半年に一度のいつもの病が、今回もそろそろやってきた。
どんな病かというと、「コミケのデビ原稿に向けて、他ジャンル萌えが根こそぎすっぱり無くなる病」だ。
(別に病気じゃねえという説もあるが)
榊はいつも大体、夏は6月頃から、冬は10月頃から、コミケ原稿に取りかかる。
そしてその時期が来ると、それまでちょっと自分内で盛り上がっていた他ジャンル同人への興味が、潮が引くように無くなってしまうのだった。
去年辺りにペーパーにも書いたけど、理由は全く解らない。他ジャンル原作はそれまでと変わらず好きだし、面白いと思って見てはいる。だが元々薄い「同人/二次創作サイト」への興味が、さらに全くなくなるのである。
なので、ここ数年珍しく特撮同人萌え(「燃え」でない方)が何度か盛り上がって来てはいたのだが、その寿命は毎回たいへん短い。
戦隊とライダーは近年一月末から放送が始まるので、既存メンバーでの話を一通りやり尽くし、新メンバー追加や物語の急展開が始まるのは、16~18話に当たる6月から。この辺で設定の謎解きが始まったりして、話がぐっと面白くなる。
しかし、その時榊は「夏コミに向けて、デビ以外への興味ゼロ」病に罹っているので、盛り上がりが遅い。遅いどころか、原作燃えはあっても同人萌えが全く湧かないことの方が多い。
そして夏コミが終わり、放送は12月のクリスマス商戦・1月の最終回に向けて、どんどん急展開を続けていく。
榊も毎週ドキドキと放送を見てはいるのだが、10~11月は冬コミ原稿に着手する時期。例の如く、デビ熱に食われて同人萌えはゼロ。
だが原稿と冬コミが終わる頃には、戦隊もライダーも最終回に向けてデッドヒート展開。そうしてちょうど病が落ち着いた頃に迎える最終回にズガンとやられ、同人サイトを巡り始めるのである。また夏コミのデビ原稿に取り憑かれ始める5月までは‥‥
そんな感じなので、元から面白かったゴーオンに、矢車さんの中の人だった徳山秀典演じる追加メンバー・ゴーオンゴールドが登場したというのに、いまいち「萌え」的には盛り上がらないのだった。
ゴーオン超面白いのに。カブトでは「光を求めるな」とか言ってたキャラの中の人が、今度は全身金ピカスーツの光溢れるキャラになって登場なのに。超可愛い女性メンバーをさておいて、最近すっかりゴーオンレッドの走輔がパンツ見せ係になってる(※)ほど変で面白いのに。
でも頭の中はデビで一杯なんだーーーー!!!!!!
何故なんだ。デビデビ恐るべし‥‥
(※‥‥マジです。勢いよくぶっ飛ばされて何故かズボンが脱げるとか、ウナギを掴もうとしては「逃げたウナギが中に入った!」とズボン脱ぎ始めるシーンとかがあって、最近何かやたらとピンク柄のトランクスを披露している)