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中の人日記・ドラマ編

 ドラマ版の「JIN-仁-」第一回スペシャル、むちゃむちゃ面白かった!
 スーパージャンプは「王様の仕立て屋」目当てで読んでたんで、これも読んではいたんだけどいかんせん途中から。なので出だしを知らないままだったんだよね。ドラマ見て最初っから通して読んでみたくなったよ!
 南方のキャラは原作とは結構違うけど、これはこれでOK! ドラマとしてのまとまりとかバランスが、ちゃんと(というか相当上手く)取れてた気がする。

 最近やたらと青年誌マンガのドラマ化・映画化が相次いでるけど、それに限らずマンガの「実写化」って意外とハズレだと思ったことないんだよなあ。
 これが「アニメ化」だと、ほんの些細な違いがかえって気になってしまうんだよね。でもいっそ実写化だと、もう別ものとすっぱり割り切れるからなのかも。
(ものによっては、枝葉を詰めてあるドラマ/映画の方が原作マンガよりいいじゃん、と思うことも結構ある)

 ところで「現代の○○が過去にタイムスリップ」というのは、SFではすごく普遍的なネタである。
 中でも、最初にJINの原作見た時に「あ、これってあれ系かー」と思い出したのは、石川英輔の「大江戸神仙伝」という小説。
 これは医者でなく、製薬会社のサラリーマン(といっても営業とかではなく、がっつり薬学系の知識のある人)が江戸時代にタイプスリップする話。
 これは過去に二時間ドラマになってて、そっちを見た記憶があるんだけど、すごく面白かった記憶が。やっぱり現代人の知識を生かして、当時は不治の病だった脚気を治療したり、要人暗殺を止めようと奔走したりしていた。

 で、「あれ、じゃあもしかしてこの時代、JINの人と神仙伝の人がどっかですれ違ってたかも! 医者と薬屋が揃ったら無敵だな!」とか思って調べてみたら、残念、神仙伝の舞台は文政(1828年)で、JINは文久(1862年)でした。34年差かー。
 でもこういう近似はちょっと楽しい。
 例えば、ジョジョ第一部のラスト辺りで、ジョナサンとエリナが新婚旅行の船旅でパリ万博に向かおうとしてるじゃないですか。で「不思議の海のナディア」第一話は、そのパリ万博から話が始まる訳ですよ。
 なので当時は若気の至りで、ジョジョとディオを乗せたまま沈んだ客船を、うっかりとノーチラス号が発見・探索してしまい、出現したディオで船内は大パニックに!みたいな超おバカまぜこぜ話を書いたりしたものであるよ。ははは。

 とりあえず、まだ息苦しくて原稿モードに入れない(※)ので、体力戻ったら先にJINのコミックス出だしを探しに行こう、そうしよう。

(※‥‥どういう訳か、電波は咳止めとか痛み止め等の「○○の働きを脳で直接ブロックします」系の薬で邪魔されやすい。どうも原稿モードに必要な脳内ホルモンも一緒に阻害されてしまうらしい)


御礼‥‥パチパチありがとうございます(^_^)/
 議員親子のビミョーな違和感に関してはしかし、単なる脚本のアラなのか、それともああいうところにいまいち気の回らない、翔太郎のハーフボイルドさ(突っ込むとこそこじゃねえだろ!と視聴者に思わせるための)の表現なのか、悩むところですなあ。ひいき目すぎ?