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ゴーカイジャー第24話!

 14話登場のジェラシット再登場回。

 ‥‥‥‥すごかった。
 勿論、死んだかと思われたジェラシットが「まだ生きてます(ムクリ)」「お前。‥‥本当はすごく強いだろ」とか、細かい笑いどころも一杯あったのだが、今回はなんかもー、小ネタ解説とか感想二の次であらすじを書くしかない超展開だった。

・前の登場回のラストで、インサーンに「粗大ゴミとして捨てちゃって下さーい」と言われていたジェラシット。
・それが本当にゴミ捨て場に座り込んでいるところから話が始まるというのがまずおかしい。
・そして通りがかりのおばちゃんに、「今日は粗大ゴミの日じゃないから回収してもらえないよ」「でもあんた生きてるから、生ゴミとしてなら回収してもらえるんじゃないの?」と言われ、「‥‥地球人に生ゴミにされてしまったー!」
・ヤケになったところに、たこ焼き屋の屋台発見。たこ焼きをつまみ食いしようとしてオッサンに怒られ、かくかくしかじかと事情を話すと、「じゃあアンタ、うちのペットにならないか」‥‥何故そうなる?!(笑)

・そんで公園で投げられたフリスビーを取ってきたり、お手とおかわりの練習をしたりと、なんかすっかり犬扱い。<超楽しそう。
・通りかかったゴーカイ勢が呆れつつ「どうせならたこ焼き屋の弟子になれば」
・しかしたこ焼き屋のオッサンの母(冒頭の生ゴミ指定おばちゃん)が「宇宙人なんかをたこ焼き屋の弟子にしようなんて、あたしが許しても保健所が許さない!」と大反対。<その理由もどうよ。
・しかしその後ザンギャックとの戦闘に突入した際、ジェラシットが身を挺しておばちゃんを助ける→宇宙人に対して変な偏見持ってた、こんな愚かな地球人を助けてくれるなんて!とおばちゃん大感動。

 ‥‥という流れで、「ギャグの皮を被ったちょっといい話」っぽく終わるかと思ったら、そんなことは無かったぜ!

 ラストの方で、「祝・開店! ジェラシットさん江」という花輪を抱えたゴーカイ勢がたこ焼き屋の屋台に赴くと、屋台にはオッサン一人だけでジェラシットがいない。
「ジェラシットは‥‥俺のお袋と駆け落ちしてしまった‥‥」
 ‥‥えええええええ?!
「風の噂では、どこかの田舎の温泉で、楽しくやってるらしい‥‥」
 で、映像はくだんの温泉旅館の玄関口に移り、帰るお客さんの車を見送ったおばちゃんとジェラシットのシーンになるのだが、その会話が、なんかおばちゃんもしかして子供でも出来たか?!的な内容で‥‥
 そして屋台で一人たこ焼きを焼くオッサン。
 カメラが引くと、すごーく向こうに花輪抱えて帰っていくゴーカイ勢の後ろ姿が‥‥
 BGMはものすごーくしんみり不安なマイナー調ピアノ曲。<エリック・サティらしい。
 ‥‥で、画面端に現れる「CMのあと、スーパー戦隊の名前をおぼえよう!」という、要するに「終わり」とか「続く」と同意味のテロップ‥‥

 ‥‥訳が解らないよ!(褒め言葉)
 つか、これはねーよ!!(褒め言葉)
 子供番組、このオチでいいのかよ!(褒め言葉)
 何食ったらこんなオチ思いつくんだよ!(褒め言葉)

 ただ面白いとか無茶苦茶だとかいうよりも、なんかすごくシュールな気持ちになったですよ‥‥(多分これも褒め言葉)
 ‥‥ジェラシット、今後もちょこちょこシュール回担当で出るんじゃないだろうな‥‥<是非出てほしい。そしてアバレのヤツデンワニのように、最終回後もちゃっかり生き残る怪人枠になってほしい‥‥!


御礼‥‥パチパチありがとうございます(^_^)/
 焦点は弘前ねぷたか男のロマンか! 両方をごっちゃに考えてみると、ちょい思い出すのが星野之宣の「ヤマタイカ」。地震とか噴火とか色々あって、「ええじゃないか」的お祭り騒ぎがあちこちで起こり、北から南から皆が踊り騒ぎながら東京を目指すってシーンがあるんだけど、その騒ぎで青森ねぶたも東征するんだよね。あれは燃えたなあ‥‥! 作中に出てくる巨大銅鐸とか戦艦大和とかと一緒で、スケールの巨大なオブジェは何故だか男のロマンですな。