ふとコンビニに立ち寄ったら、シマウマ外伝のコミックスが出ていた。
内容は、以前別冊で書き下ろしした話の完全版。
別冊時には作者の体調不良か何かで未完のまま「前編」くらいの感じだった。
本誌連載もしばらく休載して、その間何故か他紙で映画版「予告犯」のコミカライズ(※)とかをしてたはずだが、いつの間に続き描いたんだろ。
(※…そもそも「予告犯」は筒井哲也のマンガが原作で、それが映画化→ドラマ化→スピンオフが「シマウマ」作者の小幡文生作画によってマンガ化、という訳の解らない経緯を辿っている)
ともあれ外伝をつい買ってしまった‥‥実は本編を揃えていないのに。
いや、本編は(外伝もだが)ただただ胸くそ悪い、救いのない展開が続くグロ系バイオレンス漫画なので、あんまりコミックスを揃えて家に置きたい感じじゃなくてですね‥‥<しかも6~7巻辺りから急激にグダグダになってつまらなくなる。
でもなーんか気になるのでつい読んでしまうのだが。
(多分、ヒトは苦手なものに逆に近付いてしまうという法則)
外伝は、大体二十年くらい前が舞台の過去編で、シマウマがまだ若い頃&本編では死んだことになってる元祖・回収屋の高城がまだ現役だった頃の話。
そして高城と若い頃のシマウマがなーんか微妙にホモ臭い。
いや別にエロい展開がある訳ではないのだが、しかしなんつーかこう。
シマウマは別に高城を百パーセント信用している訳ではないし、何となく不信を覚えてしばらく距離を取ったりする。
高城もそれを知っていて、「おまえが俺から離れるつもりなら、それなりの対処はとらせてもらうぜ」とか念押しとも脅しともつかないことを言ったりはする。
しかし、陥れたヤクザに逆襲を食らって拉致られた高城を、シマウマは助けに行くんだよね。
当のヤクザに「(高城を助ける)義理はねえだろ」と言われて見逃されていたのに、
「誰にも殺させない」「高城を殺せるのは俺だけだ」
‥‥って、これ俺の好きないつものパターン‥‥!
しかもそのヤクザを例の如くグチャグチャのバラバラにした後の会話がまた‥‥
何でまたヤクザに手を出したんだ的なことをシマウマに言われた流れで高城が言う。
「お前は俺が見込んだ男だ(略)いつか俺の夢を叶えてくれよ」
「夢?‥‥」
「しびれたぜ、あん時のセリフ」
(あの時‥‥)
『誰にも殺させない―――高城を殺せるのは俺だけだ』
「ああ」「わかったよ」
‥‥うあああ! この道はいつか来(略)
そんな感じで、ほんとお勧めしにくいグロマンガなんだけど、たまにこういうのがあるので読んじゃうんだよなあ。
まあ本編は外伝よりエログロ三割増しくらいなので、気になった方はまず外伝から読んでもいいかも知れません。ほんとお勧めしないけど。特に女のヒトには。多分これ、男子も萎えるエロくないエロだしな‥‥
でもグロ耐性のある腐女子のヒトなら大丈夫かも知れん。やたらめったら男キャラも掘られるし。<つっても出てくるのはヤクザのオッサンとか不細工なチンピラとかなので、BL的な萌えはあんまり期待出来ませんが。
という訳で、面白いような気もするけどお勧めしません、「シマウマ」。
御礼‥‥パチパチありがとうございます(^_^)/
二名様にパチって頂いた! 更新確認!もしくは冬コミ当選するといいね!的なパチに感謝! いやしかし「里トップ変更を急ぐんだ!」かも知れぬ‥‥ほんとコミケモード入ると里の方が滞って申し訳ない。そして里モード入るとデビの方が滞って(略) もうちょっと上手くバランスを取りたいものです。