乳房から広がった妖しい熱が美幸の身体を徐々にではあるが確実に蝕み、
蕩かしていく。
完全に立ち上がった乳首は丸みを帯びた円錐形の影をバストの頂点に落とし、
怖ろしいほど敏感になってわずかな摩擦を受けただけで身体にぴりりと
電流が走る。

「あうっ! い、いやっ・・・・ やっ・・・・ やめてっ・・・・
あああっ!」

悲鳴の中に混じる艶かしい喘ぎとほんのわずかな嬌声の響き。
だがその変化を大須賀は見逃さない。

「色男、いいもんを見せてやるぜ」

大須賀は美幸の身体の向きを変え、中嶋の真正面に向けると、
改めて彼女の身体を背後から弄び始めた。
先ほどまでの乱暴で荒々しい愛撫から一転し、乳房を鷲掴みにした
その手の動きはねちねちと粘っこいものへと変化した。
まるでマッサージを施しているかのようにゆっくりと入念に、
リズムと強弱にアクセントをつけて丁寧に揉み解し、両手でこね回す。
さらに頂点へと指を滑らせ、乳首をちょんちょんと細かく突付いて刺激し、
きゅっとひねりながら磨り潰すようにしてこすりあげる。
一度官能に火がついた女にはただ乱暴な愛撫よりも、このようにじっくりと
いたぶり嬲った方がより効果的なことを大須賀は体験的に知っているのだ。

「あうっ・・・・ だ・・・・ だめっ・・・・ やめてっ・・・・ あああっ!」

美幸の悲鳴と喘ぎが交錯し、次第に喘ぎの響きが割合を増していく。

「ほらほら、色男、聞こえるだろ? いいよがり声を上げてるじゃないか。
婦警さんはあんたじゃなくても感じちまうらしいぜ。どうやら見かけによらず
案外淫乱みたいだな・・・・ クックックッ」

「うぐっ、うぐっ、うぐっ」

無駄だと分かっていてももがき続ける中嶋。
それを嘲笑うかのように大須賀が美幸をさらに言葉で嬲る。

「ほらほら婦警さん、感じてるんだろ? 気持ちいいんだろ?
我慢しなくていいんだぜ。ちゃんとあの色男にと言ってやれよ。
『わたしはあなたじゃなくても感じてしまう淫乱な雌豚です』
ってな」

だが、そんな残酷な言葉もいまや美幸の耳に聞こえていなかった。
身体の内から怒涛となって押し寄せる官能の荒波に翻弄され、
一瞬でも気を緩めれば口から思わず漏れ出てしまいそうになる
恥ずかしい喘ぎ声をこらえるだけで精一杯だったのだ。
そんな声を中嶋には絶対に聞かれたくない。美幸は必死に下腹部に力を入れて、
唇を噛み締め、歯を食いしばり、息を詰めるように懸命にこらえていた。
だが・・・・ それは次の一瞬で崩壊した。

「ひぃぃぃぃっ!」

いきなり美幸の悲鳴がとどろいた。
大須賀が目前に散る美幸の長い黒髪を掻き分け、その下の白いうなじを
一筋に舐め下ろしたのだ。

「おっ、婦警さんはこんなところも感じちゃうってわけか」

ここぞとばかりに大須賀はうなじにむしゃぶりつき、舌を這わせて舐め回し始めた。
生温かい舌びらがうなじを往復し、時にそれは肩口にまで及んでぴちゃぴちゃと
下品な音を立てながらいくどとなく繰り返す。
そしてその舌戯はまさしく美幸自身すら知らなかった敏感な性感帯の一つを
確実に捉えていたのだ。

「あああっ・・・・ だっ・・・・ だめぇ・・・・ あうっ・・・・
や、やめっ・・・・て」

淫らなピンポイントを責め立てられ、途切れ途切れに苦しげに呻く美幸。
そのぞくぞくするような切ない響きに大須賀の加虐心は一層昂ぶる。
さらに舌先の標的は耳へと移った。耳殻の周囲をぬめぬめを這い回り、
内部にまで侵入してしゃぶりつくす。もちろんその間にも両手で乳房を
わしわしと揉み砕き、指先で乳首をピリピリと刺激することを忘れない。

「うううっ・・・・ そ、そん・・・・な・・・・ あぐぅっ・・・・」

淫惨極まる蹂躪に対する激しい嫌悪・羞恥の感情と、それと真反対の全てを
蕩かすような甘美な性の陶酔感。
その両極端がない交ぜになって押し寄せる圧倒的な情感に翻弄されて、
美幸は恥辱と快楽の狭間で身を震わせ、わなないていた。


大須賀は蹂躙はとどまるところを知らず、次の攻撃目標に取り掛かった。
乳房を左手で弄びつつ、右手を美幸の脇腹を滑らせて股間へと伸ばした。
閉じられた両大腿の間にこじ入れて侵入させると恥丘を乱暴にまさぐり、
若草を掻き分け、その下の秘裂にすっと中指を滑り込ませたのだ。

「あぐぅっ!」

その予期しない突然の侵入に美幸の声が一層高くなる。
たった一本の指だが中はかなりきつい。さらにしっとりと湿り気を帯びた
媚肉の生温かさと指にぬめりつく淫蜜の感触が一層獣欲をそそりたてる。

「クックックッ・・・・ 婦警さん、しっかり濡れてるじゃないか」

大須賀はさらに人差し指を侵入させて乱暴に掻き回し、
肉の真珠を探り当てるや摘んでくりくりと刺激する。

「あぐっ・・・・ あうっ・・・・ やっ、やめっ・・・・ やめてっ・・・・」

舌でうなじを舐めまわし、左手で乳房・乳首を弄び、右手で秘裂をいたぶり苛む。
その怖ろしいばかりの3点攻めが美幸を窮地へと追い込んでいく。

「あうっ、うぐっ、あああ・・・・ だめっ、な、中嶋・・・・ くん・・・・
た、たす・・・・ あああん!」

大須賀の手が、指が、舌が淫らに動き、敏感な部分を的確に捉えて容赦なく責め立
てる。
そのたびに身体の内から抗いがたい性の陶酔が荒波となって繰り返し襲い掛かり、
美幸を官能の高みへ高みへと連れ去ろうとする。

「(だ、だめっ・・・・ わ、私は・・・・)」

それでも美幸は耐えた、必死に耐えぬいていた。
警察官というハードな仕事で鍛えられた肉体と精神力、そして愛する男の前で
このケダモノの淫戯に屈することなど絶対にできないという強い気持ちだけを
最後のよりどころにして。
だがそんな美幸の警察官としてのプライドも人間としての高い矜持も、
「女」の本能を直撃する淫惨な攻撃の前には波の前に立つ砂の城も同然、
徐々に土台から崩されもはや崩壊寸前だ。

「あうっ・・・・ だっ・・・・ だめっ・・・・ あああっ!
も、もう・・・・ やめてっ・・・・ はううっ!」

全身を駆け巡る淫蕩な快楽に下半身が麻痺し、あれほどぴっちりと
締めつけていた大腿部に力が入らなくなって自然と半開きになる。

「(だっ・・・・ だめっ・・・・)」

そのことが何を意味しているのか美幸も理解していた。
それは中嶋の優しい愛撫でも味わっためくるめく感覚。
下半身が蕩け、自ら「男」を欲して受け入れる態勢になりつつある証拠。

「あふっ・・・・ ああっん・・・・ も、もう・・・・ だ、だめっ・・・・
お願い、ゆ、許し・・・・て・・・・ こ、これ以上・・・・ もう・・・・
あああっ! やめてっ・・・・ お願いっ・・・・ やめてぇぇぇ・・・・」

ついに口から漏れる懇願の言葉。いくら精神(こころ)が抵抗しようと、
美幸の身体はもはや大須賀の淫蕩な魔戯に屈服し、自らその身を開きつつあった。

そしてまるでそのタイミングを見計らったかのように、鞘堂と諏訪も嬉々として
蹂躪行為に参加してくる。2人は美幸の下半身に近づくと両膝に手を掛けて
阿吽の呼吸で左右に開いた。

「あああっ!」

中嶋の眼前に現れたあられもない美幸のM字開脚。
股間が開き切って剥き出しにされた秘裂から大須賀がようやく指を引き抜き、
そこにたっぷりとついた淫蜜をぺろりと舐めた。

「こりゃまたなかなかいいアジしてるな。さっきのキスもそうだが、
いい女はこんな蜜までモノが違うぜ。そうだ、チャド、せっかくなんだから
記念に婦警さんのこの格好の写真を撮っておいてやれよ」
「おおっ! ナイスアイディアっ! オッケーオッケー」

大須賀と諏訪が美幸の左右から彼女の背中を片手で支えながらもう片方の手を
両膝の裏に引っ掛けた。

「せーの」

掛け声と共に左右に大きく刈り開けば、

「いやぁぁぁぁっ!」

絶叫とともに美幸の両脚はより大きく裂き開かれ、大股開きが完成する。
鞘堂は山口のカメラを手に取ると中嶋の真横に陣取って構えた。

「ヘッヘッヘッ・・・・ いい格好だなあ、おい」
「チャド、ちゃんと婦警さんのあそこと顔が一緒に写るようにしろよ」
「わかってるって」

眩しいフラッシュが煌いてシャッター音が響き、冷たいカメラのレンズは
容赦なく美幸恥辱の姿態を写し取っていく。

「いやっ、いやっ、そんなの撮らないでぇぇっぇぇ!
中嶋くんっ、中嶋くんっ、中嶋くんっ、助けてぇぇぇぇぇ!」

写真を撮り終わると、再び大須賀は美幸の身体を蹂躙し始めた。
あらためて仰向けに組み伏せ、美幸の身体のあらゆる部分に手を這わせてまさぐり、
揉み込み、かっぽりとむしゃぶりついて舐め回す。
その微に入り細を穿った愛撫で美幸の性感帯を探り出すや、今度はそこを集中的に
責め立てる。
その執拗で徹底的な愛撫で美幸の弱みは全て暴きだされてしまった。
こうなればもう大須賀の思う壺だ。

「はううっ! あふっ、あああっ・・・ だ、だめっ・・・・
あっ、ああんっ・・・・ お、お願いっ・・・・も、もうっ・・・・
やめっ・・・・ あふっ・・・・ あああんっ!」

大須賀に暴き出されたピンポイントを集中的にまさぐられ、舐め回されるたびに
美幸は切ない喘ぎ声をあげて腰をのけぞらせ、形のいいバストを頂点に身体が
ぐっと反り返る。

「ああっん・・・・ はうっ・・・・ だ、だめっ・・・・ こ、これ以上・・・・
お、お願い・・・・ も、もう・・・・ あうっ・・・・ だめぇ・・・・」

大須賀の悪魔的ともいえる狡猾で淫虐な愛撫によって、女の悦びを知りはじめた
美幸の若い身体が蕩けるような甘美さに潤んでいるのだ。
次第に美幸は意識すら混濁し、その甘美な奔流に身を流される寸前まで追い込まれ
ていた。


「(なぜだっ! どうしてこんなことにっ!)」

中嶋は突如自分と美幸を襲った過酷な運命を呪った。
ほんの一時間ほど前までは最高の時間(とき)をすごしていた2人。
初めて愛し合う人と身体を重ね、将来を約束し、永遠の愛を誓いあった。
なのに、なのに・・・・

今は身動きできない自分の目の前で最愛の恋人がその身を蹂躙され続けている。
美幸の口から発せられた絶叫が次第に苦しげな呻きとなり、そしてそこに混じる
喘ぎの響きが徐々に高くなっていくのが中嶋の耳にもはっきり聞き取れた。
美幸はあの暴漢にその身を蹂躙されながらも確実に性感を高められ、
感じてしまっているのは明らかだった。
もちろんそれが美幸自身の意思ではないことは分かっている。
それでも美幸の口から漏れだす艶っぽい喘ぎの響きが中嶋の胸を切り裂き、
憤怒の炎がわが身を灼いていた。
それはもちろん美幸をそんな状態にまで追い込んでいるあの男達に対しての
ものであり、同時に必死に助けを求め、自分の名を泣き叫ぶ彼女に何をして
やることもできずに、ただただここで身悶えして彼女への蹂躙を許している
自分自身の無力さへ向けられたものであった。

美幸のうなじには無数のキスマークが刻まれ、大須賀の唾液に濡れてぬらぬらと
光り、乳房は五つの窪みをつけられて大きく歪み、わしわしと揉み砕かれていた。
そして秘裂には再び2本の指が挿し込まれ、蕩けた肉襞をぐりぐりと掻き回して
いる。
淫獣と化した大須賀の責めは熾烈を極め、美幸の肢体は隅から隅まで蹂躙しつく
されて彼女の口からは押さえ切れなくなった切ない喘ぎが噴きこぼれていた。
その淫惨な光景を正視できず、思わずうつむいてしまった中嶋の髪を
鞘堂が引っつかんで無理矢理顔を上げさせた。

「だめだめ、ちゃんと見てるんだ。これからが一番いいところなんだからよ」

そう、いよいよこの陵辱劇はそのクライマックスを迎えようとしていたのだ。

もはや美幸は自分自身の身体も、そしてその意思さえもコントロールを失っていた。
まさに大須賀の思いのままに操られてしまう性の傀儡(くぐつ)に陥る寸前まで
追い込まれていたのだ。

「(だっ・・・・ だめっ・・・・ こ、このままじゃ・・・・)」

おそらくこの蹂躙行為があと30秒も続けば、美幸の心も身体も完全に屈服し、
あられもない嬌声を上げてエクスタシーすら感じて果てていたかもしれない。
だが、そこで突然大須賀は美幸を解放し、突き放すようにして立ち上がった。
ようやく淫蕩な魔手の責め苦から解放された美幸だったが、あまりに激しい
体感の余韻のせいで立つことすら困難でうつ伏せに倒れ込んだまま、
はあはあと荒い息をつくので精一杯だ。
しかし、この解放は美幸にとっては最悪のステージへの移行するための
ほんの一瞬の休息に過ぎない。
大須賀が美幸を見下ろし、残酷に宣言した。

「クックックッ・・・・ そのままイカセてほしかったかい、婦警さん?
大丈夫、安心しな。最後はアンタのお○○こにぶち込んでしっかりイカセてやる
からよ」

大須賀がジーンズのベルトをガチャガチャと外しはじめた。
美幸は弾かれたように這って逃げようとしたが、その前に鞘堂と諏訪が立ちはだかる。

「だめだめ、婦警さん。これからが本番なんだから」

2人は協力して美幸をうつ伏せのまま押さえつける。

「武人、この格好でいいんだろ? オマエはバックから犯るのが好きだからな」
「ああ、それでオッケーさ。そうだ、ついでに両手の拘束を外しておいてくれ」

大須賀はベルトを外し終えたところで、ふと思い出したようにジーンズの
ポケットから何物かを取り出した。それはさっき諏訪が2人の部屋で
見つけてきた未開封のコンドームと別の封切りされた空袋。
それをひらひらと振りながら中嶋に近づき、顔を覗き込んだ。

「こんなもんがあるってことは婦警さんとはもうしっかり一発ヤッタんだな、色男?
で、感想はどうだった?」

さらに一拍置いてさらに続けた。

「ゴムを使って避妊に気遣うあたりはさすがに色男、人間ができてるな。
でもダメダメ、こんなものを使ってたら女を本当に楽しませてやることは
無理ってもんだ。セックスは生で中出しが基本だろ?」

そしてダメを押すように宣言した。

「もちろん、俺はこんな無粋なもん使わないぜ。ちゃあんと中にぶちまけて
アンタの代わりに婦警さんにばっちり種付けしてやるからな」

大須賀は美幸の元に戻り、ジーンズをもどかしげに脱ぎ捨てると、
すでに大きく前方を膨らませていたぴっちりとしたボクサーブリーフを
一気にずり下ろした。
そこに姿を現した赤黒いペニスは青筋も露わに怒張して反り返り、雄雄しく
天を衝いてヒクヒクと蠢いていた。その先端はすでにカウパーで透明に濡れ、
ぬらぬらと不気味に光っている。
大須賀はうつ伏せに押さえつけられた美幸をまたいで立ちつと、拘束を解かれた
彼女の両手首をぐっと掴んで馬の手綱を引くようにして引っ張り上げながら、
自らは膝立ちした。

「ううっ!」

美幸の背中が海老に反り、いわゆる背後騎乗位のポジショニングとなった。
男にとっては女の身体を完全にコントロール下におくことが可能で征服欲・
支配欲を存分に満たしてくれる体位だ。逆に女にとっては何一つ抵抗することを
許されないまま貫かれてしまう屈辱的なそれであり、まさしくこのレイプという
状況にはうってつけのスタイルといえた。
さらに大須賀は中嶋と正対し、美幸の顔が中嶋の目の前に向くように仕向けた。

「クックックッ・・・・ 色男、今からぶち込まれてイッチまう婦警さんの
アクメ顔でも見てるんだな」

大須賀が徐々に腰を落としながら、その剛直の切っ先で美幸の「女」を探る。
そのあからさまな感触に美幸が絶叫した。

「いやっ! いやっ! やめてっぇぇぇぇ!」

最後の力を振り絞って美幸は身を捩り、腰を捻って逃れようとが、
この体位に組み敷かれてしまってはもはやどうにもならない。
逆にその抵抗こそが大須賀の加虐心の火に油を注ぐだけとなり、
大須賀は残酷な笑みを浮かべて引導を渡した。

「無駄無駄、婦警さん、覚悟するんだなな。あんたは犯されるんだ!
俺に今からぶち込まれてアンアン喘いでいっちまうんだよっ!」

ついにがちがちに硬くなった一物の先端が美幸の淫唇を捉え、その花弁を叩いた。

「おっ、ここだな」
「ひっ!」

背後から馬乗りにされている美幸には何も見えないが、明らかにそれと分かる
熱く硬いものが自身の大切な部分にあてがわれたのがはっきりと分かった。
もう逃げられない、防げない、このまま自分はこの男に犯されるのだ。
それも初めて身体を許し、処女を捧げた愛する男の目の前で。
美幸は思わず叫んでいた。

「いやっ! 中嶋くん、見ないでっ、見ないでっ、見ないでっぇぇぇ!」


その瞬間、
――ズブッ
大須賀の剛直が美幸の花びらを割り、中へと押し入ってきた。

「いやぁっぁぁぁ!」

絶叫とともに美幸の背中がさらに反る。
大須賀はそれに合わせるように掴んでいた美幸の手をさらに引き、
その反動を使って自らの腰をぐいっと押し進めていく。
美幸の大きな瞳がかっと見開かれ、全身が硬直した。
自らの中に押し入ってくる異形の物体。それはまるで人体の一部という気がしなか
った。
灼けついた鉄柱が遮二無二美幸の中に押し入って突き進み、凄まじい量感が完全に
その身を貫いて、美幸の深奥部を突き破るような衝撃を与えた。
その衝撃とともに熱く灼かれた下半身はまるで自分のものではないかのようだ。

「おおおっ!」

大須賀は感極まったような声を上げると同時に美幸の臀部に徐々に腰を下ろしつつ
膝を折り、その剛直で美幸を容赦なく抉り貫いていった。
そして・・・・ 2人の臀部が密着した時、ついにその熱く滾った剛直のすべてを
美幸の中に押し入れることに成功していた。

「あああ・・・・」

自身の下半身を抉り貫いて下腹部に到達し、そこを占拠したおぞましい物体。
その熱さとドクドクと波打つ拍動が「レイプ」という残酷な現実を美幸に突きつけた。
中嶋に初めて貫かれた瞬間に味わった身を引き裂くような激烈な痛みはなかったが、
それでも激しい衝撃と鋭い痛みが美幸を襲った。そしてあの時、美幸の身を震わせた
歓喜と絶頂のかわりに、今は恥辱と絶望のみが美幸の身を支配し、深い悲しみで
包んでいた。

「(な、中嶋くん・・・・)」

ふと顔を上げた美幸の視線が中嶋と交錯する。
彼の顔には激しい怒りと大きな悲しみ、そして暗く深い絶望とが入り混じって
張り付いていた。

絶望に打ちひしがれる美幸に上から男の声が降ってきた。

「おいおい婦警さん、まだこれからが本番なんだぜ」

大須賀は美幸の両手を離すと性器を結合させたまま彼女の腰を両手で掴んで
持ち上げつつ、再び自らは立て膝になり、美幸には四つんばいの格好を強制した。
バックスタイル、俗に言うアニマルポジションである。
眼下に突き出された形となった美幸のヒップが捉えられた。
左右均整の取れたピーチ形、その合間になす谷間さえも美しい。
昼間スカートの上から想像した通り、いやそれ以上に魅惑的なヒップだ。
そしてあの時、白昼夢の中で夢想したどす黒い欲望がまさに今こうして
実現しているのかと思うと感無量だ。

「ホント、いいケツしてるな、婦警さん。想像以上だぜ」

大須賀は満を持してグラインドを開始した。

「あうっ・・・・ やめっ・・・・ やめてぇぇっぇ!」
「ふんっ、ふんっ、ふんっ!」

大須賀が小刻みに腰を振るうたびに、漲り張り詰めた熱い剛直が美幸の
潤みきった膣洞をメリメリと押し広げながら出し入れされ、
ジュポッ、ジュポッと淫らな音を奏でてこの陵辱劇をより淫猥に彩る。
大須賀のペニスサイズは長さ・太さともほぼ平均的といってよかったが、
狭隘な美幸の蜜壷の中にぴっちりと嵌り込み、ピストン運動が繰り返されるたびに
包皮まで剥かれた肉芽に剛直が押し付けられ、激しく擦り上げられて美幸は悶絶
する。

「はうっ、あぐっ・・・・ あああっ・・・・ だ、だめっ・・・・ やっ、あ
ああっ!」

大須賀は力任せにばんばんと腰を打ちつけ、滾った剛直が美幸の中を往復する。
そんな力任せのグラインドにも、美幸の媚肉は自在に応じて男の欲望を十分に
満たし、貪欲なまでに肉刃を吸着して自ら男の性を搾り取るかのようだった。
そのあまりに淫猥な刺激は大須賀を狂喜させたが、瞬く間に限界が迫ってもきた。
決して持久力のある方ではないが、まだインサートから3分も経っていない。

「(すっ・・・・ すげぇ・・・・)」

大須賀はいったんそこでグラインドを止めた。このまま一気に放出してしまうのは
あまりにも惜しかったからだ。

「武人っ! 何休んでんだよっ! とっととぶちまけちまえっ!」

鞘堂がいきり立つが、大須賀はそれを無視して目を伏せ、逸る気持ちを抑えて
美幸の最奥まで突き込んだ己自身に精神を集中させた。
桜色の媚肉が蕩けて愛液を滴らせながら猛り狂った剛直に熱い肉襞が絡みついて
放さない様がありありと想像できる。
それは25という年齢以上に肉孔の締まり具合も緊め付けも若々しく新鮮で緩みなど
微塵も感じられない。処女ではないにしても性経験の少なさは容易に想像できた。
だがそれでいて男を虜とするのに十分すぎるほどの弾力と粘着力をも兼ね備えて
いた。
押し込めばきゅっきゅっと心地よい摩擦とともに迎え入れ、引けば熱く蕩けた肉襞
がねっとりとまとわりつく。さらに自らの肉棒に絡み付いてぎゅうっと締め付ける
圧力もかなりのもので、滾った剛直ををがっしりと咥え込んで放さない。
処女のようなとびきりの新鮮味と経験豊富な熟女のような狂おしい爛熟した味わい。
これほど男を歓喜させる2つの妙味を兼ね備えた蜜壷を味わったのは大須賀にとっ
ても初めての経験だった。

「ふ、婦警さん、アンタ・・・・ ホントいいものを持ってるな」

大須賀は大きく一息つくと、再びグラインドを開始した。
今度は先ほどまでの力任せのそれとは違い、グラインドのリズムをゆったりとした
ペースに変えた。そうすることで限界の迫りつつあった己の剛直に若干の余裕を
持たせるとともに、じっくりとじわじわと責め立てることによって美幸自身の官能
をより引き出そうとしたのだ。
そのためグラインドのスピードは落としたものの、逆に腰の振幅はより大きくした。
――ジュッポッ、ジュッポッ、ジュッポッ
大須賀の剛直が出し入れされるたびに、淫蜜で溢れた蜜壷が豪快にシェイクされる
淫らな音が奏でられる。

「クックックッ・・・・ いい音だ。婦警さん、聞こえるだろう?
アンタと俺は今ばっちり繋がってるんだぜ」


だが美幸は悲鳴すら上げることが困難になっていた。
下半身を間、髪を入れずに襲う抽送の連続による激しい衝撃で息をするので精一杯、
金魚のように口をパクパクと開けて耐えることしかできない。

「ああ・・・・ ああぅ・・・・ くっ・・・・ あうっ・・・・」

だがその苦しげな呻きすらも大須賀の獣性と加虐心を一層昂ぶらせ、
自然とグラインドが熱く激しくなるとともに、いったんは余裕を
もたせたはずの己が分身にも瞬く間に限界が迫ってきた。

「(くそっ!)」

まだまだこのまま出してしまうのは惜しい。
もうしばらくこの最高の身体と蜜壷を思う存分貪り味わいたかった。
そこで大須賀は美幸の背にぐっと覆いかぶさり、押しつぶすようにして
より深くはめ込んだ。

「あぐっ!」

さらに腰を掴んでいた手を乳房へと滑らせて鷲掴み、美幸の背筋に舌を押し付け、
舐め回しながら、自らの熱が引くのをじっと待った。これでもう少しは持つだろう。
だが、そんな思惑は鞘堂の苛立った声に遮られた。

「武人っ! オマエ、何また休んでんだよっ! 後がつかえてんだっ、
とっととぶちまけて早く替われよっ!」

鞘堂はすでにズボンをずり下ろし、カーキ色のトランクスの中に手を突っ込んで、
猛々しくそそりたった己が分身をぐっと握りしめ、いまにもしごかんばかりだ。

「早く犯っちまえって言ってんだろ! もう待ちきれねえよっ!」

鞘堂は白目をむき、口角泡を飛ばして大須賀を急きたてた。

「(ちっ・・・・ しかたねえな)」

大須賀は軽く舌打ちして頷くと最後の仕上げに取り掛かった。
身を起こして再び美幸の腰を掴み、グラインドを再開したのだ。
熱く激しく腰を打ちつけ、剛直が勢いをつけて乱暴に出し入れされる。
バン、バン、バン、
ズリュ、ズリュ、ズリュ、
大須賀が腰を打ち付ける音、そして美幸の中に剛直が出し入れされる擦過音が
リズミカルに淫らなハーモニーを奏で、徐々にアップテンポとなっていく。

「あ、あ、うううっ・・・・ うぐっ・・・・ だ、だめっ・・・・ あああっ!」
「ダメじゃねえんだよっ! 婦警さんっ! イッチまいなっ!」

その瞬間、大須賀の血膨れた尖端が子宮口を直撃してぶち破った。

「あひぃぃぃぃ!」

その衝撃に息も絶え絶えだった美幸の裸身が突然硬直し、白いおとがいを
まっすぐに伸ばして絶叫した。
もうここまでくれば容赦はしないし、またその余裕もなくなった。

「い、いくぞっ、婦警さんっ! ぶちまけてやるっ!」

大須賀はフルスロットルで腰を振り、最後に一段と強く深く腰を押し出して
女体の最奥部をその剛直で無惨に抉り貫いた。

「うおおおおおおっ!」
「いやぁぁぁっぁ!」

大須賀の歓喜の獣声と美幸の絶望の悲鳴が交差したその瞬間、突き込まれた剛直が
びくんと跳ね、それが限界まで達していた熱き砲身のトリガーを引いた。
ドクッ、ドクッ、ドクドクドクッ!
爆発した亀頭から溜めに溜め込んだ獣欲の熱水が一気に迸り、美幸に注ぎ込まれる。
大量に放出された白濁の洪水は蜜壷内をたちまち埋め尽くし、子宮(なか)にまで
怒涛のようになだれ込む。
股間から下腹部へと広がる何とも気味の悪い生温かい感触。
それは美幸がその身に初めて受け入れた男の精。
そしてこれこそ美幸がこのケダモノの餌食とされたまぎれもない陵辱の証。

「(な・・・・ 中嶋くんっ・・・・)」

大須賀は射精を終えた後も、念入りに腰を何度も振って全てを出し切ると
ようやく美幸の中から引き抜いた。
あれほど怒張し、肉の凶器と化して美幸の中を蹂躙しつくした大須賀のペニスは、
いまや全てを出し尽くして見る影もないほど萎んでだらんと垂れ下がり、
その先端から白く細い糸を引いて美幸の股間と繋がっていた。
荒い息を整えて大須賀は顔を上げると、意識も朦朧としてぐったりと倒れ伏した
美幸を見下ろし、満足げ笑った。

「よかったぜえ、婦警さん」

そして、中嶋の方を見やり、勝ち誇ったように言い放った。

「あんたの恋人はホントいいモノを持ってるな。こんなに楽しめたのは久しぶり
だぜ」



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