第一話
「せめてメシは用意しとけって話だよな」
「いいじゃん。50過ぎてホテルでクリスマスディナーなんつー夫婦はなかなかいないし」
「はー、ラブラブで結構な事で・・・別に姉ちゃんがメシ作ってくれてもいいんだけど」
「ちゃんと今ゴハンやってんじゃん。千香にゴハン」
「それ俺食えねーしな」
「食うか?」
「いらん」
「あははは!母乳って栄養価高けーんだぞ?飲んでみる価値アリ!」
「・・・嫁さん貰ったら飲ませてもらうよ」
「そんな相手いないからここにいんだろ?」
「うっせ・・・あー、イブだってのにガサツな出戻り女と2人っきりかぁ。授乳シーン見せられても興奮しねーし」
「あえて強調するところが怪しいな」
「言っとけ」
「ふふふー・・・あ、んっ!」
「・・・どうした?」
「・・・噛んだ、千香が」
「なんだよ。それくらいの事でヘンな声出すな」
「あーやっぱドーテー君はダメだわ。乳首が意外と敏感なのを、舐めた事ねーから知らねーの。女出来てもすぐエロに走って嫌われるタイプだ」
「あのな、別に今初めて吸われたわけじゃねーだろ?赤ちゃんてのは何度もおっぱい吸ったり噛んだりするもんじゃねえの?」
「・・・分からん奴だなー。よし、吸え」
「は?」
「吸え、乳首。空いてるほう、バカ弟に試さしてやる。ちょっと張ってるし」
「なに言ってんだ、お前はバカか?」
「勇気、ないな」
「勇気とかそんなんじゃねーだろ。大体、姉ちゃんのなんか舐められるか」
「下んねー事言っちゃって。何度舐められてなかなか慣れるもんじゃねーんだよ。それともお前の頭でっかちな考え方じゃ、自分の舐め方は千香の舐め方に負けちゃうって訳だ」
「あの……わっ」
「ほら、なま乳だぞ。ほら、ほら」
「……」
「……誰にも、言わないから。吸えよ」
「……」
「吸って。な?」
「……」
「……」
「……っ」
「あ、はっ」
「……」
「……ほら千香ちゃーん?おっきなお兄ちゃんが、ママのおっぱい横取りしてますよー?」
「……だ、だって姉ちゃんが舐めろって」
「黙って、吸って。ね」
「……くそっ」
「ん……あはは、そんな吸い方じゃまだ出てこねーだろ?もっとさ、こう、なんて言うか……あ、そうそう、その感じ」
「……」
「うん、いいよ。姉の母乳をさ、早く味わってみ……そ、そう、そう」
「……」
「ん、なんかこう……THEエロ本の見すぎ、って感じの舐め方だな。別に、いいけど……ん」
「……」
「ね、熱心に、舐めちゃって、まぁ……ほら千香、がんばらないと、お兄ちゃんに全部、おっぱい飲まれ、ちゃうぞ……」
「……」
「んっ……ちょっと、待って」
「……ん」
「千香がさ、ゲップ、するから」
「……ああ」
「ティッシュ、何枚か出してて」
「わかった」
「ほら、もうおなかいっぱいですかー?いい子ね、けんけんしようねー」
「母親、してるなー」
「母親だからね」
「母親でも、舐められたら乳首立つんだ」
「……またバカな事言って。舐められようが触られようが、自分で触ろうが乳首は立つし。そんな事、彼女出来ても言うなよ?嫌われんぞ」
「ちぇっ。ちょっと自信つきかけてたんだけど。おお、この女感じてるぞ!みたいな感じで」
「まあ、感じては、いたけど」
「あー無理しなくていい。悲しきドーテーさんはそろそろ自分の部屋に帰りますわ」
「……ちょっと待って。」
「んあ?」
「もう少し話、聞けよ。ほら、座って」
「何だよまったく」
「あのね。感じた、すごく。ダンナと別れて、こんな事なかったから」
「は?」
「したく、なったんだよ」
「意味わかんねえ。冗談やめ……」
「……ちゅっ」
「!……なんでキスすんだよ!」
「したい、から」
「でも、ちょっと……」
「証拠、見せようか?」
「はぁ?」
「……千香ちゃーん、ちょっとお利口におねんねしててくれるかな?ママとお兄ちゃん、大事なお話があるからねー」
「な、何言ってんだよ姉ちゃん」
「静かに!……ほら、おなかいっぱいで千香おネムだよ」
「あ、ごめん……」
「……昔の人はすごいね。ねーんねーんころーりよー♪おこーろーりーよー♪おかあさんといっしょとかの歌より、昔の子守唄のほうが効果あんだよね」
「あ、そう……」
「んー……こうなるとすぐ赤ちゃんは寝るよ。私は、どんどん起きちゃってるけど」
「……エロいキャラ、ムリに演じてるとか?」
「んにゃ。オンナの素直な気持ちだよー」
「あ、そう」
「うん、寝た。いい娘だね、千香……じゃあ、見ろ。ほら……濡れてる、だろ?ドーテー君よ、これが動かぬ証拠だ。見て、ほら……っ」
「……」
「酔ってるつもりないんだけど……あはは、実の弟におま○こ見せちゃってるよー」
「……」
「ど?私の言ってたの、分かるでしょ?……濡れてんぜー」
「……ごめん、なあ。素朴な疑問」
「ん……なに?」
「女ってさ、そんなあっけらかんにエロい事言うわけ……?」
「うん、言うよ。実の弟に乳首舐められておま○こ濡らしてる、ってくらい言うかも」
「言うか、バカ……姉ちゃんのおま○こ、イブの夜に覗き込んでる俺もどーかと思うけど」
「……見て。どー思うよ」
「……言っていい?」
「……ん」
「……エロい。なんかぐねぐねして、なんかちょっと」
「ん。濡れてん、だろ?」
「濡れ、てる。うん」
「……あーママ、千香ちゃん言っちゃうよ……?」
「……お?」
「あのねー、パパじゃない男の人に舐められて、血の繋がった弟に舐められて、ママ、おま○こ準備万端だよー」
「……勘弁してください。俺も、こんなの初めてですんで興奮してます」
「……よし、じゃあ、見せろ」
「あ?」
「ち○こ。そんなふうになってる自慢のち○こ、私に見せてみ?」
「そりゃ、ヤバ過ぎかも」
「何でさー。私のおま○こだけ見といて、見せ損?」
「勝手に見せたくせに」
「……見たかったのは、事実だろ?」
「……」
「だから、見せろ……見せ、て。弟の、ち○こ」
「……俺、酒飲んでないよな?でも何だか頭ボーっとしてる」
「ん……その酔ったのに似た感じ、いい傾向だよ」
「ああ、そうかも。じゃあ、見せる」
「ん」