!!」 春姫「はい!!」 そして、春姫は傷ついた晶の看護として残ることになった。 |
鴎
2010年05月08日(土) 19時43分14秒 公開 ■この作品の著作権は鴎さんにあります。無断転載は禁止です。 |
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どうも、『鴎』さん。まさか新たに更新された作品が『イタリアーノリク』さんの作品である【仮面ライダーイグナイト】とのクロス作品を出してくるとは思いませんでした。 『スフィンクスレジェンドルガ』こと智の策略によって『イグナイト』達の敵であった5体の存在に操られる状態になってしまった慧。微妙に【劇場版 仮面ライダー電王 〜さらば仮面ライダー電王〜】の話を髣髴させる場面がところが多い気がしますが、元ネタ的には、それも合わせているのですか? …しかし、慧ちゃんの不幸振りには、呆れるも通り越して尊敬的なものを感じます;今回もその不幸ぶりの所為でとんでもない状況になってしまったといっても過言ではない気がします; そして、何気にこの話では既に慧達に自分の正体を明かしているらしい晶。今回の話でボロボロになってしまってますが、慧を助けるためならば、どのようなことでもやってのけそうで怖いです。次回辺りで一体どのような展開になるかが楽しみでなりません。 そんな訳で、今回の感想は以上です。今後もどうか頑張って下さい。 |
50点 | 烈 | ■2010-05-09 22:55:58 | i114-190-43-48.s10.a044.ap.plala.or.jp |
最初に言っておく、鴎さん、ありがとうございまーす!!!!! まさか私なんかの作品とのクロス作品を書いてくださるなんて・・・・・嬉しすぎます!!! 物語的には殲鬼姫との戦いが終わった後日談的な展開でしたが、まさかうちの獄潰し 五人組がイマジンもどきになった挙句、鴎さんの娘である慧ちゃんの身体を乗っ取るとは なんたる罰当たりな!そしてなんたるサプライズ!黄兜はもう少し幼い幼女を 希望するでしょうが。 その上今回は天明市だけでなく世界中さえ巻き込みかねない大展開。 あのスフィンクスレジェンドルガが殲鬼姫を御せるかどうかで悪のレベルが計り知れます。 ベリアル復活させたザラブ星人の如く復活させたらアッサリと消されるかサクラ大戦の 天海みたく手の平の上で躍らせるか。そして彩乃ちゃんと晶・・・・君は慧ちゃんを 奪還できるのか。続きが気になります。 それからうちの超荒魔五人がどのイマジンと戦いたいかという質問ですが、ここでお答えしますね 黒棘 いかに殺すかというよりいかに弄りつくすかを考える奴ですから仲間思いのアメジストを狙い、 目の前で琥珀を殺そうとする下種な真似をするでしょうね 赤薔薇 自分と同じ赤と連なる名に持つものとして、その健気な姿こそ自分の用意した 死という閉幕を飾るに者に相応しいといってルーベットを狙うかと 白羽根 お互いトリッキーな戦いを得意としているエメラルドと 黄兜 苦労人で常識人同士ということと、女の子の趣味を巡って琥珀とサファイアで 青鰭 反抗的で自分を恨んでる奴なら誰でもよし。自分を恨めば恨むほど、憎めば憎むほど、 相手が破れた時に味わう屈辱と悲鳴は最高のものだと知っているから |
50点 | イタリアーノリク | ■2010-05-09 11:41:59 | i118-16-179-58.s10.a022.ap.plala.or.jp |
合計 | 100点 |