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中の人日記・妄想電波編

 先日「永久保怪異談」という本を入手した。
 著者は「カルラ舞う!」とかの永久保貴一。
 この本、元は別の出版社から出ていたらしいのだが、絶版→品薄→中古で高騰、というルートを辿った後、この度の他社再版となったとか。

 で、内容は、ホラー漫画家ならでわの人脈で知り合った霊能者の人の話や、それにまつわる永久保氏の体験談など。
 永久保氏の奥さんも霊が見える系のヒトで、その中学生の頃の思い出話に興味深いのがあった。
 細かい話は省くけど、「気功による初歩の雨乞い」的な話なのね。
「そんなこと出来るの?!」という永久保氏に、気功の師匠が「あーやってこーやって」で試させると実際雨が!ってシーンがあって。
 大雑把には
・土が水の「気」を多く含んでる場所を探す
・その気を足から吸い上げて、身体を通して天に打ち上げる
・手を上に上げて、その気を空に広げる
 で雨が降り始めて、永久保氏「Σ(◎O◎;)」こんな顔。

 そこで榊が思ったのは、別に雨乞いと気功の真贋とかではなく。
 ちょっと歳行った人なら知ってると思うけど、コミケが晴海でやってた頃、「オタクの執念で当日は絶対雨が降らない」って伝説があったんだよね。
 そして本当に雨は降らなかった。台風が不自然にコースを曲げた、というか、晴海上空だけぽかっと雲が消えていたことすらあった。<当時その天気図が話題になったくらい。
 また別の気功関係で聞いた話によると、陽気の強い人が沢山集まると、どんなに天気の悪い日であっても帰る頃には晴れている、って話があって、コミケが晴れるのはそれかなあ、って気がしていた。
 しかし有明に移転して以来、コミケ日だろうがザバザバ大雨が降るようになったので、「昨今の若いオタクは情念弱えな!」と言われていた。

 だがもしかして。
 晴海は埋め立て地だが、昭和の初めにはもう埋め立てが完了して土地になっていた。
 一方お台場方面は、二十年前くらいにはまだ埋め立て中だったくらい新しい土地のはずだ。
 とあるお笑いのヒトが、「俺の使ってるカーナビ古くて、お台場行こうとすると『そこは海です』って言われるんだよ!」って話をネタにしていたのを覚えている。
 ‥‥そこで「土が含んでる水の気」ですよ。
 どんだけ大人数の、情念で煮え滾ったオタが集まろうと、お台場はまだまだ土地の水気が多すぎて‥‥ってことか?!

 いや、霊感とか気感とかないから、実際のところは解らんけど。
 何となーく、辻褄は合うなあ‥‥と思った次第なのでありました。

 とりあえず「永久保怪異談」は面白かったです。
(同時期発売の「霊験修法曼荼羅」も面白かったよ!)


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