ゴーカイ感想は次週まとめて書くですよ。
(中の人まだでろでろなのと、ハリケン絡みの二週連続回なので)
で、空海展に行ってきました。
しかし、そもそも教養の足らぬ榊にはぶっちゃけ猫に小判、イグアナに真珠でした‥‥
なのであんまり楽しげなことは書いてないので、続きをお読みの方はそういう前提でお心構えを。
大雑把に流すと、
・空海直筆の書・巻物・教典
達筆だ。よくこんな長い書を、間違えないで筆で書けるな!
だが読めぬ。なので書そのものより、横の解説パネルを見て通り過ぎてしまう。
・密教法具
いわゆる三鈷杵とか独鈷杵とか五鈷杵とか錫杖頭とかですな。
解説には「○○をかたどった象眼や精緻な彫金が大変美しい」などと書いてある。
うん、そうだな、細かいな、格好いいな。実物だー(ゲームやマンガでデザインだけ見慣れたオタ的感想)。
‥‥で、これって現実的には、何にどう使うものなの?何を現してんの?
という根本的な疑問に答えてくれる解説は一切無い。そこを教えてくれよ。頼むから。
・鉢
坊さんが托鉢や食事なんかに使う真鍮の器。‥‥まあただの洗面器っぽい年代物のボウルだな‥‥
(榊は「憧れのあの人が使った食器‥‥!」的な思い入れを持つタイプじゃないんで‥‥)
・曼荼羅
‥‥経年で傷みすぎていて、何が描いてあるのかとんと解らぬ。
横に線画を示した解説図があるので、やはりそっちばかりを(略)
・○○図絵とか
でかい。畳三畳くらい?
しかし色のない主線だけの図絵なので、もっと巨大でド派手なねぷた絵を見慣れていると正直「‥‥地味だな」と(略)
・仏像の類
この辺は見応えがあった。
唐から持ち帰ったっぽいやつと、帰国してから空海が創作した系のやつがあり、台座含めてどれも大体2~3メートル前後くらい? 意外とさほど巨大ではない。背後に回って裏側までじっくり見られるのが大変よかった。
しかしそのうちの降三世明王像が、足元にヒンドゥーのシヴァ神(と妃)を踏んでいるというデザインで、「‥‥シバ踏むなよ」とちょっとムカつく(笑)<そのシバと違う。
ていうか、解説に「ヒンドゥーのシヴァ神を欲望の象徴として踏みつけている」ってあったのだが、それ無茶苦茶傲慢じゃねえか? 密教。他国の神様踏むなよ。鬼が進んで踏まれてるのとは訳が違うだろ。
そりゃあ仏教(&密教)はヒンドゥーその他の神々を「仏教に帰依したもの(格下扱い)」として取り込んできた経緯があるが、踏んでるのは帰依どころじゃねえ。
あ、つかシヴァ神は力ありすぎ・化身多すぎて全部を帰依扱い出来なかったからこそ、悪神扱いで踏んでるのか?とか想像するとますます傲慢だな、唐の仏教&密教。
などと妄想していたら、なんかその辺りで具合が悪くなってきた。
こんな美味しい状況なのに、入場以来脳内のデビ電波が全く来なくなっていることに、その辺りでようやく気付く。遅い。その遅さがまたヤバい。
(↑調子さえ良ければ、見るものほとんど全てでデビネタがリアルタイム展開する)
休憩用のソファーには、他にも疲れ果てた人が累々と座り込んでいた。ので、ああみんな俺と一緒で開場前の炎天下の待ち時間と、入場してからの冷えすぎ冷房の落差でやられたのか‥‥と、その時は思っていた。
‥‥のだが、もしかしてペーパーに書いたネタ通り(後日サイト再録します)、なーんか悪い憑きもの拾っちゃったんじゃないだろうな‥‥いや俺霊感ゼロだけど。
あるいは魔王様を信仰しているせいで祟られたのか? 不穏なことを考えてたからか?
あーそう言えばずっと以前はこの近くのホテルを常用してたんだけど、色々あって別のとこに変えたんだっけ‥‥やっぱ駄目なのか、上野の線路のこっち側‥‥
とか思い出してしまったほど、博物館途中でへろへろになった。建物出た後、予定の買い物を半分以上吹っ飛ばしてしまったくらいには。
(翌日のコミケ当日にも響いた)
そんなこんなで、自分にとって密教方面は、美術的にはイグに真珠、信仰方面でも帰依するべき相性じゃないのだなあ、とか訳の解らない結論に達したのでありました。
(ミュージアムショップでも、色んな法具ストラップやら根付けやらミニチュア仏像やらがあったのだが、何ひとつピンと来るものがなかったしなー)
こういうものとか美術品大好きで、よく色んな展覧を見に上京する友達がいるのだが、案の定彼女は九月にこれを見に行く予定だと言っていた。
是非感想を聞いてみよう‥‥
御礼‥‥パチパチありがとうございます(^_^)/
二名様にパチって頂いた! いやー遠征開始から一週間経ちますが(出発が早かったので)、その間~帰ってからしばらくの記憶があまりありません‥‥まあいつものことですが、思い出し日記を書こうにも記憶の抜けが激しいです(汗) もっと面白いことが色々あった気がするのだが‥‥勿体ないので思い出してちまちまと書きたいものです。