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中の人日記・見返す編

 原稿に行き詰まって音楽に逃避する。
 イエモンから吉井ソロのビデオ・LD・DVDをガーッと見返す。
 初期の映像から現在までは二十年とか経っているので、当然メンバーもそのくらい歳を取っている。
 のだが、吉井はほんと歳取っても違和感ねえなあ!といつも不思議に思う。
 勿論若い頃の方が断然きれいだし(化粧も濃いしな)、デビュー当時なんかほんとデヴィッド・ボウイそっくりだったりする。ステージアクションも今より段違いで派手だ。

(「赤裸々GO!GO!GO!」の間奏部分で、ステージ右っ端までダッシュで走ってって「I LOVE YOU!」と絶叫、そっから左っ端に走ってって「I NEED YOU!」、そんで真ん中まで匍匐前進で戻ってくるとか、多分今もうやれねーよな43歳‥‥)

 しかし何つーか、吉井は今もいい感じに大人げなくて大変よろしい。
 かつて好きだったけど「楽曲が日和った」「つまんねえ大人になっちゃったなー‥‥」って人も結構居るからね‥‥<ロック系だとこのガッカリは特に大きい。

 問題は、ソロ以降はどうしても、バンドの音が物足りないってことだが‥‥
 やっぱヒーセのベースがあまりにも独特で他にない音&メロだったんだよなあ、イエモンは。
 正に歌うベース。歌だけでなく、同時に耳済ましてベース聞いてたことなんかついぞない。

 あと、イエモンに関しては、個人的にすごい偶然な話がいくつか。
 有線かけっぱなしの職場にいた時、「この曲は!」って気になったのが四曲くらいあって。
 まだネットのない頃だったから、それが誰の何ていう曲なのか調べるのも割と大変で(有線に電話すりゃ教えてくれるんだろうけど、仕事中だから不可能)。
 そんでようやく調べがついたらば、気になった四曲中の三曲までがイエモンでした、というオチがついて愕然とした過去の思い出。

 それ以降も、テレビ番組の週替わりテーマ曲や有線で流れた曲の、イントロだけ聞いた時点でビリッと電波が来て、「これ誰の曲だ?!」ってウロコざわめかせてスタンバイ、いざボーカルが始まると「‥‥吉井の声じゃん」新曲これか!ってことがイエモン・吉井ソロ合わせて4回くらいあった。
 こうなるともう「その人/バンドだから好き」ってより、もうこの人達の出す音そのものが、俺の体質に電波る何かを含有しているとしか考えようがないんだよなあ。誰の曲か解らない時点でもアンテナ立つんだもん。
 これ一曲だけ、ってのなら他の人でも割とあるんだけど、ここまで電波率高いのはイエモンと吉井だけ。謎深い。

 そんなこんなで電波を増強し、デビ原稿に戻るでのあった。


御礼‥‥パチパチありがとうございます(^_^)/
 そんなこんなで詰まりつつも、夏コミ(受かれば)では是非、新刊とCALL ME改を二種並べるべく、今からジタバタしているですよ。じわじわ前進爬虫類。