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イグアナ日記・帰宅編

 という訳で帰ってきました。
 どこ行ってたかというと、去年ちょろりと日記に書いた「グリーンイグアナと結婚して南米に住んでいた、ガラパゴス陸イグアナの叔母(イグ母の妹)」が亡くなったので、葬儀に出席しに南米まで行っていたのでした。

(中の人・訳‥‥母方の叔母が亡くなったので、葬儀で横浜まで行ってきました)

 あとは中の人の個人的な話だけなので、読みたい人だけどぞ。

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 そして翻訳がめんどいので、こっから中の人ごちゃ混ぜモードで書く。

 ああ二週間前にも東京行ってきたばっかりなのに‥‥と思ったが、中の人の父母は既に遠出の出来ない歳。そしてイグも幼体の頃に色々世話になった恩ある叔母なので、誰も葬儀に出ない訳には行かぬ。
 なので今回はイグが代理で参列することにして、新幹線のチケットをあわあわとネット予約→早朝の東北新幹線で横浜へ→お通夜参列→喪主である従姉妹に取ってもらったホテルで一泊→翌日に葬儀・告別式→ダッシュで新幹線に乗り深夜に帰宅、というハードスケジュールで往復したのでした。

 にしても、こんな事情で新青森発の東北新幹線に初乗りすることになるとはなあ‥‥盛岡-東京間なら昔何度か使ったことがあるんだけど、今となってはコミケ上京の場合、絶対夜行バスにしか乗らないから。
 夜行バスは安いってだけでなく、皆が「乗ったら寝る」前提でいるから、香水くさい人も新聞を広げる人もいないのだ。しかし新幹線は「ちょっと乗って降りる」人ばかりだから、案の定、近所の人の広げる新聞や香水の匂いで大変な目に遭い、隣の席にいたシスターに「大丈夫ですか?」と心配されてしまった。
 多分、今後も自分の用では新幹線を使うことはないだろう‥‥

 ちなみにシスターは「お姉さん」ではなく、マジで灰色の尼僧服をお召しのカトリックのシスター。多分八十歳代くらい。
 咳止めが効いてきたその後は、シスターが子供の頃に蒸気機関車で上京した話や、若い頃に巡った東北旅行の名所などについて話が弾んだ。
 あと、仏式の葬儀でやる「仏様と対面して献花しつつお別れ(※)」が、カトリックの人から見ると気味悪くて苦手なので、あまり葬式には行きたくない、という話は興味深かった。

(※‥‥地域によって有無が違う。うちの方ではそれ無いです、まず火葬しちゃうんでお通夜も葬式も祭壇に骨箱が上がってます、と言ったら驚かれた)
(ていうか相変わらず知らない人と話が弾みやすい俺‥‥)

―――余談―――

 そういえば昔もそんなことが‥‥
 コミケ前後の日に都内をうろついて遊んでた時、連れの友達が具合悪くなったので、通りすがりのスーパーのベンチで休んでいたのだ。そしたら隣に座ったおばあちゃんに、いつの間にか東京大空襲の思い出を聞かされていた。
 今にして思えば気分はポルナレフ。「あ、ありのままに今起こったことを(略)スーパーで連れを休ませていたら、いつの間にか知らないおばあちゃんに東京大空襲の思い出を聞かされて(略)」みたいな。
 いや、調子の悪そうな人に「大丈夫?」と聞くのは普通だけど、その後全く関係ない雑談が弾むもんか?ってのが‥‥空襲の思い出話自体は、すっげえ貴重なリアルタイム体験を聞いて為になったとは思うんだけど。

―――余談ここまで―――

 でもまあ、お通夜とか葬儀に伴う、顔も名前もろくに知らない叔父方のグリーンイグアナ一族との社交なんかは、その調子で楽々こなした。ある意味役立つ特性ではある。
 そしたら向こうの一族に、「スカイツリーの配電工事、うちの会社でやりました。あと、東北新幹線の車輪の着雪を融かすシステムとか、国会議事堂の配電工事とか~」というおじさんがいてびびった。グリーンイグアナすげえ。

 しかし、お通夜&葬儀の最中は、参列者の喪服の防虫剤のせいで、虫より先に俺が死にそう。
 お焼香の時には既にヨロヨロで足震え、帰り際には頭痛でベロベロ。ホテルで風呂入ってデトックスしてもしきれず、筋痙攣でプルプルだったので、大半の記憶がうろ覚え。
 最近のセレモニーホールは、昔ながらのお寺と違ってハイテクで換気がいいので、お線香の煙は全然大丈夫だったのだが、喪服の防虫剤は盲点だった‥‥<昨今の無臭のやつほど意外とヤバい。どんなに大量に染みこんでても、着用者がそれに気付かないから。

 なんてあれこれがありつつ、二日間バタバタと行って帰ってきたのでした。
 慌ただしい。


御礼‥‥パチパチありがとうございます(^_^)/
 デビページからの来たよ印に感謝! コウモリネコはそのうち昆虫ではなく、謎の弱い魔物とか拾ってきてむにむにし始めるかも知れません。たまに忘れてるけど、ネコはあれでも魔族だから(笑) 実話系の怪談本にも、普通の飼い猫が飼い主に憑いてたらしい何かを食って駆除して、翌朝物陰でなんか吐いてた、って話が載ってたくらいだから、元から魔族のネコにはさらなる期待を!(笑)