第1話


 

「ほっほっほ・・・お美しい姫様にこんな秘密があったとは」
「み、見ないでぇ・・・」
 深夜の王宮。玉座に荒縄で縛られてるのはこの国のプリンセス。豪華な仕立てのドレスはまくり上げられ、両脚を思い切り開かされている。まだ『少女』と表されるべきプリンセスはすでにドロワーズすら剥ぎ取られた状態で、露わになった下半身を陵辱者の視線に晒している。
 そんな美しい少女の恥態を眺めている陵辱者。それはあろうことか、この国の宰相だった。プリンセスの父である心優しき王の信を得て、長年に渡って政治を任されてきた老臣。臣民の間で『おそらく死ぬまで宰相だろう』と囁かれていた男。

だがその地位も名誉も、もうすぐ全て失う運命にあった。この国に近しい王国の王子が、自国にはびこっていた貿易商による汚職を暴き喝采を浴びていた。その余波は、この国にも及ぶ。

王子はこの国にも乗り込んできて、国王に自ら調べた汚職の全容を語った。そして真犯人が他ならぬ宰相であることを高らかに叫び上げた。王はその報告を容れ、調査を開始した。すぐに宰相の長年の不正蓄財が露見し、退路を失う。おそらく明日にでも捕縛され、極めて簡素な裁判ののちもうすぐ死罪に処されるであろう。宰相は断頭台で弾ける首と共に、この世とも永遠にお別れなのだ。王子がプリンセスの婚約者であることは、宰相にとって皮肉以上の何者でもなかった。

失うものは何もない。この世の名残に、美しい姫君を陵辱しようと、この深夜の暴挙に到った。プリンセスが深夜、誰にも告げずに美しいナイトドレス姿で王宮の散歩を楽しんでいることは宰相しか知らなかった。チャンスは一度きり。死罪の前に、プリンセスを味わおうと。しかし・・・。

「もう、ゆるして・・・」

弱々しい声で哀願するプリンセス。しかしそんな哀願は、目の前に存在するとてつもなく魅力的な光景に見入る宰相には届かない。

真っ白な肌。縄を纏い歪められた両の脚。ドロワーズを脱がし始めた時から、宰相はその場所に自分の物を収めるべき幼き裂け目を期待した。ところが、その期待は大きく裏切られた。いい意味で。
「まさか姫様が『ふたなり』だったとは・・・王族のかたがこのような姿で、おいたわしや」

確かに幼き裂け目も存在した。しかし、それだけではなかったのだ。美しい少女の股間には、宰相の股間にある物と形そっくりな肉があった。生毛すらまだない少女の股間に。

そのような種の型の性があるのを、淫行に秀でた女たちに聞いて知ってはいた。しかしまさか、この国のプリンセスがとは。

「それに姫様。私に縛られてもうそのように勃起なされて・・・マゾでもあらせられましたか」
「言わないで・・・許して、ください」
 その陶磁のような白い美貌を赤く染めて、目の前の老人に許しを請う。

 しかしもはや、言葉で責める必要も感じなくなっていた。この世の最後に感じる悦びは、最高に淫らで猥褻なほうがいい・・・。

「あ、ヒイっ!」

宰相の唇が、突然プリンセスのペニスに添う。プリンセスに似つかわしくない立派なペニス。その先端の笠を皺の刻まれた唇で、ぐちゅぐちゅと音を立てて舐める。男の物を口に入れたことなど、さすがの宰相でもなかった。しかし、プリンセスのペニスはなんと甘美なことか。

「やめ、やめ・・・う、あ、ヒ、イッ」、

悶え苦しむ少女の声を心地良く聞きながら、宰相は口淫を続ける。男の姿の自分が、麗しきプリンセスの股間の肉柱をしゃぶっているのだ。笠だけでなく幹にまで唇や舌を進めた宰相は、同時に指先で逞しいモノの下に息づく秘泉をももてあそび始める。
「いや、あはッ!やっ、やめ・・・い、いヒイ!」
 老醜の宰相に、他人に触られたことのないペニスを口淫され、悶えるプリンセス。幼き怒張の限界は、すぐにやってくる。
「あ、あ、あヒッ!いやあーーーーーーッ!」

 

びゅる、びゅる、びゅる、びゅる、びゅるるッ。

 

激しい放出が、宰相ののど奥を叩く。精子とはこのような味だったのか。宰相はのどを鳴らしてプリンセスの熱い樹液を飲み干した。


つづく

  
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