『露わ・露わ・露わ』第2弾

となりのうち
<第1話>


「……よーし、これでいきましょうか!」

「じゃあ、頼むわよ夏希」

O.K.♪」

 夏希は部屋に千奈都とみゆきを残し、自室を出て階下へと降りていった。

「で、わたしたちの『王子さま』はいつごろお帰りになるの?」

 みゆきの言葉に、千奈都はニコニコしながら腕時計を眺める。

「えーとね……今3時ぐらいだから、もう少し経ったらご到着〜!」

「フフフっ、楽しみ楽しみ」

 二人は声を合わせて立ち上がり、2階の窓から庭を見下ろす。庭では、夏希がホースで庭木に水をやっている。二人と同じような笑顔を浮かべ、楽しげに口笛を吹きながら。

夏希は、庭木など見てはいない。ずっと家の前の通り、少し先の曲がり角をもうすぐ曲がるであろう男を待っているのだ。

 

「あ、暑い……」

 腕で額の汗をぬぐいながら、明良は真夏の猛暑に溶けるアスファルトの道を帰宅していた。勉強は嫌ではないが、日曜日まで塾に通うのはさすがにつらい。こんな暑い日なら尚更だ。

「夕方になるまで時間つぶせばよかったかな……」

 友人たちはゲーセンに向かったが、昨夜インターネットで深夜まで起きていた明良は、一刻も早く自宅に帰って、クーラーの効いた部屋で眠りたかったので、今日は遠慮したのだ。

 ここを曲がれば、自宅は2軒先だ。明良は少し駆け足で曲がり角を曲がる。

「あ……」

 陽炎の中に、隣の家が浮かぶ。ぼんやりとした光景の中で、鮮やかな水色をした何かが忙しげに動いているのが見えた。眩しそうに目を細めてみるとそれは、隣の家に住む石井さんちのおねえさんだった。夏希さんというそのおねえさんは、明良より4歳年上の高校3年生。小さい頃はおとなり同士ということで二人よく遊んだが、最近は明良のほうがキレイで大人っぽくなった隣のおねえさんにドギマギして、姿を見ても言葉を交わすことはなくなった。そして今日も明良は、門の前に来ると夏希から視線をはずし、自宅へ入ろうとした。

「……ーきクン」

 その言葉は、確かに耳に聞こえて来た。明良は、声のしたほうを振り返る。

「あーきクン!」

 水流が溢れるホースを片手に握ったまま、夏希がこちらに笑顔を向けている。小さい頃の呼び方で、夏希は明良を呼んでいた。

「あ、えーと……」

 対する明良は不意の呼びかけに戸惑う。小さい頃は、夏希の事を「なつきねえちゃん」と呼んでいたが、さすがに今となってはそう呼ぶのは失礼だろう。

「どうも、夏希さん……」

 明らかに照れながらそう返してきた明良の様子に、夏希は微笑む。ここが先手を打つチャンスね……。

「なんだ、あきクン。ずいぶんそっけないなぁ……昔みたいに、なつきねえちゃんただいま!って言ってもいいんだよ?」

 まっすぐ自分の顔を見つめてくる夏希から、明良は思わず目をそらす。顔が、どんどん赤くなっていくのが分かる。

 視線を少し落としたことで、今度は夏希の上半身が目に入った。陽炎の中で揺れていたのは、鮮やかな水色をしたノースリーブのサマーセーターだった。肩口から伸びた腕は、生の肌の美しさを感じさせ、ぴったりとくっついた薄手の生地は、夏希の理想的な形をした乳房を想像させずにいられない。どちらかといえば純情で、あまり性的なことに興味のない明良でさえ、思わず唾を飲んでしまうほどの溢れる色気だった。

「どうしたのあきクン、顔が真っ赤だよ?そんなに外、暑かったの?」

 そういいながら夏希は、二つの家の敷地を隔てた薄い垣根に近寄る。明良が立っている玄関先と、ほんの50センチほどしか離れていない。顔を覗き込むようにしたので、明良の視界に夏希の心配そうな表情が否応なく侵入して来る。

「いや、あの、何ともないです!」

 なんでこんなにあせってるんだろう?明良は自分の混乱を無理矢理鎮めようと、玄関ドアのノブを掴んだ。

「あ、ちょっと待って!」

「はい!」

 夏希の声に、明良は過剰反応して動きを止める。

「ゴメンゴメン……久しぶりに会ったから、本来の用事を忘れるところだった!」

「用、事……?」

「あきクンって、パソコン得意なんでしょ?」

「え、あ、誰に……誰に聞いたんですか?」

「毎晩遅くまであきクンの部屋に明かりがついてるから、おばさんに聞いてみたの。そしたら、パソコンに熱中してるって」

 今年のお年玉で買ったパソコンで、明良は毎晩インターネットに夢中だった。知りたいこと、調べたいことがアクセスすればすぐに分かる。まるで魔法の箱のようなパソコンに、明良は深夜まで熱中するようになった。あまりにかかる電話代のため、明良は生まれて初めてのアルバイトを検討するほどだった。

「それでねあきクン、友だちがパソコンを貸してくれたんだけどさ、わたしまったくつなぎ方が分からないの。そこでお願いなんだけど……パソコン、つないでくれない?」

 手を合わせながら、セミロングの下のを片方だけウインクさせて、夏希が懇願する。残念ながら、明良は断る理由を探せなかった。

 

 

 隣に住む明良に目をつけたのは、たまたま夏希の家に遊びに来ていた千奈都だった。一ヶ月ほど前、夜の盛り場に向かうため夏希の家で待ち合わせた時、夜間授業から帰って来た明良を見かけたのだ。

「ねえねえちょっと、隣のコ!」

 夏希に思わず尋ねたのは、明良があまりに「その道好み」だったからだ。

 髪は短くもなく長くもないが、自然な栗色をしている。背は160センチそこら。小さい体の上には、くりくりっとした黒目がちの瞳と小学生のようなあっさりとした風貌。男子の制服がまったく似合わない、まるで女の子のような少年なのだ。

「かわいーっ!」

 その話に乗ったのが、みゆきだ。高校で話題になった明良の話に興味を持ち、すぐ次の日に夏希の家を訪れる。

 夏希、千奈都、みゆき3人とも、すでに男を知っている。いや、千奈都とみゆきに関しては知っているどころではない。

千奈都はよく手入れされた長い黒髪と男を誘うような唇、そして何より高校生離れした巨乳と尻は、全校生徒はおろか街行く男たちの憧れだった。男子にモテるという理由だけで入ったテニス部で、学校屈指の美男子と言われた男子部キャプテンと初体験したが、すぐにその男に飽き次々と新しい男を手に入れていった。「だってあいつ、セックス下手だったもん」。それが、男と別れた時に友だちに言う、千奈都の常套句だった。

みゆきもまた、茶髪のショートカットと挑戦的な美貌、そしてしなやかで無駄のない魅力的な肉体で、あまたの男たちを手玉に取っている。みゆきは親しい友人たちに「ティーチャ−・キラー」と呼ばれていて、その理由はもちろん学校の教師多数と関係したことが由来だ。自分で語ることはないが、どうやら学校の上位にいる教職とも躰を交わしているらしい。「うーん、わたしってさあ、オジサン好みのカラダしてるから」みゆきはこともなげに語り、周囲を呆れさせた。

 二人に比べて、夏希は格段に男性経験が少ない。初体験は中3の夏。しばらく相手である先輩と付き合っていたが、その先輩が卒業すると交際は自然消滅した。高校に入り、みゆきの交際範囲とは違う教師と恋に落ち、求められるままに躰を交わした。夏希は心から相手を愛しく想い、結婚さえ考えたものだが、その教師の転勤を境に疎遠になり、いつしか交際は途切れた。風の噂では、転勤先の校長令嬢と結婚したらしい。夏希も千奈都やみゆきのように、セックスの悦びを謳歌したい。しかし先輩も先生も、夏希の躰だけ奪ったまま、遠くへ逃げて行ってしまった。「夏希ってオトコ運悪ーい!」千奈都やみゆきはそう夏希に言う。悪気がないし、おそらく慰めてくれているのだろうと分かるからこそ、夏希は二人と親しく付き合えるのである。

 隣の可愛い男の子をイタズラしてみたい。二人にそう持ちかけられた時夏希は、無論一瞬躊躇した。

「もう同世代のオトコは飽きちゃった。でもオジサンには興味沸かないし」

「わたしもー。オジサン相手ばっかじゃカラダがベタついて来ちゃいそうだし」

「だから〜、ね?」

 声を合わせて千奈都とみゆきが叫ぶのに、夏希はうなずいてみせた。その時には、夏希にも何か心躍るものが芽生え始めていたのだ。二人に言われるまで意識しなかった、隣の可愛いあきクン。少し背が高くなったけど、まだまだ幼い感じのあきクン。今まで付き合った男たちと違って、明らかに純粋なあきクン……。

 

 

「……あきクンはいつ頃からパソコン始めたの?」

「え……あ……つい最近です、今年の、初め」

 階段を先にゆっくりと登っている夏希の後ろ姿を、明良はいまだ直視できていない。それはそうだ。3段ほどあとに進む明良の目線の先にはちょうど、白いスカートに包まれた夏希のヒップがある。こんな近くで、女性のおしりなんて見たことはない。意識すればするほど、夏希のそのヒップが左右に振られているように見えてしまう。

「ふーん……わたしね、友だちとメール交換なんかしたいんだ。今、その友だちが部屋に来てるんだけど、すぐにできるようになるの?」

「いや、すぐには……すぐにはできないと、思います」

「……あきクン、なんかすごく他人行儀だね。まあ、いいけど」

 夏希が自室のドアの前に立ち、ノブを回す。

「さ、入って」

「は、はあ」

 夏希に続いて部屋に入ろうとした明良は、不意に沸いた嬌声で迎えられた。

「こんにちは〜っ

 思わずのけぞってしまいそうになるほど、その声は高く弾けていた。声の主たちは、部屋の中央に座って、こちらをじっと見つめている。

 唾を呑み込んだ音が、隣に立つ夏希に聞かれなかっただろうかと、明良はいらぬ心配までする。それほど、こちらを見つめる二人の人物は扇情的だったのだ。

「わたし高津千奈都っていうの。明良クン、よろしくね」

 しっかりと手入れされた長い黒髪の女性は、で微笑みながら明良に言う。グレーのサマーシャツと黒のタイトミニ。シャツはしっかりとボタンが留められているが、それが逆にその中に隠されている大きなバストの形を際立たせている。タイトミニから伸びるふとももも、豊かな胸と同じように艶やかな魅力をたたえている。

「ふーん、キミが夏希のいってた明良クンなんだ。よろしく、わたし五十嵐みゆき」

 茶髪をショートにした女性は、ピンク地に多色のストライプが入ったキャミソールと真っ白なフレアミニスカートを着けている。露出の大きいキャミソールからは、適度に日焼けした健康的な腕や首筋、胸もとが覗ける。また千奈都と名乗った女と違って脚を崩して座っているので、明良にはその奥がどうしても気になってチラチラと視線を泳がせてしまう。

「さあ、座って。じゃあわたし、とりあえずお茶持ってくるから」

 夏希はそういって、階下へと降りていく。残された明良は、いたたまれない気持ちのまま、どうしようもないといった風情で床にちょこんと座った。もちろん、千奈都やみゆきから少し離れた場所に。

 少年が必死に視線を合わせないようにしているのを見て、千奈都とみゆきは同じ気持ちでいた。明良は、机の前に置かれたパステルカラーのパソコンだけを見つめている。その仕草が、ふたりのイタズラ心をいたく刺激した。

「ねえ、明良クン?」

「は、はい……」

 みゆきの呼び掛けに、相変わらず視線をそらしたまま明良が答えた。

「こらこら、しゃべる時はちゃんと相手の顔を見なきゃダメだぞ」

 笑いながらみゆきが言う。千奈都も、同じ笑顔だ。

「はい……」

 心臓がドキドキしていくのを感じながら、明良は顔を二人の方に向けた。しかし、視線はやはり合わせることができなかった。

「ところで、明良クンはずっと夏希とお隣さんだったんでしょ?」

「そ、そうです」

「小さい頃の夏希って、どんなカンジだった?わたしたち高校に入ってからの友だちだから、そこのところ興味があって」

「え、えっと……」

 落ち着いて考えれば簡単に済むところを、二人の女の人に見つめられているという混乱から、明良は立ち直れないでいた。

「……えっと、昔から、今みたいに、キレイだった……と、思います」

「へぇ〜っ!」

 チラッと視線を向けると、二人の女の人は顔を見合わせたあと、再び明良のほうに顔を向けた。そこには、やはりイタズラっぽい笑顔。

「……ということは、明良クンの好みって夏希みたいな娘なんだ」

「ち、違いますっ!」

 千奈都の言葉に、明良は過剰反応してしまった。顔は見る見るうちに真っ赤になっていく。

「でも、ずっとキレイだったって言ったでしょ?じゃあ、そういうことじゃない」

 みゆきはそう言いながら、自然に明良のほうに体を近づけていった。恥ずかしいばかりの明良は、それに気づかない。

「ねえ……?」

「うわっ!」

 突然耳元で囁かれた明良は、体をのけぞらせた。しかし、囁きかけた方のみゆきはそんな事を気にする様子もなくさらに躰を近づけた。

「……夏希も確かに可愛いけど、わたしや千奈都も魅力的でしょ。わたしたち、明良クンのタイプじゃ、ない……?」

 壁にぶつかり逃げ道のない明良に、息がかかるほどの距離で甘く囁くみゆき。明良は、思わず目をつぶった。

「ちょっとみゆき、何やってんの

 助かった。明良はそう思った。ドアが開き、夏希が部屋に戻ってきたのだ。みゆきは夏希の顔を眺めながら明良から離れ、また先程のように行儀悪く座り込んだ。その時、明良は見てしまった。白いミニスカートの中の、ピンクのショーツを。

「もう!あきクンをいじめないでよ。マジメな子なんだから」

 三人に紅茶を渡しながら、夏希が言う。みゆきのスカートの中を覗いてしまったことで鼓動を速めてしまった明良にとって、それはまるで天使の声のように聞こえた。しかし、夏希は明良の見ていないところでみゆきに注意のウインクをし、千奈都もまたみゆきの耳元に(あせらないでよね!)と囁きかけていた。

 そしてしばらく、三人の女のたわいもない話のそばで、明良が黙々とパソコンをセッティングしているという時間が過ぎていた。明良にとっては、それのほうがありがたい。幸いこのパソコンはオールインワン仕様のもので、電源・電話線・そしてソフトのセッティングさえ行えば、夏希が望むインターネットやEメールなどはすぐにできるようになる。そうすれば、このいたたまれない場所からとりあえず脱出する事ができるのだ。

「ええと……夏希、さん」

 小さな声で、明良は三人の女の輪に呼びかけた。

「ん?なになにあきクン」

 すぐに夏希が気づき、パソコンのそば、明良のそばに寄って来た。

「これで、とりあえずインターネットには繋げられるようになりました。あとは、プロバイダっていう所と契約すれば、なんとか……」

「え、今すぐにはできないの?」

「え、あ、はい……」

「そうなんだ……うーん、残念だなぁ」

 すぐそばの夏希が、本当に残念そうな顔をした。明良の心が、少し痛む。

「えーと、じゃあ……今日だけ、今日だけは僕のアドレスで接続します。それで、インターネットを試してみてください」

「ホント!ホントに、いいの?」

「え、ええ」

「やった〜!」

 夏希は千奈都やみゆきと喜び合う。無邪気な3人の喜びかたを見て明良は少し、嬉しかった。

 それからしばらくして、明良はダイヤルアップの設定を終えた。モデムが小さな音を立て、目の前のモニターにパソコンメーカーのホームページが現れた。

「これで、OKだと思います」

「すごーい!あきクン天才!」

「そ、そんな……」

 拍手する3人の仕草で、明良の照れ臭さはさらに高まる。

「じゃあさ、じゃあさ、このホームページにつなげてくれる?」

 千奈都が、タイトミニのポケットから小さな紙切れを一枚取り出し、明良に渡した。

「あ、そういえば千奈都、オススメサイトがあるって言ってたよね」

「うん。友だちから教えてもらったの」

「で、どんなページなの?」

 みゆきが、さも興味ありげに千奈都に問い掛ける。このページを見つけてきたのは、みゆき本人であるのに。

「ふふーん。実はね……『恋愛体験告白ページ』みたいなものらしいの。恋多きわたしたちにぴったりと思わない?」

「うんうん!楽しみ楽しみ」

 千奈都とみゆきは二人で笑い合っている。

「……というわけだから、あきクンお願いね」

 夏希が、ニコッと明良に微笑んだ。明良はまた顔が熱くなるのを感じて、それを隠すようにモニターの方に向き直る。

 落ち着け、落ち着け……。ドキドキを抑えるため、明良はメモに書かれたホームページアドレスを必死に打ち込んだ。

そして、リターンキーを押す。画面が変わったのを見て、千奈都がパソコンに、明良の方に近寄って来た。

「どう、明良くん。ページ開けた?」

「……」

『あなたのセックス、教えてください』……そこには、確かにそう書かれてあった。そして、そのタイトルロゴの下にはヌードの女性が躰をくねらせている画像が貼ってある。

「あ、そこだ!スゴイね明良くん。すぐに辿り着いちゃった」

 さっき千奈都が言ったとおり、ロゴの下には小さく『体験告白ページ』と書いてある。しかし、『恋愛』などとは一つも書かれていない。その代わりに『セックス』と書いているだけだ。

「……ほ、ほ、ホントに、ここなんですか?」

 火照ってくる顔面のまま、明良は弱々しく尋ねた。その声を引き金に、千奈都は明良のすぐそばに寄り添う。

「うーん……確かにココだと思うけど。もっとページ、開いてみようよ」

 突然、マウスを握っていた明良の右手に、千奈都のてのひらがあてがわれた。

「わっ……」

「ここ、クリックしてみようよ、ね?」

 千奈都の柔らかい手が、明良の人差し指を軽く押した。画面が、ピンク色に変わる。そこは、このサイトのメイン、『セックス体験告白』のページだった。

「あっ、えっ……」

 目に飛び込んでくる単語だけを拾っても、明良は激しく混乱した。冒頭に掲載された体験文だけでも『朝立ち』『ピンクの舌』『フェラ』『チ○ポ』『オマ○コ』……。いくら明良がオクテであろうとも、そこに記された単語たちの意味が分からないわけがない。顔が、どんどん熱く火照ってくる。

「うわあ、いろんなこと書いてるね……一緒に、読んでみようか」

 混乱しきっていた明良には、千奈都のその囁きが、自分の耳のすぐそばで発せられたことに気づかなかった。気づけば、逃げ出す最後のチャンスだったかも知れない。

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