以前イベント会場なんかでお話ししたりもした話なんですが。
逆カプの人というのは、どのジャンルに行っても逆カプであることが多い。
例えば遙か昔、C翼とかの時代から同人やってる老舗有名サークルさん(現在はプロの仕事もしている)。
ここの本はいつも面白いので、知らんジャンルに移動しても、様子見だけは大概してみる。
しかし、どのジャンルに行っても、榊の好みとは100%逆のカプをやっている。例外は今まで一度も無し。
ある意味、お互いに好みが首尾一貫していて感心する。
それと同じく、榊の好きなものを貶す人は、やっぱり榊の嫌いなものが大好きであることが多い。
近年はブログの発達のせいで、多種に渡る作品レビューをさくっと検索して読むことが出来る。
ので、それで発見して読みに行ってる感想ブログは結構あるのだが。
検索して発見した、とある感想ブログは、榊の好きな作品(この場合は特撮)が100%お気に召さないらしく、ゲキレンを思いっきり否定しておられた。
しかもその流れで「これと同じ意味で無かったことにしたい戦隊もの」として、アバレとガオが挙げられていた。
2000年以降の戦隊で、榊が一番好きな三作がまるっと全否定されているではないか(笑)
で、そこはログ見ると、クウガ以降のライダーで、ともかく榊が「こりゃついて行けねえ‥‥」と思ったやつばかりを絶賛しているのである。
‥‥超解りやすい。
やっぱり感性が正反対の人は、好き嫌いも正反対なのだなあ。
でも同人の場合なら、カプは逆でもまあ読める。その作品さえ面白ければ。
しかし、それが「批評」の際、好みが正反対ってのは割と困る。
何故かというと、そういう人は、こっちが「面白い」と思ってるものを、「つまらない・好みじゃない」ではなく「出来が悪い・駄作だ」って断定してくるから。
いや、面白いよ? アンタがベタ褒めしてる不愉快ドラマよりよっぽど面白いよ?
といつも思うんだが、まあ友達でもないブロガーにそれをコメントする義理もないしなー。基本的に感想ブロガーって同意意見しか求めてないみたいだし。
にしても不思議なのは、そういうタイプの人は例外なく「出来はいいけど好きじゃない」とか「粗は目立つけど好き」という言い方をしないこと。「自分が嫌い=駄作」って論理で動いていて「個人の好き嫌い」と「作品のクオリティとしての出来・不出来」が100%ごっちゃになっている。
その自信はどっから来るんだろ。間接的に、「こんなものを好きな人は作品を見る目がない」って言ってるようなものじゃん。何故「ともかく自分の好みではない」で済ませられんのかと。
違う意見を求めて見に行ってるとはいえ、「この人、何でこうも必死で悪口書いてんだろ」と不思議になった。
どこが悪いかを必死で語ってるのなんか誰も聞きたかねーよ。番組レビューって別に義務じゃねえだろ。気に入らないんなら心の内に留めて、検索でファンが見に来るかも知れないブログに書かなきゃいいのになあ。
(と、検索してそのブログを見つけたファンである榊は思ったよ)
特撮は毎年新番組がローテーションしていくので、毎年の流れで気に入らなくても義務的にレビュー書いてるんだろうけど、「それを誰が求めているんですか」と。ともかく書いて発散したいだけで、読む人のことは考えてないんなら、チラシの裏にでも書いとけばいいのに。
普通に「論理を組み立てての批判」ならアリだとは思う。でも、その批判が的外れだったり、単なる好き嫌いを偽装した、納得できない超論理で動いてるから困るんだよ。
「ここが破綻してる」って言われても、こちとらそこをおかしいとは微塵も思わないんだもん。「それはこういうことだろ」って見てて思えるとこなんだもんよ。
そんな(榊にとっては)理不尽な根拠で「意味解らん。駄作決定」って言われても、それはアンタの頭が悪(略)としか思えない訳で。
そんなこんなで、榊は「個人の好き嫌い」を語っているのを見るのは割と好きだが、「作品の善し悪し」を断定している感想が嫌いです。
(それ考えると、同人サイトってほんと親切だよなあ。カプから作品傾向から「○○絵があります苦手な方注意」まで、入り口に子細に書いてあることがほとんどだし、批判的感想はそれを宣言してワンクッション置いてあるところも多いし)
という訳で、ゲキレンは面白かったと思うぞ。地味だけど。ほんと地味だけど。グダグダなところも多々あったけど、それでも十分楽しかったし好きなんだよ!
回復したらも一回ビデオ見返して感想書きたいなー。