(今後書く短編の一コマらしい)
ハロウィンの飾り付けの準備中。
ソードは手にしていたガムテープを見、不意に何かを思いついたらしい。
10センチほどをベリリとちぎり取り、いきなりシェキルの頬に貼り付ける。
「何をする!」
「へ、点打ってやったぜザマーミロ!」
「? 何だって」
「あー‥‥僕わかった」
にゅっと現れた小さな双魔が、ソードの肩の上ではい、と挙手する。
「言ってみろ、人間」
「大天使の上の方に点をひとつ追加して、犬天使」
「何だと!」
「正解だぜ双魔!」
「ていうかソードさん、ずいぶん漢字覚えたねー」
「さんざん追試受けたからな!」
「自慢げに言うな! それは頭の悪い者が受ける代物だ!」
「あの、それはいいから飾り付けの手伝いを―――」
「は、はい、申し訳ありませんイオス様、只今!」
困ったように言いかけたイオスに、シェキルがコロリと態度を変え、飛ぶ勢いで駆け寄った瞬間。
「やかましいから寝てろ」
突然入れ替わって表出した神無が、バキリとシェキルを殴り飛ばした。
見事にカウンターが入った形になり、シェキルはそのまま撃沈した。
「寝てる間に額に犬って書いてやるか」
「ソードさん、そこは『肉』だよ、人間界的には」
「是非油性マジックでな‥‥」
「ていうかあの、せめて双魔くんくらいは止めて下さいよ、そこは‥‥」
魂サイズで表出したイオスが、困ったように呟いた。
―――
しかし双魔の中でシェキルは、
「神無を天界に拉致&材料扱いで殺害未遂>>>魂を地上に戻した(もしかしてただの不法投棄)」
なので、いまいち止める気になれないのだった。
急に話変わるけど、この前始まったトランスフォーマー・アニメイテッドって何だアレ‥‥
絵柄・メカ描写共に、何故いきなりあそこまで退化してるんだ‥‥
動き造形全てにおいて、メカである意味が全然ねえーーーー!
いきなり始まるホームドラマにも耐えられそうにないし、今後録画してまで見続けるべきかどうか悩む‥‥
なんかすげえぐったりした。