色々あって、すごーく昔に好きだった漫画家さん複数名の消息をネット検索してみた。
最近商業誌ではあんまりお見かけしなくなってしまった方々なのだが、全員がサイトを持っていたので、現状は結構簡単に知ることが出来た。
それでびっくりしたのは、みんな商業誌の仕事はここ数年してなくて、同人誌作って自家通販したり、コミケに出ていたということであった‥‥
いや、相当に古い世代の人達とはいえ、ほぼ全員が元々同人出身者なので、また同人してることは驚くところじゃないのかも知れないんだけども。近年だと、商業誌の仕事しながらもずっと同人続けてる人は沢山いるし。
でもここ十年どころじゃない、プロデビュー後の同人返り咲きなんてまず有り得ない時代の人達だから、余計意外だった訳ですよ。
とはいえそのくらい昔の、少年マンガでも少女マンガでもない、ちょいマイナーなSF誌とかに描いてた人達でもあるんで、確かに今はその作風を載せられる雑誌ってぜんぜん無い訳で。
そう考えたら、プロでも同人しちゃうのはやむなしの時代なんだろうなあ。
となると、もうネット環境とそれを使いこなすコツを知ってて、同人関係を追っかけてない限り、マイナープロ作家は行方を追えない時代なのだなあ、と思って、ちょっとしみじみしてしまったのだった。
昔超好きだった山田ミネコは、そういえば元々公式FCと一緒に同人活動もしてたんだよね。
それが病気で商業のペースではマンガが描けなくなって、一時期は商業で小説だけ書くように。しかしそれも出版社が潰れてしまい、その後はコミケで商業の続き&創作の小説本を出していた。
(当時のコミケカタログのマンレポに「商業辞めました。これから同人作家です、よろしく」というのが載ってて仰天した覚えがある。プロ作家時代から普通に同人やってたじゃないかよ!(笑)みたいな)
しかし榊はあの方の「小説」にはあんまり興味がなかったので、そっちは追っかけてはいなかった。
それでしばしのご無沙汰ののち、この前久々にサイトに行ってみたら、ダウンロード販売でマンガの仕事を再開しておられた。
漫画家としての復活自体は大変喜ばしいことなんだけども、しかし、それはオンラインでのプロ活動再開なのか、同人の延長線上でのDL販売なのか、どっちなんだろう、とちょっと考えてしまったのだった。
境目ってどこら辺なんだろうなあ。難しい。
しかし境目でも何でもいいから、唯一神・三好様には帰ってきてほしいものです‥‥
もう何年間もネットで検索しまくってるのに、全く消息が掴めないという。
同人でも個人サイトでもいいから帰ってきてくれ、頼む。