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イグアナ余談その2・テレマガ編

 という訳で、テレビマガジンの話の続きをば。

 テレマガは、巻末4ページほどに「保護者向けのページ」がありました。
 後ろからめくっていく形式の1ページ目(漫画雑誌なら目次がある場所)には、まず最新映画や本の紹介があり、「○名様にプレゼント」の大人向けコーナーになっています。
 で、次の2~3ページ目が、目当ての徳山さんと内山さんの対談ページでした。
 内容はやっぱり大人向け、というか結構マニア向けでした。まずはお二人のブログの話に始まり、最近は私生活でも仲がいいという話とか、放送分のあのシーンにはこんな意味が、なんていう解説や撮影裏話が出るわ出るわ。
 最後はお二人が、今後役者としてどういう役をやってみたいか、という話で締められていて、2ページながらなかなか充実した内容でした。

 なお、対談中で徳山さん(矢車さんの中の人)が、小学校で空手、高校でボクシングをやっていたのでアクションにはこだわりがある、という話をしていてイグアナびっくり。リアル伊沢さんだったのかこの人は!
(注…伊沢さん/ヤングアニマル掲載作品「ホーリーランド」の副主人公的キャラ。路上のカリスマと異名を取る、路上ファイト最強っぽい人。多分18~19歳。小中と空手を習い、高校でボクシングに転向してインハイ行ったという設定のキャラ。徳山さんはホリランがドラマ化された時に伊沢役だった)

 それやこれやに感動しつつ、保護者向け最後のページをめくると、下半分には「親子アストロジー」という星占いのコーナーが。
 しかし問題はその上半分。
「テレマガカウンセリングルーム」という、要するに人生相談のコーナーがあり、
『Q1 義理の母の手助けが苦痛で、円形脱毛症に』
 ‥‥重いよ、おい(汗)
『Q2 子供が苛められていると聞きました』
 ‥‥‥‥‥‥。
 しかも投稿によると、そのいじめっ子は家庭では兄に苛められているらしい。これまた重い。

 ううむ、と気を取り直して、普通の子供向け誌面を冒頭からめくり直すと、少し版の小さい二色ページで、
『付録DVD対応 全スーパー戦隊ひみつ100大図鑑』
 おお、これは懐かしい! ゴレンジャーから最新のボウケンジャーまでを、ダイジェスト的に解説しているページですよ!
 コミケ会場だったので、売り子友人Aと「これ見てないんだよなー」「あーこれってそうだった、懐かしいー」「この解説はねえよおい(笑)」とか、「一緒に載ってるけど、ジャッカーってほんとは戦隊シリーズじゃないよねえ?」「制作会社違いますよ」と大いに盛り上がる。

 でもって、巻頭の目玉はカブトの後番になる「仮面ライダー電王」です。
 ‥‥電王。デンオウ。どういうネーミングだ? と思いつつページをめくると。

『未来から来た侵略者・イマジンが人間にとりつき、地球の歴史をかえようとあばれはじめた。むかえうつのは、野上良太郎が変身する超戦士、仮面ライダー電王だ!』

 時空改変ものかー。にしてもネーミングとかデザインが何か微妙だなあ。
 そして次のページには、

『正義のイマジン、モモタロスと一体化し、電王ソードフォームに変身だ!』

 ‥‥モモタロス?!
 もしかして「桃太郎す」?!? ナンダソリャー!(笑)
 と爆笑しながら読み進めると、

『電仮面‥‥電王の頭部に装着され、目の部分になるマスクだ』

 と書いてある顔面パーツは、どう見ても【桃】です。よく見ると、何かあるとそのパーツは真ん中から割れて開き、額の何だかかピカー!と光っている写真が横にあります。桃割れてるよ!!

『仮面ライダー電王 ソードフォーム‥‥野上良太郎がモモタロスの戦力・能力を身につけたすがた。剣を使った戦いがとくい』

 ‥‥剣で切れば桃が割れるという意味なんだろうか? ‥‥つか、関連はそれだけ?(汗)
 しかしよく見ると、それは「第一形態」であるらしい。
(最後まで見ると、続く新フォームは次号公開でとのことだった)
 でもってさらに次のページ。

『電王の連結武装!デンガッシャーソードモード』

 で、デンガッシャー?!
 見ると、ベルトのパーツを外して組み合わせることで剣になるらしいのだが、よく見るとパーツの横っ腹には「一」「二」「三」「四」と漢数字のマーキングが施されているではありませんか。
 一号車・二号車・三号車・四号車か‥‥
 この辺でイグアナも友人Aも、「‥‥バイクは?」という気持ちにちょっとなった(笑)
 そしてふと気付くと、下に小さく作中の敵らしい怪人のスチールがあり、

『バットイマジン‥‥イマジンとは、人間にとりついて実体化し、れきしをかえようとする悪の未来人だ』

 ええええ(笑) 友人Aはここで一気に盛り上がり、
「イマジンですよ、ラスボスはジョンレノンですよ!!」
「いやそれはないだろう‥‥最終形態として一度倒された後復活して、真のボスはオノヨーコだよ多分!」
「最終決戦の後は全員で肩組んで『イマジン』大合唱ですね!」
「ヤな特撮だなー(^_^;)」
 ‥‥二人ともこの時点で、疲労と、とあるプレッシャーへの対抗モードで、異常にハイになってました(笑)
 そして電王特集の最終ページをめくると。

『電王をのせて時をさかのぼる、不思議な電車・デンライナー』

 ‥‥だからバイクはどうしたんだよ!(笑)
 しかもよく見るとこの電車がまたすごい。

『猿に似た車両は、メカアームで敵にサルダンゴをなげる』
『犬の顔に似た車両から、イヌバズーカを撃ち出す』
『キジミサイルをはっしゃし、巨大な敵を爆破するぞ』

 ‥‥もうどこから突っ込んでいいのか解りません(笑)
 もうこの辺になると、イグもAもすっかり壊れモードで大爆笑してました。

 その後は、普通に特撮他作品のページやアニメのページとかがあり、ほうほうと読んでいたのですが、中にひとつ、電王に次ぐツッコミどころが。
 それは『轟轟戦隊ボウケンジャーVSスーパー戦隊』という、三月発売のオリジナルビデオ映画(多分レンタルオンリー)のページ。
 記事によると、戦隊の最新作ボウケンジャーをメインに、歴代戦隊のレッド達が力を合わせて敵と戦う、という、戦隊30周年記念作品であるらしいのですが、問題はそのオリジナルキャラ。

『クロノスにたちむかうこの戦士の名は‥‥アカレッド!』

 ‥‥アカレッドってあんた(笑)
 日本語で言うと「猫キャット」とか「犬ドッグ」みたいな感じ?<それはちょっと日本語と違う。
 このアカレッド、普通の戦隊キャラが属する組織のマークを付けている位置に、30周年記念ロゴの「30V」をモチーフにしたエンブレムをつけてて、頭部メットもそれに準じたVデザイン。これはこれでけっこう格好いい。でもアカレッド。‥‥何だかなー(笑)

 このページのスチールに、そのアカレッドを中心にして歴代レッドが並んでるのがあって、そういえば!と思いつく。
 いや、最近おもちゃ売り場で、戦隊のレッドだけ集めた豪華フィギュアセットを見かけたのを思い出したんですよ。
 それで「明らかに大人向けだし、どういうコンセプトなんだろうこれ‥‥」と思っていたんですが、そうか、あれはこの流れだったのか‥‥

 という訳で、多分コミケの間三時間くらいは、このテレマガのネタで笑い倒したような気がします。
(友人Aと会場後二時間くらい笑い、Aのリタイア後は紫のバラの人を拉致して、またこの話をしてたから)
 一日でこんだけ長時間笑ったのは何年ぶりだろう、って感じでした。
 恐るべしテレマガ! でも面白かった! ありがとうテレマガ!(笑)


御礼‥‥パチパチとコメント、ありがとうございます(^_^)/
 体調は全然大丈夫です。血なんか飾りです。多少無くなろうが(略)偉い人にはそれが(略)<かなり違う。