仮面ライダーワルキューレ Mission24
Mission24「深紅の聖騎士降臨!!」

太陽と月が睨み合う空、その真下では熾烈な戦いが展開された。場所は校庭であったがそこはいつの間にか強風によって荒れ地に変わっていた。ハルピュイアヤミーが鉤爪を大きく振るい、そのたびにブンっと音を立てて風が目にも止まらない速さで吹き抜け、ワルキューレを吹き飛ばそうと強力な衝撃が叩きつけられる。前へ進もうとするが強風で思うように動けず、翻弄するような動きを繰り出すハルピュイアヤミーになかなか攻撃が当たらない。ランスと鉤爪が激しくぶつかり合い、金属と金属がぶつかり合う音と暴風が吹く音が重なり合い、何とも言えない轟音が校庭から響き渡る。

ワルキューレ・ストーム「これでどうだ―――――!!」

ワルキューレがセルメダルを3枚投入してフルバーストし、ランスに風が渦を巻きだす。そしてランスを突きだすと緑色の暴風が竜巻のようになってハルピュイアヤミーに襲いかかっていく!!そして渦がハルピュイアヤミーの周りを取り囲むと、右足からステゴザウルスの棘が生え出し、前へ飛び出すと一気に右足を振りあげる!!

ハルピュイアヤミー「・・・・その程度ですか。興ざめですわ!!」

すると、取り囲んでいた風を、鉤爪で一気に薙ぎ払い、風が消え去った!そしてさらに飛び込んできたワルキューレをカウンターの要領で強風が襲いかかり、吹き飛ばされて地面に叩きつけられる!!

ワルキューレ・ストーム「きゃあああああああああああ!!」

そこへ仮面ライダーファング・ライムフォームとシェリーフォームが駆け付ける!!

ファング・ライム「おい、大丈夫か!?」
ワルキューレ・ストーム「・・・・あいつ、今までのヤミーとはけた違いだ」
ファング・シェリー「・・・あれ、アベルのでもないしシエルのヤミーでもない、でも、カブキのでもないし、キールのでもない。一体何なの!?」

ハルピュイアヤミー「・・・そういえば、まだ貴方がたは「幻獣系」とはお会いしたことはなかったでしたね?」

ワルキューレ・ストーム「・・・幻獣系、だって!?」
ファング・ライム「何だそれは・・!?」
ワルキューレ・ストーム「幻獣系って、聞いたことないよ!?」

メイ「・・・・いや、お前ら、前に言ったから。幻獣系グリードのゼロっていうのがいるって、話したことあるから」
ファング・シェリー「・・・二人とも、忘れてたの?」

「「・・・・・・ソンナコトナイヨ」」

ハルピュイアヤミー「・・・・苦労してますわね、恐竜のグリードさん」
メイ「・・・・・まあな」
ワルキューレ・ストーム「メイ!ボクはこんなバカ虎と一緒にするな!!ボクは忘れてなんかいない!!たまたま思いだせなかっただけだ!!」
ファング・ライム「そうだ!!こんなまな板ツルペタ貧乳サルと一緒にするな!!私は記憶になかっただけだ!!」
ワルキューレ・ストーム「誰がまな板だ、ツルペタだ、貧乳だ、このエロ虎!」
ファング・ライム「誰がエロだ、このヌリカベ胸、絶壁胸、ペチャパイが!!」
メイ「ケンカしている場合か!!」

ハルピュイアヤミー「・・・・愚かな事ですわね」

ふうっと扇子を取り出してため息をつかれている。もう完全に舐められている。

ファング・シェリー「もう、バカやってる場合じゃないよ!!このままじゃお祭りがメチャクチャになっちゃうでしょっ!?戦闘態勢、仕切りなおさないと!!」
ファング・ライム「そうだな、せっかくの祭りを台無しになどされてたまるか!!」
ハルピュイアヤミー「ふふ、勇ましい事ですわね。ですが、勢いだけではこの私、由利カマノスケは倒せませんよ」

ワルキューレ・ストーム「百合だかオカマだかバカだか何だか知らないけど、あんたみたいなのを、自信過剰って言うんだよ!!一気に叩きのめしてやる!!」
ファング・シェリー「応戦するよ!!瑛子ちゃん!!」
ファング・ライム「おう!!」

シェリーフォームがシェリーセイバーを振るい、無数の赤いドクロの死霊が襲いかかっていく!それを扇子で払うと、払った直後に光の速さで切りかかってきたライムフォームの斬撃が放たれ、次々と繰り出される斬撃を涼しい顔でハルピュイアヤミーがかわす!

ハルピュイアヤミー「ただ振りまわすだけでは当たりませんよ?」
ファング・ライム「ああ、ただ振りまわしているだけじゃないからな!!」

その直後だった。背後に回り込んでいたワルキューレが青いメダルに変えてその姿をスプラッシュフォームに変えて、槍を構えて飛び込んできた!!

ハルピュイアヤミー「こざかしい・・!」
ファング・スプラッシュ「・・・その攻撃を待っていたよ」

ハルピュイアヤミーが鉤爪を振るって攻撃を繰り出す。しかしスプラッシュフォームは槍から水流を噴き出すとそれがまるで障壁のようにスプラッシュフォームを覆っていく!

ファング・スプラッシュ「フルカウンター!!!」
ハルピュイアヤミー「!?」

鉤爪を振るって放った暴風が障壁ではじき返されて倍の威力となってハルピュイアヤミーに襲いかかっていく!予想外の攻撃にハルピュイアヤミーが防御しきれず吹き飛ばされ土煙を上げながら校庭の端まで吹き飛ばされ、木々を折りながら全身を叩きつけられた!

ワルキューレ・ストーム「・・・おあいにく様、諦めが悪すぎるんだよ、ボクらはね!!」
ハルピュイアヤミー「・・・・そうですか、では、ここでやはり殺しておきますか。生かしておくと厄介ですわね!!」


一方、裏庭では・・。

テティス「はあっ!!やあっ!だあああああああああ!!」

怒りで完全に我を見失ったテティスが槍を振りまわし、カブキに切りかかっていた!!激情のままに槍を振るうがそれをカブキは右腕の触手を振るってかわし、弾き飛ばすと、左腕の銃でテティスのアーマーを撃った!!電撃弾が爆発し、テティスが吹き飛び地面を転げまわる!!

テティス「きゃあああああああああ!!」
カブキ「ふん、貴方なんかに用はないわ。私が用があるのは真墨ちゃんだけ。邪魔しないでくれる?」
テティス「・・・・そう言われて、はいそうですかって、親友を・・・渡さないわ!!」

テティスが槍を突き出すと青い魔法陣が浮かび上がり、超低温の冷気がカブキに発射される!!冷気によって触手が見る見る凍りついていく!!

カブキ「何!?」

身体が徐々に凍りだし、身動きが取れなくなるカブキ!

カブキ「・・・いい加減にしなさいよ、うざったいわよ、貴方!!」

カブキの全身に電流が走り、その高熱で氷が蒸発し吹き飛んでいく!!そして触手を振るってテティスを吹き飛ばす!!テティスの姿が茉莉の姿に戻り、裏庭に転げ落ちる!!

茉莉「きゃあああああああ!!!」
カブキ「ふん・・・」

その時だった。
どこからか飛んできたセルメダルの弾丸がカブキに直撃し、カブキも吹き飛んだ。見るとそこにはアスカが変身した仮面ライダールッカの姿があった。

ルッカ「大丈夫であるか、ちみっ子!!」
茉莉「・・・シェオロ・・・・!」
ルッカ「カブキ、いたずらが過ぎたのであーる!!今までアベルやシエルにくっついているだけの純真無垢だった君は今いずこ!?何があったであるか、世間の荒波にもまれて純真無垢でピュアな君の心はズタズタに荒んでしまった模様」
カブキ「・・・そうね、何も知らないままでいられるなら、それはそれで幸せだったかもね。でも、もうアタシはあの時のように、もう誰にも騙されない。誰も信じない。仲間なんて・・・仲間なんて・・・もう信じるもんか!!」
ルッカ「・・・何があったかは知らないが、もうこれ以上好き勝手はさせられない。大人しくお縄につきやがれである!!」

ルッカがクローを構えてカブキに飛びかかっていく!!打撃とともにマグマのエネルギーが身体に叩きつけられる!!カブキも触手を振るうがその攻撃を華麗なステップで避けてルッカが次々とパンチ攻撃を繰り出す!!壁に叩きつけられるカブキ!!すると、そこへものすごい勢いで突進してきたギュゼルがカブキを吹き飛ばした!!

ギュゼル「・・・悪い子供にはお仕置きだ」
ルッカ「大人しく捕まるである!!」
カブキ「・・・負けない、私は、強くなったんだ――!!」

カブキがよろよろと立ち上がり、触手を振りまわしてルッカに襲いかかる!!

するとその時だった。カブキを迎え撃つべくギュゼルが突進攻撃を繰り出そうとするが、そこへシエルが飛び出し、槍を突き出して吹き飛ばした!!

ギュゼル「シエルか・・・」
シエル「カブキ!!何無茶やっているんだ!!こいつらが相手じゃかなう訳がないだろうが!!」

ルッカ(こいつら、仲たがいしていたはずではなかったのであるか!?)
ギュゼル(・・・・どういうことだ?)

カブキ「・・・今更何よ。アタシのこと裏切ったくせに、アベルを殺したくせに、仲間ツラするなっ!!アタシは、あんたのこと、絶対に許せない!!」
シエル「どういうことだよ、アベルを殺したって、どういうことだよっ!?」
カブキ「今更とぼけるな、覚悟しろ――――――――っ!!」

カブキは問答無用で銃を構えてシエルに乱射する!!シエルも槍を構えるが反射をためらい、銃弾が撃ち込まれていく!!

ルッカ「・・・やはり、仲たがいしているようである」
ギュゼル「・・・・ああ。だが、様子がおかしいぞ」

テティス「今だ、スキあり!!はああああああああああああ!!」

テティスが槍にセルメダルを3枚投入して、青い魔法陣が浮かび上がる。そしてそこから凄まじい勢いで吹雪が放出され、シエルとカブキが見る見る凍りついていく!!

シエル「し、しまった!!」
カブキ「うわっ!!」

テティスが空中高く飛び上がり、両足を大きく開いて挟み込むように両足蹴りをシエルに叩きつける!!蹴りつけた衝撃で吹き飛び、そのままカブキを巻き込んで二人が吹き飛ばされ、地面に転がり落ちる!!

シエル「ぐっ・・・!!」
カブキ「・・・・どいつもこいつも、カブキの、邪魔、するな―――――――――――っ!!」

カブキが電光弾を地面にたたきつけて破裂し、辺り一面が真っ白になり、全員が目をつぶる。そして、目をあけると、そこには、カブキの姿はなく、シエルの姿もなかった。

ルッカ「逃げたようであるな・・」
ギュゼル「深追いは禁物だ。それに、さっきカブキに攻撃した時発信機をつけておいた。どこに隠れようが、後で突き止めてやる」
テティス「・・・はあ・・・・はあ・・・・はあ・・・」

テティスの姿が茉莉に戻り、槍を杖代わりによろよろと立ちあがる。アスカと真の姿に戻り、茉莉に駆け寄る。

アスカ「大丈夫であるか、ちみっ子!!」
茉莉「・・・全身バラバラになりそう・・・マジキツすぎ・・・それより・・・暁は!?それに、蘭も・・・!!」

その時であった。

香澄「黄司さん!!そんなところにいましたの!?」

意外な人物が声をかけてきた。それは何と宇津保香澄であった。

アスカ「ふおおおおおおおおおおおおお!?」
真「ほう、これは暁が見たら喜びそうだな」
茉莉「・・・・あんたさぁ、どうして、そんな、メイド服姿なわけ・・・?」

そう、宇津保のクラスの出し物は何とメイド喫茶だった。宇津保香澄は黒に白のゴスロリエプロンを身に付け、頭にリボンを巻いた、メイド服を着こんでいたのだ。その服装はよく似合っており、アスカが興奮し、茉莉も似あっているとつい思って感心してしまったほどだった。

香澄「そんなことどうでもいいですわっ!真墨と社さんが事故に巻き込まれて怪我していて、真墨がまだこの近くに貴方がいるというから探しに来たんですわ!!お怪我はありませんの!?」
茉莉「・・・え?あんた、アタシのこと、心配して来てくれたの?」
香澄「貴方は真墨の友人でしょう!!貴方がいなくなったら真墨が悲しみますわ!!私、大好きな友達の友達が傷ついて苦しんでいたら、自分の友達同然助けないと気がすみませんの!!真墨を悲しませるようなこと、絶対に見過ごしたりなんてしない!!」

そういって、茉莉を抱きかかえて保健室へと運んでいく。そして保健室に入ると、そこでは何と電撃を受けて倒れていたはずの真墨がベットで寝ていた蘭の看病をしているではないか。蘭は眠っているようで、軽傷だった。真墨も自分で巻いたのか、包帯とバンソウコウまみれの痛々しい恰好で、痛みを必死でこらえて蘭の額に置いた濡れタオルを取り替えていた。

茉莉「真墨!?」
真墨「・・・・・・・茉莉、大丈夫か」

茉莉が何か言おうとした時、真墨が茉莉を連れて部屋の隅まで引っ張って、声をひそめて話す。

茉莉(・・・あんた、あれだけ電撃食らってたのに大丈夫なの!?)
真墨(いや、それが、ここ最近落雷の直撃食らったり、台車で轢かれて配電盤叩きつけられて感電したり、笹が折れた時に電線引っ掛かってちぎれた電線に当たって感電ばかりしてたから、どうも電気に耐性ついていたらしくて、すぐ回復したんだけど・・・・)
茉莉(・・・・心配したアタシがバカだった)
真墨(ヤバいのはこの後だ。どうも、蘭に俺の正体、バレたかもしれない)
茉莉(えええええええ!?ど、どうして、だよ!?)
真墨(目を開けたら、胸元が脱がされていて、蘭が固まっていたんだ。それに、蘭が聞いてきたんだ)

蘭「ま・・・ますみ・・・・お前・・・お・・・男の・・・子だったのか!?」

真墨(とっさに持っていた睡眠ガスのスプレーをかがせて眠らせて、その後通りかかったけど、今、ゆっくり説明している時間がない。対策立てないと・・・!)
茉莉(・・・対策、考えないとヤバいよね、そりゃ)

香澄「何、ひそひそ話してますの・・・?」

香澄がいつの間にか近づいていて真墨と茉莉が吹っ飛んだ。そして、真墨の手を取り、両手で包み込むように握りしめた。

香澄「真墨、大丈夫ですの!?」
真墨「あ、ああ、俺は何て事ないけど・・・」
香澄「おバカ!!そんな怪我だらけしていて何て事ないわけないでしょう!!無理するんじゃないの!!大体どうしてこういっつも貴方は怪我ばかりしてますの!?いつも身の周りや行動には人一倍気をつけろとあれほど申しているでしょう!!もう、本当にいい加減になさい!!こっちはもう、気が気じゃないわよ!!」

胸倉をつかんで香澄に怒鳴られる、真墨は目をパチクリさせて香澄を見る。しかし、香澄の手が震えていた。そして香澄の声が、少し涙が交じったような声になっていた。

香澄「・・・・貴方に何かあったら、私、心配で心配でどうしようもないのに。そんな大怪我ばかりして、貴方がもし死んじゃったら・・・・そんなこと思いたくないのに、胸が張り裂けそうで・・・苦しくて・・・心配なのに・・・・お願いだから・・・もう少し・・・気をつけてよ・・・・」

香澄が涙を流していた。ポロポロと涙をこぼし、真墨に必死で自分の思いを伝える。香澄のそんな姿に胸がはげしく痛む感覚を感じた。自分のことを本気で心配し、怒り、涙まで流すほどに心配してくれている。ここまで迷惑をかけてしまったことを、真墨は激しく後悔した。

真墨「・・・わ・・・・わりぃ・・・本当に・・・悪かったよ」
真墨がすまなさそうに、頭を下げた。香澄が胸倉をつかんだまま泣きだし、やがて真墨の胸に顔をうずめて静かに泣きだした。戦いで受けた傷よりも、香澄の涙が身体にしみこみ、心まで激しくしみるような痛みを感じた。

茉莉(・・・・・・・アイツ、本気で真墨のこと、心配してるんだ)
いつも心のどこかで宇津保の事をバカにしていた。単純で猪突猛進でただひたすら物事を力任せに突っ込んでいくだけしか能のないバカだと思っていたが、茉莉の中で宇津保香澄という人物の評価が変わりつつあった。しかし胸の奥で心がチクリとする痛みを感じていた。それが「嫉妬」であることだと、この時茉莉はまだ知る由もなかった。

アスカ「とりあえず、ここも危ない。避難した方がよさそうである」
真「シェオロ、ここは任せるぞ。私はあれを翠ちゃんに届けてくる」
アスカ「おおっ!ついにあれを使う時がきたであるか!!」
真「まあな。チェックはすべて完了、問題ナッシングだ」

そういって、真が部屋を出て行った。

その頃。
校庭ではハルピュイアヤミーが羽手裏剣を無数発射し、ワルキューレたちを追い込んでいた。背中から生やした翼で空を飛びまわり、空中から容赦なく真下にいる3人に羽手裏剣を発射し反撃の隙も与えない。

ハルピュイアヤミー「うふふふふふふ、あははははははは!!」
ワルキューレ・ストーム「ちくしょ―!!バズーカさえあれば撃ち落とせるのに!!この間香澄ぶっ飛ばして使い果たしたからな―!!」
ファング・ライム「お前香澄様になんてことしてくれたんだ!?」
ファング・シェリー「・・いや、というかどうして護衛任務がメインなのに、バズーカとか爆弾とか普通に学園内に持ち込んでいるの?」
ワルキューレ・ストーム「派手なの好きだから!!“以上”!!」

「「お前の思考回路の方が“異常”だ――――――――っ!!」」
まあ、この姉(兄?何それ誰の事?)にして妹あり、である。

ハルピュイアヤミー「うふふふ、さあ、これでおしまいですわ!!」

ハルピュイアヤミーが翼をはばたかせて手に大きな渦を発生させる。そしてそれを放つと巨大な竜巻が拳とともに発射され、暴風の弾丸が地面に向かって高速で放たれる!!それを交わすが風圧で吹き飛ばされる!!

ワルキューレ・ストーム「きゃあああああああああああああ!!」
ファング・ライム「うわあああああああああ!!」
ファング・シェリー「きゃあああああああああ!!」

3人が吹き飛び、地面に転げまわる。そして暴風が放たれて直撃した地面は激しくえぐれていた。そのすさまじさを見て、3人が息をのむ。ハルピュイアヤミーが3人を見下すように笑みをこぼす。

ハルピュイアヤミー「くふふ、この程度ですの?やれやれ、これはゼロ様のお手をわずらわせるまでもない。ここで始末して差し上げますわ」
ワルキューレ・ストーム「ゼロ・・・!そうだ、どっかで聞いたことがありそうでなかったような名前だったけど、思い出した!!幻獣系ってゼロのことじゃん!!」

果てしなく失礼なことを言い、驚く翠。するとそこへ、真がやってきた。手にはジェルラミンケースを持っている。

真「翠!!」
ワルキューレ・ストーム「ギュゼ・・・いや、真さん!!」
真「これを使え!!ワルキューレの新しい武器だ!!」

真がケースを開いて、赤い盾型の武器を取り出す。盾には「バイソン」「キリン」「ヤギ」の黄金の紋章が刻まれており、盾には装てんされている剣「ジュラフカリバー」が差し込まれている。そして剣の柄の部分が開くと、3枚のメダル「バイソン・コア」「キリン・コア」「ヤギ・コア」がはめ込まれていた。

そう、真が「クジャタシステム」をさらに改良してその能力を最大限まで引き出すことに成功した新しい武器「バイソンシールド」と「ジュラフカリバー」のセット「クジャタドライバー」である!!

ワルキューレが装着すると、盾のバイソンの目が光り出し、メダルも赤い光を放って輝きだす!!

ハルピュイアヤミー「何ですか、この光は・・・!」

ハルピュイアヤミーが光の眩しさとその光から感じる得体のしれない気配に驚く。ワルキューレがバイソンシールドを装着して、ジュラフカリバーを静かに引きぬいた・・!!

ワルキューレ・ストーム「お前たちの好きにさせないよ!!」

「クジャタフォーム!!クリムゾン・レボリューション!!」

ワルキューレのアーマーが解除されると、深紅の光が全身を囲みながらまとわりつき、やがてその姿が深紅の甲冑を着こんだ騎士の姿へと変えていく!!バイソンを模した二本の黄金の角を持つ頭部、黄金のブレストアーマーを装着した上半身、ヤギを模した黄金のラインが施された深紅のアンクレットを装着した重厚な騎士、仮面ライダーワルキューレ・クジャタフォームが登場した!!

その全身から放つオーラに圧倒され、ハルピュイアヤミーが言葉を失い、余裕が表情から消える。近くにいたライムフォーム、シェリーフォームもその高貴ささえ感じる重厚な騎士の姿となった翠に圧倒される。バイソンシールドから取り出したジュラフカリバーの刃が伸びて、短剣から長剣へと変えると、それを突き出した!

ワルキューレ・クジャタ「はあああああああああああああ!!」

すると剣から赤い光が放たれて剣の形のように変わってハルピュイアヤミーの身体を貫いた!!予想外の攻撃にハルピュイアヤミーはよけきれず攻撃が直撃して胸部から爆発しながら地面に急降下して落ちてきた!!

ハルピュイアヤミー「きゃああああああああああああああ!!ば、バカな!!?」
ワルキューレ・クジャタ「祭りをメチャクチャにして、楽しみにしていた人たちを傷つけた、アンタのこと、絶対に許さない!!」
ハルピュイアヤミー「くっ・・・こざかしい!!」

重厚な姿からは想像もつかない俊敏な動きで駆けだし、ハルピュイアヤミーに近寄るとジュラフカリバーで切りかかる!!その一撃を鉤爪で防ぐが、その一撃で鉤爪が叩き折られた!!音を立てて爪の刃が吹き飛ぶ!!ハルピュイアヤミーの顔から色が失せる。

ハルピュイアヤミー「何!?わ、私の爪があああああああああ!!」
ワルキューレ・クジャタ「はああああああああああああ!!」

うろたえて隙だらけとなったハルピュイアヤミーに次々と切りかかり、バイソンのごとく猛然と攻め続けていく!!その怒涛の勢いに反撃する間もなくハルピュイアヤミーに剣を叩きつける!!

ハルピュイアヤミー「きゃあああああああああ!!」

バイソンシールドにセルメダルを3枚投入するスロットにセルメダルを入れる!!

「セル・バースト!!オリハルコンブレイク!!」

「鋼」を司るクジャタフォームの力の最大の特徴は、自身の持つ攻撃力や防御力を鋼の力で最大限まで引き出す事が出来る能力。切れ味、重さ、あらゆる能力が最大限まで高まり、神話上の伝説の鉱石「オリハルコン」のごとく破壊力を極限まで高めた剣を構えて、赤い光を放つと、一気に駆け出し、切りつけた!!

ワルキューレ・クジャタ「はああああああああああああああああ!!」
ハルピュイアヤミー「きゃあああああああああああああああ!!」

ハルピュイアヤミーに紋章が浮かび上がると、全身から火花を散らせてもんどり打つ。そして倒れ込んだ。

ハルピュイアヤミー「・・・・うふふふ・・・あはははは・・・・!!」
ワルキューレ・ストーム「何がおかしい!!」
ハルピュイアヤミー「・・・なかなかの強さですね。見くびった私の負けです。ですが、私以外の十勇士は私以上の実力の持ち主です。はたして、どこまでその勝利が続くか、学園の平和を守れるかどうか・・・・続きは地獄で、見守らせていただきますよ・・・」

そして倒れ込み、ハルピュイアヤミーが爆発し、巨大な炎が爆音とともに空に上がった。
爆発が上がり、煙が上がった後には“風祭さくら”が横たわっていた。ライムフォームとシェリーフォームが駆け付けると、風祭さくらの身体が砂となって崩れ落ち、白骨化した変わり果てた姿になった。

ファング・ライム「な・・・!?」
ファング・シェリー「・・・・これは、魂を喰われていたんですね。強力な力と意思を持つ霊の中には憑依した人間の魂を食らって自身の肉体として現世で自由に行動することが出来るものがあると聞いたことがありますが、彼女はきっと・・・」
ファング・ライム「・・・・・ふざけるな!!何が魂を食らうだ!!超高校級とまで言われるまで、彼女には彼女の人生があったはずだ!!それを・・どんな理由があろうと・・・どんな理由があったって・・・奪っていいはずが・・・ないだろうがっっ!!!!」

骨と化し、やがて粉となって崩れ落ちたさくらの死体のなれのはてを、風が吹き付けて天へと還って行くように舞い上がっていく。その光景を見て、翠も瑛子も美子も、そして真も、胸が締め付けられる切なさと、彼女の命を理不尽に奪ったゼロへの激しい怒りで、胸がいっぱいだった。


蘭「・・・・・・うん?」

保健室、目を覚ますとそこには茉莉、朱美、霧子、そして真墨の姿があった。

蘭「あ・・・あれ?こ、ここは、保健室・・・・。ボクは・・・?」
茉莉「突然竜巻が起きてさ、巻き込まれて気を失っていたんだよ。大丈夫?」
蘭「・・・・あれ?ボクさ、さっき、変な怪物とか、茉莉が仮面の騎士に変身していたと思っていたんだけど、あれ?」
朱美「・・・・貴方、何を言っているの?」
霧子「夢でも見ていらしたのではございませんか?」
蘭「ええ?ゆ、夢ェ!?そ、そんなことないよ!!ね、ねえ、茉莉!!」
茉莉「・・・・頭しこたま打って夢と現実の区別つかなくなったの?アタシ、そんな変身とか正義のヒーローとか、そういったの趣味じゃないし」
蘭「・・・そうだ!!もっと驚くことがあったんだ!!ま、真墨!!」
真墨(?)「な、何・・・じゃなくて、何だよ?」
蘭「・・・あのさ、お前って、その、あの・・・・男だったの?」

朱美「・・・・・・・はあ?」
霧子「蘭様?」
茉莉「・・・・・・やっぱり頭打ってたか」
蘭「だ、だって、さっき怪我していて!!手当てしようと胸見たら、ツルペタで!!というか、男の人の身体で!!ぼ、ボク、見たんだよ!!」
真墨(?)「お前さ・・・まだ寝ぼけているのか?一発ゲンコツ食らって目ェ覚ますか?」
蘭「で、でもさあ・・・!!」

そう言った時、蘭の手を真墨が自分の胸に押し付ける。すると柔らかい感触が蘭の手に伝わってくる。その感触に蘭が目を見開いて口をぽかんとあける。

蘭「・・・・おっぱい・・・・ある?」
真墨(?)「まったく、分かったかよ?」
朱美「もう、礼儀もなってないし女らしさも気品も欠片もないうえに、胸もあるのかないのか分からないから、混乱するのも無理はないけれど、真墨が男の子なわけないでしょう。じゃなきゃ即刻学校から追い出して警察に訴えて捕まえてもらってるわよ」
真墨(?)「・・・・・そこまで言う事ないじゃん、じゃない。マジで殺すぞ、色ボケババア」
蘭「そ、そうか・・・。ボク、夢みていたんだ」

蘭がぼんやりとした頭を抱えて、最後は自分に言い聞かせるように言った。その言葉を聞いて真墨が誰にも気付かれないよう、ため息をついた。


真墨・翠の寮。真墨が帰ってくると、部屋からなんと真墨・・・いや、大友暁が出てきた。
そして真墨がはあっとため息をついた。

真墨(?)「・・・・はあ、お兄ちゃん。無事、終わりましたよ」

そういって、ロングヘアのウィッグを外すと、それは翠だった!そう、先ほど蘭と話していた真墨は翠が変装していた姿だったのだ。双子だからこそ出来る変わり身の術であった。真墨と茉莉から蘭に正体が気付かれたかもしれないという話を聞いた翠がとっさに思いついた作戦、それは一連の騒ぎを夢だと言う事で誤魔化すというものであった。この騒ぎが広まって任務続行が難しくなることを防ぐための作戦だった。そして蘭を危険な目に遭わせないための作戦でもある。

翠「もう、冷や冷やしたよ。朱美さんからは散々言われるし、蘭には胸揉まれるし」
暁「・・・本当にすまねぇ。マジで謝る」
翠「・・・まあ、いいけどさ。それにしても、お兄ちゃん。幻獣系のヤミーが出てきたってことは、本格的に敵も動き出したってこと?」
暁「・・・十中八九間違いねぇな。そうなると、ゼロっていう親玉もいつ出てくるか分からない。それに、真田十勇士って言っていたな。あのヤミー、あの後分析してみたらこれまでのヤミーとは比べ物にならないほどに強い。そんなのがあと9人、いるんだ。そしてそのボスのゼロはそれ以上の力を持っている。油断は出来ないぜ」
翠「・・・そうだね。それに、あんなふうに、魂を喰われてヤミーにするなんてひどすぎる。そんなこと、ボク、許せないよ。もう、あんな犠牲者出しちゃダメだ」
暁「・・・・ああ」


その夜。
茉莉は人気がなくなった夜のカフェで一人紅茶を飲んでいた。しかしその表情はどこか優れない。庭園を彩る薔薇も、夜空を彩る星も、今の彼女の心をときめかせてくれない。
そこへ翠がやってきた。

翠「茉莉ちゃん!どうしたの、こんなところで」
茉莉「・・・うっさいな、一人になりたかっただけだよ」
翠「あ・・・ごめん。じゃあ、ボク、行くよ」
茉莉「・・・・いいよ、ちょっとあんたに聞きたいことあったし」

そういって、翠のカップを用意して紅茶を注いだ。翠も茉莉の向かいに座って紅茶を飲みだす。

茉莉「・・・あのさ、翠」
翠「・・・何?」
茉莉「・・・・暁のことなんだけど」
翠「お兄ちゃんのこと?」
茉莉「・・・・・暁って、どういう女の子が好みなのかな」
翠「お兄ちゃんの好み・・・?そういえば・・・・ボクもよく分からないなぁ・・・」
茉莉「・・・・喧嘩強い子が好きなのかな。ワガママで強引だけど面倒見がいい子が好きなのかな。おっぱい・・・大きい子が好きなのかな。・・・・・アタシみたいなひねくれてて、背もちびっ子で、ワガママで、中二病こじらせている女の子なんて、眼中にないのかな」
翠「茉莉・・・ちゃん?」

茉莉が泣いていた。涙をぽろぽろこぼして、それを拭うこともせず静かに涙を流していた。

茉莉「・・・・宇津保みたいな子が、好きなのかな。でも、それならいいんだよ。真墨が、暁が本当に好きな女の子ならさ、アタシは暁が好きな女の子と一緒に結ばれた方が幸せだっていうのならそれでいいよ。でもさ、でも、そうじゃないんだったら、暁は、アタシのこと・・・どう思っているの?もしかして手がかかる生意気でどうしようもない子で、仕方なく面倒見てくれているんだとしたら・・・」
翠「そんなことないよ。茉莉ちゃんのこと、お兄ちゃんは大事に思っているよ」
茉莉「それは友達として!?あくまで、暁はアタシのこと友達としてしか見てないじゃん!!友達・・・友人でしかないんだよ。妹のような存在で・・・決して女の子として見てくれないじゃない・・・。あいつはそれでいいかもしれない。でもさ、アタシは・・・アタシはね・・・・・好きなんだよ。あいつのことが、暁の事が」

片思い。
暁が決して気付くことがない、気付いてもらえない、熱い思い。
茉莉は絞り出すように自分の思いを打ち明ける。

茉莉「・・・・男の人として、好きなの。恋人として、愛してほしいの。友達じゃ、ダメなんだよ。友達のままで、はっきりしないままなんて、嫌なんだよ。自分のこと、どう思っているのか、気になって仕方ないの。あいつの顔を見ているとそれだけで胸がほわってして、暖かい気持ちになれるの。あいつがバカやるたびにいつの間にか心の奥底から笑えるようになったの。あいつが無茶やるたびにあいつを叱っているうちに、本気で他人を心配して怒ることが出来るようになったの。こんなアタシにあいつは生きることの楽しさや大切さを教えてくれたの。アタシ・・・暁が好き。好きで好きでどうしようもないの。でも、暁は・・・宇津保と話している時、アタシには見せない顔をしていた。すごく・・・嬉しそうで・・・・楽しそうだった。あったかい何かを感じたの。だから暁は宇津保の事が好きなんじゃないかなって思って・・・でも・・・そう思っていたら・・・すごく苦しいし・・・・辛いよ・・・」

翠が茉莉の隣に座り、優しく抱き寄せた。その姿はまるで本当の姉妹のように見えた。翠自身もその気持ちは痛いほどわかった。血がつながった実の兄妹。ゆえに絶対に結ばれることのない恋心やあこがれ、分かってはいてもこの気持は抑えきれるものではない。

翠「・・・・・ボクも分かるよ。本当に、あの人は女心に鈍すぎるというか、皆対等な友人関係で付き合っちゃう人だからさ。なのに、優しすぎるし、まっすぐで何事にも一生懸命でさ。あんないい男そうそういないもん。それなんだから、もうちょっとそういうことにも・・・興味持ってほしいよね」
茉莉「・・・・翠」
翠「・・・今夜はとことん、付き合うよ」

今宵のティータイムは長くなりそうだと、翠は新しい紅茶を用意した。


一方その頃・・・。
寮の外にある休憩所で、真墨はデッキチェアに座って本を読んでいた。そこへ、香澄がやってきた。

真墨「・・・おう、どうした?」
香澄「・・・怪我の具合、痛むかしら?」

見ると果物やお水など袋には入っていた。お見舞いにきたらしい。

真墨「・・・もう大丈夫。俺、怪我とかすぐ回復しちゃうタイプだし」
香澄「もう、いつもそう強がって。少しは休まなくちゃダメよ」
真墨「ヘイヘイ」

香澄が桃を剥いて皿に盛る。夜空には夏の星座が宝石箱をぶちまけたようにキラキラ光り輝いている。

香澄「文月祭、延期になっちゃったわね」
真墨「しゃーねーだろ。いきなり事故やら嵐やら起きたんだから」
香澄「でも、七夕の日に織姫と彦星のイベントはやってほしかったわね。たとえ女の子同士でもそういったイベントって結構楽しみだったりするわけだし」
真墨「そういうもんかね」
香澄「ねえ、真墨・・・」

香澄が桃を差し出して上目遣いで真墨の枕元によってくる。そして桃をフォークに刺して差し出す。

香澄「あーん♪」
真墨「・・・へ?え、ええ!?」
香澄「んもう!あーんよ、あーん!!口開きなさいな!!」
真墨「あ、ああ、マジか!?あ、あーん(ざくっ)いってええええええええええええ!!フォークが!刺さった!!刺さったぁあああああああああああああ!!」
香澄「んもう、おバカなんだから!!本当、もう、おバカなんだから・・・可愛くて可愛くてどうしようもないくらい・・・バカで・・・・可愛いわ」

そういうと、香澄が真剣な、切なげな表情になり真墨の顔を見る。その真剣な瞳に真墨も言葉を失い、吸い込まれるようで目と目が離せなかった。

香澄「無茶ばかり、しちゃダメよ?本当に・・・心配したんだからね」

まるで聖母のように優しく微笑んで真墨の手を両手で優しく包み込むように言う。真墨の表情が真っ赤になり、激しい胸の高鳴りを感じ、鼓動が聞こえてくる。

真墨「・・・・・あ、あのさ、香澄!!」
香澄「・・・・・何かしら?」

その感情が何なのか、まだよくわからない。だが、その感情は憧れや友情とは違うもっと強い、相手のことを深く思う心の高ぶり、もう冷静に考えている余裕はなかった。

だから、言ってしまった。
今まで、自分から言ったことがない、自分自身でも信じられない言葉を。

真墨「・・・今度の休み、その・・・“二人で”・・・どっか遊びに行かねえか・・・?」
香澄「・・・・二人?それって・・・デートのお誘いかしら?」
真墨「・・・・・・・・・・・・・・・・そう、だよ」

信じられないくらい顔が真っ赤になり胸がドキドキしている。目の前の香澄の顔を見ることさえ恥ずかしくて出来なくなる。最高潮まで心臓が高鳴り飛び出しそうになる。

香澄「・・・・・いいわよ。実は真墨のことね、一度でいいから独り占めしたかったの。誘ってくれて嬉しいわ、ありがとう」

香澄が満面の笑みを浮かべて優しく話しかける。その返事を理解するのにどのくらい時間がかかったであろう。そして、その言葉を理解した時、真墨の精神は限界を迎えた。その場で目を回してぶっ倒れてしまったのであった。

続く

2014年10月06日(月) 23時38分23秒 公開
■この作品の著作権は鴎さんにあります。無断転載は禁止です。
■作者からのメッセージ
さて、この物語も中間地点まで来ました。今回ワルキューレの強化フォーム、クジャタフォームが登場しました。「鋼」の力をつかさどり、ワルキューレの攻撃力、防御力がパワーアップした姿となって白兵戦を得意としております。そして今回、これまでの暁とは思えない大胆な行動、香澄にまさかのデートの誘いをかけて、見事OKをもらいました。今まで女の子のことを「友達」や「家族」の感覚でしか付き合ってこなかった暁が自分ではまだ気づいていないでしょうが「恋愛感情」の対象として香澄を思う暁の表現をもっとうまく書けるよう頑張ります。さて、次回は香澄と真墨の初デートとなるのですが、大騒ぎになることは間違いありません。次回もよろしくお願いいたします。

感想ありがとうございます!

>その可能性が高そうですな。……しっかし、朱美嬢ことキールは何をしているのやら……。自身が楽しむ為に色々と学園の催し物に関わりまくっているって……; 百合好きもとんでもないレベル……;

朱美「ただ楽しんでいるだけじゃないわよ。こういったイベントや催し物には欲望が強く発せられるいい機会。その中でも最も強い欲望を持っている子を見つけてヤミーを生み出し騒ぎを起こす。それがゼロ様からの命令ですからね」
真墨「さらに本音を言うと」
朱美「イベント大好きな翠ちゃんとイチャコラチュッチュ出来るチャンスを逃すアホウがどこにいるって話よ」
真墨「アホウはテメェだよ、ドアホウ」

>要するに、どの様な動植物も存在しない荒野な様な状況こそ、争いも起こる事がない静寂で平和な状況という事になるという……。単に面白味の無い悲しい世界と言うことですな。霧子さんは孤独な世界をお望みなのでしょうか?

霧子「うふふふ・・・それはそれで面白そうなお話ですねぇ。争い事がなければ誰かが傷ついたり悲しんだりすることがないということでしょう?素晴らしいじゃないですか。それに、そういったことは私よりも強く願っている人がいるのではないでしょうか?」
凛「・・・そういう世界にしか争いや戦いがない平和な世界だと思っていたけど、それは間違っていたんだよな。俺の中のもう一人の俺は、そんなこと教えたつもりないんだけどな・・・」
暁「ここまでこじれてるんじゃ、説得には骨が折れそうだぜ・・・。とにかくもうかかわっちまったんだ。そんな理想なんかよりも仲間がいて一緒にバカやって過ごす毎日の方がよっぽどいいってこと教えてやるよ」

>カグヤ「本当にどうなっているのやら……。後、『ハルピュイアヤミー』は幻獣系“グリード”である『ゼロ』の部下のはず。それがカブキに協力をしているのはどうして……」

カマノスケ「これはですね、ゼロ様から「カブキが邪魔なライダーやグリードを倒そうとしているから手を貸してあげて。でも今までの展開から大混戦になるかもしれないからみんなやってきたらカブキごと全員そこで始末して」と命令があったんですよ。ですからライダーやシエルたちが出てきたら全員しとめるはずだったんです」
ゼロ「でも失敗して早々にリタイア、さらに十勇士の存在すら知られちゃって、バカだね―、本当に。まあ、このくらいどうってことないけどさ」


この作品の感想をお寄せください。
遅れましたけど、新たに更新された話への感想を投稿させていただきます。

クロキバT世
「その前に感想返信への返信だな」

クリス(アスレイ)
「……朱美さんの百合趣味って、人間であった頃に好きであった男の人に裏切られて殺された事からきているんでしょうか?」

翠(アスレイ)
「……その可能性が高いね。とはいえ……それなりに考えて行動はしているみたいだけど、きっちりと自身の欲望に忠実に動いている辺り、馬鹿としか言い様がないと思う…(苦笑)」

霧子さん……。貴女の育ての親であった聖さんは、本当に望んだ争いが無い世界をどの様に考えているんですか?

礼(アスレイ)
「『烈』氏が前回の感想の際に書いた言葉は、命の尊さを考えない“無の世界”だと言う事だ。そのような世界を望んでいる者は早々いないと思うが……」

真夜(アスレイ)
「凛さんも最終的に、荒野のような世界は間違いだと言う事に気がついてくれましたけど……霧子さんの場合は間違いに気付くのにどれくらい掛かってしまうのやら……」

カグヤ
「……一応、ゼロの奴も考えて命令していたって訳か。とはいえ、結果的に『ワルキューレ』の新フォームのカマセになってしまったと」

モモタロス(明)
「ゼロって奴的にはどうって事ないって感じみたいだが、それが今後の事に何かしらと響いてくるんじゃねえか〜?」

感想返信の返信は以上です。それでは改めて、今回の話の感想!

暁(アスレイ)
「『ハルピュイアヤミー』と『ワルキューレ』の戦いがメインって感じだが……序盤は色々と軽くあしらわれるとはな」

明久(電王)
「元々《真田十勇士》っていう歴戦の勇士の遺品から生み出された様なもんだから、喧嘩慣れとかをしているあっちの翠とかでも苦戦してしまうか」

雪奈
「応援に瑛子さんと美子さんが駆けつけてくれたけど、それでもどうかという感じですもんね」

翠(アスレイ)
「……しっかし……ちゃんと“幻獣系”グリード『ゼロ』の事は聞いていたはずだよね? なのに【ワルキューレ】の僕と瑛子さんは忘れていた感じになっていたのはどうして!!?」

クリス(アスレイ)
「……何気に筋肉馬鹿化してしまっていたと言うオチ?」

……阿呆らしすぎて笑えませんって……;

星(アスレイ)
「何だかね〜……。それはそうと、一方のカブキと茉莉ちゃんこと『テティス』の戦いだが……怒り任せに攻撃している為、茉莉ちゃんの方がやばい事になっていた感じだな」

ヒルデ(アスレイ)
「応援にアスカさんこと『ルッカ』と真さんこと『ギュゼル』が駆けつけてくれたおかげでどうにかなりましたけどね。……それにしても、シエルさんの方的にはカブキさんの憎悪状態の事を上手く知らなかったようですけど……」

アベルさんの死に関してはシエルさんは関わっていると言うと……微妙ですからね。アベルさんの死を与えたのは霧子さんこと『ディオネ』なのですが……カブキさんはその事を上手く理解していない?

蒼真(アスレイ)
「『ディオネ』がシエルとかの仲間だったんじゃないかって勘違いしているんじゃないか? ンでもって、シエルの奴の心情も色々と複雑みたいだな」

彼女的にも分かっていない事や知らない事が多いみたいですからね。果てさて、“グリード”陣営もどうなっていくのやら……。

シャナツネ
「そして、カマノスケ相手に苦戦状況のワルキューレの元に新武装を持って真殿が駆けつけ、ワルキューレに新武装『バイソンシールド』と『ジュラフカリバー』を自身のメダルと共に渡し、ワルキューレは新フォーム『クジャタフォーム』へと変わる!」

イージス
「“鋼”の能力と牛系の獣達の力により、戦況は一気に逆転! 重厚な姿とは裏腹に俊敏な動きを主体とする戦法。これはキリンや山羊の特性だな」

そして必殺技により撃破! 最後に不吉な言葉を残して灰になっていった事がムカつきますけどね。

真夜(アスレイ)
「それにしても……取り付いていた宿主を道連れに死亡するとは……。本当に外道としか言いようがない感じです……#」

そして、真墨の方は偶然にも傷ついた状態の様子を発見した香澄さんによって保健室に連れて来られていたとは……。

礼(アスレイ)
「香澄嬢は本当に真墨のことを気に入っているようだな」

クロキバT世
「そのようだな。彼が茉莉嬢のことを心配していた事にも気にしていたようだしな。しっかし、蘭嬢への誤魔化し方が色々と大変だったようだ(苦笑)」

茉莉ちゃんが上手い具合の嘘をつき、翠(W)さんに自分の女装姿に変装して貰ってどうにかなったと言う感じですからね。……とはいえ、いくら根は単純そうに見える蘭さんでも何時まで誤魔化せるのかが気になってきますな……。

クリス(アスレイ)
「そうですね。……それにしても、今回の話の最後の翠さんと茉莉さん、色々と複雑そう……」

カグヤ
「主に真墨こと暁(F)の鈍感さについてね。どうしても友達感覚に付き合っちゃう感じが強い暁(F)だから、もう少し自身に好意を寄せる女の子の気持ちを分かれって感じみたいね」

イージス
「恋する乙女は複雑なようで……」

暁(アスレイ)
「平行世界の我ながら……何とも言えん……。恋愛に鈍感って言われたら、俺も人のことはあまり言えんし……」

明久(アスレイ)
「……アハハハハハ(苦笑)」

シャナツネ
「香澄嬢への恋心、それなりには真墨殿も自覚してきたわけで……今回の話のラストでデートに誘ったような感じになったが……どうなるのやら……」

モモタロス(明)
「しっかし、自分でデートに誘ったって言うのに、OKの返事を聞いて気絶とはな〜(苦笑)」

蒼真(アスレイ)
「本当にまだまだ青いね〜(苦笑) 次の話だと、色々と波乱が起きそうだな」

主に恋する乙女(一人はブラコン)及び野次馬達の暴走によってね。“グリード”の連中も関わってくるんでしょうし、とんでもない混沌が引き起きそうで……(苦笑)

暁(アスレイ)
「それじゃあ、」

礼(アスレイ)
「今回の感想は以上です」

一同
『次の話も楽しみにしているので、今後もどうか頑張って書いていってください!!』


〜…時と次元を越え……己の限界すらも超えて、推して参る!!〜
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