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こんな餌で俺様が

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イタリアは本家において「ヘタレ」「天然ボケ」「トラブルメーカー」というパーソナリティを授かっているわけですが、彼がヘタレに至った背景には、ちびたりあ時代から幾度となく他国の侵略支配を受けてきたことによる「諦念」が色濃く影を落としていることを忘れたくないものです。そんな重い過去を呪うことなく柔軟に生きている所にこそイタリアの魅力が詰まっていると自分は考えております。侵略支配に負けても生きぬく「柔軟さ、したたかさ」。これぞイタリアの真骨頂なのでありだから受け身という抑圧された条件下でこそイタリアの本質が真に活きるのではなかろうか。つまりイタちゃんは受けでこそ誠の輝きを放つ。ただ彼のような性格の人はしたたかさを前面に押し出してバランスを取ってやりたくなるのが人情です。おそらくそうすることで常識人のみなさまもとっつき易くなり共感もしやすくなる。だが断る。イタリアのヘタレを都合よく捻じ曲げたり手心を加えることなく、かつ魅力的に描くのはとても難しい。なにが難しいかというと性善説に基づいた価値観がどうしても必要になってくるからです。ああいった素直な性格の人間を忌憚なく描くためには性善説を踏まえたシニカルの二重構造を理解した上でなお性善説寄りに人間観察できる尊い母性を持ち得なければ到底叶わないのではなかろうか。ちなみに自分はその高みに到達できずひっくり返ったカメムシの如くもだもだしている状態なのである。イタリアをかわゆく描けるということ。その業が間違いなく人類の高みであり、我が尊敬する独伊神方はまさに高みにおわすGODである…それが今のわたくしに解るすべてなのでございます。あーイタちゃんとせっくすしたいあと擬人化王国でお使いしていただいたどうじんしはやくよみたい


はっ 俺は今一体なにを… っぐわ!…くそ!…また右手が暴れだしやがっ


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すっかり蝉も死に絶えて 一年で最も愛する季節の到来でございます
いたるところにカメムシが前触れもなく落ちているので 常に気を張り詰めて歩かないと容易に爆死する
秋はこのハードボイルドさがたまりません