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いい子を育てる方法は?










答えは簡単

“飴と鞭”



厳しく言って、それから、褒めること
























ズボンだけを脱いだ格好で、悟空は八戒の熱を煽る。
淫らに腰を振り、股間を擦り付けて。
八戒の熱い胸板にキスして、強請る。

そんな悟空を、悟浄は知らない。
絶対的とも言える、あの最高僧さえも。




無邪気な子供を罠にかけるのは容易かった。
いつものように食事を作ってあげて。
ほんの少量の催淫剤を混ぜて差し出せば良かっただけ。

悟浄のいない時を狙って、それを食べさせれば。
後は躯の熱を持て余し始める子供を宥めて。
適当に言い包めれば、それで捕獲完了。

最初は優しくして、回数を増すごとに激しくした。
真っ白な子供に自分の色を侵食させるのは簡単だった。


最初こそ、ほんの少しの罪悪感があった気もするが。
そんなものよりも、甘美な熱の誘いが強くて。
次第にそれもなくなり、今は欠片も感じない。

それ程にこの躯の熱は男を煽るのだ。
蹂躙してくれと、まるで言っているように。



今では、後ろだけでもイけるようになった。

もとより敏感だった躯。
それが八戒の開発により、快楽を覚え。
八戒の思うままに、この躯は行為を覚えている。








そう、今のように。








悟空の手が、八戒の手に添えられて。
それが悟空の胸の果実へと導かれる。

艶の篭った呼吸を繰り返して。
触って、と小さな声で言ったのが聞こえた。
その言葉通り、八戒は果実に指を押し付けた。



「あっん……!」



そのまま果実を指先で摘む。
軽く引っ張ると、悟空の躯が跳ねた。



「もっと…もっとぉ……はっかいぃ……」



下肢を擦り付けながら、八戒に強請る悟空。

八戒はほんの少し、足を上げた。
それは悟空の敏感な箇所を押し上げ、刺激する。



「あんっ!あ、はぅっ…ふぅぅん……」



僅かに持ち上がった八戒の足。
悟空は更に、自分の股間を押し付けて擦る。

下着がじんわりと濡れているのが判った。
けれども決定的な熱がないから。
悟空はその快楽を持て余すばかりだった。




悟空が今、何を欲しているのか。
判っていない八戒ではなかったが。
敢えて、まだソコに触れるつもりはなかった。

もっと悟空が乱れてからでいい。


それこそ、我慢できなくて狂うほどに。




右胸の果実を摘んだ指先で捏ねて。
左胸の果実に、八戒は吸い付いた。

ひくん、と悟空の躯が仰け反って。
すらりとした喉が八戒の目の前に曝される。



「可愛いですよ……悟空……」
「あっ、あっ……はっかぃ…あん……」



ちゅ、と音を立てて胸の果実を吸い上げる。
それだけで悟空の躯は、敏感に反応し。
八戒の肩に置かれた悟空の手に、僅かに力が篭る。

長い大地色の髪がふわふわと揺れる。
腰まである長い髪は、時折八戒の足に絡まった。


まるで髪の毛先までが、八戒を誘っているようだ。




「ひっあ……!」




果実を吸って、捏ねて、足を上下に動かす。

一気に始まった愛撫に、悟空の喘ぎ声が漏れる。



「あんっ、あ、はぅっ!」
「もっと欲しいでしょう……?」
「はっ…ん、あん……っん、っふ……」



こくこくと何度も頷く悟空を見て。
八戒は小さく笑って、もう一度胸の果実を吸う。





「じゃあ、言えますよね?」





まるで愚図る子供を宥めるように、八戒は問うた。


八戒の言葉に、悟空は顔を赤く染めた。

どうやら、まだ理性が残っていたようだ。
躯は八戒を強請っても、言葉を言うのは恥ずかしいらしい。



「じゃないと、ずーっとこのままですよ?」



右胸を摘んで捻り、下肢を押し上げて。
それだけを延々と繰り返される。

決定的な熱はない。
それでも、悟空はイってしまうのだ。


八戒のでイきたい、と。
悟空が思っているのは知っている。

決定的な熱のないままでイった時。
悟空は酷く、恥ずかしそうな顔をするのだ。
まるで親の言い付けを破ってしまった子供のように。



「…は…はっか……」
「言えますよね?」
「やぁんっ!」



口を篭らせる悟空に刺激を与える。



「あんっ、あっ、やっ…やっぱり…無理ぃ……」
「別に恥ずかしがらなくてもいいでしょう?」



言うくらいなら簡単だ、と。
そう微笑む八戒は、酷く残酷なもので。

けれども、悟空にはそれが判らない。
躯の熱に振り回されるので手一杯なのだ。
そしてこの熱をどうにかしてくれるのは、唯一人しかいない。


目の前で、残酷に微笑む男しか。




「さぁ、言って下さい」




愛撫を止めずに促すと。
悟空は無理だと、首を横に振った。

与えられる刺激で、上手く言葉が紡げない。
そんな事は、八戒も判っていた。
それでも今のままで言わせて見たい。



「っは、むり、むりぃ……」
「無理じゃありませんよ」
「できなっ…あっ…いっ…やっあ…ないぃ……」



泣き顔ですがり付いてくる悟空に。
八戒は、可愛いなぁ、とぼんやり考えていた。

このままイかせても良い。
恥ずかしそうな顔をする悟空を眺めているのも。
そしてその後、また八戒に強請るのを見るのも。



「…あぁんっ!だめ、だめぇ…!」
「これだけでイっちゃうんですよね、貴方は…」
「やだぁ…欲しい、のぉ……!」
「欲しい?何処に、何が欲しいんですか?」



判っているけど、敢えて聞く。
卑猥な言葉を、この口から吐かせたい。

いつも無邪気に、名前を呼ぶこの口から。
純粋にお腹が空いたと強請るこの口から。
誰も聞いた事がない、卑猥な言葉を。



どうしても、言わせたかった。



しかし、悟空は一向に言おうとしない。
仕方なく八戒は、一度イかせる事にした。

そうすれば、後はきっと強請ってくる。
真っ赤な顔をして、足を開いて。




(でも、この際ですし……)




すっかり興が乗ってしまっている自分に、少し笑う。
だが、目の前の痴態を見れば当然かも知れない。




「あ!?」




それまで以上に、愛撫を激しくする。
足のピストン運動で、悟空の下肢に刺激を与え。
胸の果実は抓って爪を立て、吸っては軽く噛んだ。

ちらりと悟空の顔を伺って見れば。
顔を涙と、自分の飲み込みきれない唾液で濡らしていた。



「あっぃ、いいっ…だめっ……や、はっか………!!」



びくびくっ、と悟空の躯が痙攣して。
履いたままだった下着が、びしゃりと濡れた。

悟空は八戒にすがりつき、ぐったりとして。
達した余韻に、小さな嬌声を漏らす。
それから、自分のした事に気付いて真っ赤になった。



「悟空は我慢が出来ないんですね」
「…あ………」
「そんなに気持ち良かったんですか?」



八戒の言葉に、悟空は益々赤くなる。

濡れた下着が、悟空の秘部に纏わりついている。
これは脱がないと気持ちが悪くなるだろう。




「ほら、まだ欲しいでしょう?」



一度イっても、悟空の躯はまだ若い。
それに、慣らされた躯は快楽に敏感だ。

悟空は赤い顔をして、八戒を跨いだままで。
恐る恐る、八戒のズボンのチャックに手を伸ばす。
震える手でそれを下ろし、下着の中から一物を取り出す。


八戒の肉剣は、既に勃起し、膨張していた。



「…は…っかぃ……」
「なんです?」



涼しい顔をして、そう問うと。
悟空は八戒の躯に擦り寄った。



「オレの中……八戒…で、いっぱいに…して……」
「何処を、どうやればいいんですか?」
「…こ……此処、に……これ、い…いれ…て……」



羞恥心からだろう。
悟空の息が荒くなり、言葉も途切れ途切れになる。

悟空は自分の精液で濡れた下着を脱ぎ捨て。
自ら秘穴に指を入れ、其処を押し広げた。
見せ付けるように八戒の前に、それを曝す。





「ぐちゃぐちゃ…に、掻き回し、て…ミルク…ちょぉ、だい…」





涙顔で言われるのは、結構そそられる。
悟空の知る由では、ないだろうが。


悟空の腰を掴んで、引き寄せて。
八戒は自身を、悟空の指で広げられた箇所に宛がう。

擦れ合っただけで、悟空の躯が震えた。
肩を掴む手が震え、力が篭る。
早く、と言外に言っているのだ。



そして。
悟空の腰を落とすと同時に、一気に突き上げた。




「あぁああぁっ!!!」




痛みか、それとも快楽による叫びか。
正直、其処は八戒にもよく判らないが。

自分の体重で、思っている以上に深々と入ったのだろう。
悟空は躯を仰け反らせ、ひくひくと震わせている。