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2/7 春
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以下、本文
春です。暦の上では。
「大寒、立春といった暦上の用語(二十四節気)は、月の運行を元にした旧暦をベースにしているので現代人の感覚とはズレが云々」という解釈を僕は小学校の頃に聞かされたものですが、実際には二十四節気というのは太陽の運行を元にして定められているため、太陰暦の概念だから現代人の感覚と合わない というのはウソだったのです。
というのも、「一年」というのは宣明暦や天保暦を採用していたかつての日本においても、地球の公転周期を指していたため、月の公転周期を元にした純粋な太陰暦に対して、なんらかの仕組みによってそのギャップを埋めなくてはなりませんでした。そこで、1年を「日数で1/24」または「太陽の黄道上の視位置にして15°」(どっちが採用されるのかは暦によって違います)ごとに区切った二十四節気の概念を導入したんです。太陽暦と太陰暦のすりあわせを行うノギスのようなメカニズムの説明は割愛しますが。
ともかく、日本では宣明暦という800年も変わらず採用されていた暦の存在があり、その誤差によって11世紀ごろには既に一ヶ月ほど実際の天体の運行と暦上の日付がずれていたのでは…と思ったのですが、調べたところ江戸時代でも2日程度の誤差だったようです。あれー?
実際のところ、西洋では春といえば、春分から夏至にかけてのことを指すのに対し、中国暦の影響を受けている諸国では立春から立夏にかけての事を指しているんだそうで。なんだ。ご承知の通り日本は戦後、アメリカの影響を強く受けたため、現代の日本人は3月から6月あたりが春 と思いがちなんだそうです。戦時中の人間である僕らの祖父・祖母は春、という言葉に対して僕らとはいささかのギャップがあるのかも知れません。
ともかく、立春、というのは昔も今も「まだ寒いよ」と呟かなければならない時期のようですね。
ガジェットづくりは早々に飽きました。
だって、ぶっちゃけflash貼って終わり なんだもん。
flashは嫌いではないのですが、Javaはもっと好きです。不遇すぎる、僕が。
Taku Hayase(SANDMAN)