久米田康治のギャグマンガ「さよなら絶望先生」一巻に、「トロイメライに勝手な歌詞をつけて歌ってしまう」というシーンがありました。
どんな歌詞かというと、
「♪ねこの毛皮着る貴婦人のつくるスープ
いぬの毛皮着る貴婦人のつくるスープ
中身聞いたその人も具になった♪」
とかで(笑)
読んだその時は普通に笑っていたのですが、後日。
イグはふと人生に疲れて「仮面ライダークウガ」のビデオを見返していました。
第一話で未確認生命体第0号に殺された調査団の夏目教授の娘・ミカちゃんが、捜査の進展を求めて警察を訪ねてきたものの、慌ただしい署内でゆっくり話も聞いてもらえず、0号事件の捜査に誰も熱を入れてくれない!とキレて飛び出し、海岸沿いをあてもなく歩いているという、シリアス、かつリリカルなシーンでした。
‥‥もうお解りでしょうが、その海岸のシーンのBGMがトロイメライだったのです‥‥
案の定というか何というか、脳内ではしっかり上記の歌詞が当たった状態で聞こえてしまい‥‥(爆)
人気のない海岸で、在りし日のお父さんの思い出を反芻するミカちゃん。
アクセサリーにして今も大事に持っている、きれいな桜貝を拾ってもらった時のお父さん。
でも世間では未確認生命体による死者が頻発していて、いたいけな女子中学生の悲しみも、被害者数百人分の一でしかありません。
そんな状況の中で、
「人が一人死ぬって、何でもないことなのかな」
と涙ながらに呟くミカちゃんのバックに、トロイメライ。
ねーこーの毛皮ー着る貴婦人のつくるスープー♪‥‥あああああ(爆)
絶望先生もクウガも大好きなのですが、予期せぬ刷り込みに、イグアナはちょっと困っています‥‥