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中の人日記・シバサタン小ネタ編

 影サタン様と、新世界へ駆け落ちした新しいシバのワンシーン。
(注・あくまでメモなので小説文にはなってません)

 ◇ ◇ ◇

 影様が何やらウオークインクロゼットの奥でごそごそしている。
 気付いたシバが近寄ってみると、柱に寄りかかるように立った影様が頭頂に手を当てて、
「少し身長が伸びたような気がするんだよ」
 よく見ると、そこにはいわゆる「柱の傷」が。
 こんなところにこっそり身長を刻んでいたのかと、影様の意外な子供っぽさに微笑ましく思いつつ、シバが刻み目を見てみると、確かに二センチほど伸びている。
 が、前回の日付が何と五十年前。
(注・影様の外見は14~15歳くらい)
「どうだい?」
「‥‥伸びているな」
 としか言えないシバ。
「じゃあ、新しい印をつけてくれないか」
「ああ‥‥」
 渡されたペンで線と日付をカリカリと書き込みながら、
『サタンは一体どのくらいのペースで成長しているんだろう‥‥』
 とか、
『次はやはり五十年後なのだろうか‥‥』
 とか、何だか複雑な気分になってしまったシバなのだった。

 ◇ ◇ ◇

 あー‥‥人の書いたデビ読みたいなあ‥‥