自分の本のフォントサイズを、も少し小さくしようかな‥‥と苦悩している今日この頃です。
小説本の段組/フォントサイズと○文字×○行、の組み合わせには、人それぞれのポリシーがある。
うちの本は、おおむね縦二段組/一行25文字×20行が基本だ。
世間的にはもうちょっと詰まっているヒトが多く、27文字×22~24行くらいがよく見かけるパターン。
何のフォントを使うかによっても見た目の詰まり具合が変わるので、それ次第で多少変動があるので、これがベストという正解はない。
うちは昔、見た目の小さいフォントを使っていた。
それで詰め気味に字数を増やすと、隙間のないパズルゲーの画面みたいにびっちりしてしまうので、その時の名残でゆるい組みだったのだ。
実際、一回だけ、どうしてもページ数を減らして薄くしないといけない本(双魔×ネコ本)の時に、JS明朝で27文字×22行にしたら、ゆるゆるなバカ話なのにものすげーギッチリ感が出てしまい、やっぱもうちょっと隙間が欲しい‥‥としみじみしたことがあったりしたし。
しかし昨今は、一文字の字面の大きいヒラギノ書体を使っているため、同じ組み方だと「‥‥文字デカくね?」という気がしてきまして‥‥
新しめジャンルの小説本をざっと見たところ、やはり27文字×23行くらいが多数派だったのだが、「これが一番読みやすいな‥‥」と思った本というのが、自分と同じ25字×20行で、ただフォントが少しだけ小さめサイズであったのだった。
ただ、その「読みやすかった本」というのは、200ページもある小説アンソロだったんだよね。
その厚さゆえに行数を増やせないため(厚い本は、ノド/本のとじしろ側の余白を多く取らないと読みにくい)、否応なしに20行だったのではないかとも思うので、うちの薄めの本だとどうかなあ‥‥というのもあり。
そんな訳で、文字組みはそのままにフォントサイズ下げようかなあ、どうしようかなあ、その分行数増やすべき?‥‥と葛藤しているのでした。
悩み。