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ゴーカイジャー第二話!

 一話に引き続いて面白えー!
 冒頭でナビィ(メカオウム)が「どうするどうするー、君ならどうするー」とか言ってるところでまずウケる(笑)<デンジマンのEDテーマの歌詞。大きい友達向けの小ネタが地味に嬉しい。
 そして本編。
 ザンギャックの人達が、ゲストキャラ怪人のことを「今回の行動隊長は~」って言ってるとこに「おお?」と思った。そういや「銀河帝国ザンギャック」だもんな。帝国軍か。任命されて下級部隊率いて~みたいなちゃんとした軍事組織なんだなあ、あれ。

 そしてマーベラスの回想、「そのキーは命の恩人から預かったもんだ」というシーンで出てくる赤い人って‥‥!
 うまいことカメラアングルで隠されてて、マスクはちゃんと映らないんだけど、あの胸のマークと襟の形はアカレッド‥‥!
(戦隊30周年記念オリジナルビデオの主人公キャラ。歴代レッドの魂の象徴みたいな人)
 OPテロップ確認したら「赤い戦士の声 古谷徹」でキャラ名は伏せられていた。伏せてたってことは、逆に今後何かあるのかなあ。わくわく。

 でもって、色々あってマーベラスのレンジャーキーをパクった少年が、「じゃあやってみろ」とモバイレーツを渡され、シンケンレッドに変身してザンギャックに挑むも勿論ボロ負け。
 で、キーとモバイレーツを回収したマーベラスとの会話が、
「解ったか(略) 守りたきゃお前は別の方法で地球を守れ」
「どうやって‥‥」
「甘えてんじゃねえよ。そんなのは自分で考えろ」
 と言って一度去りかけて、ふとマーベラスが足を止めて問う。
「おい。この星に守る価値はあるか?」
「ある。‥‥絶対!」
「どこにある」
「どこにでもあるよ。‥‥海賊なら、自分で見つけろ!」
「‥‥なるほど」
 ‥‥かっこいいーー! そして上手え。
 ゴーカイジャーは元々、第一話で「この星にはなんかすげえお宝がある」という伝説だけでやってきて、そのお宝が何なのか、まだ解ってない状態なんだよね。ザンギャックと交戦しちゃったのも成り行きなので、「地球のために戦う筋合いのない人達」っていう前提でこの展開は超いい!
 というかあの少年、後日また出そうな予感がする。荒川さんメイン脚本なら多分やる。と思う。

 その後の戦闘シーンでも新機軸が。
 レンジャーキーはキャラ別なので、別に戦隊ひとつ単位(各色一人ずつ)の変身じゃなく、ゴーカイ五人全員が別の戦隊のレッドに変身もアリなのか!とびっくり。全員レッド戦隊。それ見た敵キャラが「赤ばっか!」とかカメラ目線で口走ったりしてすげえウケた(笑) 今後は全員ブルーとか全員ピンクとかもありなんだろうか。絵面を想像するだにおかしい(笑)

 巨大戦も、一話に引き続きスピード感あって良かった。巨大ロボのバク宙すげえ!
 一度倒された敵キャラの巨大化に、ちゃんと理由が説明されるのも割と珍しい?
 シンケンの外道衆だと「まだ二の目がある」で、最初からそういう能力のある生き物なんだなーって思える描写だったが、大概あんまり細かい説明ないパターンが多いんだよな。
 しかも「開発中の新技術」「まさかこんな田舎の星で使うことになるとは」って一言から、

・いつもの侵略ではそんなに苦労してない=ゴーカイジャーが格別強い
・地球は辺境地域
・辺境ではない中央銀河には、この巨大化技術が必要なくらい強い抵抗勢力が現在進行形で存在している

 って設定が解るのもすげえ。設定織り込みのお手本のようだ。荒川さんさすが上手い。
 あ、それと、

・地球が辺境ってことは、やっぱワルスギさんはいまいち無能なボンボン(末っ子とか)で、さほどカタくない地域を征服して皇子としての体面・功績を作ろうとしている

 って可能性もあるよね。それで「やっぱ駄目だわコイツ」「ろくな戦力もないこんな辺境も制圧出来ないのか!」って感じで、本国から有能な兄皇子とかが来てしまって中ボス交代ってことも有り得るかも。そしたら是非、復讐に燃える第三勢力として復活を(略)

 ‥‥とか思ってたらラストにチラッとマジレンの人(変身前)出てきた。やはりキャラ名は伏せられていたが、これは次あたりで「レジェンド大戦」の設定が語られるか?
 一話での歴代戦隊全員登場の時、ゴセイ最終回で冬眠(ちょっと違う)しちゃったゴセイナイトが映ってたり、最終回で刺されて死んだはずのブラックコンドル(ジェットマン)がいたりで、レジェンド大戦とはパラレルなのか同軸続編世界なのか、ファンの間で議論沸騰してたっぽいんだけど、まあどっちでもいいよな、ゴーカイの世界観設定内で破綻せずに面白くなれば。

 そして今日はEDテーマが二番だった。
「ターボレンジャー高校生」「教師で兄弟 ファイブマン」辺りは普通に聞いてたが、「ジェットマンは トレンディ(※)」でまた噴いた(笑) このEDテーマ、一番ごとにひとつ笑うところが仕込まれているのだろうか(笑)

(※‥‥ジェットマンは当時流行っていたトレンディドラマのノリを持ち込み、泥沼の三角関係人間ドラマを展開した。敵キャラのものすっっげえ悲惨な末路とか、最終回がレッドとホワイトの結婚式とか、そこに向かう途中ブラックがひったくりに刺されて死ぬとかの恐ろしい展開でも物議を醸した)
(その上、脚本家の井上敏樹がノベライズした小説版・全三巻がこれまた血も涙もないひどさでなあ‥‥イエローが「これ普通自殺するだろ‥‥」レベルの苛めを受けてた過去とか、ブラック→ホワイト→レッド→敵の女幹部(死んだはずのレッドの恋人・記憶喪失中)という片思い連鎖がさらにエスカレートし、ヤケになってブラックとやっちゃったホワイトが妊娠→戦闘中に流産するとか、番組本編でダメージを受けた特撮ファンにさらに追い打ちを掛けるドロドロ展開であった)

 という訳で、面白かったり泥沼だったりした過去戦隊に思いを馳せながらも、ゴーカイ第二話面白かったです。
 あまりの濃さに、毎回感想を書く体力があるとは限りませんが、次回もわくわくです。

(ヴァンガードも面白いんだけど、うちの地方は東京から一週間遅れ放送なんで、今さら感強くて感想書きにくい)


御礼‥‥パチパチありがとうございます(^_^)/
 いやー人の少ない二次ジャンル+訳の解らないオリジナル、という賑わう方が難しいカテゴリのサイトで、リアクションが頂ける嬉しさに小躍りしています。<謎のイグアナステップ。一定確率で特殊効果が発動し、成功すると相手がハッピー状態になったりパニック状態になったりします。嘘だけど‥‥いや割と嘘でもないか。どんな小規模でも、人が見てるとこでものを書くってそういうことだよね。肝に銘じておかねば。