キョウリュウジャーの「公式完全読本」を買ったのです。
通常のキャラブック・フォトアルバムなんかだと、あくまで中心はメインキャラを演じる役者さんで、その写真とインタビュー・対談に、おまけ程度の監督・脚本・声優さん・スーアクさんの対談またはインタビュー、全話資料リスト、というのがデフォの内容。
それが「公式読本」とつくと、もっと細かいスタッフインタに、ガワやメカのデザイン・音楽・造形制作と言った方面のスタッフインタビュー、及び細かい資料が載っているのが売りなのです。
しかし。
今回のキョウリュウ本の場合、完全読本というタイトルとは裏腹に、どうにも不可解な不完全要素が‥‥
何かというと、
・スピリットレンジャーのキョウリュウシアン・ラミレス
・同キョウリュウグレー・鉄砕
・二代目バイオレットの弥生
・キングの父・ダンテツ
・途中登場のデーボス軍の戦騎・エンドルフ
・何気に重要なキーアイテムだったマンガ「らぶタッチ」の作者・真也
(鉄砕の子孫設定で、同じ役者さんが二役してる)
という、メインではないけど重要ポジションで、なおかつ出番の多いサブキャラ達の、写真やインタがすっぱり無い!という‥‥
キャラブック1、2の時からその傾向はあったんだけど、「完全読本」を謳う割には重大要素が欠落しすぎだろ‥‥
あと、戦騎キャンデリラの声を当ててた戸松遥。
中身もたいそう美人だったせいか、「人間に化けて作戦行動する」という顔出し出演回が多々あったのね。
普通こういうケースは、声優としての「デーボス軍全員対談」のページとは別に、「顔出しで演じた偽アイドル役」としてのページも普通はあるのですよ。
例えばゴーカイキャラブックの時、バリゾーグの声を当ててた進藤さんは、シド先輩としての顔出し写真ページが別にあった。
キャンデリラもこのパターン、というか、過去回想&死に際しか出番がなかったシド先輩よりはるかに顔出し登場が多かったんだが、そのスチールすらほとんど無いという。
スピリットレンジャーの人達も、インタどころかキャラ紹介ページすらない。四分の一ページ割った程度のスチール一枚だけ。
スピリットじゃない、メインの追加戦士だったはずのバイオレット弥生も、やっぱり同様のスチール一枚。しかも祖父である初代バイオレット(千葉繁)のおまけっぽいカットのチョイス。
父キング・ダンテツと、怨みの戦騎エンドルフも同じ。
小道具として作った雑誌と、らぶタッチのコミックスとかも載せてくれよ! ゴーカイでは1~2カットしか映らなかった宇宙週刊誌「女星セブン」の表紙解説が見出し拡大で載せられていたぞ!
これ以前に出ていたキャラブック二冊の時から、なーんか妙にメイン6人以外が雑、というか不自然に載ってないなあ‥‥と思ってはいたんだけど、完全読本と銘打っておいてこれはないわー。
ちなみに「一話限りのゲストキャラと映っている名場面」みたいなものも、異様に徹底して載ってない。今までのキャラブックとか公式読本には、そういうものもガンガン載ってたのだが‥‥
権利関係がめんどくさい?と思ってみても、キョウリュウよりよっぽどめんどくさい人数が出ていたゴーカイ本は、よくぞここまで!という大満足の出来だった訳で。
メインキャラ人気が前代未聞の大爆発を起こした電王だって、脇キャラ紹介とかゲストキャラ込みのスチールはしっかり載ってたぞ。
何故いきなりこの有り様なんだ、キョウリュウジャー‥‥
釈然としない。