床屋の前では赤青白のサインポールがぐるぐるしている。
昔の床屋は医者を兼ねていて、サインポールの赤青白は、
『動脈(赤)静脈(青)包帯(白)』
の意味だというのは、ご存じの方も多かろうと思う。
しかし。
この前通りかかった床屋の前にはなんと、
『赤・白・緑』
という変則カラーの、妙にイタリアンなポールがぐるぐるしていたのだった‥‥
‥‥その緑は何を表しているのだ。
アンタの静脈は緑色なのか!
と、通りがかったバスの中から思わず突っ込んでしまったよ。
しかし、うちに帰ってからふと、
「‥‥いや待て、あの床屋はもしかして、バルカン人(※)がやっているのかも知れない‥‥」
とか思ったが、しかしそれでもやっぱりおかしい。
万が一床屋がバルカン人なら、赤が混ざっているはずがないではないか!
‥‥それともバルカン人の静脈は赤いのか?
(※‥‥スタートレックのミスター・スポック。バルカン人の血は銅が主成分なので緑色)
検索してみたら「珍しい色のサインポール!」という写真を載せたブログが結構引っかかったので、割合あちこちにあると同時に、皆が「なぜ緑‥‥」と疑問に思っているらしい。
しかし、なぜ緑なのかを解説した記事には、結局辿り着けぬまま。
なぜ緑なんだ。
アレを考案した人の血は、一体何色をしているのだ。
気になる。