2009-11-26 12:16:41,20091126121641,烈,,,結構遅れての感想を投稿させていただきます。どうも『鴎』さん、こんにちは。『烈』です。 【仮面ライダーバルキリーたん 第32話「Wicked concept for decision to call and to awake」】ですけど、この話におけるキーパーソンといえるものは晶がどのように己の内にある“心の闇”に打ち勝ち立ち上がるのかと言う事と、今まででのことにおいて“真”の“黒幕”ともいえる人物が誰なのかがわかるということであると思います。 どういう理屈なのか、『数百年』も“前”のどこかの“世界”の“過去”に跳ばされてしまいそこでまだ『セブンへブン』を名乗っていない名もなき傭兵集団の一員として活動していた“マモン”と“ベルフェ”の二人に助けられ治療をされていた晶君。其処で彼は自分に対する絶望感などを抱いて生きている意味を見失いかけていたという状態になってしまいましたけど、そんな気持ちを変えるきっかけを作ったのが“未来の世界”において敵対してしまうことになる“ベルフェ”さんの励ましの『言葉』だったというのですからなんとも皮肉的なものを感じますね…。 “ベルフェ”さんの励ましによって、これからをどうして行けばいいのかと考え始めた晶君。そんな時にいきなり廃病院を襲ってきた轟音!! それは“盗賊団の残党狩りをしている連中から敵対している盗賊の家族を守る”という依頼によって“マモン”と“ベルフェ”の二人が守っている逃げのびたわずかな村人を討伐しようとしている討伐隊の攻撃だった。 “ベルフェ”さんに肩を担がれて地下の病室に移動することになった晶君。其処で彼は改めて自分の“心の闇”と相対し、“ベルフェ”から言われた『貴方は逃げているだけ』『言葉』を思い出しながら自分が今までいろんなことから『逃げていた』事を悟る。そこで彼が思い出すのは彼が本来居た“世界”の“崩壊”。そしてそこで守りきれなかった“大切な人”のことを…。その“崩壊してしまった世界”の『特異点』であった為、“消滅する”事がなかった彼の心の内に残った感情は『絶望』…。それも、“世界”を何度も“滅ぼしてきた女”が己の近くに来てもそれに対する『怒り』や『憎悪』を感じることが出来ないほどの『絶望』に染まっていた『心』を……。 …それにしても、そんな彼が改めて立ち上がることができた理由が、現在彼が数で居る“世界”の『慧』であり、“滅ぼされてしまった世界”の『天童 慧』へ抱いている強い『想い』だったというのですから、まったく『想い』の力と言うのはすごいものですね。そして、晶の“心の闇の記憶”で彼の想い人である『慧』の姿に変え、彼に『狂気』などの“仮初め感情”を植えつけていたのが、あの『セブンへブン』を蘇らした“スフィンクスレジェンドルガ”であったというのは何気に納得がいきます。ある意味彼女は【電王】における“黒幕”であった『カイ』とは違い、“世界”を滅ぼしたりすることを“ゲーム感覚”でやっているというところが性質が悪いですね。まさに“外道”と言う言葉がはっきりと良く似合う感じがしていると思えます。 “スフィンクスレジェンドルガ”にかけられた“呪い”を解き、自分が何をするべきなのかを理解した晶。大切な人を護る為、一度失ってしまった『キングの“力”』が再び蘇り、過去の強い願いが生み出した「時間」が再生して作られた『ワイバーンベルト・キングフォーム』のバックルを装着し、『仮面ライダーワイバーンKF』に変身し、『キバライナー・セイリュウ』に乗り、先頭車両の運転席となっている『マシンプテラノイド』というバイクにまたがり、ハンドルを握りしめて廃病院を攻撃していた盗賊集団の者達に向かって一気に走り出していく。そしてモードチェンジした『セイリュウ』の『雷』の攻撃によって盗賊集団を別働隊ともども殲滅する…。そこで彼は改めて己の大切な人である『慧』を護り抜いてみせると言う『決意』を己の“心”に決める!! “マモン”と“ベルフェゴール”の二人に礼と別れを告げ、慧達の居る“世界”の“時間”に戻っていく晶。しかし、自分が立ち直るきっかけを作ってくれた二人とは今度は“敵”として“再会”しなければならないというのですから、本当に皮肉的な“運命”を感じますね…。 …それにしても、今までの各話の中に『セブンへブン』のメンバーのそれぞれの一族の事と彼女達の“過去”などが語られているところが結構いい感じがしています。今回は“マモン”の“過去”と一族のことが語られていましたけど、今度語られるのは“サタン”か現在行方不明中の“アスモ”の二人のどちらかの一族の事と“過去”が語られることになるのでしょうか? 以上のことを感想と質問として投稿させてもらいます。今後も頑張っていい作品を書いて行ってください!! ,30,202.242.7.42