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青の洞窟

ファイル 33-1.jpg

drawrで描いたロマーノに後日加筆したもの

南部イタリアには北伊のような先進的華やかさはないけれど、そのかわり
宝物のような美しい自然や風景があちこちにちりばめられていてどきどきします

でもそれらの風景が、どれも脆そうというか 儚そうなのはなぜなのだろうなあ
タランテッラやシチリア民謡も 情熱的なのに終わりを予感させるような切なさがあって
聴くたびに記憶中枢の下層部がひりひり刺激されてしまう

ロマーノのキャラ造形は そういうアンバランスな部分が
とてもうまく詰め込まれているなあといつも思うのです