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イグアナ日記・発熱中編

 という訳で、数年に一度訪れる発熱中です。
 レッドホットチリイグアナです。
 いつもより二割増し赤いです。
 胃袋がベコベコ蠢いていて吐きそうです。
 脳味噌だけでなく、胃袋まで自分とは別の寄生生物なのか!という妄想が駆け抜けてしまい、寒気と戦慄に打ち震えます。
 いや、多分風邪の症状の一貫なのですが。寒気も吐き気も。

 しかし傍目には大して変わらないらしく、毎度変わらず、
「いつも赤いねー」
 と時候の挨拶の如く言われてしまいます。
 流石に口には出しませんが、
『赤くてなんか問題あんのかー! 熱あんのに違いに気付かない程度の赤さじゃないか大して赤くないよ!』
 と思わず内心逆ギレします。
 人間の方で例えると、体調が悪くて仕事を早退した時の帰宅途中などに、うっかり親戚のおばちゃんなどに出くわしてしまい、
「ぷくぷくしてていつも元気そうねえ!」
 とか無神経に言われた時にこみ上げる殺意に似ているかも知れません。

 ‥‥ああー駄目だ疲れているよイグアナそういうキャラじゃないのに! みんな風邪のせいなんだ!
 と打ち震えながら、今日は早く寝ることにします‥‥よろよろ。

―――

(こっから中の人視点です)

御礼‥‥パチパチありがとうございます(^_^)/
 更新確認!的なパチに感謝! レッドイグアナは気付いてないっぽいけど、熊団の避難誘導って、よく考えると怖いよね。「ひとたび踏み込んだら獣になってしまい、二度と人間には戻れない・帰れない」っていうリアル伝説の山の中から、二足歩行で立ち上がった熊が手招きしてたら怖いっつーの。
 しかしそう思うのは意外と大人だけで、小学生くらいの子供だと割とほいほいついてきてしまうようです。そんで山の果物なんかをお土産にもらって帰ってきて、
「お前、こんな台風なのにどこ行ってたの!」
「熊に呼ばれて雨宿りしてたー。葡萄もらったよ!」
「えッΣ(◎O◎;)」
 お母さん、思わず子供のズボン引っぺがして、しっぽ生えてないか確認したりなんかして。<そもそも獣になってたら帰してもらえません。
 ‥‥駄目だ熱があると上手くまとまらない。そのうちこの話も追求してみたいなあ‥‥と思いつつ寝ます。