この前の日記書いてて思ったのですが、イグの萌えツボはあんまり世間の人と趣味が合いません。
デビでも、イオソとシバソは世間に普通にあったけど、シバサタンはほとんどなく、96%くらいは自家生産した気がします。
しかしイオソとシバソも、うちの方向性は結構よそ様とずれてるらしく、微妙な扱いを受けることもたびたびでした。
(以前付き合いのあった人になんか、イオソに関して「私は王道ヤオイ路線。でもあんたは進んでる方向は同じだけど、他の人の流れとは全然違うところで何かやってて、時々地下からボコッと顔出しては『ここ今どの辺?』とか言ってる感じ」とか言われたりした。今考えると割と失礼なこと言われてないか自分。まあ当たってはいたが)
それで時々、自分の萌えツボをプロファイルしてみたりすると、すごく「この道はいつか来た道」な時と、「何だか全然脈絡が掴めねえ‥‥」な時がありまして。
今だ脈絡が掴めないのは、先日も話題にしたBLOOD+。ツボそうな要素だけはあるのだが、それとは何か違う、という点では謎多く。
例えば小夜とディーヴァなんか、異形の双子姉妹で互いが宿敵・相手の従者取り合いみたいな設定を見ると、デビで書いてる正サタン様と影サタン様のシバを巡る軋轢を思い出したりするので、割と好きそうなネタではあります。
しかし、ディーヴァにはイグのツボ要素たる「憎悪」とか「罪悪感」とか「復讐心」とか「執念」というものが一切無い。むしろそっちは小夜担当な訳ですが、何故かそれにはあんまり興味が持てず。主人公だからか?
かといって男キャラのカプにもいまいちこだわりがないので、ただの原作好きというか、吸血鬼好きの血が騒いでるだけなのかも知れん。
(昔々は、当時入手可能だった研究本全部集めて、吸血鬼の総論本まで出しましたですよ)
でもってシグルイに関しては、前述の復讐心その他とか、色々とマッドな点でものすごく好きなんだけど、それは多分「萌え」ではない‥‥元々流血時代劇が好きな素地もあるし。
(でもシグルイの同人誌あったら見てみたい‥‥パチの方、情報ありがとうございます。今度探してみよう)
そして最近にわかに気になるホーリーランドは、元々格闘技ネタが好きなのに加え、基本的に嫌な奴がいないのもポイント高いところでして。
色んなヤンキーが次々と主人公ユウに絡む喧嘩相手として出てくるんですが、後で格闘技ネタを通じて仲良くなったりと、読んでて結構安心感がある。仮に同じネタを石渡治が書いた日にゃあ、どこまで陰惨なことになるか解らんと時々思ったりするくらい。
あと思ったのが、ホーリーランドのユウは、もしかして自分が書きたかったデビデビの双魔にイメージが近いのかな、と。
本の後書きなんかでたびたび書いてますが、自分の中で双魔は4巻のイメージが一番強いんですわ。
本当はそれが「記憶喪失の兄・神無」じゃなく、たまたま乗り移ってる天使のイオスだって知ってるのに、知らんぷりして「神無も早く記憶が戻るといいね」なんて言って、現実にはあり得ない「優しい兄」との学校生活を束の間とはいえ満喫しちゃう、結構小ずるくてしたたかな双魔。
一巻での登場時も、ヤンキーにボコられて「次は絶対金もってこいよ!」と言われて「解ったよ~」とか言ってるけど、どうも毎度殴られては「次持ってくるから!」で終わって、結局ビタ一文渡してなさそうな気がする。
「痛いのは嫌だよ~」とか言うんだけど、その割に殴られ慣れてて立ち直りも早い。いざ裏暗黒魔闘術を身につけて、人外の強さを手にしちゃっても、その力を行使するのを基本的に嫌がってる節がある。
(それで「サイケデリック・ブルー」で実は自分の力こそを恐れている、という話を書いた)
そういう、弱者ゆえに暴力の嫌さ加減を思い知りながらも、力には力でしか応え得ないことのジレンマとか、反撃した時の強すぎる己の力を恐れている点とかが、何となくユウと双魔って似てるかな、と思ったのでした。
その辺を考えるに、どうもホーリーランドは自分の中では「この道はいつか来た道」系らしいです。
コミックス揃えるなら早い方がいいかな‥‥
(ベルセルクなんかは気付いたらすごい巻数出ていて、買って揃えるのを挫折した‥‥)
御礼‥‥パチパチとコメント下さった皆様、ありがとうございます(^_^)/