『牝奴隷は金髪美女』第五章 「LUST〜色情」


<前回のあらすじ>
アメリカから大きな憧れを抱いて日本にやって来た少女 ジェーン。
しかし、来日してからの経験は、彼女の理想をことごとく打ち砕くものだった。
そのアメリカ人少女の魅力的な肉体を手に入れようと、大学研究生 飯塚が画策し、
ジェーンは大切なバージンをこの男によって無理矢理奪われてしまった。
しかし悲劇は続いていた。飯塚と同じ研究生の女 敬子もまた、ジェーンの躰を狙っていたのだ……。


「……フフッ、ジェーンの躰ってホントにキレイ。嫉妬しちゃいそうだわ」

 敬子の声が響く。頭が重い。ジェーンはいまだ闇の中にいた。

「バストも大きくて綺麗……ウエストもしっかりくびれてるし、ヒップだってすごいボリューム……あーあ、私もアメリカ人に生まれたかったなぁ……」

 誰かの手が、自分のバストや腰のラインをさまよっている。嫌悪感はあまり感じない。その手の動きが的確なのだ。特に胸を這う時はしっかりと女の感じるポイントをはずさない。

「ああ、ホントにキレイなおっぱい。フフッ、食べちゃおうかな……」

 声が聞こえてすぐに、ジェーンは胸に甘美な感触を感じた。手のひらでもない、指先でもない。これは舌だ。舌と唇が乳首を吸っている。時に強く、時に優しくその唇は両方の乳首を巧みに吸いたてる。

「Ah……っ」

 ジェーンは思わず喘いだ。吸われる乳首から心地よい快感が広がり、その乳首自体が固くしこってくるのをジェーン自身も感じていた。

「フフフッ、ジェーンたら、私の舌で感じてる……うれしいわ。それじゃあご褒美、あげちゃおうかな……」

 胸を覆っていた気配が、ジェーンの下半身に移ってゆく。やがてその誰かの手はしっかりとジェーンの腰を掴んだ。ふうっと、一番敏感な部分に吐息がかかる。

「……キレイな、金色。これじゃあ日本人がどんなに頑張っても勝てないわね……さーて、ご褒美をあげましょうね……」

 次の瞬間、ジェーンの躰がビクンっと跳ねた。あの舌が、不意に淫裂に這ったのだ。そんな所を、人に舐められたこともない。昨夜の飯塚によるレイプでさえ、あの男はジェーンに快感を与えようとせずに、勝手に精を放つだけだった。今ジェーンに這っている舌は、金色のヘアがそよぐその秘裂をしっかりと、そして巧みに舐め上げるのだ。まだたった数度の経験しかないジェーンのヴァギナを、すぐに愛液でびしょびしょにしてしまう。

「A、Ah……Huun……っ!」

 ジェーンの声に、はっきりとした艶が表れてきた。瞼は重く、まだ瞳は開かないが、自分の淫裂からピチャピチャといやらしい音が耳に遠慮なく入ってくる。

「はうっ、Nnnっ、Oh……」

 舌は熱い柔ヒダを沿い舐めたり、少し膣口に挿しこんだりして快感を誘う。ジェーンが躰をくねらせていると舌は少し上にずり上がり、淫らに息づいている小突起に吸いついた。

「……Ohっ!」

 クリトリスを攻められ、ジェーンは思わず大きな喘ぎを上げた。オナニーしたことがない訳ではない。しかしそれは、ちょっとした性感を得るためだけの手段だった。だから、ジェーンは生まれて初めてクリトリスに触れられた瞬間、今までにない激しい快感を受けた。

「ああん、可愛い。もっとイタズラしちゃおっか……」

 敬子の声はそう言って、さらに強くクリトリスを吸い立てた。ちゅっちゅっ、ちゅっちゅっと音が聞こえるたびに、ジェーンの躰に痺れが駆け巡る。 やがて、ジェーンに小さな波が訪れた。電流のような感覚が昨夜に続いて訪れる。

「あ、Ahh……っ!」
「フフフッ、イッちゃったの?うれしい」

 痙攣を続けるジェーンの躰から、敬子の気配が離れるのが分かる。ジェーンはそれに一抹の寂しさを感じた。頭で考えたことではない。熟れ始めた肉体が、敬子の愛撫が止むのを寂しがったのだ。

「ああんっ……」
「待っててジェーン。まだまだあなたを気持ちよくさせてあげる……」

 声に続いて、ゴソゴソと物音が聞こえた。ジェーンもその頃ようやく視界が開けてきた。しかし、風景がかすかに見えるぐらいだ。そんなジェーンの視界に、女の姿が映った。敬子だ。なんとなく、敬子が全裸なのが分かる。その敬子の姿が、下半身を中心に揺らめいていた。何かを用意しているようだ。

「あ、はうんっ……ううん、あはっ!」

 敬子の淫らな声が室内に響き渡る。あまりの喘ぎに、ジェーンは敬子が何をしているのか疑問に思った。

「ふ、ふう……ああっ、イイわ。これで準備OK……さあジェーン、もっと、もっと気持ちよくしてあげるね……」

 敬子が、再びジェーンの躰の上にのしかかってくる。やっと、敬子の表情がジェーンにも見えた。顔には、淫靡な美しさを含んだ笑みが浮かんでいる。

「フフフッ、さーてジェーン。今から私が何をすると思う?」

 ジェーンは首を振った。トロンとした瞳で敬子の顔を見つめる。

「……分からないよね。じゃあ、これがなんだか分かる?」

 敬子はジェーンの右手を掴んで、自分の下腹部に導いた。少し濡れた感触を感じた後、ジェーンはビクッとした。そこには、あるはずのないモノがあったのだ。敬子はジェーンの反応を楽しみながらそれを触らせる。そのモノは、肌の感触はなかった。作り物のペニスが、敬子のヴァギナから生えていたのだ。

「……!」
「気に入ってくれた?これの半分が、私のオ○ンコの中に入ってるの……バイブレーターっていってね、スイッチを入れたらこれ自身が振動を始めるわ……もちろん、アメリカにもあるんでしょ?」
「……」

 コクリとうなずく。これに似たモノをジェーンは両親のベッドルームで見つけたことがある。それを使っている様子を、こっそり盗み見たこともある。『愛があるセックス』だから、その衝撃も許せた。しかしまさか今、自分の目の前にそのモノがいなないている現実は、ジェーンに新たな衝撃を与えた。

「……ねえ、アメリカではこれ、なんて言うの?」

 昨夜の飯塚の口調そっくりに、敬子はジェーンに尋ねた。しかし、今のジェーンになぜか嫌悪感は湧かなかった。

「……ディルドゥー」
「へー、なんかカッコいいわね……これからも色々教えてね、ジェーン」

 ジェーンは、敬子の躰に力が入るのを感じた。そして次の瞬間、股間に異物の感触があった。あのディルドゥーが、自分の中に入って来る。

「ノ、No……っ!」
「ダ・メ。ここは準備完了よ……強がらないで、素直に感じるのよ、ね……?」

 冷たい感覚が、ズッズッと侵入してくる。ジェーンは眉を反らしてのけぞった。まだ、痛い。

「や、やめてケイコさん……ダ、ダメっ、Noっ!」
「ああんっ、入ってゆくわ……ふあ、気持ちイイんっ!」

 ジェーンの声など気にせず、敬子は腰を進める。バイブがジェーンの中に入っていくたび、自分の膣内に埋まっている半分も圧力が増す。それが心地よい。

「ふああん……イイわ、ホントにイイっ。どんどん入っていくぅ」
「ああ、ケイコさん……嫌あっ、はああ、はあんっ!」

 固い張形が、ジェーンの狭い肉洞を凌辱しながら進む。先端はそのエラで容赦なく膣壁を擦り、続けて長大なシャフトの部分が隙間なく満たしてゆく。

「……ああ、入ったわ。子宮まで届きそう……ジェーンもそうでしょ?」

 眉間にしわを寄せたまま、ジェーンは必死にうなずく。自分の中の異物は、収まりきってさらに存在感を増していた。動いていないのに、それから受ける感覚は広がるばかりだ。これで、動かれたら……。ジェーンは自分の躰の変化に少しの恐怖を感じた。

「どう?いいでしょう……スイッチ、入れてあげるわね……」

 パチンと、疑似ペニスの根元で音がした。それと共に、ブウーンという音を発しながらディルドゥーが振動し始めた。

「Uha……んっ!」
「あん、イイ!ふう……んっ、ジェーン、ジェーンイイでしょ……ああふっ、はあんっ!」

 振動に誘われるように、敬子が腰を動かし始めた。うっとりとした表情を浮かべた敬子は、ジェーンの切なく開いた唇にキスをする。

「んんっ!」
「んはあっ、んんっ」

 敬子は舌でジェーンのおびえる舌をからめとった。ジェーンの舌は淫乱女のテクニックによって無意識のうちにそれを迎え入れた。

「んあっ!ジェーン、イイわ……」

 腰の動きを激しくしながら、敬子はジェーンに囁く。今度はジェーンの激しく揺れる胸にむしゃぶりついた。

「ダ、ダメ……そんなに、動かない、で……あふう、んっ!」
「んっ、はむん……」

 両手でジェーンのたわわな胸を揉みながら、固くしこった乳首を吸う。その間もしっかりと腰を繰り出している。敬子は疑似ペニスをまるで自分のペニスのように巧みに動かして、ジェーンの性感を昂ぶらせようとする。相手の悦びは、自分の悦びだ。

「あああ……ねえ、ジェーンも動いて、ねえ、動いて……もっとよくなるよ、ね……?」
「No……そんなの、嫌ですぅ……あうう、ひあっ!」

 そんな恥ずかしいことはできるはずはない。しかし、ジェーンの腰は揺らめいた。無意識のうちに、十七歳アメリカ人少女の肉体はさらに甘美な快感を求めて変化を始めたのだ。

「ああんそう、その調子よ……ひ、あ、ジェ……ジェーンイイわ!もっと、もっと動いて……ああっ、イイ……っ!」
「こんなの、嫌ぁ……あんん、動かないでっ、Oh……っ、Huun!」

 口で否定しても、ジェーンの腰はさらに動き続ける。感覚は、格段に高まった。

「あんん、ジェーンイイわ……ねえ、キスして、キスしてぇ!」

 敬子が切なそうに哀願して、ジェーンに唇を近づける。今度は誘われることなく、ジェーンから舌を絡めた。激しく舌を絡め合うと、ちゅぱちゅぱという音と共に唾液がいやらしげに糸引く。

「ジェ、ジェーン……私、もうイキそうよ!もっと、もっと……ふあ、んっ!」
「んあうっ……カ、Coming……Nnn……っ!」

 何かが、またジェーンの躰に迫ってきた。波のように、光のように、ジェーンの全てを奪い去ろうとしているようだった。

「ああ、ふあんっ、ひあ……イクっ、イクっ、イクぅ!」
「Nnnっ、はあん……ケイコ、さ、んっ……Come、来るぅ……っ!」

 女二人の最後の声がこだました。ほぼ同時にエクスタシーを迎えたジェーンと敬子。敬子はガクンと力が抜けて、ジェーンの躰の上に倒れ込んだ。どちらともなくまたキスを交わした。舌を激しく絡めながら。

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