仮面ライダーバルキリーたん第47話「Contract Destruction」 |
「Contract Destruction」 あの巨大監獄船での戦いから3日が経っていた―。 あれから、嘘のようにイマジンやレジェンドルガ、ファンガイアに関する事件がぱったりとなくなってしまっていた。 あれだけの激戦をくぐりぬけてきただけに、いきなりやってきた平穏な日常。 しかしそれはどうにも納得のいかない、落ち着かないものであった。 AM8:00 本日は夏休みの登校日。 久しぶりに慧と晶も学校にいくことになった。慧がいつものようにシャツにGパンといったラフな私服姿と鞄を肩に担いでいくに対して、晶は女子指定のセーラー服といったいつもの光景だ。傍から見たら、仲睦まじい恋人のようにも見える。慧が男、晶が女といった風にだが。170pの大台を超えた長身の慧と、160pにも満たない小柄で華奢な晶、本当にいろいろと性別とは裏腹にあべこべのようだ。 晶「どうしたの、慧、うかない顔しているけど」 慧「・・・平和とか、日常ってこんなに落ち着かないものだったかなあって」 晶「・・・気持ちは分からないでもないけど」 慧「いつもと同じなのにね。ベットから寝ぼけて頭から床に落下しても、階段踏み外して転げ落ちても、全然、なんかなんでいつもこんなことで悩んでいたんだろうなって」 晶「それ以上のトラブルに毎日毎日追い立てられていたからね」 慧「・・・うん」 慧「・・・実はさ・・・・晶」 晶「うん?」 慧「・・・・今、3つ、どうしようもなく不安にかられていることがあるの」 晶「3つ?」 慧「・・・聞いてくれる?」 晶は、いつもとは違って徒歩で学校に行こうという慧の真意がわかっていた。 何かを考えている慧のことは、手に取るように分かる。だが、向こうから話してくれるまで、話が出来るようになるまで待っている。 晶「いいよ、それなら、学校サボっちゃおうっか?どうせ、半ドンだし」 慧「晶も不良になってきたねぇ・・・学年首席がヤバいでしょ」 晶「学年首席だから、多少のわがまま言っても、OKだったりするんですよね、これが」 慧「なるほどね」 晶「慧だって大丈夫なんじゃない?学年3位、上位成績保持者なわけだし、信頼もあるんだろ?」 慧「・・・・まあ、そうだけど」 晶「それに、いろいろあるのは分かるけど、悩んでたって仕方ないって。たまには思い切りハメはずして気分メリハリつけないとねっ」 慧「・・・・ヘイヘイ」 慧がクスリと笑う。晶の快活で明るい言葉が本当にこの日ばかりは嬉しく思える。 晶「それじゃ、早くいかないと遅れちゃうよ」 慧「へっ?学校サボるんじゃ・・・?」 晶「ふふっ、冗談でーす♪きゃははっ、慧って不良さんだぁ、悪い子だぁ♪」 慧「・・・己、たばかったぬぅあああああああ・・・・おしおきじゃああああああああ♪」 晶「きゃーっ、助けてーっ、外国に売り飛ばされるーっ♪」 慧「覚悟するがよいわぁあああああ♪めくるめく海外旅行だとでも思えば楽しいだろぉ?」 晶「きゃーっ、きゃーっ。きゃはははははははははははは!」 慧「ははっ・・・はあ・・・全くかなわねぇよ」 慧はくすりと笑う。 どうせ悩んでたって何もならんなら、まずは話してみるか。 それでその後から考えればいいか。 星見の小高い丘の上、やはり学校をサボって(というかじゃれ合っているうちに見事に遅刻した)、愛より「二人とも、警察の青少年犯罪対策キャンペーンのお手伝いさせてほしいので、どうしても今日一日休ませて下さい」と連絡がいったため、サボることにしたのだ。 まあ、愛いわく。 愛「ガンバ♪帰ってくる頃には慧ちゃんと晶(あき)ちゃんの子供が見られるといいなぁ♪」 などという、何を考えているのか分らないどこまで本気なのか読めない発言をかましていたが。 晶「それで?その不安って・・・」 慧「まずは、智のヤツだよ。あいつ、あれから何も仕掛けてこないじゃない。何を考えているのかなって」 晶「・・・それはあるね。晶も同じこと考えていた」 慧「少なくとも、諦めるようなヤツじゃないし」 晶「蛇よかしつこいしね」 慧「あいつが言っていたヒュプノスもまだ分からないしね・・・調べているんだけど、情報にプロテクトがかかっちゃってるんだよ」 晶「ターミナルのデータベースなら過去に起きたその類の情報はすべて手に入るのにね」 慧「S級ランク、すなわち、もう手に負えないレベルになると、情報もそんな簡単に漏えい出来ないんだろうなあ」 晶「・・地道に調べるしかなさそうね」 ヒュプノスが何であるかを知れば、智の計画に確実に近づく。 慧「二つ目は・・・・ルシファーだよ」 晶「ルシファー?」 慧「・・・・アスモデウスまで、死んじゃって、もう実質1人だろ?7人から5人引いたんだから」 晶「7引く5は2じゃないの・・・?」 大丈夫か、疲れていて頭の回転も鈍くなっているようだ。 慧「それで、あいつの性格なら確実に怒り狂ってこっちに攻め込んでくるはずなのに、それすらもないなんてさ、なんか変だよね」 晶「・・・確かに」 慧「仲間が死んで意気消沈するようなヤツじゃないんだ。そんなふ抜けじゃない。あいつとは・・・決着つけないとダメなんだ」 慧の目に決意がありありと浮かんでいる。 あいつは、ルシファーとは何故か知らないがこのまま終わらせるつもりはない。 終わらせたくない。 戦いたい。 そう、いつの間にか思っていたのだ。絶望に朽ち果てて死ぬなど許せない。 あいつは「傲慢」じゃなきゃ、嫌なんだ。 自分より強い奴などこの世にはいない、いたらいたで倒すか仲間にする。 そういった、自分本位だけで生きていく、それなのに仲間をいたわり、気遣い、思いやる兄貴肌の快活で明るく面倒見のいいあいつの生き方はどこまでも傲慢で、威張ってばかりだ。だが、その傲慢が多くの仲間たちを率いてきたのだ。守ってきたのだ。 誰にも屈しない、誰であろうと負けない、自分の筋は通す。 それが慧が認めている「あいつ」だから。 晶「・・・ケリつけないと、いけないって」 慧「うん、晶には悪いけど、あいつとは本気で喧嘩したい。喧嘩したいなんて、自分から思うなんて昔のあたしじゃ想像もしなかったけど、あいつの強さを超えていきたいんだ。殴り合って、傷ついて、それでも乗り越えたい。あいつが見ている先よりもはるか遠くまでいきたい。強くなりたい、そのためには一度限りの、命をかけた真剣勝負、あいつじゃなきゃダメなんだっ!!」 その瞳に迷いはない。 もう覚悟も決めた。 晶は盛大にため息をついて、一言つぶやいた。 晶「・・・・骨は拾ってあげる」 もう、自分自身も覚悟を決めたらしい。ここで反対しても、引き留めても、止まらないのだ。ならば、もう自分も腹くくって付き合うしかない。 慧「・・・それと、これは最近なんだけど・・・」 晶「うん?」 慧「・・・最近、ルーベット、トパーズ、サファイア、エメラルド、琥珀さんにアメジストと・・・上手くつながらないんだ」 晶「繋がらない・・・?」 すると、銀色の光が飛び込み、オールバックになり銀色のメッシュを編みこんだ慧の姿になる。ムーンだ。 M慧「ああ、オレやマラカイトのように、カオスゲート事件が起こってから憑依したのは憑依出来るんだけどよぉ」 そして次は桃色の光が飛び込み、帽子を反対にかぶりピンク色のメッシュを編みこんだ可愛らしい少女となって現れる。パールだった。 P慧「ルーちゃんやエメラルドちゃんたちが憑依しようとしても最近出来ないらしいんだよ」 Aq慧「最近は通信も出来ないようですし・・・・」 Ma慧「喧嘩したというわけではないのらしいのですが」 D慧「何だろう・・・嫌な予感がするんだ」 慧「・・・そうなんだよ、どうして、急に上手くつながらなくなっちゃったんだろう」 ルシファー「ンなもん、決まってるだろ。消えかかってるんだよ、あいつら」 振り返ると、そこには甲冑を着こみ、槍を肩に担いで銀色の髪を風になびかせている赤い瞳の美少女、いや、少年が立っていた。 いつものように傲岸そうな笑みを浮かべて、上から目線で話しかけてくる。 しかし、今の言葉に慧が黙りこんだ。 慧「・・・・・・え?」 ルシファー「消えかかってるんだよ。まあ、正確にいえば、カオスゲート事件以前の時間の流れそのものが、乱れに乱れまくちまってな、時間の流れの調整をかけているんだが、カオスゲートそのもの、いや、もしくはそれ以前に起こりえた時間の流れに一部調整する必要があるようだぜ」 晶「タイムパラドックスの影響か」 ルシファー「らしいな。つまりだ、もうすぐカオスゲート以前に発生したイマジン、つまりお前が憑依していたルーベットやトパーズ、サファイアにエメラルド、琥珀にアメジストがイマジンがこの過去の時代に来たという事態そのものが・・・なくなるんだ。じゃなきゃ、カオスゲートの影響で過去がなくなり、現在も、未来も消える」 ―あいつらが・・・・消える・・・・― 慧「・・・・・・・・・嘘だ」 晶「慧?」 慧「・・・・・・・・・・・・嘘、だ」 ルシファー「嘘じゃねーよ、実際に、カオスゲートが発生しちまったあとの時間の修正をかけるなんてヒュプノスが起動しちまった以上もう手遅れだ。あいつはレジェンドルガにして特異点でな。智のヤツはその力を利用して全ての時間を意のままに支配することが目的だったんだ」 晶「まさか・・・・時間の改ざん!?」 ルシファー「そう、ヒュプノスの能力はな過去、現在、未来の世界をつなぎ合わせて思いのままに作り替える時間の改ざんというものだ。分かりやすく言うと、イマジンを呼び寄せた智のように、様々な時代の干渉を出来る。そのうえで、歴史を塗り替えても自身は影響を受けることない。ゆえにかつて時間そのものを自分の支配下に置こうとして侵略を仕掛けたんだが、先代のチェックメイト・フォーによって封印されちまったってわけだ」 晶「それを・・・智が封印を解いた?」 ルシファー「ちげぇな、まあ、しいて言うならスフィンクス一族だな」 晶「スフィンクス一族?」 ルシファー「レジェンドルガの一族の一種なんだが、呪術や禁忌の術ばかり研究していて、とうとう行きついたのが時間の流れ、すなわちこの世界における決して揺らぐことのない絶対的ルールをぶち破り、自分にとって都合のいい世界に作り替える。そう、ヒュプノスを使って時間を変えるということだ。しかしまあそんな計画放っておくわけないわな。結局他の一族に滅ぼされちまって、あいつだけが最後の生き残りなんだよ。智のことだ」 智が生き残り・・・。 意外な事実だった。あのお茶羅けている、いつもふざけてばかりいる、人の不幸を笑い、何もかもがゲーム感覚、自分以外の命などどうなっても構わないと思っているあいつが。 だからこそか。 長い間ずっと一人で、一族の悲願を果たさなければならないという下、気の狂うような長い長い時間の間、ひたすら狂気に満ちた実験を繰り返してきた。 そんな生き方、気が狂ってもおかしくはない。 何もかもがゲームとでも思わないと、壊れてしまう。 いや、もう、壊れてしまっている。 慧「・・・・・・・・・・・」 ルシファー「あと、俺のこと何か言っていたようだが、そいつぁ余計な世話だ。テメェなんかに心配される筋合いねぇわ。俺は・・・生きたいように生きて死ぬときがきたら死ぬ、それだけさ、誰がどうこういうことじゃねぇ」 突き放すように言うとルシファーが槍を担いで立ち去ろうとする。 しかし慧はその場に座り込んでしまい、もはや立ち上がることさえしない。 ルーベットが・・・消える? 今まで一緒にいて「当たり前」だった。でもこれは当たり前なんかじゃない。 不幸のどん底にいた時に初めて出会い、契約を結び、仮面ライダーとして戦うことになってからまだ半年しか経っていないのに、これまでたくさんのことがあった。 その場面にどこにも必ず、あの騒がしい6人がいたのだ。 「いつでも慧殿のおそばにおりますぞっ!!」 「お前は危なっかしいからな、全く、世話が焼ける」 「でもでも、そんなお姉ちゃんが大好き!!」 「可愛い子猫ちゃん、この私が君の騎士として常に守り続けることを誓うよ」 「お前はあたしたちの大切な仲間だ。これからも一緒にいような」 「・・・・あんたに憑依出来て、よかったかもね・・・・お姉ちゃん」 慧が弾けたように飛び出し、ルシファーを走り抜けて丘の上を駆け下りていく。 わき目も振らずに、激しい鼓動に胸を震わせながら、呼吸も荒くメチャクチャに走り出す。 晶「・・・・どういうつもり?返答次第では・・・・コロスヨ♪」 ルシファー「ンなこと言ったって、嘘こいて心理的作戦仕掛けるなんざ俺に出来ねぇし、する必要がねぇだろが。今すぐブチ殺してもよかったんだからよぉ」 晶「うふふ・・・もう、俺が今すぐ殺してやりたいよ、あはは、八つ裂きにしてやりたいくらいにね」 くすくすと笑うが、眼はもはや殺気ギンギン。 晶「・・・君のことだから、もしかすると、もう時間がないというような追い詰められた状況になっているようだね。例えば首の宝石がもう時間切れになりかけているとか。そうなると君は死ぬ。その前に慧と決着つけなきゃなのに、肝心な時に智が慧を揺さぶりをかけるつもりで言うであろうその事実を伝えることで、慧自身がその問題を乗り越えるか押し潰されるか、見極めてから、戦うかどうかを決めるってこと・・・だよね?」 ルシファー「・・・・まあな」 晶「・・・うん、でもね、何て言うかな、どうしてこうもまあ、いちいち慧にからんでくるかなぁって・・・まあ・・・ちょっとした嫉妬だよ・・・・殺してやりたいほどにね」 ルシファー「嫉妬ねぇ、よく分からねぇけど、あいつは俺たちが殺す。他の誰にも譲るつもりはねぇんだ。それだけさ。あいつがふ抜けになっちまったら、俺が、あいつらが何のために戦ってきたのか分からなくなっちまう。あいつは・・・強いけどよ、いつまでも強いままでいられるヤツなんざこの世にはいねぇ。時に弱くなったり、悩んだり迷ったりしてようやくつかんだ強さを重ねて本当に強くなるもんだろ。でも、もう時間がない。ヒュプノスが目覚めちまうのに、今、仲間が消えるということに対してショックで打ちひしがれるようなヤツなんかじゃねぇってことを俺ぁ確かめたいだけだ」 晶「そう・・・そうやって君も慧に夢中なんだね・・・だから・・・・ムカつくんだよなぁ・・・・・・自分の器がどれだけ小さいか思い知らされるようでさ・・・レジェンドルガごときにね、しかもこんなバカに」 お互いにやりきれない思いを怒りや憎悪、そしてルシファーは慧が負けないという方を信じたいという一心をにじませて、複雑な表情で慧が下りて行った下を見つめる。 風にたなびく銀髪をうざったそうにかき分け、可憐で端正な顔立ちをわずかに曇らせている。同じくして緑色のショートカットをかき分け、不安そうな様子で慧の走った先を見る晶であった。 というか、ハタから見たらこの二人が男だと絶対に思えない。 つーか、サギだ。 はっきりいって・・・見た目だけなら超絶的に可愛らしい女の子なのだが、片やチェックメイトフォーの王でティラノサウルスの異形たる暴君王の晶、片や最強最悪の大量虐殺上等の殺人傭兵集団の大兄貴であるルシファーだ。 晶「今、すべきことといえば、とりあえず、邪魔な君を殺す、以上、かな。ふふっ・・」 ルシファー「お前、笑いながら殺す殺すとかいうクセ、マジでヤベーぞ。ハタから見たらキのつくヤツだろ」 晶「ああ、もう、どうしたいの?やるの?やらないの?きゃははっ」 ルシファー「お前の相手なんざいつだってかまやしねぇよ、でもな、先客がお出ましだぜ」 そういって、首を振るといつの間にか周りには無数のイマジンの集団が殺気をみなぎらせて、それぞれ武器を構えてとりかこんでいるではないか。どうやら晶を狙って集団で襲いかかって来たらしい。 晶「・・・・智が動き出したか」 ルシファー「みてぇだな」 晶「・・・君、もしかして、智と・・・別行動かい?」 ルシファー「ああ?どうしてそう思う?」 晶「大軍率いて一人相手に一気にやる作戦立てられるほど頭良くないでしょ」 ルシファー「ああ、そりゃそうだな。俺一人でも十分だし。お前ならな」 晶「きゃはははっ、殺すヨ♪」 ルシファー「まあ、しばらくは様子見るってことで、あとはせいぜいやってろや」 そういって、飛び上がって消えると、晶がベルトを巻きつけ、数十体はいるであろうイマジンの集団相手を前に勇ましい姿勢で立ち向かう。 晶「・・・・行くよ、変身!!」 晶が全身を青い稲光で覆い尽くし、みるみるその姿を荘厳な王、仮面ライダーワイバーン・キングフォームへとなり、さらに黄金の光がまぶしく光り輝くアルティメットフォームへ変わると、槍を構えてマントを翻し叫ぶ。 Uワイバーン「愚かなる侵略者どもよ、遠からんものは音に聞け、近からんものは目に物を見よ。蒼天に掲げしは天の怒りたる稲光宿りし三叉槍、光の裁きをもって、我に抗いし全ての存在を滅し粉砕し、塵と化す。我は・・・チェックメイト・フォーの長、誇り高きファンガイアの最後の生き残り、ティラノファンガイア、大友晶!!死にたいヤツから・・・かかってこい・・・・!!」 高らかに叫び、襲い来る敵の集団を槍で薙ぎ払い、叩きのめし、吹き飛ばしていく。 胸の中に去来した不安を必死でかき消すように。 一方・・・。 慧は必死で町の中を走っている。 時計を見るともうすぐ発車時間だ。そこにいけば、全てが分かる。 あいつが言っていた言葉が「嘘」か「本当」か。 その時だ。 飛び込もうとすると、突如地面が火花を上げて爆発し、それを飛び避けて地面に転がり着地すると、その前には晶と同じくして、かつて倒したはずのイマジンの集団が取り囲んでいたのだ。 そして、慧に向って攻撃してきたモグラのイマジン、モールイマジンが腕と一体化したキャノン砲を向けている。慧はすぐさまベルトを装着し、パスを構えた。 慧「多いな・・・・一気に片付けるか。ルーベット、トパーズ、サファイア、エメラルド、琥珀さん、アメジスト、てんこもり行くよっ!!」 「「「「「「了解!!!」」」」」」 そして、声がしたと同時に慧の周りに6つの光が飛び出し、それをイカロスショットに宿し、バックルに装填する。 「Climax form」 慧(そうだよ、消えるはずがないじゃん。あたし、分かるよ。今までも、これからだって、あたしとルーベットたちの絆、消えるはずがないんだよっ!!) それは慧が絶対的に信じてやまない「絆」。 これまでの戦いを通して、築き上げてきたものだ。 だからこそ、迷いをかきけすように叫ぶ。 慧「変身!!」 その直後だった。 ベルトに宿っていたイカロスショットが突如光り出すと、突然6つの光が飛び出し、プラットフォームの姿に戻り、さらに慧の姿になってしまった!! 慧「え・・!?どうしてっ!?」 そして、ベルトから無機質な音声が響き渡る。 パスを通しても、光輝かない。 「Contract Destruction」 慧がその言葉を聞いて、頭に稲光が直撃したかのように衝撃が走る。 慧「・・・・契約・・・・・強制・・・・終了・・・・・・・!?」 ベルト「このパスは・・・・“過去”における“記憶”が強制的に消去されたため、使用できません・・・ルーベット・・・・トパーズ・・・・エメラルド・・・琥珀・・・サファイア・・・アメジスト・・・以上6体のイマジンの乗車資格をただいまを持って・・・破棄いたします・・・」 慧「!!!!!」 ベルト「・・・タイムパラドックス・・・・・発動・・・・時間・・・・強制修正・・・・」 慧「・・・・やめてよ」 ベルト「発動・・・・」 慧「やめてよっ!!!!!あたしの過去を、あいつらとの絆を、思い出を、無理矢理捻じ曲げて消してしまうことの何が修正だよっ!!!!」 そして、ベルトから放たれたルーベットたちが現れ、その姿が見る見る砂のように消えていく。 何が起きているのか分からないといった様子だ。 時間の流れの変化によって、その存在がきわめてデリケートな存在、つまり、一つのタイムパラドックスで存在が消えてしまう危険性もあるのが、イマジンなのである。 慧「ルーベットっ!!!!!」 ルーベット「慧・・・殿・・・」 手をつかんだ瞬間。 その手が砂となって零れおちた・・・。 そして・・・目の前にいたはずの6人が砂となって床に散らばり、後には何もない。 慧がそのまま座り込み、放心状態となってしまったように虚ろな瞳をしている。 信じていた何かが、これまで彼女を支えてきた強い心が完全に折れてしまった。 粉々になった心、信念、そして仲間たちと過ごしてきた時間・・・・。 全てを奪ったのが、自分たちが守ってきた「時間」。 何もかもが・・・・消えていく。 その時だ。 ふと、雲ひとつなかった空に突如分厚い雲がかかったわけでもないのに、急に薄暗くなり、紫色の光を放って、空間にひとつの切れ目が生じ、やがてそれは巨大な裂け目となって広がる。 晶「そんな・・・・あれはっ!!」 晶が驚きで目を見開き、計り知れない衝撃をあらわにして、愕然とする。 その裂け目は、よく知っている。 かつていた自分の世界を崩壊させた時間の裂け目−。 放たれた白い光が・・・すべての時間を消し去っていく。 消えた後に残ったのは、真っ白な砂のみが広がる荒涼とした無の世界。 晶「またあれをやるつもりか・・・ゲーム感覚で!!」 一方。 変身する術を失った慧が完全に座り込んでしまう。もはや戦意は完全に失ってしまっている。今までの強さがすべて崩れ去った。 そんな彼女に容赦なくじりじりと迫りくるイマジンたちの集団がやってきている。 すると、彼女の体から砂があふれて、ウルフイマジン、レオパードイマジン、マーメイドイマジン、フライングフォックスイマジン、ラビットイマジン、ライオンイマジンが現れた。 ムーン「マスター!!しっかりしてくれよっ!!」 パール「お姉ちゃんを守るんだ!!」 マラカイト「行きますわよ!!ダイヤは主を安全な場所へ!!」 ダイヤ「分かりました!!」 アクアマリン「敵が多すぎます・・・!!このままでは・・・町に攻め込まれます!!」 ガーネット「そんなこと・・・絶対にさせない!!」 マラカイトがデスサイズを振り上げて敵を切り刻み、ガーネットがロッドを振り回して敵の体を打ち砕き、アクアマリンの槍が切り、なぎ払い、吹き飛ばす。 さらに、ムーンが拳を振り上げて、次々と敵を殴り倒し、さらに強靭な蹴りで吹き飛ばす!!そして、さらに攻めてくる敵の頭部に次々とパールが発射した強烈な弓矢が炸裂し、爆発を起こす!! ダイヤ「こっちです!!はやくっ!!」 慧「でも、皆がっ!!」 ダイヤ「貴方が死んだら私たちが生き残ってもそんな世界に意味などない!!」 慧「そんな・・・!!」 マラカイト「私たちは・・貴方と共に生きていることこそが至上の喜び!!」 パール「お姉ちゃんの笑顔が大好きでここにいるんだっ!!」 ガーネット「あいつらのこと・・・まだ諦めきれないんだろ!?なら、生きて起こしてみせるよ、いつもの悪あがきで!!」 アクアマリン「どんな運命であろうとも、貴方には戦乙女の加護がありますっ!」 ダイヤ「貴方は最後まで生きてください!!それが、われらの希望!!」 慧「・・・・・でも・・・!」 ムーン「でももかももねぇっ!!」 ムーンが慧に飛びつき、なんといきなり思い切り・・・!! 拳を頬にたたきつけ、殴ったのだ!! 慧「かはっ!!」 ムーンに殴られた頬が赤みを帯び、唇を切ったのか、血がにじんでいる。 そして胸倉をつかまれ、怒りをあらわにしたムーンが呆けた慧に怒りでゆがんだ顔を近づけて怒鳴る。 ムーン「バカ野郎っっ!!!!!お前、それでもマスターかよっ!?今までだってこれ以上ヤバい目にあったって、死にかけたって、諦めなかっただろうがっ!!!それで・・それで・・・どんなギリギリでも逆転してきただろうがっ!!!!あいつらがいてくれたからというのもあるけど、お前が最後まで諦めなかったから奇跡が起こったんだろうが!!!起こるべくしてお前が奇跡だろうがっ!!!!だから・・だから・・・あいつらのことを・・・あきらめないでくれよぉおおおおおおおおおおおおっ!!」 慧「・・・・・・!!」 ようやく慧の瞳に光がともった。 それは、彼女の心の中にある「熱血」に灯がともり、一気に燃え上がる!! その証に、傷ついた体を必死で起こして、口についた血をぬぐい、立ち上がる。 慧「・・・・・そうだったね、まだ・・・あきらめるわけにはいかないんだよね」 ムーン「マスター・・・!!」 慧「今、自分がやれることを、思いつく限り全部やってみるよ」 ムーン「・・・それでこそ、オレたちのマスターだぜっ!」 マラカイト「思いつく限りのことといいますと・・・」 慧「・・・わからない。でもまずできることは・・・・生きることだ!!」 それは一番苦しくて、つらく、もがき苦しむであろうこと。 あの6人が消えてしまった時間を、目を背けないで前を見続けること。 それでも歩き続ける。最後まであきらめたくないから。 そのころ。 クイーン「おいおい、これ、やばくない?」 ルーク「このままじゃ、慧ちゃんたちが・・!」 クイーン「だね、早くマモンと合流しないと!!」 この緊急事態にルークとクイーンが仕事から抜けて、ビショップから連絡を受けた2人が待ち合わせ場所である公園に駆けつける・・・・するとそこにマモンもちょうどきたところだ。後ろにはビショップもいた。 マモン「慧たちと早く合流しようぜ!」 ルーク「おうよっ!!」 クイーン「どこにいるか、わかる人おる?」 何気なく、いつものようにクイーンがぼんやりとした口調で聞く。 そのときだ。 ビショップの姿が風をまとって、見る見るその姿を獰猛勝つしなやかで美しい銀色の獣、サーベルタイガーファンガイアに変わる。 ビショップ「・・・いずれ合流できる場所なら知ってますよ。そう、“あの世”でね」 そして、手にまとっていた銀色の暴風が一気に放たれ、無防備だった3人に直撃し、公園一帯のあらゆるものを吹き飛ばし天空へと舞い上げ、破壊しつくす!!! 土煙が立ち込める中、ビショップは紫色の裂け目の向こう側を見るように、遠い目をして、笑みを浮かべる。 ビショップ「・・・ヒュプノス・・・われらの世界を滅ぼした異形・・・・時間そのものを支配することができる最強最悪の兵器・・・・あれが手に入れば・・・ファンガイアが再びこの世界を支配できる。ファンガイアのあるべき世界を作ることこそがビショップのつとめ、必ず果たして見せますよ」 そして、煙が晴れ、そこにはクイーンをかばい、全身に切り傷と打撲を受け、額から血を流しているルークと、信じられないといったように呆然としているクイーン、そして、薙刀を構えて変化しているモンステロレジェンドルガの姿があった。 ビショップ「そして、時代が変わるとき、古きものはすべて捨ててしまいましょうか。あの時と同じように、人間などという愚かな種族と共存しようなどという先代の王を、世界ごと滅ぼしたときのように、あなた方も、来るべき新時代にはいらない。すべて消し去って差し上げますよ」 クイーン「・・・・え?」 ルーク「・・・ビショップ・・・・テメェ・・・・どういうことだっ!?」 マモン「・・・そうか・・・そういうことだったんだ・・・!!これですべてがつながったぜ。この事件のすべてが・・・・・」 ビショップ「さようなら、せめてよき地獄へと・・・・お逝きなさい」 そういうと、風とともに駆け出し、姿を消したかと思いきや、一気に目の前に躍り出た!! マモン「危ねぇ――――――――――――――っ!!!」 マモンが傷ついたルークとクイーンを吹き飛ばすと、マモンの体にビショップの鋭い爪が食い込み、鎧を裂き、肉をちぎり、血が噴出す!! 返り血を浴びてそれを舌でれろりと艶かしくなめとると、さらに次々と爪で引き裂き、砕き、破壊していく!! ビショップ「死ね・・・人間のオンナなどに心を奪われたフヌケな王も、そんな王に付き従うことしか能のない愚かな家臣も、死に損ないの亡霊も、そして、私が愛する敬愛すべき女性も、みんなみんな死ねばいいんですよ。私は・・・死でしか・・・人の死を見ることでしか快楽を得られない!!ふふっ、あははははははははははははははははははははははははははははははははは!!!」 理性を完全に捨て去った狂人がついにその正体を見せた。 狂った笑い声を聞きながら、ルークもクイーンもかつての仲間の変貌にもはや言葉を失い、その場に立ち尽くしていた。 マモン「早く逃げろ!!!!こいつは、お前たちのこと、最初から殺すつもりでいたんだ!!」 ルーク「・・・・・ビショップ・・・!」 クイーン「・・・ドッキリにしてはキツすぎるでしょうよ」 マモン「智を操っていたのも、セブンズヘブンを蘇らせたのも、ヒュプノスを起動させたのも、全部こいつなんだっ!!!智は・・・あいつは・・・・こいつによって無理やりよみがえらされたスフィンクス一族の成れの果て・・・いや、スフィンクス一族もオレたちの一族も・・・すべてこいつが支配するファンガイア一族に滅ぼされた・・・」 クイーン「・・・・なるほどね。謀反を起こしたわね、ビショップ。ファンガイアがこの世界ですべての種族を支配する、その絶大なる権力を振りかざすべくこれまで私たちに隠していくつもの種族が内乱や仕組まれているとしか思えない戦で滅びていった。どの事件もあなたが一役買っていたわけね。キングの他種族との共存による繁栄、その国家の思想を最後まで受け入れなかったあなたが、まさかここまでやるとはね」 ビショップ「くくく・・・・クイーンの座に甘んじて、日々惰性をむさぼっている愚かな貴方でもようやく気づきましたか。おかげで、慧ちゃんに王を奪われ、もはや貴方など名前だけのクイーンに過ぎない。ルークも利用しがいがありましたよ。私の計画に必要がなくなったらすぐに捨てるつもりでしたからね」 ルーク「嘘だろ・・・!?ルークは・・・ずっとお前のこと・・・・仲間だって・・・今だって」 ビショップ「仲間・・・ふふっ、虫唾が走りますよ、私は受け入れるのは、死のみ。この世の全ての業から解き放たれる刹那、消え行くことのリアル、すべてが幻想的かつ美しい。それ以外など、偽りのやさしさなど友情など、忠誠など虫けら以下の価値に過ぎない!!お前の抱いているものなど、全て無意味ですよ。無様ですねぇ、ふふっ、あははは!!」 ルーク「!!!」 今まで信じていた友からの、これまで信じてきた全てを嘲り笑われ、否定された・・・。 クイーンも信じていた部下の狂気に満ちた素顔を前に、歯を食いしばり、悔しさと怒りが入り混じった顔でにらみつけている。 マモン「・・・ザケんな、完全にぶっ壊れちまってるよ、お前。人は・・・生きることを楽しむために生きるものだ。いつか訪れる死を楽しむなど、完全に壊れちまってるよ。常識のじの字もねぇアホウが粋がるんじゃねぇよ!!!」 マモンが薙刀を振り回し、ぼろぼろになった全身を奮い立たせ、息も荒く、いたるところから血のにおいを発して、立ち上がる。 マモン「ルーク、クイーン、逃げろ。慧と合流するんだ!!あいつなら、絶対に、何とかできる!!あいつを信じろ!!前を進め!!最後まで未来を手放すな!!覚悟決めて必死こいてつかんで見ろ!!!何が何でも・・・テメェの未来を奪われるな!!!!」 ルークとクイーンがその声ではじいたように走り出し、一気に逃げ出す。そして、マモンが薙刀を振り回すと、全身の周りに水流が発生し、波打ち、泳ぐように宙に舞い上がる。 マモン「・・・強欲な性分(もん)だよな。他人が投げ出しそうになると、もったいなさ過ぎて拾い上げちまう、未来ってものを。どうしても放っておけないんだよな、ああいうの。それに・・・まだ、慧とも会ってないし、オレも行くとするか・・・こいつをぶっ飛ばして!!」 モンステロレジェンドルガが懐に持っている端末機械のようなものを見て、薙刀を振り回す。 その機械には、赤、青、黄、緑、橙、紫の光が宿っていた・・・・!! 「ルーベット・・・トパーズ・・・サファイア・・・エメラルド・・・・コハク・・・アメジスト・・・・データ・・・・コンプリート」 マモン(待ってろよ、お前ら。慧と必ずもう一度会わせてやるよ。なぜならオレは強欲だからな。お前らと慧が一緒じゃなきゃあんなにバカ過ぎる騒がしい時間はできない。それは嫌なんでね) 首の藍色の宝石の光が少し弱まる。 しかし脱力するわけにはいかない。これ以上力を使うことが死ぬことだとわかっていても。 ビショップ「愚かな・・・亡霊ごときが。もう一度墓の中へと戻してあげるわ」 マモン「やってみろよ。セブンズヘブンの参謀、どうやってこれまでの激戦を生き抜けてきたか教えてやるぜ!!!」 狂気で支配された白虎を前に、勇猛果敢に薙刀を構えて、マモンが最後の戦いに挑む!! 続く |
鴎
2010年08月02日(月) 10時27分21秒 公開 ■この作品の著作権は鴎さんにあります。無断転載は禁止です。 |
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3IqTt3 Enjoyed every bit of your article.Really thank you! Will read on... | 50点 | Bristol Airport Hotels | ■2012-04-20 04:22:38 | 192.162.19.21 |
どうも。色々と忙しかったため、遅くなりましたけど感想を投降させてもらうます。 暁「つうか、かなりまずい状況になってるぞ、オイッ!?」 クリス「ですね!ルーベットさん達初期段階の《バルキリーイマジンズ》が『ヒュプノス』の“能力”によって消されてしまいますし、今まで味方だと思っていた『ビショップ』さんが実は裏切り者だったという予想外の展開の連続!!このままだと、次回辺りはどうなってしまうのですか!?」 って言うか、あの智が“レジェンドルガ”達の“特異点”ともいえる存在で、しかも『スフィンクスレジェンドルガ』族の最後の生き残りだというのも驚きですがね…;いつもあんなにヘラヘラしている面構えの裏には、“孤独”という悲しみがあったようですね…。その悲しみがいいように暴走した“結果”が、あの子どもっぽい我が儘な感じの性格ができる発端となったんでしょうけど、やっぱりやろうとしていることに対しては納得がいきません!!# 暁「…つうか、『ビショップ』さんって、偶に敵さんとかにも操られていたところがあったけど、あれも含めて今までの行動って“猫かぶり”だったのか?」 …さあ、どうでしょう……。少なくても、少しは素で動いていたとも考えられますがね。考えようによっては【MRキバ】に登場した『ビショップ』であるあのクソ蝶以上の策士でもあるといえますね……; クリス「慧様の方は方でルーベットさん達が“消えて”しまったことでショックを受けていましたけど、ムーンさんの心を込めた拳骨で少しは立ち直ったみたいですけど、どうなってしまうのでしょう?(不安)」 暁「その辺については、“マモン”のヤツが何らかの機械を使用して6人の“魂”らしきものを回収していたから、多少は“無事”と思ってもいいんだろうけど、“マモン”の方も方でかなり無茶をしているみたいだしな…。…いくら“強欲”だからってやっていい無茶とかやるべきでない無茶とかあるだろうが!!いくらなんでもやり過ぎだってッ!!」 このままだと、“マモン”さんことラピスさんもかなりの“結末”が待っていることが高いですね……;“強欲”であると同時に、優しすぎますね、彼女は………。 暁「一方では、“ルシファー”の奴は今のところ静観しているみたいだけど、何時頃本格的に動くつもりだ?」 クリス「……おそらく、自分なりにいい時だと感じた際に動き出す可能性が高いでしょうね。彼は智さんもそうですけど、慧さんの方も憎んでいますからね」 クロノキバット「そしてここ一番の戦力となる晶殿こと『キング』は、大量に現れた“イマジン”達を倒しまくっている状況となっているが、慧殿達の下には、間に合うのか?」 暁「……ていうかクロキバ。お前何時来たんだよ!?」 クロノスキバット(以後クロキバ)「先程だ。流石に真の意味の“クライマックス”が近いのだ。私が来ても不思議ではなかろう?」 暁「……はあ〜。まあ、いいけどさ〜;ンでもって、次回辺りでとうとう登場するらしい『仮面ライダーバルキリー』の最終フォームともいえる『フェニックスフォーム』が登場するらしいけど、どういった具合に変身するんだ?」 クリス「それも次回までのお楽しみってことでしょう。今はいい結果であることを祈りながら待ちましょ?」 クロキバ「……しかし、慧殿と晶殿は、このままキチンと結ばれるのか?」 暁「それを言うな!!俺が生まれなくなる可能性が高くなるから!!?」 そんな感じで、今回の感想は以上です。次回も楽しみにしていますね♪ |
30点 | 烈 | ■2010-08-09 14:23:49 | i121-112-120-174.s10.a044.ap.plala.or.jp |
ううむ、色々予想GUYな展開に正直びびってますが、クライマックスに相応しい盛り上がりですね! >愛「ガンバ♪帰ってくる頃には慧ちゃんと晶(あき)ちゃんの子供が見られるといいなぁ♪」 でもコレは気が逸りすぎじゃないかなw せめて十月十日は待て >ルーベット、トパーズ、サファイア、エメラルド、琥珀さんにアメジスト 時の改変の直接的な影響じゃなくて、ソレを収拾しようとする働きに巻き込まれているって所でしょうか? >やめてよっ!!!!!あたしの過去を、あいつらとの絆を、思い出を、無理矢理捻じ曲げて消してしまうことの何が修正だよっ!!!! まぁ、そうしないと全て終わるってんだから言いたくはないけど、この働きその物は仕方無い物なんでしょうね… 納得は出来ませんが理解は出来ます。 でもそうならマモンが持ってるデータも改変されて消えてるはずじゃ? マモン達もやはり存在が時のイレギュラーだから残せたと言う事でしょうか。 >ヒュプノス まさか時間の切り貼りが能力だとは…まさに最悪の能力ですねぇ… 一度起動してしまえば、特異点でも無い限り相対する事も出来ないんじゃないでしょうか >ビショップ うーわ、完璧イッちゃってる… むしろ今まで猫被ってのが凄いと云うほか無い変わりようですね 仲間の内に黒幕が!ってのは昔からちらほら見受けられていた手法ですが、これは予想GUY過ぎる上になんか納得できてしまう不思議 >常識のじの字もねぇアホウが粋がるんじゃねぇよ!!! でもセブンズヘブンの皆様も、常識のじの字持ってるか怪しい方何人か居ましたよねw むむぅ、いつもの事ながら下手な感想だなぁorz しかし評価する思いは点数欄に載せて送りますから、それでカンベンしてください |
50点 | @PF | ■2010-08-09 11:07:14 | i60-46-204-144.s11.a021.ap.plala.or.jp |
合計 | 130点 |