仮面ライダーヘブン 第15話
第15話 「Twilight memory」

ダーク・キングダム。
長い長い玉座の間へと続く廊下をエリザベートが歩いていると、廊下で一人たたずんでいる少女を見かける。青いメッシュを編みこんだ黒髪ロングヘアをなびかせ、眼鏡をかけた知性的な美貌を持つ美少女、マリア・シャークエッジだ。

エリザベート「・・・・マリア」
マリア「・・・・・・これはこれはエリザベート様。何か御用ですか?」

その声は無機質で冷たく、感情が宿っていないもの。かつて、自分につき従い、共に覇道を歩もうと誓い合ったあの時のような冷静沈着なスタイルの裏に隠された熱き心は、もはや感じられない。

エリザベート「・・・・姉様の側近、守備隊長に任命されたそうじゃな。お主の命の助命が上手くいったようで何よりじゃ」
マリア「・・・・まあ、どこかの無能な指揮官のせいで、危うく処刑されかけたんですけどね。ああ、敢えてだれかとは言いませんが。まあ、今のポジションなら、本来の私の知略も策略も思いのままに腕を振るえますから。感情に流されて、余計な詮索や思案などしなくていいから助かります」

エリザベート「・・・・・・・・・・・・」
マリア「それで?お話はそれだけですか?それじゃあ、私は失礼しますね」
エリザベート「・・・・・お主・・・・変わったの・・・・・前のお主も・・・確かに頭が良かったし、ワシも作戦や知略においては絶大的な信頼を寄せられる参謀として重宝しておった。しかし、それ以上に・・・・・少々オッチョコチョイで感情表現が豊富で、優しい笑顔がよく似合う普通の女の子らしい一面があって・・・・ワシは・・・・一緒にいて・・・・楽しかった・・・・」

マリア「・・・くだらない」
エリザベート「・・・・・くだらない、じゃと?」
マリア「所詮貴方は感情論ばかりが先走って、肝心な行動も出来ていない。感情に縛られて、仲良しごっこやって、甘い理想ばかりに囚われて辛い現実を見ようともしない、ただの世界を知らない子供のような方なんですね。ああ、イングリッド様が失望されるのも無理はないですよ。私も、おかげで、貴方の元を離れてこちら側についてよかった。私は理想のみで終わりたくはないのですよ。寝言や絵空事など、思うだけで、誰かを巻きこまないで下さる?これは・・・・・別離の餞別と思っていただいても構いませんわ。私、貴方のそう言う、甘ったれていて中身がまるでない無能な指揮官ぶりに愛想が尽きましたの。では、失礼いたしますわ」

氷のナイフのような鋭い言葉で切り裂かれたように、茫然とたたずむエリザベートを尻目に、マリアが冷たい表情で立ち去る。その様子を、陰で聖がくすくすと嬉しそうにほくそ笑んでいた。

エリザベートがよろよろと、力なく壁に背を預けると、力なく笑う。自身を嘲り笑うかのような笑み。顔を手で覆って、くっくっと笑う。

エリザベート「・・・・・ふふ・・・・無様・・・じゃ。結局、昔から連れ添ってきた仲間にさえ敵の捕虜に捕らえられ、挙句の果てには見限られたか。ワシは・・・ワシの夢は・・・果たしたい願いは・・・・甘いのかのう・・・・」


ワシはただ・・・・・。

エリザベート「・・・・闇と光が共存できる、平和な世界・・・・。完全なる平和・・・・・差別も障害もない・・・・自由な世界を・・・作りたい・・・・・・・・・。この・・・時間に存在する・・・・・全ての世界に生きるものが・・・・思うがままに生きられる・・・・世界を・・・・・ワシが・・・・作り上げたかった・・・・」

吸血鬼、ウルフェンなどの闇に生きる闇の住人、決して光ある現実世界の文明とは相容れぬ、触れ合えない、分かり合えない、互いに種族も生まれも育ちも、全て違うのだから価値観が異なることくらい、当たり前なのに、それすらも理解しあえない、強固なる鉄壁に阻まれた重苦しい世界、生きていくことすらも息詰まるような辛く醜い世界、それらをぶち壊し、何とかして、誰もが笑っていられる平和な世界を作り上げたい。

「時間が泣いている。その泣き声を・・・・ワシは・・・何とかしてなだめたい・・・」

しかし、かつての同胞であり理解者であったマリアからの、心をえぐられるような冷たく苛烈な言葉にもはや上官としての面影もない、一人の少女は力なく涙を流し、その場にうずくまっていた・・・・。

エリザベート「・・・・ワシは・・・・・無力・・・・じゃ・・・・・」

聖「うふふふふふ・・・・ざまぁみろ、ですか。きゃははははは・・・・」

やがてその悲しみが、自身の呪う無力さが、ふと、ある人物を思い浮かんだ時、あふれんばかりの憎悪となってあふれだしそうだった。もはやそうでもしないと、自身の精神さえ支えられない、それほどにまで、彼女は追い詰められていたのだ。折れそうな小枝のような精神を、すべてある人物への“憎悪”に変える。そして、彼女の顔が怒りで歪み、悪鬼のようにもなる。仲間を奪われ、理想を嘲われ、もはや彼女を支える何もかもが崩れ去っていく。

エリザベート「・・・大友・・・・暁・・・・・仮面ライダー・・・・ヘブン・・・・・!!お前が・・・・憎い・・・・・憎い・・・・八つ裂きにしても足りないくらい・・・!!」

壊れる寸前にまで、疲弊し切った心が生きる糧となる唯一のものは「憎しみ」。
エリザベートを支えているのは、もはや暁への憎しみでしかなかった。
あふれんばかりに膨れ上がった憎悪、嫉妬、憤怒、殺意・・・・。
目に光がなくなり、くすんだ瞳で目の前にいるはずでない暁の姿を思い浮かべ、狂ったような笑みを浮かべて、半月のように牙を覗かせて唇を歪める。瞳に宿った狂気の闇が色濃く膨れ上がり、涙を流しながら、その異様な光が天井に見える暁に向ってとらえていた。

エリザベート「・・・・・・大友暁・・・・・ワシを本気で怒らせたこと・・・後悔させてやる・・・・!!!」


一方。
そんな恨みを受けていることなど日常茶飯事・・・・失礼、全く知る由などない暁はというと。

(暁視点)
暁「ほっ・・・これでしばらくは任務に支障はきたさないな」

中間考査の結果を見て、俺は納得はいく結果だったので、一息ついた。
赤点などとって任務に集中できなくなったら元も子もない。それに、クロキバからも、

「学生の本分は勉学もありである。戦士としての任務を全うするのもよいが、学生としての本分も全うすることも大切であるぞ」

そう言われているから、きっちりやりました。テスト勉強。
そしてとりました、2学年全320人中、学年5位、クラス内2位。
ちなみに、総合もクラス順位も、一位は全部昴が独占していったけどな。
あいつ、本当頭いいからな・・・。

ちなみに、残りの二名は。
凛「ほとんど赤点ギリギリ、一番苦手な数学なんて35点だぜ」
穏「・・・・・・・・英語以外はボロボロ・・・・(ちなみに英語は100点、一番最低点は赤点である現代国語の30点)」
暁「お前ら・・・・今度一緒にテスト勉強するか?」
昴「のんはどうして、英語そんなに出来るの?」
穏「・・・・写真撮るとき、許可取る時交渉も必要だし、何かと便利・・・・」
昴「あ、そうか。将来は世界中を駆け回るカメラマンになるのが夢だもんね」
穏「・・・・それに・・・・・パツキン美人とお知り合いになれるチャンス・・・・海外でも・・・・英語がわかれば・・・・エロ本も読めるし・・・・エロビデオも理解できる・・・・エロバンザイ・・・」

暁「・・・お前の原動力はエロしかないのか・・・」
昴「でもそれで、成績もいいし、英語もペラペラ話せるし、エロを人生の肥やしにしているよね・・・・」
穏「・・・・・・・えっへん」
凛「いばんな、バカ」

暁「・・・さてと、試験勉強で借りてた参考書、返さないとな。今日、図書館行こうっと」
穏「・・・私も本返しに隣町の図書館行こう」
凛「今日、俺は野暮用だ(マリアさんを探しにいく)」
昴「パソコン部に置いてある機材使ってボクのパソコンのバージョンアップしてくる」

そういって、久々に4人バラバラに行動するのであった。
しかし、暁はトイレに入ると、誰もいないことを確認し、持っていたコピーロイドを取ると、ボタンを押して見る見る暁のクローンを作り出す。

暁「俺はいったん本部に戻る。この後は図書館行って、それから家に戻って待機してくれ」
コピーの俺が頷くと、俺が個室の扉を開いて時空の扉をくぐり抜ける。もうここ最近、中間考査でマリアさんの探索及び任務に集中できなかった分、ここでしっかり取り返さなくちゃな。マリアさん、あんたがプレデターだろうとなんだろうと、あんたは俺にとって大切なダチであって・・・あこがれの人であることには変わりはないんだ。何があったって、助けてみせる。あんたを失うなんて、絶対に嫌だから。もう一度、会って、取り戻すんだ。あの人の笑顔を・・・・。

本部に入り、ルシファーズハンマーのオフィスに入ると、そこにはクリスとクロキバがいた。二人とも、メダルアニマルから得た情報を頼りに報告書を作成し、近くでは雷斗が新しいメダルアニマル「メダルアニマル・スパイダー(オレンジ色)」と「メダルアニマル・モール(シルバー)」を作り出し、新しい情報を入手している。皆大忙しだ。俺も早速仕事に入るぞ。

暁「お疲れ!状況はどう?」
クロキバ「おお、暁。帰ったか」
クリス「状況は・・・依然新しい情報は入ってきてないです」
雷斗「町中に・・・・メダルアニマル・・・・放って・・・・・マリアさんや・・・・プレデターに・・・動きが・・・・あれば・・・・すぐ連絡する・・・」

暁「了解。引き続き、俺も情報処理に入る。動きが入り次第、指揮を執る。1時間後、これまでの情報を整理するために、中間報告を兼ねてミーティング行う。各々の情報を整理して、報告できるように準備しておくこと!」

「「「了解」」」

書類を見て、作戦指示書を書き上げていく。ペンを素早く走らせて迅速かつ的確な作戦の進行を推し進める方法や展開を次々と書きあげていく姿は辣腕の部隊長の優秀さをうかがわせている。

クロキバ(うむ・・・・部隊長としての風格も仕事ぶりも板についてきたであるな。我はお主の成長ぶりが・・・・とても嬉しく、頼もしく思えるである・・・)
クリス(暁・・・すごく頑張っています。誰かを守るために一生懸命になれる暁は・・・すごくカッコいい。私もしっかりサポート出来るようにならないと)

暁「そういえば、流水と冷牙は・・・」

クロキバ「流水は港湾地区の調査で、外に出ているぞ」
クリス「冷牙くんは、今日、非番でお休みです」
暁「ああ、そうだったよな。冷牙、休みだったか」
クロキバ「だが、あいつも最近は休みも情報収集に励んでおる。ここ最近は市内やターミナル内のライブラリカフェで調べ物をしに行っているようだ。皆、マリア殿・・・いや、お主の友であるからこそ、本気で心配しているのであるな」
暁「ありがとう・・・」

心からそう思える。本当にいいヤツらだ。友情とか絆のつながりが本当に大切でありがたいものであると感じて、俺の心も鼓舞する。やる気にも火がついたし、早速取りかかるか!


(穏視点)
お昼過ぎのドーナツショップは、テスト明けの学生でにぎわっており、狭い店内にあふれんばかりにおしゃべりに花を咲かせている。しかし、3階の席になると客もまばらで、落ち着いた空気に包まれている。
私は図書館で本を帰したあと、偶然会った友人を誘って一緒におやつタイムを楽しんでいる。向かいに座っているのは、銀色のロングヘアを後ろで束ね、青い牙をイメージした首飾りを下げ、Tシャツにジャケット、パンツルックといったクールかつ動きやすそうな服装を決めた、一見むしゃぶりつきたくなるほどの美少女・・・・いや、美少女顔負けの端正な顔立ちをしている少年、冷牙くんだ。

フレンチクルーラーを食べながら、談笑していると冷牙くんが思いついたように一枚の写真を取り出すと、私に見せる。あ、この人、確か・・・・。

穏「・・・・マリアさん?」
冷牙「ああ、うちのバカがすっかりお熱でな。親友としては、友達の恋愛の応援をしてやりたい次第だ」
穏「・・・・・それは初耳・・・・・暁・・・・・マリアさんのことが・・・?」
冷牙「ああ、もうベタボレだ、ラブラブだ、アツアツでイチャイチャだ。あの仲睦まじさはもう町中に自慢したいくらいだがな、まあ、暁はウブだし、あまり早仕立てられるとパニックを起こしかねんが・・・・まあ、それはそれで見物なのだがな、そこのところはどうだ?」

もう、町中に言いふらしてほしい、思い切りからかってほしいと言わんばかりだ・・・・。
暁をからかうことには全力投球なんだな、暁をからかうことが生きがいだって自分でも言っているし。まあ、気持ちは分かるし、大いに協力させてもらうけどさ。暁をからかうのは、本当に面白いし(ふっふっふ)。

穏「・・・・・・・やるとするなら、派手にやる。報酬はエロ本か暁の生写真で(にやり)」
冷牙「・・・・さすがは穏、そう言ってくれると思っていたぞ」
穏「・・・・お主もワルよのう」
冷牙「はっはっは、お前には負けるな」

こうして、「初心な坊や(暁のことね)のハートを全力でいじくり隊(いじくりたい)」または「暁をとことんおちょくり隊(おちょくりたい)」は同じ熱き理想の名の下に集い、結成された。(暁とクリス、アリスが聞いたらマジギレものなんだけど・・・)

穏「・・・・でも、二日前くらいに見たよ。うん、間違いない」
冷牙「何?どこでだ?」
穏「・・・・平坂駅。星見駅から3つほど離れている大きい駅なんだけど」
冷牙「・・・ああ、あそこか!あそこなら、俺も知っているぞ」
穏「・・・・・写真撮りに行った帰りに、偶然見かけた。声かけたんだけど、見失っちゃった・・・・」
冷牙「・・・何か手掛かりがあるかもしれねぇな。ありがとう、早速見に行ってみるよ」
穏「・・・・・・ちょうどいい、私もそっちに用あるし、手伝うよ」
冷牙「本当か?助かるぜ」
穏(・・・・もうちょっと冷牙くんとおしゃべりしたいし・・・)

そういうことで、珍しいコンビが平坂駅に向かった。電車の中で暁とマリアをどうやってくっつけようかとか、どんなふうにからかってやろうかとか他愛もない話をしていると、電車がホームに流れ込み、平坂駅へとたどり着いた・・・。

暁「ハックション、ハクション!!!」
クリス「風邪ですか?」
暁「・・・・何だか、誰かすげぇムカつくうわさ話しているような気がする・・・まあいいか。それより、クロキバ、話があるってどうかしたのか?」
クロキバ「・・・うむ、実は時間の流れが奇妙に歪んでいる気配を感じてな。その場所を中心に、この世界とは別の世界につながっている次元の歪みが生じている可能性がある。マリア殿のことで大変だろうが、報告をしておいたほうがいいと思ってな」
暁「ルシファーズハンマーは本来そういったことを専門的に取り扱うんだから、遠慮することなんてない。時空の歪み、異世界と次元の扉がいびつな形で繋がることで・・・・神隠しとか心霊現象とか、そういった異世界がらみで起こりうるトラブルを解決することも大切だよ。詳しく話してもらえる?」

クロキバ「うむ、この近くで平坂駅という駅なのだが、あそこで時空の歪みが駅丸ごと包みこんでおる。異質な空気やこの世のものではない異形の気配も感じられる。時空の歪みが生じている」
暁「・・・・平坂駅だって?!」

暁の顔色が真っ青になり、興奮したようにまくし立てる。

暁「・・・あそこはここん所最近、人身事故や拡張工事での事故が絶えない場所・・・・まさか、その時空の歪みが影響しているのか・・・?」
クロキバ「おそらくはな・・・・1か月の間に4件も人身事故が起こるなどあり得ないであるからな(しかも全部死亡事故)」
暁「・・・・それに、あそこは昔から嫌な噂ばかりが多いからな。やたら心霊現象とかの目撃証言が多かったりするから、呪われているとまで言われている始末だ。でも、それらがもし時空の歪みによって起こっていることだとしたら・・・」
クロキバ「・・・早急な調査が必要であるかもしれんな」

その“呪われている”いわくつきの場所こそ、今、冷牙と穏が足を踏み入れているなどこのとき知る由もなかった。


冷牙「・・・・何だか人が少なくないか?」
穏「・・・・・昼間の駅ってこんな感じ。それに、ここ、学園近くだから、学園関係者くらいしか使わないから・・・」
冷牙「なるほど、ほとんどがこの近隣の学園に通う生徒たちや教師たちくらいしか使わないということか」
穏「・・・・住宅地とは離れているし、ビジネス街とかなら、もうちょっと先に行けばもっと大きな駅で乗り換え出来るし」
冷牙「ふむ・・・」

人気がまるで感じられない閑散とした昼下がりのホーム。見ると駅員の姿さえ見かけない。
売店も店員がいないし、冷牙と穏以外、“誰一人いない”のだ。異様な気配さえ感じる。
その時だ。
二人が周りを見ている時、連絡橋の中央に置いてあった荘厳で豪華な服飾が施された大理石製の柱時計が妖しく黒い光を放つと、突如針がものすごい回転を始めて、やがてその時間が・・・深夜の零時を指すと・・・・!!

冷牙「・・・・!?な、なんだっ、どういうことだっ!?」
穏「・・・・・・!?さっきまで・・・・・昼だったのに・・・・夜になってる?!」

二人がキツネにつままれたように驚きの声を上げて、唖然とする。駅の連絡橋から見える風景が先ほどまでの風景が一変し、星一つない、月すらもない、漆黒の暗闇が空を覆っていたのだ。駅構内の電気も消えて、非常灯や非常階段の入口の赤と緑の光のみが照らし、不気味な空間を生み出し、静寂が暗闇の恐怖をより引き立てている。

冷牙「・・・・・どうなってやがるんだ・・・・」
穏「・・・・・・まさか、これが、平坂駅の噂?」
冷牙「噂?」
穏「・・・・・平坂駅は呪われているって噂、最近、人身事故や拡張工事中の事故が多発している・・・・・この間・・・・昴がそんな話をしていた・・・」
冷牙「・・・・いずれにせよ、この状況は異常事態だ。まずは、連絡をとらないとな・・」

携帯のアンテナは3本立っている。ボタンを押して、電子画面に表示される。
そして電話の主が出た。

暁「はい、暁。冷牙、どうかしたの?」
冷牙「暁、緊急事態だ。平坂駅にいるんだが、様子がおかしい。応援にきてくれないか」
暁「はあっ!?ちょっと、待てよ、何でお前そんなところにいるんだよっ!?ま、まあ、それで、お前は無事なのか!?」
冷牙「ああ、俺も穏も無事だ」
暁「何――――――――――っ!?穏も一緒なのかよ!?くそっ、ンなこと言ってられないか。いいか、落ち着いて聞けよ。その駅は平坂駅であって平坂駅ではない、こっちの世界にあるものではないんだ。それは・・・・・現実世界と異世界をつないでいる時空の歪みが生み出したもう一つの平坂駅と思ってもらえればいい。そこから脱出するためには、呪いそのものの存在を否定すること、つまり、その世界における重要な意味をもつものの存在を否定するんだ。そうすれば、呪いの効果がなくなって元の世界に戻れるはずだ!」
冷牙「呪いを否定する!?どういうことだ」
暁「そこが駅であるってことは、駅がらみで起こりうる出来事、駅で行う目的そのものを否定することを・・・・」

ツー・・・・ツー・・・・

冷牙「あ?おい、暁?さと・・・・・」

ふと、携帯電話にぬるりとした感触が感じる。放すと、そこには・・・生暖かくどろりとした生臭い液体が・・・・べったりとついていた・・・。

冷牙「・・・・なっ!!」

携帯電話についていたのは・・・・・・血・・・・・。

そして、赤くどろりとした液体で画面に表示される。


「オマエタチハ ニゲラレナイ」


穏「・・・・・・何・・・・これ・・・・・」
冷牙「・・・・ちっ!!」
携帯電話から遠ざかると、後ろの誰かにぶつかり、肩を抑えられる。ものすごい力で肩がみしみしと音を立てて冷牙を抑えて放さない。

そして振り返ると、そこにいたのは・・・・。

冷牙「ぐっ・・・・!!き、貴様ァ!!!」
それは、駅員の制服を着こみ、帽子を深くかぶった・・・聖。その狂気をはらんだ笑みは闇の中で浮かび上がり、得体のしれない恐怖を感じさせる。

聖「うふふふふ・・・・ひゃははははは・・・・こんにちは、ウルフェンの坊や。いや、お久しぶりといったところでしょうか?ああ、久しぶりに見たということですよ。生き残りのウルフェン族なんてね」

一息ついて、にやりと笑って言う。

聖「私がずっと前に、滅ぼして差し上げたノラ犬の一族をね」

冷牙がその言葉を聞いて、しばし、目を見開き、愕然としたように聖を見やる。

冷牙「・・・・・・・俺たちの・・・・・・一族を・・・・・滅ぼした・・・・?・・・・・・あああ・・・・ああああああ!!!!」

その顔を思い出したように、冷牙の目が驚きで見開かれる。


(回想)
それは、冷牙がまだ子供のころ・・・。
クロノポリスに入ってきた一つの凶報―・・・。
それを聞きつけて、まだ小学生だった暁と子供だった冷牙が血相を変えて駆け付けたウルフェンの隠れ里―・・・。

“ウルフェンの一族が突如凶暴化、同族同士で殺し合い、全滅に至る”

駆け付けた隠れ里は・・・・もはや地獄だった。

冷牙「・・・どうなってるんだよ・・・・・どういうことだよ・・・・父さん・・・・母さん・・・・月華(げっか)姉さん・・・!!うわああああああああああああ!!!」

気が狂ったように村の中に飛び込み、その場で言葉を失った。
家は崩壊し、瓦礫の山と化し、村の中に地面を埋め尽くすほどの・・・・。
血の海に沈んだ・・・・・。

暁「・・・これは・・・・・!!」
冷牙「ああ・・・・・あああ・・・・あああああ・・・・・嘘だ・・・・嘘だろ・・・・・・嘘だああああああああああああああ!!!!うわあああああああああああ!!」

死体死体死体死体死体死体死体死体死体・・・・・・・・。

そしてその中に・・・・・・・。

冷牙「・・・父さん・・・!!母さん・・・・!!うわあああああああああああっ!!!」

冷牙の父親でありウルフェンの一族の長と、母親の死体もあった・・・・。
そして、姉である月華の死体は結局見つからずじまい・・・・・・。

幼いころ、冷牙を襲った悲劇、つい先日ウルフェンの長とクロノポリスと協定を結び、一族の保護を約束し、息子である冷牙を時の運行の平和を守るための友好の証として、一人の戦士として送り出したばかりなのに・・・。

戦士として、門出の祝いを迎え、新しい世界へと旅立った矢先での悲劇だった・・・。

その元凶が・・・・・こいつだと、自分から言った。
そして、その瞳が、赤く禍々しい光を帯びた邪悪な力を帯びた瞳「ナイアルラトホテップ」であることを確認すると、先日の流水がこの力によって怪物に変えられたこと。
それが、あの事件の顛末を証明するには十分すぎる。

聖「・・・ふふふ・・・・・・あの時は楽しかったですよ。ちょっと“退屈しのぎ”だったんですがね。あの時の君のお父上や御母上の断末魔・・・・ああ・・・・・仲間が突然凶暴化して同士討ちし合うあの地獄・・・・今でも思い出すだけで・・・・楽しかったですねぇ・・・・うふふふ・・・」

冷牙「・・・・貴様が・・・・・貴様が・・・・・貴様がああああああああああ・・・!!!」
聖「さあ、貴方もお父上やお母上に会いたいでしょう?もうすぐ会えるんですよ。この駅にやってくる最終電車に乗れば・・・・久しぶりにお会いできますよ・・・・くふふふ!!」
冷牙「何・・・!?ぐっ、貴様、離せ、離せぇええええええええええ!!!」
聖「あはははははは・・・きゃはははははは・・・・ひゃあああはあははははははは!!」

その時だった。

穏「・・・・・・・離れろ(ぷんすかぷんすか)」
ゴンッ!!!!!

聖「あぎゃっ!?」

見ると、そこには、ガラス製の灰皿を持って構えている穏がいた。これで思い切り後頭部を殴られ、聖がその場に倒れこむ。灰皿にひびが入るほど、思い切りドツいたらしい。しかし、頭を抑えて、うずくまるくらいしかダメージを与えていない。

冷牙「穏・・・!?」
穏「・・・・・逃げよう。こいつ、危ない」
冷牙「・・・・・・ああ・・・・まずはここを脱出してからだ・・・・!!」

聖を憎々しげに見つめるが、今は、穏を守らなくてはいけない。
はちきれんばかりの怒りを、憎悪を、歯をくいしばって唇を噛み切り、血をたらしてでも、耐える。

冷牙「穏、俺について来い。俺がお前を守る」
穏「・・・・・え」
冷牙「お前まで失ってたまるか、俺が、お前を、守ってみせる!!!!」

冷牙が爪を光らせて、目を赤く光らせると、力強い声で宣言する。
クールな彼が珍しく見せる、本来の熱き心を持つ熱血漢としての素顔。
その彼の姿に・・・・穏の胸の高鳴りが早くなり、熱くなる・・・。

冷牙「お前は何があっても守ってみせる!!!」
穏の手を引いて、走りながら、後ろの穏を振り返り言う。

冷牙「・・・俺がお前の騎士(ナイト)になる」

気障でクールな言葉、しかし心から熱く燃え上がる情熱をこめたこの一言は穏の心を・・・熱く激しく突き刺した。そしてそれが熱い炎となって燃え上がる。冷牙を見て、真剣な、心から誰かを信じる瞳となる。

穏「・・・・信じるよ。冷牙くん、あたしは・・・・信じる。あたしの騎士さん!!」
冷牙「・・・ふっ、仰せのままに、お姫様」

すると、前から何体もの闇が起き上がり、やがてそれらが無数のロングホーンプレデター(カミキリムシ)と化して襲いかかっていく。それらを、爪で切り裂き、強烈な足で蹴り飛ばし、吹き飛ばし、風を起こしてぶっ飛ばしていく!!!!

冷牙「行くぜ、もうこの先は止まることはない。お前を連れて、生き残る・・・・必ず守る」
穏「うん、信じてる!」

もう誰も、何も失わせない。失わない。
もう、家族も、故郷も、失ったけど・・・・・でも、今、守りたい人がいる。その人までみすみす失ってたまるものか。俺が守る、必ず。

過去に失ったものは取り戻せない、でも、今こぼれおちそうな現実を過去にとらわれて見過ごすわけにはいかない。そのためにどうしたいか、どうするか、そう親友に教わったはずだ。


冷牙「・・・・・いくぞぉおおおおおおおおおおおおおおおお!!!!」
青い光とともに、その姿を凶暴な顔つきになり、青い毛並みに覆われ、鋭い爪と牙を生やし、赤き目を輝かせるウルフェンの姿となった!!!しかしその姿になっても穏の目には一瞬驚きが宿ったが、その迷いもすぐ消えた。なぜなら・・・信じているからだ。

自分の心に刻み込んだ、憧れの王子様を!!

穏「・・・・・かっこいいじゃん(ポポポ///)!!」
冷牙「・・・ふっ、かっこいいのは・・・・これからだ!!」
今、ウルフェンの戦士が熱き心のたぎるままに飛び出し、戦いを繰り広げようとしていた。


同じころ・・・・。

暗闇の中・・・・一つの赤い光が激しく光り輝いていた。
そして光を放っているものは・・・・ライダーパス・・・!!

赤い炎に包まれているそのパスがある人物に向けて、自身のパートナーとなりうる資質のあるものを見つけ、その心が示す強い心を求めるように光を絶えず輝かせていた。

バーンライナー(?)「ずい分とんでもないことになってやがるねぇ。今こそ、見せてみろ。俺の持つ“希望”を受け継ぐにふさわしいヤツかどうかをね」

熱く赤き炎を司るライダーパスが、今、新しいライダーを探し求めていた・・・。

続く
Next Line 「Crimson bombing Napalm」

2011年01月16日(日) 21時06分30秒 公開
■この作品の著作権は鴎さんにあります。無断転載は禁止です。
■作者からのメッセージ
さて、今回冷牙と穏がメインという異色の展開になりました、仮面ライダーヘブン。そして次回で明らかになる火のバーンライナーが選ぶ”希望”の持ち主に、新しいライダーの力が与えられ、第4のライダーが登場します!!そして、今回で明らかになった冷牙の過去、それは聖の呪術によって操られた村人同士の殺し合いで一族を、家族を失ったこと、それすらも彼女にとってはゲームでしかなかったこと、それを言われて、もはや怒り狂い掛けた彼ですが、彼をつなぎとめたのは、以外にも彼のガールフレンドである穏。ウルフェンの姿となった彼を見ても、信じる強い気持ちを持った彼女の心が折れることはなく、その希望が冷牙に力を与えていく展開となりました。次回も彼らの活躍、期待してください!!

そしてここで、暁のテストの結果を発表します。任務と学業、何とかして同時にこなすといった努力家ならではの彼の実力はバカテスでいうと、Aクラスに位置するほどの学力を努力で手に入れたのです。

現代国語:85点
古典:70点
数学:95点
英語:98点
リーディング:95点
化学:80点
生物:82点
世界史:100点

といった感じです。頭はいいし、ケンカは強いし、心優しいのですが、どうにも女の子がらみになると悲惨極まりない不運に巻き込まれて、挙句の果てに吸血鬼に見初められて操を狙われている・・・暁は、私がバカテスの中でも一番好きな「坂本雄二」を思い浮かべてしまいます。

感想をお返しします!

>烈様
>【仮面ライダーアスレイ】の話の設定
すごく面白そうな内容にもう、早く作品が見たくて仕方ないです。
私、バカテスも仮面ライダーも大好きなので、まさかあの明久君とモモタロスのクロスが見られるなんてもううれしくて仕方ありません!!!もし作品化するときは、ぜひとも読ませていただけませんか?楽しみにしております!!!

>クリス「それにしても、【ヘブン】の私の人間姿での名前って、見事なまでに“イマジン”としての姿から考えたみたいですけど、一体誰が考えたんでしょう?」

クロキバ「答えは・・・我である。いろいろ考えたのだが、クリスにぴったりと思ったのは、フレスベルグの象徴である鷲と、美しい空のように澄み切った優しい心を持つ彼女ならではと思って名づけたである」

>どの辺りで暁(ヘブン)の着替え中の写真を撮ったんですか?どこに隠しカメラを用意してたのかが気になりますね。

穏「・・・・・フォーシーズンズにはシャワー室も浴室もある。暁はよく使うから、こっそり隠しておいてある・・・」
昴「隠し場所は時折変えているから見つかりにくいようにしているよ」

>クロキバ「…しっかし、前回の話では殆ど出番が無かったアスカだが、本当にどこに居たのだ?」

アスカ「・・・あはは、いやあ、お祭りで美味そうなもんばかりやったから、猫みたいな姿になってお好み焼きやたこ焼き、焼きイカに、焼きそば、食いまくってて、任務そっちのけやった」

>明久「……ところで、【ヘブン】の暁ってどの辺であっちのクリスの正体に気づいたんだろう?」

クロキバ「・・・・実はだな・・・・暁はそのあたりの情報にからきし鈍くてだな・・・」
セレス「・・・・全然気づいてないの。もし気づいていたらクリスちゃんまで何でこのイベントに参加しているのって大騒ぎするわよ?」
女の子がらみになると少々弱い、暁であったりするのです。

今後とも、「アスレイ」の明久君やモモタロス、その他のメンバーたちと仲良くお付き合いしていきたいと思っております!!

この作品の感想をお寄せください。
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どうも黒です

>冷牙へ
『緊急』の『案件』なんだが、『月華』さんの『容姿』や『性格』などを『詳しく』教えてくれ!!

実は『姫さま(こちらの『暁』の妹の優ちゃん)』が『ウルフェン』の『女性』を『緊急搬送』してきた!
一様『蘇生手術』して『一命』は取り留めたけど、それでも『意識不明』の『重態(昏睡状態)』なんだよな(汗)

一様『カルテ』を表示するから『確認』よろしく!
種族:『ウルフェン』
性別:『女性』
髪:銀髪のロング(腰くらいまでのロング)
眼:蒼(アイスブルー)
体型:モデル型(セレスと同じナイスバディを持つ妖艶な美少女(美女))
年齢:外見から17〜20歳前半と推測
胸:巨乳
性格:『武人系』?
肉体面の状態(現状):全身『血塗れ』で、体も『ボロボロ』、『戦闘』はおろか、日常生活も怪しい位『酷使』している。現在も蘇生を継続中
精神面の状態(現状):『意識不明』の『昏睡状態』
搬送時は『精神錯乱』状態で、自分から『自害』しようとした

ちなみに『姫』も暁(ヘブン)の新たな『仲間』探しの『最中』に『彼女(女性ウルフェン)』を発見したらしい!
それでお前さんの『姉(月華)』さんなら、蘇生を継続中だが、最悪(ヤバク)なったら、『月華』さんの『容姿』や『性格』、『記憶』を持たせたまま『転生の儀式』で『イマジン化』させるから!
ちなみに『最終』手段だし、『カン』なんだが、そんなに『時間』は残っていない気がする!

『姫』は『彼女』を『北欧神話』の『氷魔狼(フェンリル)』と『戦乙女(ヴァルキリー)』を組み合わせた『イマジン』だそうだ!!


早めの連絡求む!!








10 ■2011-01-21 13:47:26 60-62-103-58.rev.home.ne.jp
質問ですけど、【ヘブン】の冷牙の姉という『月華(げっか)』さんですが、いったいどういった性格をしていて、普段はどういった雰囲気をした人だったのですか? 【ヘブン】の冷牙の両親の性格なども気になりますけど、『月華』さんのことも気になりますので、どうか教えてくださいm(_ _)m 10 ■2011-01-21 13:44:07 202.242.7.42
……か〜な〜り〜遅くなってしまいましたけど、小説感想を送らせてもらいます。ここ数日間、いろいろと忙しかったためうまく乾燥が遅くなってしまってすみませんm(_ _)m それにしても感想への返信、ありがとうございます。
今のところ、【仮面ライダーアスレイ】の話はまだ構想中のため、作品として出すとしてもおそらく嘘予告の形で出すと思います。投稿する場所については出すときに考えようと思います。

明久「……それにしても、確かに【ヘブン】の暁って、言い難いけど雄二に近いね……;」

暁「……確かにな。女難の相が多い【ヘブン】の俺って、どこかと霧島さんに追いかけられたりしている雄二の馬鹿を感じられるな…;」

クリス「……それにしても【ヘブン】の暁…頭はいいのに、どうしてあちらの私のことに気付いてくれないのかな…#」

……ギャルゲーや、ヒーロー漫画などの主人公が鈍感というのはお約束なんですかねぇ〜? それはそうとクロキバ三世のネーミングセンスは結構いい感じですな〜。

クロキバ「うむ。まったくだな」

冷牙「…しっかし、穏嬢の隠し撮りテクニックには驚かされるものがあるな…;」

明久「……本当に女の子バージョンのムッツリーニだね。鼻血出さない所を除けばだけど……;」

イーズ「……それはそうと、今回の話ですけど、本当にマリア姉さんはどうなるんですか!? 今のところは聖さんに操られてイグリッドさんに仕えている感じになっていますけど、本当に助かるんですか!!?」

助かんなきゃ後味が悪い感じになるだろう。ここは助かることを信じるんだ。

暁「…それにしても、エリザベートの奴の憎悪を【ヘブン】の俺に対しての向けさせるっていうのは、随分な手を使ってきたもんだな…、あの外道クソバカシスターは…# 《別世界》の本人とはいえ逆恨みされるは嫌なもんだぜ#」

そりゃそうだ。本当に人の命や心を弄ぶのが好きな外道だね〜…#

明久「そんな作為的に一方的な憎しみを受けているとは知らない【ヘブン】の暁は今のところ、中間考査の結果を幼馴染女性陣と一緒に確認していたわけだけど、あっちの暁も頭がいいね……」

暁「日々の努力の賜物ってね。そういう明久だって今のところは“Dクラス”レベルの学力は持っているだろう?」

《【アスレイ】の世界》では暁や翠ちゃん、後明久本人の双子の妹である『雪菜』ちゃんの存在があるため、明久の勉学のレベルは“Dクラス”ほどとなっています。…但し、《日本史》だけは“Aクラス”レベルですけどね。

星「オタク少女である昴ちゃんが学年トップだっていうのはすさまじい感じかな? 普段はどんな勉強をしているんだか……」

フェザー「ですね…;」

明久「……にしても穏ちゃんの英語の知識のすごさについてだけど、見事なまでにエロ知識のためだっていうところが凄まじいね…; その辺も含めて見事なまでに女版のムッツリーニだよ……;」

流水「……呆れるしかないけどね、正直……;」

電「……同、感……;」

モモタロス「それはそうと、幼馴染三人と別れた後、サメ姉ちゃん(マリアさんのこと)を探すためにあっちの蝙蝠モドキと銀鷲娘、剛力野郎(雷斗のこと)と合流した【ヘブン】の暁。とはいっても中々見つかんねえ状況になっちまっているがな…」

敵さんも一筋縄じゃいかないってことですね。【ヘブン】の暁達がマリアさんを探している一方、同じように彼女を探していた【ヘブン】の冷牙は友人となった穏と合流し、馬鹿らしい話をしながらもマリアさんの目撃情報があった場所へと向かった。

冷牙「……正直、今回の話のメインが【ヘブン】の俺だっていうのは、ちょっと恥ずかしいもんだな……///」

暁「クールそうに見えて、結構恥ずかしがり屋だもんな、お前…」

冷牙「…う、うるさい!! とはいえ向かった先の駅には例のクソバカ外道シスターの罠が待ち構えているうえに、向こうの俺の一族が滅ぼされちまった理由っていうのが明らかにされちまうって始末だ。本当に腹が立つぜっ!!#」

……妙な術式(おそらくは例の『ナイアルラトテップ』というマジックアイテムの力)の所為で、同族同士の殺し合いの末に滅ぼされてしまったというのですから、本当に嫌な方法で命を弄ぶのが好きな女です!!#

暁「…それも“ただの退屈しのぎ”で、だ! どこまで命を弄べは気が済むんだ、あのクソシスターは!!#」

明久「本当に酷過ぎるよ!!# ……それにしても、【ヘブン】の冷牙には『月華』ってお姉さんがいて、今のところは行方不明らしいけど、外道シスターが使い勝手のいい道具として何かしらのことをしている気がするのは気のせいかな?」

クリス「……気の所為ですまされないのが、あの外道シスターの手口ですからね。油断はできません…#」

星「だな。んでもってやばい感じに聖の罠に囚われそうだった冷牙(ヘブン)を助けたのが存在感がない感じになっていた穏だったっていうのは結構王道行ってねえ?」

クロキバ「……何気に酷いことを言っているぞ; まあ、確かにな。彼女の判断能力と覚悟も見事なものだ」

ある意味、カップリングが見事なまでに成立していますね。何気に告白まがいなことを冷牙(ヘブン)が言っているし。

冷牙「まったくだ/// …しかし、“本来の姿”を見せても信じてくれる相手がいるというのはうれしい限りだな」

モモタロス「…んでもって、“火”に司っているっていう『バーンライナー』がその担い手を探しているみてえだけど、この流れだとあっちの蒼犬野郎(冷牙のこと)とムッツリ女(穏のこと)のどっちかを選ぶってことになるけど、どうなるんだ?」

冷牙「誰が犬だ!! …まあ、確かにどうなるんだ?」

『ライダー』の名前としては『ナパーム』になりそうなのがタイトルで語られていますね。一体『バーンライナー』が認める“希望”を手にするのはだれか。それが気になります。

暁「そんな感じで、今回の感想は以上です」

星「【ヘブン】の俺の活躍も気になるところだけど、次回も楽しみにしているぜ♪」

イーズ「姉さんを無事に助け出してください!!」

冷牙「そんじゃあ、」

一同『今後も頑張って書いていってください!!』




〜時と時空を超え、俺、参上!!〜
50 ■2011-01-20 17:43:19 202.242.7.42
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