という訳で、大量購入したのです。
その額およそ三万円ほど。
こんな物量、勿論自分が食べるためではなく、さりとてバレンタインに配るためのチョコでもなく。
(そもそも里のバレンタインは、人里的な意味合いの風習ではない)
何かというと、昨年ずっと闘病しまくりだったイグ母の状態がそろそろ落ち着いてきた頃なので、いいかげん快気祝いを贈らないとなー、という話になりまして。
いや、イグ母昨年、結構何回も入退院を繰り返しましてね。<五回くらい。
何回目かの時には、快気祝いを贈った三週間後に再入院、とかもあってね‥‥
相手から「お菓子届いたよー。イグ母さんはお元気?」と電話が来たのだが、
イグ「すみません、また入院しまして‥‥」
親戚「えっ!Σ(◎O◎;)」
なんてやりとりが度々あったもんだから、「まだか? もう大丈夫か?」と、しばし様子を見てお返しのタイミングをはかっていたのだった。
そんな訳で、お返しをせねばならぬ相手は計六人。
五千円くらいのお菓子でいっか、とデパ地下に出掛けたところ、しかし、現在はバレンタイン商戦真っ最中。
スイーツギフトコーナーはチョコで埋め尽くされており、どうやら普通のクッキー詰め合わせギフトは在庫縮小中であったらしく、
イグ「この五千円の箱、六つ下さーい」
店員「申し訳ありません、こちら在庫が残り二箱となっておりまして‥‥チョコレートでしたら―――」
イグ「(爬虫類の)ジジババはちょっとチョコが苦手で‥‥」
そして他に「これなら在庫があります」と言われたアメとか煎餅とかようかんは、その孫や子供に受けが悪いのだ‥‥
種類のいっぱい入った乾き菓子が、結局一番無難なんだよね‥‥賞味期限長いし。
ちなみにイグ母は、最初はハムの箱ギフトを提案したのだ。
が、お歳暮シーズンでもない今は箱セットが常備されておらず、メーカーから直送になるので十日かかるとか、さらにのしをつけられないとかで断念。
じゃあ売り場で塊ハムをバラで取り合わせてギフト箱に入れて~、と言われたが、ギフト用じゃない塊ハムを五千円分詰め合わせようとすると、数が多くなりすぎて微妙な感じだったのだ‥‥普段どんだけボってるんだよ、ギフト用の箱ハム!
そんな訳で、しょうがなく、ちょっと遠くのお高いケーキ屋に行って、焼き菓子セットを六箱詰めてもらった。
‥‥ううむ、お値段の割には箱小さい。でもいいや、高い店というのは多分みんな知ってるから‥‥
そしてさすがに五千円×六箱とか買うと、初めてもらったポイントカードが一気に埋まってしまい、いきなり満了の500円券をもらってしまった。
しかし遠い人里の商品券(しかも期限がある)を、次にいつ使えるかも解らないので、そこに自費を足して苺のロールケーキを買って帰った。
イグ母は「あら美味しい」と苺ロールを貪り食った。
中の人父は「洋菓子は好かん」と食べてくれなかった。
(注・イグ父はレッドが卵のうちに亡くなった設定ですが、中の人のリアル父は健在ですよ)
その分はイグがもらって食った。<そして太る。
しかし確かに、お高い店のケーキはくどくなくて美味しかった。
個人的には、バレンタインのチョココーナーにあったドクロ型のチョコ(でっかい塊状。赤ちゃんの頭くらいあった)とか、津軽塗模様のチョコとかが気になったのだが、今回は断念‥‥
そんな訳で、太りに怯えつつ、明日もロールケーキの残り半分を食う所存であります。
しかし、次にあの店のポイントが溜まるのは、果たして何年先なのであろうか‥‥
(三万円くらい買って500円券だからな‥‥)
御礼‥‥パチパチありがとうございます(^_^)/
なんかもう新世界編のネタを書いてると、「影サタン様、どんだけ人間界好きなんだよ‥‥」と茫然とします。というか、逆に魔界が文化風俗的に未発展すぎるのであろうか。まあ確かに、人間界であっても外国のヒトなんかから見ると、日本人には当たり前のことが、世界基準では実はものすごい便利なハイテクだったりするそうですし(メニュー写真と同じ盛りつけの商品が出てくるマクドは日本だけ、ってどっかで見た)、影様もそんな感じなんだろうなあ。魔界にもっと日本文化を!<何か「アウトブレイク・カンパニー」みたいになってきた。