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クリア!

 ゲームのネタバレがあるので、今回真っ先に御礼をば。
 パチパチありがとうございます(^_^)/
 ライドウクリアもあって、ちょっと気分が上向いてきました。パチを励みにイグアナ頑張る!


 という訳で、ライドウ一週目クリアしました!
 そのまま二週目にすっ飛んでいく気満々ですよ!
(と言っても、ラスダン前のセーブを使って、二週目のための仕込みをしまくる気も満々ですが)
 以下、ちょっと一週目(及び前作)のネタバレっぽい話がありますので、プレイ中の方、これからやりたいとお思いの方はご注意下さい。





・(ネタバレ避け空間)



 いやー面白かったです、ライドウ対アバドン王。
 前作ではものすんごい辛かったアクションは、ガードさえ覚えてしまえばサクサクでザクザクのドキドキジェノサイド(byモコイさん)で、本来アクションが苦手なイグアナですら、大変楽しくプレイ出来るものになってました。
 物語もいい。いや、前作も話は面白かったんですが、それとはがらりと方向性の違う感じになってまして。
 前作は超B級特撮アクション風味でした。話の骨子は「大正二十年が舞台の悪魔召喚もの」なんですが、ラスボスが全長200メートル超の戦艦(しかもロボットに変形する)とか、それ相手に仲魔にした悪魔一体と日本刀で闘うってどんなんだよ!というぶっ飛び具合でした。
 それが今回は、打って変わって横溝正史の世界に。
 山陰の山深い村は、特殊な蟲を使った暗殺業を村ぐるみで代々生業としていた。しかし村には十二年に一度、「天斗様」と呼ばれる謎の一族に娘を差し出す生贄的婚礼の儀式が‥‥その因習に逆らって、生贄に決まった妹・茜を助けようとする村長の息子・弾の行動が、遥か離れた帝都に事件を巻き起こすことに!
 という感じで、その謎を追っていくライドウ(プレイヤー)に突きつけられる選択はなかなかに重くて暗く、デジタル分はないけどものすごくメガテンしてました。

 で、最初の方は、帝都守護の任につくライドウなので、選択肢に割と常識的、というか、個人的感情ではない職務としての答えを選んでたんです、何となく。なので最初のうちは、属性はずっとロウでした。
 それが、話が進むにつれ、妹を助けようとする兄の弾や、天津神に追いやられた国津神の話なんかを聞き、そっちに感情移入していくうちに、段々と属性がカオス寄りになっていくという‥‥

(ただ今回は明確に「ロウ/法」「ニュートラル/中立」「カオス/混沌」という言葉ではなく、「建前重視の八方美人」「維持が難しいバランス取り」「敵の多い正直者」っぽい言葉で言い表されている)

 実際、シナリオ的には一週目はカオスでプレイするのが正しいらしい。カオスでクリアした時だけ、二週目で増えている別件以来(本筋外のミニシナリオ)があるから。
 カオスでクリアした後は、二週目でニュートラルイベントもロウイベントもこなせるらしいので、最速二周で全部のイベントが見られるらしい。
 しかしうっかりロウでクリアしちゃうと、三周しないと全部のイベントが見れないという。
 そういう要素もあって、普通にプレイしてるとまずはカオスに寄るように作られてるんじゃないのかなあ、って感じでした。

 そこまで考えない頃でも、話が進むにつれどんどんロウには感情移入出来なくなっていったなあ。
 茜の前、十二年前に嫁(生贄)になった女に絡む成田の別件以来とか、超切ない。すんごい後味悪い。
 あれ見ちゃったら、村の存続のために生贄を受け入れる、という思想に逆らいたくもなるよ‥‥

 しかし物語全体としてのラスボス・シナド様が、そういう本筋(事件)には何ら関与していない存在なのがちょっと突っ込み所でしたが(笑)
 いや、作中に出番はいっぱいあったんです。でもシナド様は、よく考えたら一連の事件には何ら関与してないじゃん!っていう。
 人間達(とルイ様)が巻き起こす事件の中、絶望と希望のバドミントンであまりに気の毒だから、皆殺しにして将来を断ち切る(希望を持たたなければ絶望することもない、という思想)ことで救ってあげましょう、とか言い始めてラスボスになるだけ。
 カオスでクリアして二週目に行くセールスポイントが、「あのお方と闘って仲魔に出来る」ってことなので、その辺が解る最終章のあたりで、ますます影薄いです、シナド様。ラスボスなのに通過点という。微妙気の毒。

 そんなこんなで、仕込みをしまくったら二週目に突入します。
 この調子だと、ノクターンマニクロに手をつけられる日はいつのことか‥‥