やっと見た!
(耐えきれず電波受信作業を一時中断して録画見た)
(そしてバレンタインネタに関して「いくらこういう仲だからって、バレンタインにチョコ用意する双子の弟(男子高校生)とか無いよ! キモいよ! むしろ神無が僕にくれる方がアリだよ!」「そっちの方がもっとねえよ!」みたいなあれこれがあったが、電波中断中なのでまとめられぬ)
‥‥でもって。
どの番組も第一話は掴みのために金かかってて当然と言えば言えるのだが、それにしてもすごかったー!
のっけのアバンタイトルの、歴代戦隊大集合シーンだけでも感動もの。しかもあれCGじゃなく、全国のステージショーやってるスーアクさんをかき集めた全員生身と知って二度びっくり。さらに次々とアップになるスーアクさん達の動きがまた、各キャラの仕草を完全再現だし!
そして初代であるゴレンジャーのアカレンジャーが喋った途端「この声は?!」と閃くものが。
続くOPテロップを確認してみると、
『アカレンジャーの声/誠直也』
って、やっぱ本人だよ! 当時のアカレンジャー役の人!
正直昔のことすぎて、アカレンジャーの役名とか、役者さんの顔すら覚えてないのだが、それでも何故かビリリと電波が来たんだよなあ。セリフたった一言、声だけであの存在感ってすげえ‥‥!
そして始まった本編も、さすがの荒川脚本です。手堅い。この人達が何者で、地球に対して、また敵である銀河帝国に対してどういうスタンスなのか、何故戦うのか、が事前情報ゼロの自分にも無理なくすっきり伝わったですよ。
細かい演出もいい。一般人の皆さんに初っ端から堂々と名乗っちゃったりとか、それで情報が手に入らないので「(とりあえず)メシにしよう」「でもこの星のお金が無いよ」「‥‥ルカ、指輪」「‥‥えぇー(売るの?!)」で、手持ちの宝石売って地球の通貨を手に入れるとか。
その後明らかにコスプレっぽい変な格好で(しかも一千万円抱えて)歩いてるゴーカイ勢を見た通行人が「何アレ‥‥」的な視線を向けて振り返ってるとかも、今まで意外と無かったよなあ。
それで豪勢な食べ物を!って言ってるのに、キャプテンが選んだ店が安そうなスナックで、頼んだメニューがカレーライス(というとついゴレンジャーとアバレンジャーを思い出す)とか、「笑うとこ」と「各キャラの性格付け」を織り交ぜながらさりげなく進む「世界観設定の説明」が超上手い。
子供達と共に助けられた保育士のお姉さん達がゴーカイ五人を見て、
「もしかして35番目のスーパー戦隊‥‥?!」
なんて呟いたり、それがさらにゴレンジャーに変化するのを見て、
「あれは‥‥」
「地球で最初に結成されたスーパー戦隊よ!」
「ひみつ戦隊ゴレンジャーだよね?」
と解説してくれちゃうシーンなんか、ツッコミどころと笑うところと感動するところが入り交じってて最高でした。「でも何でその力を使えるの?(しかも宇宙人が)」という次回への引きもばっちりです。
歴代戦隊の名前を覚えよう!なEDテーマもいい。ちょっとゴーオンの炎神ラップっぽくてノリノリ。
「バトルフィーバー せかいのダンス」とか「ばくはつ ばくはつ ダイナマン」みたく、一言で作品観を現すフレーズをつないだ歌詞なんだけど、「友よどうして ライブマン」のところで噴いた(笑) いや確かにそうなんだけどさ(笑)
(ライブマンは、科学アカデミアの優等生三人が悪の科学者率いる組織にスカウトされ、反対する友人二人を殺して行方をくらます、というところから始まる。それで生き残った落ちこぼれ三人組が来たるべき侵略に備えてライブマンを結成した、という設定なので、OPテーマ前の決まり文句が「友よ。君達は何故、悪魔に魂を売ったのか」という重たい一言なんである)
一話を見る限り、全体のノリはここしばらくの戦隊の雰囲気じゃなく、昭和戦隊っぽい。というかむしろ超星神シリーズだなあ。他社だけど。昭和の頃の「細けえことはいいんだよ!」な力押しの勢いに、超星神のちゃんとした伏線とか物語性とか重いテーマが潜んでそうな匂い。
おもちゃもこれは売れそう!なものばっかりで、大人だけどCMを見ているとワクワクですよ。多分小さいお友達は、この五倍くらいわくわくに違いない。
レンジャーキーいいなー。作中でキャプテンが宝箱に山盛りのキーをジャラジャラさせてるのを見ると、全部集めてあれやりてえ!と思えるもん。山積みは男の夢だよなあ。<オーズのメダルもそのへん上手い。
海賊船型のゴーカイガレオンも格好いいいいし、変形後の巨大ロボ・ゴーカイオーもいい。戦隊ロボは重厚感を出したいのかガワの都合なのか、どうしても動きがちょっとスローモーなんだよね。でも今回は冒頭で戦ってた場所が宇宙空間CG合成なせいで、動きがはっやい速い! 早い戦隊ロボってむちゃむちゃ新鮮だよ。ゴーオンも個別の炎神が駆けつけてくる時は早かったけど、いざ合体してロボになるとそれほどのスピード感はなかったし。あの早さは是非継続してほしいなあ。
生臭い話をすると、戦隊35周年記念作なんて、過去の遺産を切り崩さないとヤバい状態なのか?と思えてしょうがない訳ですが(記念にしては35って数字が半端すぎるだろと)、まあ面白くなればなんでも良し。同コンセプトのディケイドの後半(※)が個人的には微妙だったんで、こっちは尺も長いし最後まで突っ走ってほしいものです。
(※‥‥前半は大絶賛するよ。しかし電王編だけが異世界じゃないとこは許せん。電王は好きだがディケイドをやるならあれは駄目だろ。そりゃー脚本家も降りるわ)
余談だけど、敵キャラ(ガワ)の声が進藤学/セイザーXのアドの人だった。てことは後日は変身して人間体アリなのか? 是非あってほしい‥‥!
オーズには同じセイザー出身のアンクがいるし、なんかすげえ楽しみ。最近は昔みたく、メインキャラで特撮連投する役者さんがまた増えつつあって嬉しいのう。<ゲストキャラなら割とあるんだけど、メインではいまいち減り気味っつーか大成しないというか‥‥
(一番有名なヒーロー連投役者は、たぶん宮内洋と大葉健二)
余談2。今のところ、敵の銀河帝国から地球に来てる旗艦のリーダーって、皇帝の王子様なんだよね。しかもクールビューティ系じゃなく、部下の支えでやっていけてる口だけの無能王子っぽいキャラ。
戦隊で敵キャラが王子というと、榊の場合真っ先にダイナマンのメギド王子を思い出す。あれは王位継承権がひとつ下の従姉妹姫に追われて失脚し、のちに復讐の黒騎士として再登場した人だった。<しかも宿命のライバル・ダイナレッドとの決着のために!という超俺ツボ設定(笑)
ゴーカイの王子様の場合、そのまま無能が過ぎて失脚・退場するか、なんかのフラグでキャラ変わるか、それも今から楽しみですよ!
全体的に設定盛り過ぎって言えばそうかも知れないんだけど、どんだけ妄想しても埋めきれない疑問だらけで集中出来かった前作よりは、余るくらい盛ってる方がよっぽどいいと再確認しました。
ともあれゴーカイジャーは期待大です。今現在褒めるところしかない。すげーよ。
ヴァンガードもあるし、これであと一年は生きていけそうだ‥‥!
御礼‥‥パチパチありがとうございます(^_^)/
そんな訳で電波は遅延中ですが、まあ今までのペースを見るに、去年一年が異常に飛ばしすぎだったんだよなー。でも楽しいので、タイツ王を整えてビリビリ電波を受信したいものです。本出したいとか更新したいとか妄想萌えとかよりむしろ、単にデビの電波を受信したいんだよ!それ自体が楽しいんだよ!という解ってもらいにくい感じです。ははは。