仮面ライダーヘブン 第18話 |
第18話 「The evolution futurity is opened.」 セレス「・・・・マリア、貴方・・・その怪我は!?」 セレスが駆け寄ろうとすると、マリアが急に立ち上がり、険しい顔を見せる。 マリア「来るなっ!!」 セレス「!?」 マリアが今まで見せたことのない激しい剣幕に言葉を失う。呼吸も荒く、顔中にこれまでにない感情の高ぶりを見せて、マリアがセレスをにらみつける。しかしその瞳にあるのは憎悪や怒りではない、激しい感情がまるで激流のように荒れ狂っているかのように、明らかに混乱の色が浮かんでいた。 マリア「・・・・・あたしは、弱くない。あたしは強い。あたしは、一人で、生きて行ける。あたしは、もう、大丈夫。うまく、やってるんです、うまく、やってるんです・・・」 ぶつぶつと、必死で自分のことを肯定し続ける姿はもはや異様でさえあった。普段、沈着冷静で、理知的で落ち着いていたあのマリアがここまで取り乱す姿に、セレスも言葉を失う。 マリア「あたしを、見るな!!あたしは、弱くない!!あたしを、あたしを、あたしを蔑むなっ、哀れむな、そんな目で見るなぁああああああああああああああああ!!!あああああああああああああああああっ!!!!」 頭を両手でかきむしり、のども張り裂けんばかりに叫び狂い、マリアが逃げ出した。 セレス「マリア!」 セレスが追いかけようとトンネルの外へと走り去っていったマリアを追いかけたとき、両トンネルの入り口には無数のガゼルプレデターの大群が押し寄せてきた!! セレス「・・・聖の差し金ね。つくづく、先回りがお上手のようで」 数十体はいるであろう、レイヨウの異形は手に二門のドリルを回転させて、じりじりと身構えている・・・!!狭いトンネルという不利な状況、セレスがランスを取り出して身構える。 セレス「でもね、こっちもはいそうですかって、やられてあげるほど、甘くはないわ」 そして、彼女の意思で無数の蜂が動き出し、トンネル中に音を立てて飛び回る。そして、セレスが指をぱちりと鳴らすと、一斉にマシンガンのごとく飛び出し、ガゼルプレデターに襲い掛かっていく!!! セレス「四天王のリーダー、その名は、伊達じゃないってこと、教えてあげる」 強くなければ、賢くなければ、このくらいの逆境乗り越えられないようでは・・・。 アリスやマリア、フレアといった問題児たちばかりを束ねられるはずがない!! 裏打ちされた自信を笑みに変えて、次々とガゼルプレデターの大群の急所に蜂を打ち込み、針でぶち抜き、爆発させていく!!! セレス(・・・・・私が誰かなんて、今はまだ分からなくて、いい。これからいくらだって取り戻せるって信じているから。何度でも立ち上がれる、ムッシュが、坊やが、みんながいてくれるって信じているから!!だから、今はここで倒れるわけには行かないわ!!) 無数の蜂が飛び交い、敵の軍団を一掃し、その無残な屍を踏みつけ、セレスが飛び出すがもう外にはマリアの姿は・・・なかった。 セレス「マリア・・・・・!」 その時だった。 「げぎゃぎゃぎゃぎゃぎゃ!」 「ぐぎぎぎぎぎぎぎぎぎぎ!」 「があががあががががががががあ!」 「あぎぎぎぎぎぎぎぎぎぎぎぎ!」 無数のガゼルプレデターは本能に従うままの雄たけびを上げながら、ただ目に合ったセレスを照準に己の渇望を満たすがまま襲い掛かった!! セレス「くっ・・・・数が多すぎるわね!!」 その時だった。 「ウオオオオオオオオオオオオオオ!!」 凄まじい咆哮をあげて、飛び出してきたのは、膨れ上がった強靭な豪腕を構える灰色の巨人、トーライこと雷斗!!! セレス「フランケンの坊や・・・!!」 トーライ「この、人に、指、一本、触れ、させ、ねぇ!!!ウオオオオオオオオオオッ!!」 そして、思い切り拳を突き出すと銀色の電流が巨大な拳の形となって飛び出し、重圧と高圧電流によって敵が粉々に吹き飛んでいく!!!その凄まじいパワーに、セレスが唖然とした様子で呆けている。 トーライ「・・・・ふう、間に、あって、よかった」 セレス「ど、どうして、ここが・・・・」 トーライ「・・・・・メダル、アニマル、あらかじめ、この町中に、放って、おいた。そしたら、見つけた。こういう、時の、為にも、使える、よう、だ」 そういって、飛んできた黒い蝙蝠型のメダルアニマルを手に取り(探索、追跡専門で、超音波で遠くに離れている相手に情報を伝達することができる)、メダルの形へと戻すと、その姿を人間の青年の姿へと戻す。 トーライ「マリア、の、ところにも、放って、おいた。今、は、ここ、脱出、するほうが、先。そして、マリア、追う」 セレス「でも、どこかに行っちゃって・・・!」 トーライ「メダル、アニマルが、まだ、追跡、してる。まだ、追いつける!それに、後から、冷牙と、流水が、援護に、くる!!」 その時だった!! ブオオオオオオオオオオオッッ!!!!(猛スピードで突っ走ってくるジープの音) ギャギャギャギャギャギャギャギャギャッ!!!!!!(ハンドルを巧みに切って、ドリフトをかましまくっている音) というか、市街地の道路を法廷速度ぶっちぎりオーバーランして、車と車の間をものすごい速さで抜きまくり、それを避けた車と車とが右に左にあらぬ方向に翻弄され、大パニックと化した道路では、我が物顔で暴走するジープがあった!!! 「バカ!!反対車線走るんじゃねえ!!!」(助手席で真っ赤な顔をして怒鳴る冷牙) 「大丈夫だって!!ゲームで鍛えているんだから!!」(ハンドルを巧みに操り、ジープを暴走させている流水) 「それは鍛えているとは言わねぇよ!!!よくこれでテメェ免許とれたなっ!?事故ったら暁にブチ殺されるぞっ!!!」 「あー、もう、うるさいなっ。しょうがないでしょっ!?緊急事態なんだからさっ!!」 「しょうがないですむなら、警察はいらねぇんだよぉおおおおおおおおおおっ!!くそっ、おろせ、おろしてくれっ、もう、こいつの運転は嫌だぁあああああああああ!!!!」 「・・・ボクは風になる!!風になるじぇえええええええええええ!!!!この速さなら、マリアさんにも、追いつくじぇえええええええええ!!」 「その前に俺は後ろから追いかけてくるパトカーかもしくは死神に追いつかれそうでならんわああああああああ!!」 「ファイヤァアアアアアアアアアアアアアアアアア!!!!!おまわりさんや暁が怖くて半魚人やってられないじゃない!!!きゃはははははははははははははは!!(ハンドル握ると人格変わるタイプ)」 「助けてくれ、暁ぅうううううううううううううう!!!(絶叫)」 雷斗「・・・・・・・・やっぱり、やめよう」 セレス「・・・あの子達・・・・・バカ・・・・なの?」 雷斗「・・・・・・間違いなく」 セレス「・・・・・・・地下道から行きましょう」 雷斗「・・・・おう」 賢明な判断である。いくら相手を追跡するとはいえ、制限速度見事にオーバーランしている上に、反対車線を逆走するなどという暴走運転ぶっちぎりでやらかして大騒ぎしているジープなどに誰が乗ろうと思うであろうか。 暴走運転するジープ(ジープはエメラルドの材料買出し用に、スクラップ処理場から持ち込んだ廃車を雷斗が改造したもの)を横目に、二人が地下道に逃げ込んだ。 その頃・・・!! 空中を優雅に舞いながら、羽から青い粉を撒き散らしてスワローテイルプレデターが襲い掛かってくる!!その粉がシルヴァンたちに降り注ぐと爆発し、次々と火花を起こし強烈な爆撃攻撃を仕掛ける!!その攻撃を右に左によけながら3人が逃げ惑う!! シルヴァン「くそっ、空からじゃ太刀打ちできねぇ!!」 ヘブン「クリス、ブースターシステムだ!!」 クリス(はい!) ヘブンのウイングが展開し銀色の風の翼が広がると、そのまま空へと急上昇して一気に切りかかっていく!!しかしそのとき、スワローテイルプレデターが口から火炎弾を発射して飛び掛ってくるヘブンへと攻撃を仕掛けて、上空を浮遊しながら攻撃を回避する。ヘブンは火炎弾を銃剣で防ぎ、何とかしてスワローテイルプレデターが仕掛けた爆発するりん粉の防壁に阻まれてなかなか相手に攻撃を仕掛けられない。 ナパーム「・・・・任せろ」 ナパームがバックルにパスを二回通すと、左腕に盾つきの巨大なガトリングキャノンを装着し、構える。 ナパーム「・・・・くらえ」 砲門が回転しだし、無数の火炎弾が発射される!!!無数の火炎弾の嵐にりん粉が吹き飛ばされ、スワローテイルプレデターが直撃し、力なく地面に落ち、転がる。 ナパーム「・・・・・地に落ちたら、もう、こっちのもん」 ナパームがナパームランチャーを構えて次々と強力な破壊力を持つ火炎弾を次々と発射し、スワローテイルプレデターの羽を狙った弾丸が羽を直撃し、炎で焼き尽くしていく!! 悲鳴を上げながらもだえるスワローテイルプレデター、しかし、攻撃の手は緩めない。 ナパーム「・・・・・・凛、暁、ちょっとだけ時間稼ぎ出来る?一気に吹き飛ばす」 シルヴァン「おうよ」 ヘブン「行くぜ!!」 シルヴァンが足を踏み出し、飛び掛ると同時にヘブンも切りかかっていく!! シルヴァンが鞭を振るって、スワローテイルプレデターを縛り付けると、そこへヘブンが一気に攻め込んで、銃剣で切りかかる!!!刃でたたきつけた部分が火花を起こして爆発する!! シルヴァン「クリス!!一気にいけっ!!俺が動きを封じる!!」 ヘブン「はい!」 ヘブンが銃剣で次々と切りかかり、スワローテイルプレデターがもだえ苦しむ!! 暁(クリス、こいつの身体のどこかに、さっきの石になっちまうウイルスの抗体があるはずだ!!じゃなきゃ、あんなウイルス操れるはずがねえ!!) ヘブン「なるほど、それを見つけないといけませんね」 シルヴァン「調べてみるぜ」 シルヴァンが鞭を通して、縛り上げているスワローテイルプレデターの体内を調べると、その部分を見つけ出した!! シルヴァン「分かったぜ。腰だ。腰についているでっかい腫れ物、そいつが抗体だ!!」 ヘブン「そこを切り取ればいいんですね!!」 シルヴァン「ああ!!」 その時だった! 聖「邪魔をしないでください!!」 聖が指を鳴らして黒い風の刃を放ち、それをシルヴァン、ナパーム、ヘブンの背後に直撃し、吹き飛んだ!! シルヴァン「ぐわっ!!」 ナパーム「うわっ!!」 ヘブン「あなたは聖!!」 聖が躍り出て、その姿をサーベルタイガーファンガイアへと変わり、シルヴァンの首をつかむとそのまま壁にたたきつけた!! シルヴァン「ぐわっ!!て、テメェ・・・・!!」 サーベルファンガイア「そういえば、貴方には散々殴られましたっけね。これはお返しです!!」 鋭い爪を光らせて振りかぶり、なぎ払うと、シルヴァンが吹き飛んだ!! そこへ、スワローテイルプレデターが飛び掛り、剣で切りかかってシルヴァンを追い詰める!! シルヴァン「ぐああああああああっ!!」 ナパーム「・・・・・こいつ!」 ナパームがナパームランチャーを構えて銃弾を発射するが、スワローテイルプレデターが発生させたりん粉のバリアに阻まれて、銃弾がはじき返され、それらがナパームに直撃する!!大爆発を起こし、ナパームが吹き飛び、そのまま変身が解除された!! シルヴァン「こいつ・・ぐあああああああ!!」 サーベルファンガイア「食らいなさい!!」 サーベルタイガーファンガイアの鋭い爪の猛ラッシュに 今度はシルヴァンが吹き飛び、凛の姿に戻り、地面に転がり落ちる!! 凛「ぐはっ・・・ああ・・!!」 穏「くっ・・・・・・痛たたた・・・・」 全身刷り傷だらけ、口から血を吐き、ボロボロのなった無残な姿となり地面に力なく横たわる凛と穏が、全身を激痛で支配され、歯を必死で食いしばって痛みをこらえるが、もんどりうって倒れこむ!! ヘブン「貴様!!」 サーベルファンガイア「たかが人間が、イマジンが、いつまでも思い上がるな!!所詮は 虫けら!!」 口汚い言葉を吐き捨て、手から竜巻を発生させるとそれに吹き飛び、暁の姿に戻ると、ボロボロの姿で地面にたたきつけられる!! 暁「うわああああああ!!」 そして青い光が飛び出し、それがクリスの姿になると彼女も満身創痍の無残な姿となって倒れこんだ。 クリス「くっ・・・!」 凛「大丈夫かよ、クリス!」 サーベルファンガイア「よくも今まで邪魔してくれましたねぇ。たっぷりと、お返しして差し上げますよ。まずはそう・・・・暁くん、君から血祭りに上げるとしましょうか!!」 凶悪な本性をあらわにし、爪を光らせて悠然と歩み寄る。全身の痛みを必死で抑えて、暁が起き上がり、縛っていた髪がほどけて散らばり、激しい痛みを歯を食いしばってこらえて、構える!! 暁「・・・ざけんなよ。俺ぁな、ライダーに変身しなくても、運がからきしねぇからよぉ・・・。こういった修羅場なんて・・・・何度も力ずくで乗り越えてきたぜ・・・・!!テメェなんかに、喧嘩で、負けるかよっ!!!」 そういって、足を踏み出し、サーベルファンガイアの攻撃を避けると、その顔面に強烈なカウンターパンチを叩き込んだ!!一撃で不良たちなら吹き飛ばすほどの破壊力を持つパンチを食らい、サーベルタイガーファンガイアがのけぞると、その腕を握り動きを封じて、さらに思い切り振りかぶった拳を顔面に叩きつける!!! 暁「うおおおおおおおおおおおおおおおおおっ!!!」 そして、腹部に何度も何度も腹に拳がめりこみ、内臓を確実に強烈な打撃で破壊するように、パンチを何度も何度も叩き込む!!!そして、体を思い切りひねって回し蹴りを叩き込む、吹き飛ばした!!!! サーベルファンガイア「ぐああああああっ!!」 暁「・・・はあ・・・はあ・・・・なめんじゃねえええええええええええええええ!!!テメェの思い通りになんて・・・・・させるかああああああああああっ!!!!」 口から血を吐き、暁が渾身の力をこめて、腹の奥底から吼えた!!! その決意を秘めた目に、迷いはない!!!ぎらぎらと燃え上がった怒りの炎がまぶしいばかりに輝きだし、光となってサーベルタイガーファンガイアをにらみつける!! 暁「うおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおお!!!」 クリスベイオレットを握り締めて、勇猛に飛び出し、サーベルタイガーファンガイアを縦横無尽に切り裂き、そのたびに火花が飛び散り、サーベルタイガーファンガイアが追い詰められていく!! そのことが聖には信じられなかった!! サーベルファンガイア「なぜ、なぜ抗う!?なぜ私に背く!分からないのですか!?世界とは私のような至高の存在が支配して楽しむゲームに過ぎない!!それこそが世界の真理だとなぜ理解できないのですか!?」 暁「そんなテメェ勝手な理屈、知るかバカヤロォオオオオオオオッ!!!」 銃剣で吹き飛ばし、サーベルタイガーファンガイアが吹き飛び、地面に転がる!! 暁「ゲームだろうが、世界征服だろうが、そんなん知ったこっちゃねぇんだよ。だがな、これだけは覚えておけ!!」 銃剣を突き出し、まっすぐ立って、その顔は凛々しく!!瞳に秘める勇気は熱く燃え上がり!!怯みも、おびえも、まったく感じられないその姿はまさしく戦士そのもの!!! 暁「この剣が、俺を支えてくれる仲間が、譲れないものがある限りはなぁ!!!俺は全部お前らみたいなバカから守り抜く!!!守るために、最後まで、必死こいて、戦う!!それが、俺がライダーとして、戦う理由だぁあああああああああああああ!!」 クリス「・・・暁・・・・ううう・・・・カッコよすぎです・・・!!!!(マジ惚れ!!)」 凛「・・・ひゅー・・・・あいつの熱血モードマジで全開だなぁ!!」 穏「・・・・・・・・やるときはやる。それがアイツ」 アリス「・・・暁、負けるなぁあああああああああ!!」 暁が後ろ向きにニヤリと笑い(その姿はカッコよすぎっ!!)、そして、キッと表情を引き締めると銃剣を構えて、走り出した!! 暁「俺の仲間に、手は出させない!!!!」 吼えて飛び掛り、銃剣を巧みに操り右に左に次々とサーベルタイガーファンガイアを切り出し、その勢いはとまること無く、追い詰めていく!!その怒りが、譲れない信念が、確かなる守りたいものを思う勇気がある限り、彼がつかさどる「優しさ」の力を無限大に引き出し、ファンガイアをも圧倒していく!!! サーベルファンガイア「きゃああああああああああ!!」 暁「お前が奪ってきたものが、どれだけ大事なものだったか、それを失って傷ついて、悲しんで、今もなおその心の傷に囚われて苦しんでいる人たちの、痛みを、お前も味わえ!!!オラァアアアアアアアアアッ!!!」 突き出した渾身の一撃がサーベルタイガーファンガイアを吹き飛ばし、スワローテイルプレデターをも巻き込んで地面に転がる!! 凛「強ぇえ・・・・!!」 穏「・・・・・・暁、マジだ!!」 クリス「・・・・暁・・・!!暁、あたしも行きますぅううううううう!!」 アリス「あたしもだぁあああああああああああ!!」 凛「テメェら!!!行くぜぇええええええええええ!!」 目の前で強大な悪に立ち向かっていくいとしき人を思うたび、体中に宿る力がもう抑えきれない!!! 凛「行くぜっ!!ここでいいところばっか持って行かれてたまるかよっ!!」 穏「イエッサー!」 アリス「行くぜぇえええええええええ!!」 凛たちがソウルトリガーを構えて、銃弾を発射して、心の奥から叫んだ!! 「「「変身!!!」」」 クリス「ブースターモードォオオオオオオオオッ!!!全開変身!!!」 暁「行くぜっ、相棒!!」 クリス「はいっ!!!貴方とならどこまでもっ!!」 暁「ああっ!!お前とならどんなヤツだろうと、負ける気はしねぇっ!!」 暁にクリスが重なり、そのまま銀色の風をまとってヘブンとなって飛び掛っていく!! そのまま銃剣で切り裂くと、続けざまにボルダーが拳を握り締めて次々と強烈なパンチを繰り出し、サーベルタイガーファンガイアを追い詰めていく!! そして、シルヴァンが鞭を振り回し、上空に投げ放つと、それがスワローテイルプレデターの足首にからみつき、巻き取ると、一気に引き寄せて急降下してくるスワローテイルプレデターを、下から両肩のキャノンで爆撃を繰り出し、爆撃を受けたスワローテイルプレデターが吹き飛ぶ!!! その時だった!!! 「間に合った・・・!」 声がして、飛び出してきた人物の姿・・・・。 そして、ものすごいブレーキ音とともに、公園内に流れ込んできたジープを見て、そして、地下道から走ってきた雷斗とセレスの姿を見て、その人物が笑みを浮かべる。 「・・・ナイスタイミングですね」 サーベルファンガイア「・・・・おのれぇ・・・!!人間ごときがぁああああああああああああああああああ!!!クズがっ!!!ゴミがあっ!!!!死ねぇえええええええええええええええええ!!!!」 サーベルタイガーファンガイアがとうとう醜い本性を露にして無数の黒い竜巻を発生させると、その竜巻を右に左によけまくるヘブンたち。 シルヴァン「さてと、ここいらから本番かな!!」 ボルダー「おお!!」 ナパーム「行くじぇ・・・・」 そして!! 3人同時に必殺技を放とうと身構えたそのとき・・・!! 流水「ファイナルアタックフォームライドォオオオオオオオオオッ!!!!クレイジージープアタックゥウウウウウウウウウ!!!」 冷牙「やめろっ、バカぁアアアアアアアアアアアアアアアッ!!!」 150kmオーバーものすさまじいスピードで・・・!!猛スピードでジープが突っ込み・・・・!! サーベルファンガイア「ぎゃああああああああああああああああ!!!」 思い切り吹っ飛ばした。 車の不意打ちとも言える強烈な体当たり攻撃(車は体当たりなど攻撃には絶対使っちゃダメよ)を食らって、全身の骨がきしみ、強烈な衝撃を受けて吹き飛ぶサーベルタイガーファンガイア!!!!!ある意味「ヘビープレッシャー」である(泣)。 シルヴァン「車でハネたぁああああああああああ!?」 ナパーム「・・・・そんなん、あり?」 冷牙「・・・・もう、二度と、お前の運転は乗らない!!」 流水「まあまあ、結果オーライっしょ♪」 車から飛び出し、流水が笑顔で(まるで悪びれてない)手を振る。それとは反対に、冷牙が顔を真っ青にして、機嫌悪そうに顔をうつむかせている。 雷斗「暁!!」 セレス「皆!!」 クロキバ「無事であったか!!」 ヘブン「・・・・まあな」 冷牙「俺は無事じゃない!!!」 流水「もう、うるさいな。男の子でしょっ!?細かいことはナッシング!!穏チャンに嫌われちゃうぞ♪きゃはははは♪」 ヘブン「・・・こいつの頭に常識っていう言葉、誰か教えてやってくれ(涙)」 たぶん無理。絶対無理。そんなのチンパンジーに英語を教えるのと同じくらい無理難解であろう。 冷牙「・・・よくも今まで好き勝手やってくれやがったな!!」 流水「きゃははっ、やっつけまくり、決定♪」 雷斗「・・・ぶっ潰す!!」 青い風が吹き荒れ、紫色の水流が噴出し、銀色の稲光が飛び出し、それぞれがヴォルファス、チューン、トーライの姿へと変わる!! サーベルファンガイア「・・・・くっ、所詮何人集まろうと、全員仲良くあの世に送って差し上げますよっ!!!」 そういって、指を鳴らして無数の黒い三日月形の刃が飛び出し、襲い掛かってきた・・!! が、その時だった!! 「はっ!!」 凛とした声とともに、飛び出してきた人物が指を鳴らすと地面から噴出した水柱が壁となって刃をはじき返し、それらをサーベルタイガーファンガイアが食らってのけぞった!! その人物は・・・・!! シルヴァン「て、テメェは!?」 ナパーム「・・・・・イーズ、君?」 ヘブン「・・・あ!!」 クリス(・・・どちら様でしょうか?) その姿は・・・・!! 腰の辺りまである蒼銀の長髪を後ろで無造作に纏めており、パッと見は美少女のような外見をしている少年・・・・イーズ!! クロキバ「お、お主は!!!”ナイト“殿!!!」 クロキバが平伏して、イーズの前に飛び出し、頭を下げる。 つか、「ナイト」?!それって・・・・確か・・・・・まさか・・・!! イーズ「・・・・・・クロノスキバット3世殿、ご壮健で何よりです。到着が遅れて申し訳ございません」 クロキバ「まさか、キングがお呼びになられたのは・・・!!」 イーズ「はい、ファンガイアの王、キング・・・大友晶様の命を受けて、このファンガイア一族の“ナイト”・・・“魔法技師”イーズ・フロストルティナ、ご子息であり、ファンガイア一族、そして、人類の平和を守る一族の次代の王となりうる大友暁様の援軍としてここに・・・・参上いたしました!」 そういって、俺の前に来ると、ひざを付き恭しく頭を垂れる。 イーズ「ご学友の前では、貴方様がお過ごしになられている学園生活を平穏なものにしたく、不躾な態度と知りつつも、行った振る舞い、何卒お許しを・・・!!」 ヘブン「・・・つまり、俺が父さんの息子なのに、馴れ馴れしくして悪かったってこと?」 シルヴァン「じゃねえの?」 ナパーム「・・・でも、そんなこと、あたしたちだって知ってる」 イーズ「ええ?!でも、皆様、暁様に対して・・・!!」 シルヴァン「・・・まあ、こいつがそういうの気取らないから、付き合いやすいっていうのもあるけど、俺たちにしてみればこいつは可愛い弟分だし、時に頼りになる、どこにでもいるような普通の男の子に過ぎねぇのさ。心から信頼できるし、そばにいると安心できる大切な友達だ。俺たちはそうして付き合っていたいし、そのままでいいって思ってる」 ナパーム「・・・・・・・早々めぐり合えるものじゃない。心から許しあえるダチ(にっこり)。そして、絶好の盗撮モデル(OK)」 ヘブン「・・・あとで穏はぶっ飛ばすとして、そういうこったな。俺ぁ、部下が欲しいってわけじゃないし、まだ偉ぶるほど偉くもない。まあ、これからわかるさ。ここでの付き合い方ってヤツがな」 イーズ「・・・は、はあ・・・・」 ヘブン「・・・さてと、ナイト。今から、俺、アイツぶっ飛ばすけど、お前、一緒に戦ってくれるってことで、いいの?」 イーズ「は、はい!!これを、届けに着たんです!!私が開発した、新しいデバイスです!!」 見ると、それは手の平くらいの大きさの銀色の円盤に、三つの穴が開いている不思議なデバイスだ。 イーズ「これを、クロキバ様に装着させてください!!」 クロキバ「うむ?我にか?」 ヘブン「・・・・クロキバ、覚悟はいい?」 クロキバ「・・・・ふっ、お主にどこまでもついていくと交わした言葉は、伊達ではないぞ?」 ヘブン「怖く・・・ねぇのか?」 クロキバ「・・・正直、少しはな。だが、お主を、ナイト殿を、信じる気持ちが今勝っているようであるな。暁、決意が揺らぐ前に、早く!!」 ヘブン「・・・分かったぜ!!!」 ディスクを持つと、装着していた青い弾丸、紫色の弾丸、そして銀色の弾丸が装着され、そしてそれがクロキバに重なると、黒い翼の上から銀色の翼が生えているような形に変わる!! ヘブン「冷牙ァ!!流水!!雷斗ォ!!まとめて、限界まで、トバすぜぇっ!!!」 冷牙「了解だ!」 流水「OK!!」 雷斗「おう!!」 ヘブン「クライマックス決めるぜ!!!変身!!!!」 クロキバが俺の手をかむと、俺の全身にウルフェンの紋章、マーマンの紋章、そしてフランケンの紋章が浮かび上がる!! 「Duet transformation!!Quartet Form!!!」 やがて背中から翼が広がると、その翼から放たれる銀色の眩しい光に吸い込まれた冷牙、流水、雷斗の姿がイメージとなって重なり、やがて、左腕が青き狼、ヴォルファスフォームとなり、右腕がチューンフォーム、そして胸がトーライフォームへと変わり、背中から銀色の翼が大きく広がる!!! ボルダー「4人が・・・!!」 セレス「合体した!!」 イーズ「成功です!!!これこそ、ヘブンシステムで発見した新しいフォーム、その名も、カルテットフォーム!!!」 サーベルファンガイア「な・・・何ですって!?」 サーベルタイガーファンガイアが驚きのあまりにのけぞる。 「「「「限界ブッチギリで、トバすぜぇえええええっ!!」」」」 クロキバ「行くぞ!!」 うむ?どうやら、このフォームではメインの意識及びコントロール出来るのは我のようであるな。ふむ、これは、つまり、暁や冷牙の風を操る能力、流水の水を操る能力、そして雷斗の雷を操る能力を・・・自在に操れるということか!! ふむ・・・・それでは行くとするか。愚か者の断罪にな!! サーベルファンガイア「おのれぇえええええええええ!!」 ヘブンQフォーム「ふん!」 サーベルタイガーファンガイアの攻撃を難なく片手で受け止め、軽くはじくと、凄まじい怪力にのけぞり、そこを付いて、取り出したトーライハンマーを突き出し、思い切り吹き飛ばす!!! サーベルファンガイア「あああああああああ!!」 ヘブンQフォーム「ふんっ!!」 ハンマーを振り回し次々とたたきつけて、火花が飛び散り、骨がきしみへし折れていく!! そして、サーベルタイガーファンガイアの腹部にチューンシューターを押し当てると、トリガーを引き、一斉に銃弾を発射し、サーベルタイガーファンガイアを追い詰めていく!! 暁(一気に行くぜっ!!!) ヘブンQフォーム「うむ!!」 そういって、取り出したのは、ヴォルファストマホーク・・!! 冷牙(・・・クロキバ・・・・お前・・・!!) クロキバ(・・・過去にケリをつけよ。お主の手で!!) 冷牙「・・・・・ああ!!」 「Full Charge!!Maximum Tension!!」 電子音が鳴り響き、手に宿した斧に青色の風がまとい、さらにその上から銀色の光が、紫色の激流が、そして全てを包み込むまばゆき光がひとつになり、大地が震え、空気が振動し、カルテットフォームを中心にエネルギーの渦が発生する!!! 冷牙「・・・・これは復讐とか、そんなみみっちいモンじゃねえ。そうだろ、暁!」 暁(・・・・・お前がそう思うならな) 冷牙「・・・・どんなに大切な人を失い、居場所を失い、悲しみや怒りが消えないとしても―・・・・それでも、今、俺には・・・・差し伸べてくれる手が、受け入れてくれる居場所が・・・ある・・・!」 流水(うん!) 冷牙「・・・今度は俺の番だ・・・!!」 雷斗(・・・・決めろ!!) ヘブンQフォーム「・・・さあ、断罪の時だ。己が罪、悔い改めよ!!」 そういって、飛び上がると全身に青い風をまとい、翼を広げるとカルテットフォームの姿に銀色のワシ、そして青きオオカミのイメージが重なり、光り輝く巨大な刃を一気に振り下ろす!!! ヘブンQフォーム「マキシマム・ハウリング・スラッシュ!!!!」 サーベルファンガイア「ぎゃああああああああああああああああああ!!!!」 斧で無数切り刻まれ、巻き込まれたスワローテイルプレデターが爆発し、サーベルタイガーファンガイアが吹き飛び、火花を散らしながら地面を転がり、やがてその姿がボロボロになった聖の姿に変わる。 聖「・・・ああ・・・・・あたしが・・・・死ぬの?」 髪を振り乱し、悪鬼のような表情を向けると、憎悪に満ちた声で話し出す。そのときの顔は、額から滴り落ちる血にまみれて三日月のように唇の端を吊り上げて笑っている・・・!! 聖「ヒヒヒ・・・キヒヒヒヒヒヒヒ・・・・ウヒャヒャヒャヒャヒャ!!!!これで、ごれで、終わったと、思わないで、ぐだざいねっ!!!!私が、死んでも、まだ真の四天王が、そして、イングリッド様が、残っている!!!!どの道、お前たちに、残されているのは、絶望と、混沌と、虚無に満ちた地獄だけだぁあああああああああああああああ!!あははははははははは!!地獄からその様子、楽しく見物、ざせて、いだだきましょうか・・・!!アヒャヒャヒャヒャヒャヒャ・・・・・アーーーーーーーーーーーヒャヒャヒャヒャヒャヒャ・・・・・・・!!!!!」 狂ったように笑い声を上げて、その直後、彼女の体が巨大な炎を吹き出して、爆発した・・・。 やがて、その場所には彼女の残骸であろう消し炭のみしか残らず、黒煙と炎が吹き荒れる乾いた大地を見て、思った。 暁「・・・これで終わりじゃない。むしろ、始まりか・・・」 クリス「・・・真の四天王・・・・どんな人たちなのでしょう・・・?」 暁「さあな、いずれにせよ、また襲ってくるだろうさ。理由はひとつ、邪魔だからな」 冷牙「・・・・ぐ・・・・」 冷牙が倒れこみ、それを誰かが支えた。 冷牙「・・・・穏・・・・・・姉さん・・・・いや・・・・セレス」 セレス「・・・・・・冷牙くん・・・・あたしは・・・」 冷牙「・・・・・いいさ・・・・・焦らずに・・・・ゆっくりと・・・・ゆっくりと思い出していけばいい・・・・いつでもそばに・・・・俺がいるんだからな」 セレス「・・・・・・・うん、ありがとう、冷牙くん」 もう大丈夫だな。そう、確かに記憶を失い、不安な気持ちもわかる。 でもさ、一人じゃないんだ。これから助け合って少しずつ少しずつ思い出していけばいい。 俺たちも一緒にいてやるからよ。 イーズ「・・・・・姉さん、僕自身のケリはついたよ。もう、過去に囚われなくていいんだよ・・・?」 凛「・・・・・イーズ?」 凛がイーズがつぶやいていた言葉を耳にして、首をかしげる。そして、彼の耳にしている青いサメのピアスを見て、ふと、脳裏にある考えがよぎった。 凛「・・・・・・・・・まさかな」 どうせ、それはないだろう。 そう思うも、釈然としない気持ちで、凛はイーズを見ていた・・・。 「・・・聖が失敗しました。イングリッド様、予定通りです」 イングリッド「・・・ふふっ、私たちの封印を解いてくださった時点で、もはや使いゴマに過ぎないのに、ずいぶんと盛り上げるころにご執心のようで・・・おめでたいことです。さあ、次の舞台はどなたが盛り上げてくださるのかしら?真の四天王、薔薇十字騎士団(ローゼンクロスナイト)の皆さん?」 その声に反応するかのようになぜか、“3人”の人物が暗がりから姿を見せる。 イングリッド「・・・ふふふっ、“ベリル”はまだかしら?」 「・・・彼女はもうすでに、宿主を決めて、行動中です」 イングリッド「ふふ・・・彼女の持つ“ありとあらゆるのものを食い尽くす”欲望の能力・・・“ソウルイーター”・・・・誰が受け入れる器となったのかしら?」 「・・・はい・・・・聖が選びました。彼女の存在は、ルシファーズハンマーに大きな影響を与えることでしょう・・・例え正体が知られたとしても、果たして、簡単に倒せるかどうか・・・」 イングリッド「うふふふ・・・そう・・・・楽しみね」 そういって、妖艶にイングリッドが笑った。 一方・・・。 とあるファーストフード店。大きな袋にたくさんのハンバーガーやらポテトやら、たくさんの食べ物を詰め込んだ一人の少女がお店から出てきた。その光景は細身の彼女が一人で全部食べるのかと奇異な視線を集めるほどであった。 携帯電話が鳴り出し、彼女がそれをとる。 「・・・はい、ベリル。ああ、イングリッド?うん、分かってるよ。計画通りことは運ぶさ。せっかく、いい身体も手に入ったことだしね。思う存分食べるとするよ」 「大友暁、ならびに伝説のライダーを“食って”、その能力を、ボクが手に入れるってことで、OK?」 笑みを浮かべて、その少女が携帯を閉じると、深夜の町並みに消えていった・・・。 時同じくして・・・。 一人、マリアはビルの屋上にひざを抱えて、まるで怖いものから逃れるように体を小さくして座り込んでいた。 マリア「・・・嫌、嫌だよ、このままじゃ、ダメなのに・・・・。このまま・・・このままじゃ・・・暁くんに嫌われちゃうよぅ・・・ううう・・」 敵に操られていたとはいえ、自分が行ってきた非道な行為の数々・・・。 脳裏によぎるたびに、罪の意識にさいなまれて、落ち込み、悩み、絶望の闇にさいなまれるマリアの姿があった・・・。 続く Next Line 「The Gourmet of fear」 |
鴎
2011年02月19日(土) 07時40分07秒 公開 ■この作品の著作権は鴎さんにあります。無断転載は禁止です。 |
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cAZ61r I really liked your article.Much thanks again. Awesome. | 30点 | Article submission | ■2012-08-07 15:00:30 | 91.201.64.7 |
感想への返信、ありがとう御座いますm(_ _)m 明久「ちなみに翠は暁のことを“兄さん”って呼ぶけど、偶に呼び捨てをするかな。双子な分、あんましどちらかが上だってことは気にしていないらしいし、仲的にはいい感じだよ。偶に意見も会わなくて喧嘩もするけど、それでも仲の良い兄妹だって僕から見ても言えるし」 翠「そいうわけだから、【ヘブン】の兄さんも好きな風に呼んでね♪」 暁「まあそういうこった。ちなみに主に俺達に関わり、俺達の正体を知ることになる【バカテス】における《文月学園》の主要メンバーとしては、雄二や霧島さん、康太に工藤さん、秀吉にその双子の姉である優子、後は【バカテス】のメインヒロインともいえる姫路と島田の二人だな。知ることになった理由だけど、原典【バカテス】における第二巻の際の誘拐事件がきっかけになっているってことを言っておこう。ちなみに明久には双子の妹がいるという設定でもある。なお、名前は『吉井 雪奈(ゆきな)』だ」 雪奈嬢も明久同様に、『仮面ライダー』になるという設定を持っています。ちなみに変身『ライダー』の名前は『嵐姫(らんき)』です。タイプは【電王】タイプ。 イーズ「……それはそうと、【ヘブン】の暁達が通っている学校のクラスの皆って……;」 クリス「…本当に、異端審問会に見劣りしないって、どれくらいですか…;」 クロキバ「…三人娘殿達も呆れているくらいだからな。なんとも言えん……;」 明久「……それはそうと、本当に穏ちゃんってムッツリーニと同じように隠し撮り(盗撮)写真を売りまくっているんだね…;」 イーズ「…本当に、あっちの僕はどうなっちゃうんですか!?」 …不安がでてきますね〜、本当に……; 星「……んでもって、いよいよ【ヘブン】における俺やフェザーの登場も近いらしいけど、これって真の《アヴァロン四天王》の登場と同時って可能性もあるし、結構厄介な気がしてならないな……;」 フェザー「ですね…; ……それにしても、真の《四天王》《薔薇十字騎士団(ローゼンクロスナイト)》の方々は現在生きている“人間”の身体を“器”にしているらしい言葉がありますけど、そうなると誰に“憑依”したのでしょう?」 モモタロス「特に一番手の『ベリル』って奴が厄介な存在みたいだぜ。“相手を喰らってその能力を取り込む”をヤツらしいから性質が悪いぞ…;」 ……“ソウルイーター”……“魂喰らい”ですか……。確かに“喰らったものの能力を取り込む”というところはあっていますね。“欲望”にして“暴食”の力といっても過言ではありませんし、これはとんでもないことが起きそうですね……; 暁「……それにしても、聖のバカが選んだ選んだってことから考えると……やっぱり昴ってことになるのか? 【ヘブン】の俺達である《ルシファーズハンマー》のメンバーに大きな影響を与えるとしたら、その可能性があると思う……」 クリス「…そうなると、本当に厄介ですね。特に雷斗さんが…; 聖のバカがやりそうなことですね…#」 死んでも本当にとんでもないことを残して逝きますね〜、あのクソ外道シスターは……!# ……しかし、本当に死んだんでしょうか…? 暁「…確かに、あのクソ外道シスターのことだから何かしらの保険をかけている可能性が高いからな…。今回【ヘブン】のイーズの持ってきた機械によって強化変身した『仮面ライダーヘブン・カルテッドフォーム』でどうにか倒した感じだけど、本当にどうなったんだ?」 クロキバ「……なにぶん、『ナイアルラトホテップ』と言う名の“魔道具”を持っていた女だからな…。イングリッドの奴が気づかないようなことをしていてもおかしくは無いはずだ…! …それに『ナイアルラトホテップ』には確か『千の無貌』、『這い寄る混沌』という名を持つ“邪神”からとられていると考えられる。実質、一つの《世界》の“存在”を殺したとしても、完全には殺せない化け物といわれる存在。“本体と呼ぶべき存在”が存在しない……そのように言われているからな。そうなると、やはりどこかに保険をかけて予備の肉体か、それとなる“肉体”を用意していないとは考えにくい…!」 そうなった場合は、まさにイングリッドさんにとっては“獅子身中の虫”ってことになりますね。自分が利用していたと思っている相手に利用されているというオチで……後、気になったのですが、聖のバカが潰れてしまった片目に埋め込んでいた『ナイアルラトホテップ』がどうなったという描写がありませんでしたが、どうなったのですか? 何か、聖と一緒に滅んだというイメージがどうしても浮かびません…! クリス「…それと、エリザベートさんの姿がどこにも見えないようでしたけど、どうしているんですか?」 色々と精神的に追い詰められているようでしたからね。それなりに気になってきます…。 イーズ「…精神的に追い詰められているといえば、マリア姉さんにもいえていることだけど、セレスさんと会った瞬間、色々と自分の中に溜め込んでいたことを吐き出してどこかに言っちゃったけど、転生した身として言うのもおかしいけど、どうにかして辛い“過去”から抜け出して欲しいな…。あのままじゃあ、何時か壊れちゃうし……」 本当に、複雑なものですね……。追いかけようとしたセレスさんもセレスさんで、聖のバカが潜ませていたと考えられる“プレデター”の連中に邪魔をされてしまって終えなくなってしまいましたけど、メダルアニマルで追っているから、どこに居るのかが分かるだけ可能性があるだけ、マシでしょうね…。 イーズ「雷斗さん。ナイスです」 流水「……ところで、どうして【ヘブン】の僕は車に乗ってハンドルを持つと、性格が変わっちゃうようなキャラクターになってんの!? 流石にこれは無いよ!!?」 冷牙「…ってか【ヘブン】の俺の扱いも酷かねぇ〜!? マジでこれは酷すぎるぞ、オイィィィィ!!?」 電「……雷斗。セレスさんこと月華さん。大声、でも、いいから、つっこんで、やって……;」 明久「…【ヘブン】の流水が運転している結果、暴走ジープガは知っているその一方で、空を飛ぶ“プレデター”に苦戦している『ライダー』三人」 翠「とは言っても、穏ちゃんこと『ナパーム』のおかげでどうにかなったけどね。流石は遠距離攻撃のプロフェッショナル♪」 モモタロス「どうにかして“ウィルス”の抗体を“スワローテイルプレデター”の奴の体内のどこかにあるだろうって調べた結果、どうにか見つけたけど、そこでお邪魔虫的に外道シスターが登場だって言うんだから、本当に嫌な奴だぜ!#」 星「奴の不意打ちのおかげで全員変身が解除されちまったけど、それでも己の意地を賭けて立ち向かう【ヘブン】の暁の姿には驚かされるぜ…! 流石は慧姉の息子!!」 フェザー「…その理由の一つというのが、散々運が悪くて修羅場に巻き込まれてしまったことだという辺りも、慧さんのご子息であると納得がいってしまうことを許してください……m(_ _)m」 …その結果が聖のアホフルボッコタイムですからね。実にスッキリする感じです!! その際に言っている台詞もカッコ良過ぎます!!! クリス「はい!! まったくです!!!(大興奮中)」 暁「……流石に、恥ずかしいがな。《平行世界》の本人である俺としては……///」 翠「まあ、まあ。その結果、仲間達も震え上がり、改めて変身すると同時に戦闘に参加してくれたんだから、結果OKでしょう?」 クロキバ「だな。……それにしても、いいタイミングで来たのはいいが、もう少しやり方ってものがあるだろう……(呆れ)」 流水「……【ヘブン】の僕……もうちょっと自重しようよ……(涙)」 冷牙「……【ヘブン】の俺……お疲れさん……(涙)」 電「……なん、とも、いえ、ん……;」 明久「…それはそうと、聖さんにいたってはだけど……良い様だね♪」 他一同『まったくだ!!』 自業自得です♪ んでもって【ヘブン】のイーズ君も良いタイミングですね、本当に♪ クロキバ「…ところで、何故彼のことを三世は知っていたのだ?」 何かの仕事をしていて、遠出をした際に出会ったのではないですか? イーズ「…それにしても、【ヘブン】の僕が“魔法技師”だっていうところには、ちょっと驚いたかな。まあ、色々と調べていることが多いことを考えると、そうなってもおかしくないしね」 暁「確かにな。それと【ヘブン】の俺の言っている通り、俺もあんましどこかで偉ぶるのは嫌だし、誰かを部下にするって言うのはちょっと抵抗があるからな」 明久「その分、暁と翠とは本当に付き合いの良い友達でいられるからね」 翠「へへへ、まあね♪ …………とはいっても、アキ君には別の形で見てもらいたいかな……(ボソ)」 明久「? 翠、何か言った?」 翠「は!? な、なんでもないよ?///」 明久「???」 星「……はあ〜(呆れ) …それはそうと、イーズ(ヘブン)が持ってきた“デバイス”だけど、どうやって作ったんだ?」 ……それにしても新フォームである『カルテットフォーム』ですけど、これって【キバ】における『ドガバキフォーム』と同じようなものだと考えていいのでしょうか? まあ、メイン意識となっているのが三世であり、彼の判断で他の四人の意識と入れ替わることができるというのは、中々面白いと思います。 冷牙「…その力の結果、見事なまでに聖のバカを圧倒的に叩き潰した。…最後辺りに【ヘブン】の俺に止めを刺させてくれたことには、本当に感謝したりねぇ……」 流水「…それにしてもさあ、あの狂人。最後の最後まで嫌な奴だね。怨嗟ともいうべきこといって消えていったんだから…#」 電「…それに、ついては、同感、だ。真の《四天王》、ただ、者、で、ある、はずが、ない…」 モモタロス「それはそれとして、蜂姉ちゃん(セレスさんのこと)の方はどうにかなるって感じだな」 フェザー「ですね。……それはそうと、あちらのイーズ君はどうしてマリアさんとのことを暁(ヘブン)君に喋らないのかしら?」 翠「…今の立場が立場だからじゃないですか?今の彼は曲りなりとも“ファンガイア”の“ナイト”という立場。そんな自分が“前世”は“プレデター”である『マリア・シャークエッジ』の弟だったなんていえないんじゃない?」 暁「その可能性があるな。……にしても、マリアさんとの関係については、何気に凛嬢が一番気付いたようだけど、どうなるんだ?」 今後の展開で明らかになるでしょうけど、気になってきますね。 クリス「…それはそうと、フレアさんの方は方でどうなっているのですか? 今のところは入院状態であったようですけど、もう担任できる状態になっていてもおかしくないのではないですか?」 フェザー「彼女の登場が今後の展開に何かをもたらすかもしれませんね」 モモタロス「…しっかし、今のところ残っている“時の列車”って言うのが“水”と“金”、そして“魔”ってことだけどよ〜。誰が本当に選ばれるんだ、これ?」 そこも確かに気になるところですね。……しかし、予定通りに聖の奴が死んだと考えているイングリッドさんですけど、その裏を取られないといいのですがね……。 暁「……ここまで来ると、本当に正念場って感じがするからな。【ヘブン】の俺! 頑張れよ!!」 クリス「【ヘブン】の私も頑張って下さい! 戦いも! そして……恋も!!!」 クロキバ「三世! しっかりとそちらの暁達を支えてやれよ!!!」 冷・流・電「「「【ヘブン】の俺(僕)達も負けるな!!」」」 明久「……ところでさ〜、真の《四天王》の一人である『ベリル』って人が昴ちゃんに取り付いたと考えて、その憑依者の意識に呑まれたりしないのかな?」 翠「…確かに、明らかに精神的には『ベリル』って人のほうが上かもしれないけど、それでも今までの昴ちゃんの生活の様子とかを考えていくと、逆に飲み込んでいきそうな気がするね……;」 【ヘブン】の暁の周りに居る女性達は、癖の強い人達が多いですからね。そうなっても無理は無いと思います…; 後、明久以外の【バカテス】キャラクターは『アスレイ』に出演はしています。根本的ストーリーは【バカテス】がメインな感じです。 それでは、感想は以上です。今後の展開に期待しています。 暁&明久「「そんじゃあ、まあ、」」 一同『次回の話も楽しみにさせていただきます!!』 〜……時と次元を越えて……俺、参上!!〜 〜……限界を超えて……参る!!〜 |
50点 | 烈 | ■2011-02-19 11:32:34 | i114-189-58-204.s10.a044.ap.plala.or.jp |
合計 | 80点 |