金曜ロードショーの「風立ちぬ」を漫然と見ていた時のこと。
あまりにぼんやりと流し見していたので、途中で話が解らなくなってしまい。
そんでいっそテレビを消して、同時進行していたPC作業に集中することに―――したのだが、ふと思い出す。
作中で歌ってた「会議は踊る」の歌。あれ、むかーし日本語版を聞いたことあったよな?‥‥と。
確かFMラジオで聞いて録音したものの、いかんせん歌手名とか全く解らず、しかも媒体がカセットテープ(!)なため、今では再生する術がなく、しょうがなくそのまま忘れていたという。
聞いた当時もレコードとか探したかったのだが、有名な曲のカバーであるため、どんだけの人が歌っているのかも解らない。せめて歌手名が解らないと、当たりをつけることすら難しく。
しかも音質からして、どう考えても昭和の代物。下手すると終戦直後のSPレコードの予感、と来ては、何をどうしても探しようがなく。
‥‥しかし今なら。
何でも探せる便利な機械が、俺の目の前にあるではないか!
と、早速ググる。思い出せる歌詞のフレーズ、「会議は踊る」「日本語」などの検索ワードでググりまくり、結構あっさりと子細を発見!
これ↓でした!
「奥田良三(Ten.) _「会議は踊る」~"Das gibt's nur Einmal" 命かけて只一度」
https://www.youtube.com/watch?v=2dhA5PPJdHk
そんで同時期にやはりラジオで聞いて、全く子細が解らなかった他の曲も、今なら見つかるかも?と検索してこれも発見!
妙にうら寂しい日本語の歌詞のセントルイス・ブルース! これだよ!
奥山靉(文字読めねえ‥‥)というヒトの訳詞で、ミッヂ・ウィリアムスという外人さんが日本語で歌っているバージョンとようやく知る。
そして「アレ? この同じ外人さん、ダイナも歌ってなかったか?」という記憶が蘇り、続けて検索してこれも発見。
ああーこれだーー!!
MP3を一曲買い出来るのが、これほど嬉しいと思ったことはなかったぜ‥‥!
同じ人ではなさそうだが、こういう時代の音でやはり外人さんが日本語で歌っているっぽい「月光値千金」も探してみたのだが、これは見つからず。無念‥‥
そんで、「あー、会議は踊るの方もデジタルでDL購入出来ないか?」と探してみたのだが、そっちは見つかったのはCDのみ(歌手の人の追悼盤)で、しかも中古プレミア価格であった‥‥無念再び。
そういえば、やはりその頃に聞いて探していたジャズのライブ盤は、冒頭に司会者らしき人の台詞で「Count Basie & his greatest band!」「and the man ―― Frank Sinatra!」って口上が入ってたから、結構前にアマゾンで検索して、割と容易にアルバムを見つけられた思い出。やはり歌手名くらいは解ってると探しやすい‥‥
余談ですがそのCDは、どうも数年おきに違うレーベルから再発売されてるっぽくて、アルバムタイトルの「Sinatra at the Sands」で検索するとCD版だけでも4枚くらい出てくる。‥‥大人気?
(そしてアナログレコード盤のプレミア価格が凄まじい‥‥<数年前に初めて検索した時は、CDも特別仕様の紙ジャケのやつしかなくて、それも相当なお値段であった‥‥)
‥‥なんかここまで書いてふと気がついたのだが、俺今これを読んでる人に、
「普段イエモンとか吉井和哉しか聞いてなさそうなのに何故こんなラインナップなんだよオイ‥‥」
とか思われてるよな絶対‥‥
あまりにカオスな趣味で済まぬが、実は好きなのだよ、こういうのも‥‥
(ちなみに浪曲も好きである。むかーしNHKの「浪曲アワー」で聞いた、五~六十代くらいのおばちゃん浪曲師による「女殺油地獄」の音源化されてるやつはないかと、やはりずーっと探しているのさ‥‥)
などと語っていたら、デビネタで「チラッと聞いて気になった曲があると、毎回ソードが双魔を質問責めにして探しまくる」という電波を受信した。
これは小ネタSSなのか、本にするべき内容なのか、どっちかのう‥‥
最近は本にするべきネタをうっかり小ネタで使っちゃってたケースが多いんで、ちょっと慎重になっている中の人でありました。