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2/2 社会への、窓

この数年というもの、このサイトのカウンタは基本的に僕がページをロードしない限り回らないので、 見る意味が無いということでカウンタなぞ見たりはしなかったのですが、 ふと僕がページをロードしてないのに不自然にカウンタが増えているのに気付いたので、 「どこかからリンクが張られている」事が判りました。 ドジ研アンテナに登録して頂いている事は知っていましたが、そこからの来客にしては多すぎる……?

なにやら窓の杜に早速見る人WPFが紹介されていたようです。 最後に窓の杜に僕の作品を取り上げていただいたのはいつの日の事だったか。 ExtremeShootersだったかな?GOwの更新の時だったかな? ExtremeShootersが取り上げられた時は当時の通信環境ではカウンタが回りすぎて何回かリセットされたりしたなあ と、懐かしい気分になりました。 新作を公開せずに10年近く経つと思いますが、そんなサイトでも捉えるとは、さすが窓の杜。 まだ見てくれる人は確かに居るのだ、サイトも閉鎖せずにおいてよかった、と思いました。

見る人WPFは、「孤独のグルメ」の主人公の独白のように「こういうのでいいんだよ、こういうので」 と誰かに言ってもらえるようなソフトを目指して(1日か2日で)作りました。 初代見る人を作った時点で既に画像ビューワなんて世の中に山のようにあったわけですが、 わざわざなんで自分で画像ビューワなんて拵えたのかというと 目につく範囲で自分にちょうどいいモノが無かったからに他なりません。 その要件としては

逆に、不必要な機能としては

ともかく必要な機能だけ有って不必要な機能は削いでくれれば良いのですが、当時は意外とそういう物も無かったんですね。 特に補間については無頓着なソフトが多かったような気がします。 当時はぼちぼちの品位で補間を掛けながらスムーズに動かすとなるとDirectXなどに頼らざるを得ませんでしたから、 初代見る人はDirectXを使った画像ビューワとなったのです。

そして時は流れ、Windows XPのサポートは終了し、WPFが世に出て久しくなり、 下位互換ばかりを気にしてGDIベースのプログラムを組まなくても良くなりました(と、信じたい)。 僕もDelphiから離れ、見る人はWPFアプリケーションとして再び帰ってきたのです。 ……帰ってきたのですとか言っても居なくなってた期間は一週間ほどでしたけどね。

Delphiから離れたのにQuadrupleD本部は手入れもせずに放置されているんですが、 一応暫くはそのままにしておきます。 Delphiを使う気はもう無いので保守は僕の手ではできませんが、未だご入用の方のために、 旧いライブラリをダウンロードできる場所として残しておきます。 色々と後悔している事はありますし、謝りたい人も沢山いますが、それはまた別の機会にしましょう……。




今は手元の見る人WPFをさらにいじっています。とりあえず次にお見せする頃には

こんな感じで小粒な修正を色々入れるつもりです。 と、言ってみたものの、ロード中のアニメは正直不必要な気もします。実装の理由も非同期処理の練習みたいな物ですし、 こんなことに労力を割くくらいなら動画の再生位置の変更用にまともなスライダーなどつけたりすべきだと思わなくもありません。 やはりロード中のアニメはやめてマウスカーソルを変えるだけにしようかな……。

そんな感じでよくよく考えたらロード中にアニメーションを表示するのって 「マウスではなくタッチパネルで操作する場合、マウスカーソルが無いから」ですよね。 見る人WPFはマウス+キーボードを前提にしたアプリケーションなのでロード中アニメーション自体不要じゃん、と。 非同期読み込みにしてもWPFのImageクラスのように読み込みのキャンセルができない場合は意味がないので、 (読み込み中にソースのストリームを解放してしまえば行けるようですがなんだか不安ですし) そもそも非同期読み込み付けてもアレだよなあ…とガッカリしています。 とりあえず、WPFの画像関係のクラスに読み込みの中断機能が付く日のために、 非同期処理に対応した今の書き方で置いておく事としましょう。

それにしても、非同期処理ってなかなか厄介ですね。簡単に書けるようになったとはいえ、流れを追いにくくなりますし、 UIスレッドからでないとアクセスできないリソースが有ったりなど、WPF固有の問題も色々見えました。 こんな簡単なプログラムを作るのにも頭をひねる必要がありますから、 昨今の大規模な商業アプリケーションの実装に携わる方々は本当に大変だと思いました。 本体スレッドとは別のスレッドで動かすためのコードは色からフォントから変えるくらいしないと混乱しそうです。 いっそ半画面分くらいインデントを付けてみるとか。 そんな感じでそれなりに苦労したんです。苦労したんですが。

動画再生時のスライダーに話を戻すと、操作している間の短い時間でも動画の上に表示するのは野暮ったい気がします。 そもそもユーザー自身が操作方法を分かっているなら操作を分かりやすくするための要素なんぞ不要なものです。 基本的にウィンドウ内に表示される画像以外の物は単に邪魔なだけなので、スクロールバーも表示されません。 表計算ソフトや長文を表示してるわけでもないし、キー1発で全体像を見れるのにスクロールバーがある、というのは意味不明であります。 マウスカーソルも邪魔なので動かしていない間は画面から消えるようにしようかな? うーん、マウスをちょっと動かしてもらえば済むことですね。

色々と改良案は有るのですが、改良するつもりで余計な機能を付けて改悪にしかなっていないという事が往々にしてあります。 シンプルイズベストなんて言うのは簡単ですが、浮かんだアイディアを捨ててしまうのは勿体ないんですね。 折角アイディアが出たのだから実装しようか、と思ってしまうのですが「なぜその機能が必要なのか」 「その機能が無い現状ではどのように不便なのか」「他にもっとスマートに解決できる方法が無いか」 「単に似たような今風のソフトに同じような機能があるから真似たいだけではないのか」 など色々考えないと先に述べた読み込み中のアニメーションみたいにしようもない事になるわけです。




今回から字を少しデカくしてみました。今までsmallだったのを90%くらいにしてみましたので、多分1割強ほど大きくなりました。 small以上normal未満という指定の仕方を実は今まで知らなかったので。 今度の免許の更新は裸眼でできるか、ちょっと自信が無い昨今でもあります。 8年前以上前に買ったLCDの画面も劣化で白っちゃけた感じがしますし、そろそろ4Kモニタなどに買い替え時かもしれませんね。 4Kモニタをお使いの方はBBSにて是非とも感想をお聞かせください。参考にさせていただきます。

僕がCSSを覚え始めた頃ってそんな指定の仕方あったかなぁ、あってもブラウザ毎どころかバージョン毎に CSSの解釈の仕方が違うのなんて当たり前で覚えるだけ無駄だったような気がしますから、 有っても無くても同じだったような、そもそも1emが1pxとして解釈されても仕方が無いとか まあ、そんなクレイジーな状態だった気がします。

フォントといえば游ゴシックも試してみたのだが、どうにも「です・ます」調の文章に向かず、素っ気なさすぎる気がする。 しかし、このシンプルでストイックな雰囲気は科学技術系の文書や、一部の小説などに向いていると感じた。 メイリオと比べると字間が開いており、窮屈な印象が無く、読みやすい。

游明朝の方がフレンドリーな印象がありますね。 「動物のお医者さん」の動物たちの台詞(?)などの文字に雰囲気が似ています。 そもそも、やや細いのでこのサイトの配色だと見づらいんですね。フォントのために配色を変えるのでは本末転倒ですから、 このサイトでは使えないかなぁ、残念……いや、もしかしたら4K時代を見据えたフォントなのかな?どうなのかな?

UIフォントである游ゴシックUIの方は評判がいまいちのようですが、僕は好きですよ? 濁点と半濁点の区別が比較的つき易いですし、カタカナの幅の狭さや雰囲気がN-88BASICを彷彿させます。 小さいサイズでレンダリングしても割合見やすいので、このサイトでも十分活用できそうです。 PC-8801はアスペクト比4:3の画面で640x200ドットという今では考えたくもない 長方形のピクセルで構成された画面で、縦に細い字体の半角カタカナのフォントを使ってましたっけ。 ともかく、14インチの画面に情報を詰め詰めにする必要のあった、古き良き(?)時代を想起させます。

なんにせよ、メイリオの方が落ち着きますが、もう少し濁点と半濁点の区別がつき易いフォントが欲しいですね。 濁点と半濁点の表示領域に面積比で1/6くらいは使ってもらいたい物です。 書体としての美しさを多少損なっても正確な情報を伝達するためのフォントという物を採るのもいいんじゃないですかね?




Hayase Taku(SANDMAN)

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